私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2016年2月28日(日)南三陸コース

2016年02月28日 | 南三陸漁港
■2016/2/28(日)10:39-12:58【天気】晴れ
【場所】十三浜,相川漁港,波伝谷漁港
【種名】コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,アメヒハイブリッド,マガモ,カルガモ,コガモ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カワアイサ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,ヒメウ,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,オオバン,イソシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,オオワシ成鳥,ノスリ,モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ムクドリ,ツグミ,ジョウビタキ,スズメ,ホオジロ,カシラダカ(16科39種)
【メモ】そろそろ今日あたり決めたいと大沼から南三陸へ行った。師匠のSさんと行くといつもいいことがあるので,同行をお願いした。十三浜,白浜,相川と全部カモメもカモも空振りで(アメヒハイブリッドはいたが),波伝谷に向かう。漁港に行く前にオオワシを探したがいなかった。がっかりして,ワカメが大量に打ち上げられている浜に降りてカモメでも探すかと思い,先ほどとは違うところから見たら,肩が白いでっかい鳥がいる。さっきいなかったのにどうした?と思い,急いで車で戻って現場に駆けつけた。今日は500mmも三脚も持ってきている。例によって全然,人が来ても知らん顔で時々,睨まれたりはするが,じっと海を注視して,状況を監視しているようだった。そのうちSさんも来て,一緒に写真を撮った。昨年のように飛ぶのを待ったがちっとも飛ぶ気配がないので,時間切れとなり,Sさんにおいとまをして波伝谷漁港に向かった。震災以来,最大羽数ともいえるカモメ類の群れが河口にいて,新しい堤防にもいっぱいいたが,残念ながらワシカモメさえいなかった。オオセグロとウミネコだけだったが,おもしろいのはほとんど第1回と第2回冬羽だったことで,成鳥冬羽や夏羽もけっこういるが,大型,小型,♀型,最小型含め,いろいろ観察できたのはよかった。今日は,トラフズクときれいなオオワシが見られてラッキーだった。
【写真】
  
■カンムリカイツブリ,ミコアイサ,ウミアイサ♂♀/北上川河口というよりは湾という感じだ/改修が進む富士川堤防
  
■オオセグロカモメ第2回冬羽2羽/オオセグロカモメ成鳥夏羽になりかけ/オオワシ成鳥
  
■オオワシ成鳥。真下に行っても睨まれるばかりで全く動ぜず。学生の頃,根室半島で真上からオオワシが飛びながら睥睨していたのを思い出した。
 
■セグロカモメっぽいのもいるが,基本的に全部オオセグロカモメ第1回冬羽:ここまで100-400mm
  
■ここから500mm:ミコアイサ♂/ウミアイサ♂♀/ハジロカイツブリの群れ
  
  
  
■いくら近寄っても海を見ていたり,こっちを睨んだりでまったく動ぜず!という美しいオオワシであった。また,来シーズン。


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2016年2月27日(土)宮崎,小野田,田谷地沼

2016年02月27日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2016/2/27(土)10:32-14:00【天気】晴れ
【場所】宮崎,小野田,上原,田谷地沼
【種名】コハクチョウ,アメリカコハクチョウハイブリッド,オオハクチョウ,キジバト,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ♀,コチョウゲンボウ♀,ヒヨドリ,ツグミ,スズメ,アトリ(万単位),カワラヒワ(9科13種)
【メモ】例年,2月下旬から3月下旬にかけて宮崎や小野田地区には雪解けとともに,小鳥の渡りが見られる。里から国境の山の方へ移動する様子が見られるが,今年は2月下旬で既に雪がないと聞いて,例年(3月第2週)より早く行ってみた。以前は勤務地なので毎日行くわけだから,日々状況がわかるのだが,いったん離れてしまうとシーズン以外は疎遠になってしまう。ということで,行ってみたのだが,確かに雪がない。例年なら賀美石地区にはないかもしれないが,宮崎小野田にはまだ雪があってしかるべきだ。しかし,今回は旭地区のずっと奥の方まで雪がなく,ハクチョウの大群もいなければ,マガンなどは当然いない。地元の知り合いの方も,こんな年は初めてだと言っていた。代わりにいたのが,今年は当たり年のアトリの群れだ。例年観察している宮崎中学校近辺に,まず万単位で飛んでいて,田圃に降りてはまた飛び上がるということを繰り返していた。そこから行くところ行くところでアトリの大群で,カワラヒワが10数羽しかおらず,マヒワもハギマシコも,ホオジロ,カシラダカさえいない。田谷地沼は途中までは行けたが,さすがに雪が深くなり引き返した。陶芸の里で温泉に入り,もんまでがんづきをお土産に買い,しばらく世間話をして,最後に宮崎支所前の丸大で大好きな中華そばを食べ,満足して帰ってきた。途中,色麻付近でまたまた,アトリの大群に出会った。
【写真】
  
■オオハクチョウ,コハクチョウ,アメコのハイブリッドもいた/バックは船形連峰/ノスリ
  
■アトリの群れ/アトリ♂成鳥冬羽から夏羽
  
■アトリの群れ/薬莱山をバックに/杉林の下で採餌するアトリの群れ
  
■営巣地付近のノスリ/路上を行ったり来たりでアトリでいっぱいだった。/色麻付近のアトリの群れ


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2015年12月6日,20日,23日,26日,30日蕪栗沼

2016年02月13日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2015/12/6(日),12/20(日),12/23(水),12/26(土),12/30(水)【天気】晴れ時々曇り,12/23のみ曇り
【場所】蕪栗沼,白鳥地区,蕪栗沼西側田圃,蕪栗沼周辺田圃,沼部小塩付近田圃,さくらの湯道路脇田圃,北浦,加護坊山
【種名】キジ♂,オオヒシクイ,ヒシクイ,マガン,カリガネ,ハクガン,シジュウカラガン,コハクチョウ,アメリカコハクチョウ,オオハクチョウ,ヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,ハシビロガモ,オナガガモ,トモエガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,ミコアイサ,カワアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,キジバト,カワウ,(サンカノゴイ),アオサギ,ダイサギ,コサギ,ヘラサギ,オオバン,イカルチドリ,イソシギ,ミサゴ,トビ,オジロワシ,チュウヒ,ハイイロチュウヒ,ノスリ,オオタカ,チョウゲンボウ,コチョウゲンボウ,ハヤブサ,モズ,カケス,オナガ,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,キクイタダキ,ヒバリ,ヒヨドリ,ウグイス,ムクドリ,ツグミ,ジョウビタキ,スズメ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,タヒバリ,アトリ,カワラヒワ,マヒワ,ベニマシコ,ウソ,シメ,イカル,ホオジロ,カシラダカ,オオジュリン(27科72種)
【メモ】インドガンを求めて,蕪栗沼に通ったが,もう少しのところで見られなかった。その分,例年より蕪栗沼に通う回数が少し多くなり,結果的にいろいろ鳥を見ることができた。ハクガン成鳥とマガンの群れは行くたびに間近で見られた。写真でもわかるように,ハクガンはマガンの数十羽の群れと行動していたが,マガンの群れの中に数羽のカリガネ風金目マガンがいて,その中の1羽がよくハクガンのすぐ近くにいた。シジュウカラガンも何回も見たので,通ったかいがあったというものだ。加護坊山にも1回登った。
2014年1月19日に野蒜海岸でEOS7D+70-300mmを壊してから,EOS70D+300mmに換え,以後2年近く使ったセットを2015年12月20日から現行機に換えた。
【写真】12/6まではEOS70D+300mm,12/20からEOS7DMKⅡ+100-400Ⅱ
  
■ハクガン成鳥とマガンの群れ。
  
■マガンとシジュウカラガンの群れ
  
■冬水田圃のマガン/同じく付近の田圃のいつものハクガンと金目マガン
  
 
■逆光のハクガンとマガンの群れ。12月も末だが,まだ温かい日が続いていた。ここからEOS7DMK2と100-400
 
  
  
■シジュウカラガン
  
■マガン/ダイサギ/オジロワシ
  
■蕪栗沼のオオヒシクイとヒシクイ/シジュウカラガン
  
  
■いつも一緒にいる金目マガンとハクガン
  
■インドガンを探して米山の田圃へ。標識マガン。/蕪栗沼のヒシクイとオオヒシクイ/オジロワシ


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2016年2月11日(木)三番瀬

2016年02月11日 | 県外・国外・その他
■2016/2/11(木)9:02-9:43【天気】晴れ
【場所】三番瀬
【種名】ミヤコドリ69,ミユビシギ,トウネン2,ハマシギ(2科4種)
【メモ】谷津干潟は何回も行っているが,三番瀬は初めてだった。今シーズンは鳥の海,蒲生で1回もミヤコドリを見なかったので,どうしても行きたかった。一番早く東京に着く電車(はやぶさ)に乗って,総武線快速で谷津干潟の南船橋まで行き,一駅戻って二俣新町で降りると,三番瀬の探鳥会に参加する方々がいたので,すばやくタクシーに乗り,10分ほどで公園に着いた。三番瀬の渚まで歩いて5分くらいで,早速ミヤコドリとハマシギ,ミユビシギの群れが飛んでいた。富士山がきれいに見えた。渚に一番近い干潟が少しずつ出ており,そこにハマシギ,ミユビシギ,トウネンが採餌していた。ミヤコドリの群れが行ったり来たりして,目の前の干潟に降りたので,観察・撮影を始めた。採餌をしたり,羽繕いをしたりしているが,どちらかというと羽繕いをしている個体が多かった。すっかり羽衣が黒く眼が赤い成鳥に混じって,幼羽もけっこういたが,時期的に秋に見るような幼鳥個体ではなく,かなり成鳥に近い羽衣になっていて,眼も赤っぽいオレンジだった。9時30分を過ぎると,干潟が少し遠くの場所にもできてきて,少しずつそちらへ移動し,最後は全体が飛んで奥の干潟へ移動したので,ここで終了とした。時間的には1時間もいなかったので,早い時間にタクシーで来て正解だった。帰りはバスで帰ろうと思い,公園前のバス停近くまで行くと,朝に駅で会った一団がこれから探鳥という風情で,集団で歩いて行くのにすれ違った。
蒲生や鳥の海とはまったく違った風景で,大都会の中に残された貴重な干潟だった。
【写真】
  
■まるで散布図のようなハマシギの群れ
  
■富士山とミヤコドリの群れ
  
■ミヤコドリ
  
■羽繕いをするミヤコドリ/まるまる太ったミユビシギ冬羽
  
■ミユビシギ/ミヤコドリ/奥にできた干潟に移動するミヤコドリ


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2016年2月11日(木)三番瀬

2016年02月11日 | 動画観察図鑑
■2016/2/11(木)9:02-9:43【天気】晴れ
【場所】三番瀬
【種名】ミヤコドリ75,ハマシギ,ミユビシギ(2科3種)
【メモ】意外にも初めて行った三番瀬でミヤコドリを観察。ほとんどが目が真っ赤でない成鳥だったが,第1回冬羽も散見した。
【動画】

■干潟で採餌するミヤコドリ,ハマシギ,ミユビシギ


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