私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2012年4月29日(日)金華山沖

2012年05月28日 | 金華山沖・仙台湾
■2012/4/29(日)6:30-8:40【天気】晴れ後海霧
【場所】鮎川港~金華山沖
【種名】アビ,オオハム,ハシジロアビ,コアホウドリ1,クロアシアホウドリ3,オオミズナギドリ1+,アカアシミズナギドリ1+,ハイイロミズナギドリ+++,ハシボソミズナギドリ+++,ウミウ+,ヒメウ+,ミサゴ1,トビ,ハイイロヒレアシシギ++++(1000羽以上),セグロカモメ成鳥夏羽1・第1回冬羽後期1,オオセグロカモメ++,シロカモメ第1回夏羽移行個体,ウミネコ++,ウミガラス1+,ウミスズメ++,ウトウ++(8科21種)
【メモ】今年度第1回目の金華山沖海鳥調査を行った。昨年度は大震災と大津波の影響で,とても沖に出る状況にはなかったが,2度現地に行って状況を確認した。今回はべた凪で船は揺れず,後半海霧が出たが,その前に撮影もほぼ終わっていたのでラッキーだった。鮎川港を出て金華山辺りから海鳥類が出始め,アビ類やウミガラス,ウトウ,ウミスズメを観察することができた。ウトウは予想以上にかなりの羽数が出た。6時51分に大洗発の「さんふらわあ さっぽろ」が見え始めた。金華山沖に出ると,ハイイロヒレアシシギの大群や,ハシボソミズナギドリ,ハイイロミズナギドリの大群が見られるようになった。新しい太陽電池パネルを積んだ波浪計を過ぎて,しばらく行くとクロアシアホウドリ1羽ととハイイロミズナギドリ3羽がて,クロアシアホウドリが何かの上に乗っかるようしているのを発見,船を近づけてもらった。タコかイカかオオアナゴか何だかよくわからないが(オオアナゴ?),とにかく丸く上面半分が灰黒色で半分が白っぽい魚の死骸と思われるものをしきりに食べようとしているらしいが,クロアシアホウドリの嘴では無理なようだった。7時37分にフェリーが遠くに見えなくなったが,それまではミズナギドリ類やハイイロヒレアシシギの大群が逆光の船を背景に次々と飛んでいくのが見えた。周辺を回っているうちに,コアホウドリが1羽やってきて,クロアシアホウドリは計3羽になって,オオアナゴ?を食べようとしていた。クロアシアホウドリの1羽で気が強いのがおり,他の3羽を威嚇するシーンも見られた。その頃には海霧がでてきて,さらに帰る時間になったので鮎川港に戻った。


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2012年4月29日(日)金華山沖

2012年05月25日 | 金華山沖・仙台湾
■2012/4/29(日)6:30-8:40【天気】晴れ後海霧
【場所】鮎川港~金華山沖
【写真3/3】
  
■海中の餌を採餌するハイイロミズナギドリ
  
■大きいアナゴといった感じの魚を食べようとしているクロアシアホウドリとコアホウドリ
  
■コアホウドリ。今まで見た中では嘴や目の周りが非常に美しい個体。
  
■コアホウドリの飛翔
  
■餌に集まるオオセグロカモメ,ハイイロミズナギドリ,クロアシアホウドリ,コアホウドリ
  
■海霧発生でもやがかかっている。どこにも独り占めしたいものがいるものだ。
  
■クロアシアホウドリ/セグロカモメ成鳥夏羽/シロカモメ第1回夏羽
  
■ハイイロミズナギドリとシロカモメ


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2012年4月29日(日)金華山沖

2012年05月16日 | 金華山沖・仙台湾
■2012/4/29(日)6:30-8:40【天気】晴れ後海霧
【場所】鮎川港~金華山沖
【写真2】
  
■潜って採餌するハイイロミズナギドリ
  
■餌をめがけて突進するクロアシアホウドリ
  
■クロアシアホウドリ
  
■餌をオオセグロカモメに先に取られたクロアシアホウドリ
  
■ハイイロミズナギドリ/フェリー航路を飛ぶハイイロヒレアシシギ


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2012年4月29日(日)金華山沖

2012年05月15日 | 金華山沖・仙台湾
■2012/4/29(日)6:30-8:40【天気】晴れ後海霧
【場所】鮎川港~金華山沖
【写真1】
  
■ハイイロミズナギドリだと思うが,体型からアカアシの可能性もあり。まだ周りがすっかり明るくないのでピントが合わない。/さんふらわあさっぽろ/ハイイロヒレアアシシギ♀夏羽
  
■ハイイロヒレアシシギとハイイロミズナギドリ/ハシボソミズナギドリ3羽。奥はハイイロミズナギドリ。ハシボソミズナギドリは写真で見ると静止しているのでずんぐりむっくりの体型から識別は容易だが,飛んでいるときはそれほどわかるわけではない。特徴といえば羽ばたいて飛んでいる時の,羽ばたき間隔が非常に短いく速い。ハイイロミズナギドリはハシボソミズナギドリほど羽ばたき間隔が狭くないし,速くもない。/金華山
  
■金華山沖を飛ぶハイイロミズナギドリ/ハイイロヒレアシシギ。まるまるとした冬羽個体は,一見ミユビシギにも見える。蒲生で大群が来たときには見に行くことができなくて,何日からかして見に行ったらサーファーの間を縫って飛ぶハイイロヒレアシシギ冬羽3羽をやっと見たが,まるでミユビシギに見えた。/おでこで羽色が黒っぽいハシボソミズナギドリ。ハイイロの嘴とは形状が違う。
  
■ハイイロヒレアシシギ♂♀の冬羽から夏羽までの個体/ハイイロミズナギドリ。ハイイロの方が羽色が茶っぽい。翼の形状も異なる。
  
■オオハム夏羽/ハシボソミズナギドリ
  
■海霧。網地島方向/ちょっと難しいがハシジロアビの可能性/ぶれているがウミズズメとウトウ
  
■クロアシアホウドリとハイイロミズナギドリ/いたるところにハイイロヒレアシシギ
  
■ハイイロヒレアシシギ/やっと1羽オオミズナギドリ/ハイイロヒレアシシギの各ステージ・♂♀羽衣
  
■やってきたクロアシアホウドリ


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2012年4月28日(土)田谷地沼,他

2012年05月13日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2012/4/28(土)8:4-9:53【天気】晴れ
【場所】田谷地沼,原,寒風沢
【種名】カイツブリ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,コガモ,キンクロハジロ,トビ,キジバト,ツツドリ,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ミソサザイ,ノビタキ,クロツグミ,ツグミ,ウグイス,センダイムシクイ,キビタキ,オオルリ,コサメビタキ,コガラ,ヤマガラ,シジュウカラ,メジロ,ホオジロ,ホオアカ,ノジコ,アオジ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(21科38種)
【メモ】今年の冬は積雪が非常に多く,また4月中旬になっても吹雪の日があったりしたため,田谷地沼のミズバショウも10日以上遅れていた。今日はミズバショウもずいぶん咲いていたが,見頃というほどではなかった。キクザキイチゲが咲いていたが,これも群落ではなく,一輪,一輪という感じだ。昨年だとゴジュウカラの声が林に響く頃だが,全然聞こえない。キビタキ,オオルリ,ノジコ,ミソサザイの声は聞こえるが,サンショウクイの声が聞こえない。ということで,かなり遅れている状態だ。残雪もかなりあり,この時期,まだ周回路に雪があるというのはおそらくあまりないことだろう。沼を一周するが,撮影したのはコサメビタキくらいだった。それから,小野田から南永志田に抜ける農道を行くと,宮城農場があり,そこから1Kmほど進んだ牧草地の道路脇に土盛りした場所があって,そこにノビタキの♀が1羽いた。何度か行ったり来たりしていたが,意外に交通量が多く,道路脇に車を停めるスペースもないことから,道路脇の灌木に止まっていたりしたのを撮影することはできなかった。そこから,南永志田に行く途中,センダイムシクイやキビタキ,オオルリなどが鳴き交わしているところがあって,センダイムシクイは近くに来て撮影できたが,あとは姿を確認することはできなかった。最後は寒風沢に行って,お気に入りの山紫水明という言葉がぴったりの場所で,しばし,風景を眺めながらのんびりしていたところ,近くにツツドリがいたのを知らずにいて,気がついたときには,対岸に飛んでいってしまった。
【写真】
  
■ミズバショウ/コサメビタキ/田谷地沼と雪の船形山山頂
  
■キクザキイチゲ/ホオジロ♂/ツグミ
  
■ノビタキ♀
  
■センダイムシクイ/ツツドリ


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