私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2014年3月16日(日)南三陸コース

2014年03月16日 | 南三陸漁港
■2014/3/16(日)8:43-11:58【天気】晴れ
【場所】長面浦,南三陸コース
【種名】コクガン,コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,アメリカヒドリ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カワアイサ,ウミアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,イカルチドリ,イソシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,モズ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ヒヨドリ,ウグイス,メジロ,ムクドリ,ツグミ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,スズメ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,タヒバリ,カワラヒワ,ベニマシコ,シメ,ホオジロ,カシラダカ,オオジュリン(23科61種)
【メモ】長面海水浴場があった砂浜が大津波で喪失し,かつて稲荷神社と堤防に囲まれた干潟約12万㎡が完全に海とつながり,富士川堤防沿いの広大な耕地のほぼ半分が深くえぐられ海といっていい状態になっている。現在は堤防沿いに柵を立て,その脇に砕石を積み上げて道を作って,外浜とつなげていて,一応外海とは区切られているが,高潮が低いところを乗り越え,かつての耕地の大部分は深い海になっている。その堤防の内側と外側に,クロガモの大群や,カイツブリ類がいる。風はややあったが晴れた日だったので,それほど,外浜へ続く埋め立て道を歩くのは怖くはなかったが,荒天時は歩くどころではないだろう。長面浦の橋のそばに蛎殻を捨てているところがあって,そこに大型カモメ類が群れていた。白浜海岸にはカモメ類はいなかったが,クロガモの群れは100羽以上はいたが,前述した被災エリアの海の方が個体数は多い。大室・小室漁港の船揚場にアメリカヒドリの成鳥♂がヒドリガモの群れに交じって採餌していた。相川漁港に行くとコクガンの10羽前後の群れがいた。波伝谷と折立川,戸倉海岸は特に珍しい種類はいなかったが,特に折立川は年々鳥の数・種類が少なくなっている。ペアの一方が危なく溺れるところを助けられたオオワシとかも探したが,飛んでいるのを見つけることはできなかった。
【写真】
  
■ワシカモメ第2回冬羽
  
■オオセグロカモメ第4回冬羽から夏羽へ移行中/外浜へ続く砕石による埋め立て道
  
■クロガモの群れ
  
■カンムリカイツブリ
  
■ミコアイサ♂/アメリカヒドリとヒドリガモ/コクガン
  
■コクガン幼羽/争うコクガンと我関せずのコクガン幼羽
  
■コクガン幼羽
  
■コクガン成鳥/コクガン幼羽


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2014年2月16日(日)鳥の海

2014年03月11日 | 鳥の海
■2014/2/16(日)8:58-11:36【天気】晴れ時々曇り,強風
【場所】鳥の海
【種名】ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,スズガモ,ホオジロガモ,カワアイサ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ,ダイサギ,オオバン,ダイゼン4,ミヤコドリ1,ダイシャクシギ1,ハマシギ80+,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,オオセグロカモメ,トビ,ノスリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ++,ムクドリ+,ツグミ+,スズメ,ハクセキレイ,カシラダカ++(16科27種)
【メモ】天気はよかったが,積雪と大強風で,周回道路を歩くのも大変だった。潟湖内は全く鳥の姿が見えず,波も高かった。水門工事現場からアシワラ沿いに歩くと,マガモやオナガガモなどの群れがアシワラの陰で風をよけていた。
アシワラの陰から急にノスリとハシボソガラスが2羽飛び出し,ノスリをカラスがモビングしていた。ダイゼンとハマシギもアシワラの陰にいた。ミヤコドリとダイシャクシギを探したがいなかった。外浜へはとても行けたものではなく,海岸堤防の外浜の方を歩いて風をよけ,やっと駐車上まで戻った。
荒浜漁港に戻り,船揚場に行くと,いつもはあまりここでは見ないハマシギの群れが採餌していた。標識を付けているハマシギが8羽以上いた。青と白の標識が外れているものもいた。カモメ類がほとんどいないので,海岸の方へ行って見ると,波濤を飛ぶオオセグロカモメやウミネコ,カモメの群れがかすんで見えた。帰りに干潟の方をもう一度見ると,いつも採餌しているところにダイシャクシギ,防波堤上にミヤコドリとハマシギの群れがいた。強風の中,立っていられるのか不思議だったが,さすがにミヤコドリの姿勢は風に負けているようだった。
【写真】
  
■大震災の時,がれきで通行できなかった水路沿いの道路/雪が溶けた田圃の草地で採餌するムクドリ,スズメ/マガモ,オナガガモ
  
■ダイゼンとハマシギ/船揚場で採餌していたハマシギ
  
■ダイシャクシギ/ミヤコドリ/強風による波濤とカモメ類


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2014年2月14日(木)東白石駅前白石川

2014年03月05日 | 白石の野鳥
■2014/2/14(木)15:00-15:12【天気】曇り
【場所】東白石駅前白石川
【種名】トモエガモ♀1(1科1種)
【メモ】白石に行った帰りにJR東日本東白石駅前の白石川に行って見た。たくさんのカモが土手や凍結した川面にいたが,すぐ近くにトモエガモの♀がやって来た。餌をもらえるものと他のカモとやって来たが,もらえないとわかると氷の上に嘴を乗せて餌を探していた。こんなに近くで見たのは初めてだったが,♂がいればなおよかった。
【写真】
  
■トモエガモ♀


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2014年2月11日(火)鳥の海,周辺田圃

2014年03月05日 | 鳥の海
■2014/2/11(火)8:51-11:29【天気】晴れ
【場所】鳥の海,周辺田圃
【種名】コハクチョウ成鳥18,ヨシガモ2,ヒドリガモ+,マガモ++,カルガモ+,オナガガモ++,コガモ+,ホシハジロ3,キンクロハジロ+,スズガモ+,ホオジロガモ12,カワアイサ+,カイツブリ2,カンムリカイツブリ+,ハジロカイツブリ++,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,ダイゼン4,シロチドリ14,ミヤコドリ1,ダイシャクシギ1,ミユビシギ6,ハマシギ120+,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ第1回冬羽,オオセグロカモメ,ミサゴ2,トビ,ノスリ,カワセミ♂1,チョウゲンボウ♀1,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ++,ヒヨドリ,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ベニマシコ,ホオジロ,カシラダカ,オオジュリン(23科51種)
【メモ】磯浜から鳥の海に移動した。途中ミヤマガラスの小群を見る。ツグミの小群とヒバリの大群があちこちの雪解けの畦や草地,裸地にいた。鳥の海の堤防に出ると最初にカワセミの♂がダイビングしていた。魚は捕れなかったようだ。最近では排水工事をしている川でも時々見ることができる。かなり夏羽に移行しているハジロカイツブリの大群が遠くに見える。干潟の方に行くとダイゼン,ハマシギ,シロチドリ,ミユビシギ,ダイシャクシギ,ミヤコドリがいた。南蔵王がきれいに見えた。戻ってくると,ヨシガモが駐車場近くの水面にペアでいた。浮きブイが黄色なので,撮影したら反射して♂の緑部分が黄色になっていた。お寺の近くの立木にチョウゲンボウ♀がいて,すぐ近くの電線にやって来て止まった。そう言えば今シーズンは,まだコチョウゲンボウを鳥の海周辺では見ていない。漁港でカンムリカイツブリを撮影して帰宅した。
【写真】
  
■積雪が多く,ミヤマガラスの群れも50+で,この群れにはコクマルガラスはいなかった。/コハクチョウの群れが鳥の海南側のビニールハウス上空を飛んでいった。/ユリカモメ
  
■カワセミ♂。カワセミは鳥の海の周回堤防付近でかなり昔から観察できる。/ミサゴとカモ類/マガモとオナガガモ
  
■ハマシギとダイゼン/近づいてもちっとも逃げなかったトビ
  
■越冬ペア
  
■越冬ハマシギ,ミユビシギ。シロチドリの群れもいた。
  
■ミサゴ,ダイシャクシギ,ダイゼン,他/ヨシガモ♂。近くに♀もいた。/カンムリカイツブリ成鳥冬羽から夏羽へ移行中

■チョウゲンボウ成鳥♀


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2014年2月11日(火)磯浜漁港

2014年03月03日 | 磯浜漁港
2014/2/11(火)8:09-8:27【天気】快晴
【場所】磯浜漁港付近
【種名】ヒドリガモ,マガモ,スズガモ,クロガモ,ハジロカイツブリ,ウミネコ,オオセグロカモメ,イソヒヨドリ♀(4科8種)
【メモ】快晴の磯浜に行った。積雪で海岸や湿地への小道が通れなかったので,ほんの少ししかいなかった。磯浜沖のクロガモの群れや,はじめてここから見えた仙台市の高層ビル群や山元町沖の防波堤工事の様子などを写真に収めてきた。中浜小付近の湿地や小河川,入江は工事が全面的に入っていて,ワシタカ類は全然見られなかった。
【写真】EOS70の設定をピクチャー設定を「風景」にして撮影してみた。EOS7ほどではないが,やはりかなりパリパリした感じだ。
  
■津波で枯死したマツ,山元町/磯浜漁港入口付近のマガモとヒドリガモ

■磯浜から見た山元町沖と仙台市の高層ビル群


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2014年2月4日(火)宮崎・小野田

2014年03月02日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2014/2/4(火)7:34-7:36【天気】曇り
【場所】小野田・宮崎 
【種名】マガン,オオハクチョウ,コハクチョウ(1科3種)
【メモ】EF70-300mmLISを野蒜で落として壊してしばらく鳥も見に行っていなかったが,やっとEOS70DとEF300mmF4LISをヨドバシで買った。レンズはかなり迷ったが,これまで100-400mmを一番長く使っていて,計2本続けて購入し,次に70-300を使ったが,落とすと曲がったり,ズームリングが変になったりしたので(もちろん,普通の使い方をしていれば全然なりません。念のため。),ズームはやめにした。とにかく軽く身軽に安くということで,レンズは古い設計だがEF300mmF4LISにした。2.8は値段が高いので手が出ない。カメラは70Dに決めていたので迷わなかった。スマホでリモコンできるし,飛びものに焦点が合うのがとても速く,画素もアップしている。というわけで,バッテリーグリップも買ったが,レンズと合わせるといまいちバランスが悪く,重かったのでこれはなしで使っている。ダイソウで100円のキルティング風バックを買い,これにカメラとレンズを入れ,レンズクリーナーセットとはじめて買ったEOS70Dのガイド本を入れて,毎日通勤している。
閑話休題。職場のある加美町宮崎地区と近隣の小野田の田圃には,2月の雪解けと共にマガンとハクチョウが大挙して飛来するが,今年は2月初旬に田圃に雪がなくなり,2月の2日あたりから群れがやって来ていた。写真上は,まだレンズがなかったので愛用のソニーのスマホで撮影した。マガンが周辺のエリアで合計2000羽+は採餌していた。ところが,翌日には雪で再び一帯は雪に覆われ,せっかく朝早くレンズを持って行ったが,暗い曇り空,薬莱山を背景に飛ぶマガンの群れを見ただけだった。この後,2月下旬まで大雪によって田圃は雪に深く覆われ,結局昨年同様,3月初旬から雪解けが始まり,3月9日の卒業式の週に向けてマガンやハクチョウ類が飛来することになるのだった。
【写真】XperiaZ1(上)EOS70D+EF300mmF4LIS(下 初撮り)
  
■2/3(月)の写真。ハクチョウ類,マガンが小野田下野目セブンイレブンから大崎西部家畜市場に至る県道262号線の両側の田圃に展開していた。
  
■2/4(火)は再び雪に覆われ,マガンが宮崎・旭方面を採餌場所を探して飛んでいた。


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