私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2006年8月26日 お盆過ぎの内沼ハス祭り

2006年08月27日 | 観察図鑑
■2006/8/26(土)12:00-13:00【天気】晴れ
【場所】内沼
【種名】チュウサギ,ダイサギ(1科2種)
【備考】今年はハス祭りの舟に乗っていなかったので,内沼に行くことにした。家内は船頭のおじいさんとおしゃべりしていたが,自分はハスの上のシラサギの写真やハスの花を撮影していた。花の密度の濃い場所に舟を乗り入れて,しばらくそこで世間話をしていた。昼寝でもしたら最高の気分だ。それにしてもあと1ヶ月しないうちにマガンがやってくるとはちょっと信じられない。また鳥見で忙しくなりそうだ。そういえばショウドウツバメがいなかったような・・・,伊豆沼の方も。
【写真】
  
■ハスの上のチュウサギ/ハスの花,桃のような香りがする
  
■ハスの花と群落
  
■ハスの上のダイサギとハスの群落
  
■ダイサギの飛翔


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2006年8月24日(木)鳥の海・長谷釜・岩沼休耕田

2006年08月27日 | 鳥の海
■2006/8/24(木)11:00-15:30【天気】晴れ
【場所】長谷釜・岩沼空港南側休耕田~鳥の海~長谷釜・岩沼空港南側休耕田
【種名】カイツブリSP,カワウ,ヨシゴイ,ゴイサギ,ササゴイ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,スズガモ,ミサゴ成鳥2・若鳥1,トビ,ハヤブサ若鳥1,キジ♂1(尾が抜けている),コチドリ幼鳥1(長),イカルチドリ1(鳥),シロチドリ12(鳥),メダイチドリ6(鳥),ムナグロ幼羽8(鳥),トウネン夏羽1(鳥),ウズラシギ幼羽2(岩),オバシギ幼羽1(鳥),アオアシシギ3(鳥2,岩1),クサシギ2(岩),タカブシギ1(長),イソシギ2(鳥),ソリハシシギ8(鳥2,長谷4,岩2),チュウシャクシギ2(鳥),ユリカモメ2夏羽・冬羽(鳥),オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ウグイス,セッカ,メジロ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(22科48種)
【備考】今日1日は朝から晩まで久しぶりに鳥三昧だった。蒲生から南下して長谷釜・岩沼周辺休耕田を回った。緋色の夏羽が抜けかかっているアマサギの群れが多く,休耕田ではクサシギ,タカブシギ,ソリハシシギ,コチドリが採餌していた。鳥の海では,まず「荒浜」で絶妙の三色丼を食べ(いつも行く隣のピザパスタ店は残念ながら事情で店じまいだった),干潟にいった。カラシラサギとコサギ,コサギとダイサギのそれぞれの組で魚を追っていた。防波堤の先まで干潟がでていたが,その水辺にシギチの群れがいた。ムナグロ8羽を中心にチュウシャクシギ2羽,メダイ,シロチなどだ。ミサゴが魚を狙って飛んできたのに驚いて,写真を撮る間もなく散ってしまった。ところが,ムナグロと一緒に飛んでいたオバシギ幼羽1羽が戻ってきて,自分のすぐ近くにやってきた。じっとしていると,例によってどんどん近寄ってくる。通常の6mプリセットではピントが合わなくなり,1.6mにセットし直して撮影したが,それでもどんどんやってきて終いにはピントが合わなくなってしまった。すかさず,POWERSHOT S3で動画撮影に切り替えた。12倍だが目の前なのでかなり大きい。ゴカイを2回採って食べたところを撮影したのだが,あとでコピーする前に誤ってフォーマットしてしまった。オバシギがゴカイを食べたシーンは初めての撮影だったので,非常に残念だった。アオアシシギが向こうの干潟にいたので撮影して戻ってきたら,また近くにやってきた。それでまた撮影したが,帰る時にもまた前の方に飛んできた。1羽で寂しかったわけでもなかろうが(浅いところに来ただけ),これだけ近くに来ると愛着がわいてきた。いっぱい食べて越冬地に向かい,また来年の5月にやってきてねと思うのだった。ミサゴの若鳥が何度かダイビングしていたが技術がいまいちなのか,かなり小さい魚が1匹獲れただけだった。岸に上がろうとしたら,トビがやってきて,これもミサゴばっかり撮影していないでたまにはトビも撮影してくれない?という感じですぐ近くを旋回していた。仕方がないので,露出補正をしないで適当に撮影した。さすがにアンダーだった。海岸の方にも行ってみたがサーファーばかりで何もいなかった。今日は秋の渡りのチュウシャクシギとムナグロを初めて見た。どういうわけか,ユリカモメが2羽飛んでいた。帰りはまた休耕田巡りをしたが,ウズラシギの幼羽2羽がいた。久しぶりに1日干潟で潮が満ちるまでのんびり鳥を見ていた。帽子を用意していけばよかった。
【写真】
  
■緋色の羽毛が抜け落ちつつあるアマサギ/アオアシシギ/コサギと一緒に魚を追い立てているカラシラサギ夏羽
  
■コチドリ幼羽(長)/降下するミサゴ若鳥/先頭アオアシシギ幼羽・上ウズラシギ幼羽・下ソリハシシギ幼羽(岩)
  
■オバシギ幼羽-これ以上こっちに来たらピントが合わない!という状況
  
  
■潮が満ちてきて透き通った水の中に頭を入れてゴカイや小さな貝を食べていた。
  
■POWERSHOT S3とEOS30Dで撮影したオバシギの比較。水面の描写が全く違う/気持ちよさそうな頭掻き
  
■ソリハシシギ幼羽長谷釜休耕田
  
■トビの飛翔/鳥の海PSS3/ソリハシシギ幼羽と飛んできたウズラシギ幼羽 岩沼休耕田
 
■防波堤にとまったユリカモメ夏羽と冬羽移行個体/ユリカモメ夏羽 どう見てもユリカモメだった。


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2006年8月24日(木)蒲生海岸

2006年08月27日 | 蒲生海岸
■2006/8/24(木)9:00-10:00【天気】晴れ
【場所】ビール工場,蒲生海岸(道流堤北・南干潟)
【種名】カイツブリ,カワウ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,カラシラサギ夏羽1・冬羽換羽中1,アオサギ,カルガモ,カワアイサ♀1,トビ,チョウゲンボウ♂1,イカルチドリ1,イソシギ1,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,シジュウカラ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(18科27種)
【備考】先週来た時,カラシラサギが2羽いたとの情報をいただいた。お盆中は休暇を取らなかったので,今日は最初の休暇1日目だ。残りは昨年同様,9月中旬に取ることにしている。蒲生干潟に着くと日和山から導流堤側のアシ原前で,カラシラサギ2羽とコサギ1羽がしきりに魚を追っていた。3羽の行動がおもしろかったので,POWERSHOT S3で<動画撮影>した。カラシラサギの一方の個体は前にブログに掲載した夏羽個体で,もう一羽は冬羽に移行している個体だった。身体は見た目には冬羽の方がやや小さく見えるが,よく見るとあまり大きさに差はない。蒲生には以前にも複数のカラシラサギが来ている。鳥の海の夏羽個体を合わせると,現在県内では計3個体(夏羽1冬羽移行1)いることになる。七北田川河口に行ってみるとカワアイサの♀1が浮かんでいた。海岸の方では,カラスにモビングされいるチョウゲンボウの♂がいた。海岸部に侵入してカラスに攻撃されているようだった。シギチは2種しかいなかった。ビール工場の方は,8月も下旬ということでだいぶ巣にいる幼鳥も少なくなってきているようだ。この後鳥の海に向かった。赤沼・大沼は満水で特になし。
【写真】
  
■ゴイサギ幼鳥/ゴイサギ幼鳥とコサギ幼鳥/カラシラサギ夏羽と冬羽移行個体
  
■飛び回りながら魚を追うカラシラサギ冬羽移行個体/コサギ幼鳥


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2006年8月6日(日)蒲生海岸

2006年08月06日 | 蒲生海岸
■2006/8/6(日)9:00-10:10【天気】晴れ,やや曇り
【場所】蒲生海岸,七北田川周辺,ビール工場
【種名】カワウ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,カラシラサギ成鳥夏羽1,アオサギ,カルガモ,ミサゴ1,トビ,オオタカ成鳥1,ハヤブサ成鳥♀1,シロチドリ8,メダイチドリ3,ハマシギ2,ミユビシギ2,キアシシギ5,オオセグロカモメ,ウミネコ,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,シジュウカラ,ヒヨドリ,ムクドリ,スズメ,ハシブトガラス,ハシボソガラス(16科29種)
【備考】今日はカラシラサギの採餌行動の写真撮影をメインに蒲生に行った。最初見渡したところ,河口のウミネコの群れに中にも,干潟のシラサギの群れの中にもいなかったが,河口でシギチを観察してから日和山に戻ると,前の干潟で採餌していた。アサリ採りをしている人から少し離れたところで
採餌していたので,順光に近いポジションに移動して,しゃがんでじっと見ていた。得意の斜めポーズはしなかったが,コサギがよくやるように,フェイントをかけながら,トレーニングでいえばゴー・バック風に飛んだり跳ねたりダッシュしたり,急に方向を変えたりと忙しく,魚を追っていたが,結局,何回か食べていたのはエビのようなものだった。オオタカはビール工場上空,ハヤブサは,七北田大橋付近で観察した。
【写真】(一部前日の写真あり)
  
■キアシシギ成鳥夏羽/コサギとカラシラサギ/エビを食べるカラシラサギ
  
  
  
■カラシラサギの採餌行動
  
■七北田川河口のカラシラサギ
  
■日和山前の干潟で採餌
  
■アシワラガニは無視している(餌でない)


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2006年7月29日(土)蒲生海岸

2006年08月03日 | 蒲生海岸
■2006/7/29(土)13:50-14:50【天気】曇り
【場所】蒲生海岸
【種名】カワウ,ヨシゴイ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,カラシラサギ成鳥夏羽1,アオサギ,カルガモ,トビ,シロチドリ12,メダイチドリ6,ハマシギ3,ミユビシギ2,キアシシギ35,オオセグロカモメ,ウミネコ,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ムクドリ,スズメ,ハシブトガラス,ハシボソガラス(14科26種)
【備考】カラシラサギを見に行った。干潟にはコサギとダイサギ,アオサギしかいなかったが,七北田川河口の中州のウミネコとオオセグロカモメの群れの中に1羽いるのを見つけた。何度か魚を捕っているのを見たが,そのうち,シギチの群れがカラシラサギの後ろに飛んできた。シロチの群れをにメダイ,ミユビ,ハマシギが混じっていた。その後,NHKの取材ヘリに驚いて,群れが一斉に飛び立ち,カラシラサギは導流堤南の七北田川の岸に降りた。そこで撮影し,近づくのを待っていると,またしてもNHKのヘリが低空で旋回し,ついに七北田川の葦原の向こうに飛んで行ってしまった。このヘリに驚いたのか,キアシシギの群れ35羽が飛び回っていた。中には獲物のカニを加えたままのキアシもいたくらいだ。蒲生もいよいよシギチの渡りが始まったようだ。石巻や鳥の海はどうだろうか。
【写真】
  
■ヌマガレイを捕まえたダイサギ。飲み込むまで結構時間がかかっていた。/ウミネコの群れの中のカラシラサギ
  
■餌を探すときの得意のポーズ
  
■小魚を捕まえる/早足で移動/ウミネコと大きさの比較
  
■足の色がウグイス色で黒い帯が混じっている/頭掻き
  
■正面から/餌に襲いかかる/なかなか堂々としている歩き姿


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