私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2024年4月13日(土)14日(日)飛島

2024年04月15日 | 酒田市飛島

■2024年4月13日(土)14日(日)【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500、EOSR5+RF16
【場所】飛島、航路
【種名】カルガモ、キジバト、カラスバト3、オオミズナギドリ、ウミウ、ウミネコ、トビ、ハヤブサ2ペア、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、クロツグミ、シロハラ、アカハラ、ツグミ++、ハチジョウツグミ1、ルリビタキ♂、ジョウビタキ、ノビタキ、イソヒヨドリ、キビタキ、オオルリ、スズメ、ハクセキレイ、アトリ、カワラヒワ、オオカワラヒワ、ベニマシコ、イスカ30~40+、ホオジロ、ホオアカ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ、クロジ、オオジュリン夏羽(20科43(亜)種)
【メモ】彗星の写真を撮りたくて、季節的にはちょっと早かったが飛島に行った。彗星自体は撮れなかったが、星空がきれいだった。飛島に行けば一種は増えるが、今回は増えなかった。しかし、2日目の早朝、イスカの群れがとてもいい風景の中で観察できた。
1日目は、いつものように電動サイクルをレンタルし、最初に校庭でゆっくり見た。キビタキ、オオルリ、ミヤマホオジロ、それにノビタキの夏羽♂と1Wから移行個体の♂♀など観察できた。坂を登ってヘリポートに出たが、ツグミとカワラヒワがやたら多くいる以外、あまりいない状況。さらに坂を登り、山グラウンドを見たがここも同じ。さらに走って、4の畑あたり手前でバッテリーが切れ、さらにチェーンが外れるというアクシデント。チェーンをかけ直そうと苦心していると、道の両側から、ウーウーという、今の状況を象徴するようなカラスバトの鳴き声。しかし、姿を探すどころではない。しかたがないので、登り坂は降りて自転車を押し、下りでペダルに足をかけたまま走って何とかセンターにたどり着き、自転車を取り換えてもらった。そして、今下ってきた道をいつものコースを行って、海水浴場を通り、自然散策路を歩いて、彗星観察の場所を下見した。戻るとハヤブサが警戒して鳴いていた。1の畑から順番に見ていった。時間があるので、この後もう一周し、沢口旅館に到着。夕食を早めに出してもらって、星空観察へ。月が蕪栗沼の時より明るいとは予想していたが、予想以上で、しかも、彗星の位置には薄雲。結局、星空を撮影して終わりとなったが、さすがにここは、月明かりでも、たくさんの星が見えた。子どもの頃、実家では天の川もよく見えた。今はあまりよくは見えなくなった。どこに行っても何かしら光があり、人工衛星がひっきりなしに夜空を横切っている。この前の蕪栗沼白鳥地区越流堤での撮影では、木星付近を通過する人工衛星の動画を撮影したくらいだ。
2日目は、食事前に同じコースを行くと山グラウンドでイスカの群れを発見。これはよかった。事前にイスカの群れがいるとの情報をいただいていたので、見つけられてよかった。カウントしたら赤い♂が12、ウグイス色の♀が11の計23羽いたが、その後、下の方で採餌していたのか、同じくらいの数のイスカが飛び、イスカだらけになった。唖然としていると、ヘリポ方面に群れが飛んで行ってしまった。今まで見たイスカの群れのでは最高だった。朝食を済ませ、今度はゆっくり見ながら、巨木の森を歩いて鼻戸崎を一周する。カラスバトの鳴き声は1回のみ。暗い林の中にクロジやヒガラがいた。校庭に行ったが、昨日とは打って変わって、ほぼ抜けた状態だった。ハチジョウツグミは1の畑にいたが、またまた撮り逃がしてしまった。なぜか、以前からハチジョウツグミは1の畑の東側で見ることが多い。
時期がちょっと早かったので、普通種しか見られなかったが、満足な2日間だった。次回は秋。昨年は船が翌日来ないかもしれないと言われ、2泊の予定が泣く泣く一周で帰ったが、翌日、船は来たがすぐ戻って、あとは1週間来なかったというから、仕事をしていたのでいい判断だった。今度は何日いても問題なしなので、お金と食料を多めに持ってきたい笑。
【写真】
<1日目>
  
カワラヒワ/キビタキ♂AdS
  
虫を捕まえたノビタキ♂AdS/ノビタキ♀Ad/ノビタキ♂AdS
  
ノビタキ♂W~Sに移行中/ウグイス/ミヤマホオジロ♀
  
ジョウビタキ♂/ホオジロ♀/アトリ♂1W
  
まだ冬羽の茶色の羽毛が残っているノビタキ♂/ノビタキ♀/カシラダカ♀
  
ノビタキ♀/ウミネコとウミウ/ノビタキ♂夏羽移行中
  
ノビタキ♂AdS/ツグミ/ベニマシコ♀AdWから移行中
  
カシラダカAdS移行中/落日。霞んでいるので太陽黒点が見える。
  
落日から19時30分まで撮影。/昴、木星が見える/月明かりが・・・
<2日目>
  
夜明けも霞んでいた/路上採餌オオルリ♂AdS
  
オオルリ♂AdW/アオジ♂AdS/クロツグミ♂AdS
  
アカハラ♂AdS/シロハラ♂AdWから移行中/ツグミとミヤマホオジロ♂
  
イスカの群れ。自分が小さい頃は赤が♀で、♂が緑と思っていた。
  
モズ♀/ノビタキ♀/アオジ♂
  
島猫/クロジ♂/ヒガラ
 
メジロ/ジョウビタキ♀


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2003年10月26日(木)飛島

2023年10月26日 | 酒田市飛島

■2023年10月26日(木)11:00-13:10【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500mmL EOSR5+RF16mm
【場所】飛島
【種名】カワウ3、ウミネコ2、トビ2、モズ2、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ1、ヒバリ2、ヒヨドリ+、ウグイス+、メジロ++、クロツグミ♂1、ツグミ+、ジョウビタキ++、ノビタキ4、スズメ、ハクセキレイ3、アトリ++、マヒワ+、ベニヒワ6、ベニマシコ2、アカウソ♂1、ホオジロ4、カシラダカ++、ミヤマホオジロ+、アオジ++(15科26種)
【メモ】夏季休暇2日を使って木金土と連泊し、宿の窓からゆっくり鳥海山を眺めて、仕事疲れを休めるはずが、次の日は船が来ない可能性があると言われ、さらに日曜日まで確実に船は来ないという話を聞いて、島を電動アシスト自転車で2周して、終わりとなった。実際、翌日は船が来てすぐ帰ったので、1泊はできたが、月曜日から仕事があるので、宿泊はやめにした。ということで、電動アシスト自転車で走るだけ走って、鼻戸崎もカットした。ヨーロッパビンズイは、校庭で、自分のすぐ近くにいたらしいが、気づかず、すみません、飛ばしたようで、撮影はできましたか?と聞くとできたというので、よかったということになった。島内はメジロとアトリとカシラダカがたくさんいて、まあ、久しぶりにベニヒワを見たのでよしとして、帰ってきた。2時間少ししか見ていない。本当なら、18時間見たはず。来年またチャレンジ。
【写真】
  
アトリ♂W。同一個体
  
ベニヒワ♀W/アカウソ♂ 背中まで薄赤だった。
  
メジロ
  
マヒワ♂W/カシラダカW/アトリ♀W
  
カシラダカW/ノビタキ♀W
  
アトリ/シジュウカラ♀/ジョウビタキ♂
  
アオジ♀/ミヤマホオジロ♂/クロツグミ
  
月山PA付近/荘内平野のハクチョウと鳥海山/最上川河畔の月


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2023年4月29日(土)酒田-飛島航路、飛島

2023年04月30日 | 酒田市飛島

■2023年4月29日(土)9:09-15:29【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500、EOSR5+RF16
【場所】酒田港~飛島(往路)、飛島
【種名】カルガモ2、キジバト2、カラスバト1、オオハムかシロエリオオハム++、オオミズナギドリ+++、ウミウ+、ウミネコ++++、ウトウ+、ミサゴ1、トビ2、ノスリ1、ハヤブサ♂♀、ハシボソガラス3+、ツバメ2、ヒヨドリ+、ウグイス+、メジロ++、シロハラ+、アカハラ+、カラアカハラ2+、ツグミ+、ルリビタキ♀1、ジョウビタキ+、ノビタキ♂2♀1、イソヒヨドリ♂1、キビタキ3、オオルリ4、ハクセキレイ2、アトリ4、カワラヒワ++、イカル2、ホオジロ4、ホオアカ2、カシラダカ+、アオジ++、シベリアアオジ♂♀(19科36亜・種)
【メモ】29日・30日と1泊の予定でいつもの旅館を予約していた。日程が近づいてきて海況を見ると、30日は欠航の可能性が高く、1日・2日は仕事なので申し訳なかったがキャンセルし、日帰りで行くことにした。2便の日だったので、11時から15時までは観察でき、秋に行った時に便利だった電動アシスト自転車を、6時間1500円でレンタルした。さっそく時計周りで1周し、途中で情報を得ながら、校庭で、まずオオルリを撮影し、2周目はゆっくり見回った。暑い日で晴れ曇り、小鳥の個体数はかなり少ない。2回目の校庭に来たが、あまりおらず、マリンプラザまで行って、パンとアイス最中を食べ、3周目だが、やはりいない。しかし、14時過ぎになり、やや曇ってきて、ちょっと期待が高まった。道端では相変わらずアオジがぴょんぴょん跳ねている。ふと目の前にクロジっぽいアオジがいたので、これ何?とよく見たらシベリアアオジの♂♀だった。それから、ヘリポ経由でまた校庭3回目で、キビタキを撮影し、まだ時間があったので、鼻戸崎を一周徒歩で歩いたところ、撮影はできなかったがカラアカハラ、大ブレのカラスバト、何とか撮影できたイカル、ルリビタキなどがいた。あとは、逆コースで周って、マリンプラザに到着し、まだ15時前だったので、カレーと唐揚げを注文して昼食にした。往路の海上には、雪の鳥海山をバックに、一か所で鳥山ができていてオオミズナギドリ、アビ類(アビではないどちらか)、ウトウが多くいた。近ければもう少し種類も判別できたが何しろ遠かった。今回は珍鳥は観察できなかったが、秋に期待ということで春の飛島は今日でおしまい。
【写真】
  
酒田港内ミサゴ/航路のウミウ/鳥山
  
鳥海山をバックに鳥山/オオミズナギドリ/ウミネコのコロニー
  
飛島の風景
  
アオジ♀/ホオジロ♂/オオルリ♂
  
オオルリ♂
  
オオルリ♂/ホオアカ
  
ホオアカ/カシラダカ/アオジ♂
  
シベリアアオジ♂♀
  
シロハラ/ノビタキ♂/カシラダカ
  
アオジ♂/キビタキ♂1S
  
キビタキ♂1S
  
キビタキ♂1S/たくさんいたジョウビタキ
  
ルリビタキ♀/イカル/道路の真ん中で寝そべる猫(笑)


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2022年10月26日(水)~28日(金)飛島

2022年11月03日 | 酒田市飛島

■2022年10月26日(水)~28日(金)【天気】晴れ、28日は曇り小雨【機材】EOSR5+RF100-500mm、RF16mmSTM ※県外遠征はほぼ100-500mm。軽くて荷物にならなくていい。
【場所】酒田市飛島
【種名】カルガモ3、カラスバト2、キジバト3、アオバト2、ヒメウ8、カワウ4、アオサギ1、ヤマシギ1、ウミネコ+、トビ2、ノスリ1、ハイタカ2、ハヤブサ成鳥1幼鳥1、モズ幼鳥2、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ1、ヒバリ2、ヒヨドリ+、ウグイス+、オオムシクイ、メボソムシクイ、メジロ++、ムクドリSP1、マミジロ♀1、クロツグミ♂1、シロハラ+、オガワコマドリ♂1、ルリビタキ+、ジョウビタキ+、ノビタキ♀1、イソヒヨドリ♂2、オジロビタキ♂1、スズメ1、ハクセキレイ成鳥1幼鳥1、ビンズイ1、アトリ♂1、ベニマシコ♂2♀1、シラガホオジロ♀1、ホオジロ♂2、ホオアカ♂1、カシラダカ++、ミヤマホオジロ++、アオジ+++、クロジ♀2(19科44種)
【メモ】最後に飛島に行ったのが2018年、宿泊したのは今回が2回目。1回目も今回も沢口旅館。世代交代しており、若い方々ががんばっていた。水曜日から金曜日まで夕食2回、朝食2回、昼食お弁当2回、とてもおいしかった。木曜日の夕食は、甲殻アレルギーのため、甘えびと車エビで食べられなかったが。別館の2階の部屋で、窓を開けると鳥海山が額縁に入った絵のように見え、朝日がのぼる光景が美しかった。
1日目は沢口旅館の軽トラにザック一つ預けて、いつものように11時から島内一周を開始したが、ただでさえ、へなへなになるのに、骨折後の最後のリハビリということで歩いたため、いつもは校庭に12時30分に着くところが、この時間は鼻戸崎の東屋。今日は船に乗る必要がないので、焦ることはないが、沢口旅館までの距離がやたら長い。そこからさらに歩いて、いつも通り、勝浦港まで行き、さらに海水浴場に行く途中、何とあの坂をすいすいとスコープを担いで走っている方がいるのではないか。これ以上歩いたら骨折リハビリどころかかえって悪化しかねない。これはもう電動アシスト自転車を借りるほかないと決心し、港に戻り、3日間レンタルした。これが初めての電動アシスト自転車体験。そして、その最初のペダルを踏んでびっくり。勝手にペダルがゆっくり前に動くではないか(笑い)。あとはもうすいすいで、骨折した右足首も全然違和感なく、そこから島を一周し、さらに一周した。歩いている時は、アオジ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、クロジに先行されてしまうが、自転車は速い。みんな追い越して待ち伏せだ(笑い)。2日目も他の方は朝食前に鳥を見に行っているが、自分は急いで朝食を食べ、みんなが戻ってくる時間に出発。島をこの日は4周。途中1回は鼻戸崎を歩いて一周するため、入口に自転車を置く。以前から行ってみたかった法木の畑と法木漁港にも行った。最終日は3周。3日間で島を歩いて1周、電動アシスト自転車で9周、鼻戸崎は歩いて2周した。おそらく、今後飛島では、もう歩かないだろう(笑い)。本当に電動アシストはすごい。
閑話休題。ほぼ電動アシスト自転車の話になってしまったが、鳥は、オガワコマドリとオジロビタキで2種初見だった。オガワコマドリは以前から一度は見たいと思っていた鳥。オジロビタキは、仙台市内でニシオジロの情報をいただき見たことはあったが、オジロビタキはまだだった。写真には撮れなかったが、カラスバトは一の畑と鼻戸崎の林の中で計5回も見ることができた。最後は、他の方々とオジロビタキを見ていたら、すーっと畑の方に一直線に飛んで行った。最初に周回した時も一の畑にいたので、あの辺がホームグランドか。他は鼻戸崎の暗い森だった。アオバトは自転車でゆうゆう走っている時に、三の畑をちょっと過ぎたところで2羽飛んでいるのを見た。青空にきれいな「アオバト色」だった。ヤマシギは鼻戸崎の林の中で、すぐ目の前から飛び出して10mくらい離れたところに降りたが、当然見つかるものではなかった。3日間変わらず多かったのはアオジ、カシラダカ、ミヤマホオジロ。2日目にルリビタキが増えてきて、3日目はジョウビタキが多くなった。チフチャフも一の畑にまだいるというので一応探してみたが見つからなかった。いつも島を一周して1種増やしているような鳥見をしているので、2泊3日でもこういう感じだ。もっと地道に見ればいいのだろうが。Yさんともいろいろお話しできたのもよかった。また、鷹匠のツアーが企画されたら参加したいものだ。
【写真】
<26日(水)1日目>
  
メボソムシクイかオオムシクイらしい。
  
ホオジロ♂/ノビタキ/マミチャジナイ♀
  
アオジがぴょーん/校庭で集団採餌。草原があればどこにでもいた。
  
ウグイスはあっちこっちいた/オガワコマドリ/カシラダカ
  
ミヤマホオジロ/ただのビンズイ/アオジ
  
ミヤマホオジロ♀/ホオアカ♂/オオジュリン♀
 
オオジュリン。おぼこ旅館の前。とてもきれいだった。
<27日(木)2日目>
  
危うく利尻山と言いそうになった/オオジュリン。朝の光でシャッター速度が異様に速かった。1/4000。
  
ミヤマホオジロ♂と♀
  
ミヤマホオジロ♂/ハイタカ。校庭やヘリポ、その他。ハヤブサ親子は一の畑上空でよく見られた
  
ハイタカ/チョウセンと思って一生懸命撮影していたらただのメジロでした。/アオジ
  
芝で採餌するカシラダカ/オオかメボソ/ススキの穂を梳いて食べる。カシラダカ。
  
クロジ♀/ミヤマホオジロ♀
  
アオジ/シラガホオジロ♀
<28日(金)3日目>
  
毎日釣りを同じ場所でしている方がいた/これはオオかな?/アオジだって足は長いです。
  
オジロビタキ♂/ジョウビタキ♀
  
ジョウビタキ♂/ハシブトガラスを攻撃するハイタカ/愛車ありがとう!

<余談>畑で作業をしている方はどちらかと言えば高齢者が多いが、私の実家にも畑があるので、いろんな畑で、お話をした。中でもヘリポから法木地区に行く途中、台車に重しの石とキャベツ一つ載せて、本当に地面につくくらいの様子で、台車を押しているおばあさんと出会った。これから法木の自宅にあの急な坂を下って、行くのかと思った。法木地区を端の方まで行って戻り、急な坂道を登っていくと、先ほどのおばあさんがいて、「がんばれ、たいへんだなや」みたいなことを言われ、「ありがとうございます」と2,3言、話して別れた。おばあさん自身に向けた言葉とは分かったが、この出会いこそが、3日間の一番の感動だった。自分を含めてそれぞれの人がそれぞれの地域で人生を背負って、がんばって生きているんだなと、あらためて思いましたよ。


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2022年10月26日(水)~28日(金)飛島オガワコマドリ♂

2022年11月02日 | 酒田市飛島

■2022年10月26日(水)【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500mmLIS
【種名】オガワコマドリ♂(1科1種)
【メモ】オガワコマドリがいるというのを福江島でご一緒した方に教えていただいた。感謝!1回は見てみたい小鳥だった。餌を探して、こういう動きをする鳥だとは思わなかった。
【動画】

オガワコマドリ♂ の採餌
【写真】
  
しぐさがとても可愛い鳥でした。
  
餌を取る時、尾っぽを上げるのもおもしろい。
  
最初見た時、ツグミはいるけどな、と思って、ああ、これねとわかりました。/2日目、3日目とだんだん手抜きになってきた。毎日同じところで採餌していた。


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2017年10月17日(火)飛島

2017年10月29日 | 酒田市飛島
■2017/10/17(火)10:47-13:12【天気】晴れ【レンズ】EF500Ⅱ
【場所】飛島
【種名】キジバト,ウミウ,ウミネコ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ハイタカ,ノスリ,ハヤブサ,ハシブトガラス,シジュウカラ,ヒヨドリ,オオムシクイ,メジロ,シロハラ,アカハラ,ジョウビタキ,キビタキ,スズメ,アトリ,マヒワ,イスカ,シラガホオジロ,ホオジロ,カシラダカ,ミヤマホオジロ,アオジ(16科27種)
【メモ】3年ぶりの飛島日帰りウォッチング。退職したのに相変わらず仕事が忙しく,泊できないでいる。しかし,めげずに大急ぎで両側畑の舗装道路を歩き,12時には校庭に着いていないと船に乗り遅れることになる。出港がせめて14時30分位だといいが,13時30分はいくら何でも早すぎる。ヘリポが11:45,鼻戸崎11:57,校庭12:10,校庭出発12:57で出港10分前に乗船というペースだった。最後は走って左足がつりそうになった。
 さて,今回は天気もよく,いないという割には日頃小鳥を苦手としている自分には十分すぎるくらいの小鳥がいる。全島アトリ,ミヤマホオジロ状態で,シロハラとイスカが飛び交っていたり,わずかばかりの大根畑の葉の下にオオムシクイがうろちょろしたり,写真は撮れなかったがムジセッカや明らかにズグロチャキンチョウの♂Wと思われる個体もいた。校庭でシラガホオジロがいるのを教えてもらい,オオモズもいたらしいが見る時間がなかったが,シラガホオジロはかなりゆっくり見ることができた。これからもてくてく歩いて,年に2回5月と10月に来ることに決めた。
 飛島はとにかくよいところだ。個人的にはシベリアジュリンとコホオアカが気に入っているので,それがいればもっとよかった。
【写真】
  
■アトリ♂1W/ミヤマホオジロ♂
  
■ミヤマホオジロ♀/ジョウビタキ♂/カシラダカW
  
■アトリ♂1W/アトリ逆光でよくわからない/アトリ♂W
  
■ただのヒバリ/ハヤブサ成鳥/カシラダカW
  
■アオジ♀/カシラダカW/ミヤマホオジロ♂
  
■ミヤマホオジロ♂/アオジ♂/アトリ1W
  
■ハイタカ♀成鳥
  
■ジョウビタキ♂/キビタキ幼鳥/ホオジロ
  
■ミヤマホオジロ♂/アトリ1W/ミヤマホオジロ♀
  
■シラガホオジロ成鳥♂W


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2014年9月29日(月)飛島

2014年09月29日 | 酒田市飛島
■2014/9/29(月)10:14-12:41【天気】晴れ
【場所】飛島
【種名】キジバト、オオミズナギドリ、ウミネコ、オオセグロカモメ、トビ、ハヤブサ、メジロ、ノビタキ、コサメビタキ+、キセキレイ、ハクセキレイ、ホオジロ、アオジ(10科13種)
【メモ】期待しての飛島だったが、全島嘴の下が橙色のコサメビタキばかりだった。もちろんわからないのもけっこういたので、それなりに時間をかければいろいろ見られるのだろうが、いつもの日帰りの早歩きなのでしかたがない。退職したらゆっくり滞在したいものだ。
【写真】
  
■ただのメジロ/ノビタキ/コサメビタキ


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2014年4月29日(火)飛島

2014年04月29日 | 酒田市飛島
■2014/4/29(火)10:46-12:50【天気】晴れ
【場所】飛島
【種名】ウミウ,ウミネコ,トビ,ハシボソガラス,シジュウカラ,ヒヨドリ+,ウグイス,メジロ++,セッカSP,アカハラ,ツグミ++,ジョウビタキ,キビタキ,オオルリ,スズメ,ハクセキレイ,アトリ,カワラヒワ+,イカル,ホオジロ,ホオアカ,アオジ+(14科22種)
【メモ】今日は江島に行くつもりで準備していたが,遅く起きて7時の船に間に合わず,震災後初めて飛島に行ってみることにした。酒田は予報では天気もよく,自分が船に乗り遅れない限り,その日のうちに戻ってこれそうだったので思い切って行くことにした。6時過ぎに家を出て,8時10分頃に定期船発着所に到着した。朝食に漬け丼を食べ,腹ごしらえをして,カメラとレンズ,タオルと最小限の装備で船に乗り込んだ。航路は往復とも海も見ず,ひたすら睡眠を取り,合計で4時間近く眠ることができた。
島には予定の時間に到着し,いつもの島一周のコースを回った。何しろ帰りが13:30出港なので,小学校を少なくとも13:00には出ないといけない。ろくに畑にも入らず,ひたすら歩き,最初にオオルリをこれまででは最高の形で見ることができ,そこでもう満足してしまった。キビタキは何度もよいポジションで見たり,写真を撮ったりしているが,オオルリは以前にも書いたが,見ただけでその美しい色に感動してしまって,手が震えろくな写真が撮れていなかった。今回は目の前にいて,道路脇に降りて採餌し,また枝に戻る行動を繰り返していたので見放題,撮り放題だった。オオルリの虹彩を初めて近くで見ることができた。虹彩は意外にもより暗いダークブラウンで,これがウミウのようなエメラルドグリーンなんかだったら,もう宝石のような鳥になるだろうと思った。時々,オオルリを見,また,聞いたことのない美しい鳥の鳴き声に時々立ち止まっては耳をすました。ヘリポートには何もおらず,やっと荒崎でイカルやジョウビタキ,アカハラなど普通種を見ながら,小学校の校庭にやって来たのが12:30だった。これは今までの中で一番速いペースだ。ここでゆっくりいつも鳥を見たいと思っているが,船の時間にいつも焦ってしまう。それでも小学校の裏の植え込み辺りでキビタキの♀を見たりしつつ,植え込みの陰に座って,何か来るのをじっと待っていたところ,頭に載せたタオルの上に何者かが乗った。うわーっ蛾だとパニックになり(この時期いるわけないのだが),思わずタオルの上を手で払ったら,黄色い蛾ではなくキビタキ♂だった。すぐ目の前の枝に止まり,といっても近すぎてピントが合わず,そのうち3mほど離れた枝に止まったのを撮影した。手で払ったときのふわっとした羽毛や体温の温かい感触がまだ残っている。最初メスを撮影したので,♂♀でこの辺りを行動していたのだろう。それにしてもバンディングでないキビタキを触ったのは初めてだったが,人の頭に止まるキビタキもキビタキだろう。さすがは飛島である。何もいなかったが(見つけられなかったが),楽しい鳥見だった。
【写真】
  
  
■オオルリ♂ 同一個体
  
■サクラの花粉で嘴が緑色になっているメジロ/イカル
  
■キビタキ♀/キビタキ♂ 頭の上に乗った個体


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2010年10月23日(月)飛島

2010年10月27日 | 酒田市飛島
■2010/10/23(月)10:45-13:30【天気】晴れ
【場所】飛島(中央一周コース)
【種名】オオミズナギドリ1,アオサギ1,トビ1,ハヤブサペア1,オオセグロカモメ1,ウミネコ1,キジバト4,カラスバト1,ヒバリ1,キセキレイ1,ビンズイ4,ヒヨドリ,モズ1,ルリビタキ♂2,ジョウビタキ+,イソヒヨドリ♂1,キクイタダキ8,シジュウカラ6,メジロ+,ホオジロ,カシラダカ++,ミヤマホオジロ+,アオジ+,クロジ♂1♂幼羽1,シベリアジュリン♀成鳥1,アトリ+,マヒワ+,ベニマシコ♂1,ウソ♂1♀3,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(18科32種)
【メモ】昨年は10月31日に行ったが,今回は天気を見て,1週間早く行くことにした。例によって仕事柄,前日には帰っていなければならないので,日帰りだが仕方がない。考えてみれば1泊以上するのは1年に1回の北海道だけだ。
 さて定期船が新造の双胴船に変わり,まるで小さなフェリーという感じの甲板で過ごすうち,10:40頃に到着。勝浦港向かい遠賀美神社のマツの枝に止まるキクイタダキを撮影したのが10:45なので,いつもより若干早い。しかし,日帰りにとってこの20分なにがしの時間はとても貴重なのだ。
 避難経路の急な階段を登っていくと,カシラダカとマヒワの群れがばらばらと飛んだ。ところが登り切る辺りで1羽だけ,採餌に熱中するマヒワ♂がいて,これは全然逃げようとしない。ものすごい勢いで食い散らかしている。最短撮影距離が1.8mだが,もちろん階段の幅が1.8mもあるわけはなく,マヒワの横をすり抜けて離れて撮影した。マヒワというと何となくか細いイメージがあるが,近くで見るとやたら派手な黄色に頑丈な嘴,頭のブロック状の黒い羽毛,鋭い目と,決してひ弱なヒワではない。生きていくためには大きな鳥も小さな鳥もサイズこそ違っても,そこにはある種の凄みがある。島の一周道路をどんどん歩いて行くと,カシラダカやらホオジロやらアトリやらがばらばらと飛びまくっている。今まで来た中では一番個体数が多い日だ。ヘリポート,鼻戸崎,それに校庭で時間を取りたかったので,畑に然入らず,道路脇に出た鳥で,止まってくれたもののみ,見たり撮影したりで,あっという間に小中グランドに着く。何とまだ11:20。いつもだったら11:45過ぎにはなっている。これも新造船のおかげだ。ここまで来る途中,フィフィという鳴き声がしたので,前方の灌木を見るとウソが数羽止まっていた。それと毎度のカラスバトの鳴き声もした。
 グランドからヘリポートへ行くと,イナゴのようにカシラダカの群れがいて,採餌していた。そのうち1羽が電線に止まったので見ると昨年も見たシベリアジュリンのメスだった。頭が丸く体長がやや短く,嘴も短くて可愛い。これは残念ながらピントが後ろの葉っぱに合ってしまい,2枚ともピンぼけ写真になってしまった。そこから,鼻戸崎を回って東屋で一休みし,昼食休憩。まだ12時だった。クロジ♂の幼鳥という感じの小鳥が灌木の木陰にいた。小中学校の校庭に行くと,やはりカシラダカとマヒワの群れ。ミヤマホオジロもいる。ただのヒバリ,ただのビンズイ,ただのモズもいる。ハヤブサのペアが上空を飛んでいった。あとはひたすら勝浦漁港を目指したが,途中も,マヒワやカシラダカがあちこちにいた。珍しく1種も増えなかったが,実際には,かなりいろいろな鳥がいたわけで,1泊さえすればそれなりに粘って見られたものをと思うが,今回はマヒワを十分観察,撮影できたのがよかった。毎回,何か新しいことに必ず出会えるのが飛島の良さだろう。ちなみに,翌朝,我が家の庭にジョウビタキの♂がやってきて,居着いている。寒くなってきたので,本当は12月から餌台に餌を蒔くのだが,ジョウビタキが来たのを季節の節目として,買っておいた餌をあげた。翌日からは,早速,キジバトペアがやってきたのだった。いつだったか,ホオアカが採餌していたのにはちょっと驚いたが。
【写真】
  
■マヒワ♂の採餌
  
■黄色い羽毛がとてもきれいだった。
  
■隣の枝に移るとまた猛然と食べ始めた。
  
■いわゆる真っ赤なベニマシコを北海道で見たのと同様の黄色がとても美しいマヒワの♂というところだろう。
  
■すごい数のアトリが畑から一斉に飛び立ち,畑脇の灌木を抜けていった。/ホオジロ♀/キセキレイ若鳥
  
■マヒワ成鳥♀/カシラダカ成鳥♂/マヒワ幼鳥
  
■唯一1枚だけ撮影したメジロ。/ウソ♀/ルリビタキ♂
  
■カシラダカ成鳥♂/顔を見るとクロジ幼鳥の雰囲気(♀かもしれないが)
  
■ジョウビタキ♀/ハヤブサ♀/ただのヒバリ
  
■ただのビンズイ2羽/おでこに種子をくっつけたマヒワ♀/ミヤマホオジロ♂
  
■ミヤマホオジロ♂の採餌(さきほど滑った♂です)


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2010年4月18日(日)飛島

2010年04月25日 | 酒田市飛島
■2010/4/18(日)11:05-13:00【天気】晴れ時々曇り
【場所】飛島(一周コース 定期船発着所~[ア]~[ス]~小中学校校庭)
【種名】ウミウ2,ヒメウ1,アオサギ1,トビ4,ハイタカ1,ノスリ1,チュウジシギ?1,オオセグロカモメ+,ウミネコ+++,カラスバトS1,キジバト2,アリスイ1,コゲラ3,イワツバメ4,キセキレイ1,ハクセキレイ3,ビンズイ4,ヒヨドリ+,ルリビタキ++,ジョウビタキ+,ノビタキ++,イソヒヨドリ♂3,クロツグミS1,アカハラ1,シロハラ+,ツグミ++,ウグイス+,センダイムシクイ+,ヤマガラ3,シジュウカラ8,メジロ6,ホオジロ+,カシラダカ++,ミヤマホオジロ8,アオジ5,アトリ12,カワラヒワ+,ベニマシコ6,ウソ1,スズメ+,コムクドリ♀1,ハシボソガラス+,ハシブトガラス++(21科43種)
【メモ】仙台の自宅を6時30分に出て9時に飛島定期船桟橋に到着。海鮮市場で漬けどんぶりを食べ,乗船券を購入した。行きも帰りも航路は体力温存のため(というか最近海を見るのが面倒になり,宮城県内航路は別だが),船内で寝ているので,海鳥はノーチェック。前回は出航直前にエンジントラブルで到着が遅れ,11時25分スタートだったが,今回は11時05分には鳥見を開始できた。ウミネコ,ジョウビタキ,イソヒヨドリと見て畑の手前の切り通しでルリビタキ,ホオジロ,ツグミと見る。今回は全島ルリビタキ・ノビタキ・カシラダカ・ツグミで,一番個体数が多かったのはルリビタキの♀だった。♂との観察出現率は7:3くらいで圧倒的に♀が多かった。ノビタキは同じくらい。意外と少なかったのが,メジロとミヤマホオジロか。探鳥時間が2時間しかないので畑にはよほどのことがない限り入らず,ひたすら道路を歩いて両側に出る小鳥をチェックする。何しろ,ルリビタキ,ノビタキ,ツグミが田んぼの畦を歩いていると飛び跳ねるイナゴのようにいるので(ちょっとオーバーだが),ノゴマやアリスイを見つけても,すぐにその近くに飛んでくる小鳥がいるので,そちらの確認に目が行ってしまって,撮影もままならない。暗い林の下にやたらシロハラがいたが,これは暗いので最初から撮影しない。もう少しでグランドというところで,軽トラックが細道から出てきた。それに驚いて,出てきたジシギが一羽いた。ヤマシギでは全然なく,タシギでもなく,のっぺりのオオジシギでもないので,おそらくチュウジシギだろうが,定かではない。グランド近くの暗い林の中から前回もこの辺で聞いたが,「ウーウー」と中音量でカラスバトが鳴いている。合わせて,こちらは軽快なクロツグミの囀り。グランドはノビタキ,カシラダカ,ツグミがたくさんいて,ハチジョウツグミを探したがいなかった。ノビタキはススキに斜めに止まったり,遠くから見ると蝶のようにも見えるようにススキからススキへ移っていく。飛島ではここの風景と巨木の森の枝に止まるヤツガシラと地面にいるトラツグミ,そして岬の外周路の低木にいるルリビタキの風景が特に好きだ。ここから急いでヘリポートに行くがすでにここで12時28分。ヘリポートと校庭は時間をかければかける分,いろいろな鳥が出るのだが致し方ない。巨木の森を抜け,岬の遊歩道をルリビタキ見ながら,足早に歩いて行くと,サクラの枝にノビタキ♂が止まっていた。あまり似合わないとは思いつつ,写真を撮ったが,ノビタキが桜に止まっていて別に悪いわけではない。人間の固定観念が邪魔をしているだけだ。階段を下りる途中,ウソの鳴き声がしたが時間もないので探さず,校庭に着いた。例大祭が各地区で行われたあとで,祭から帰ってきた人たちがいた。こんにちはと挨拶をして,校庭に入ると,これといった鳥はいなかったが,ふと見ると,ツグミではない鳥がいる。距離があったので双眼鏡で見るとアリスイだった。逆光だっが,何枚か撮影した。地面をほっくり返して盛んに採餌していた。嘴には土塊がついている。そのそばをノビタキやセンダイムシクイなど行ったり来たりするので,変な鳥がいるかもしれないので,そちらもチェックしなければならない。ふと見るとアリスイはもういないという状態だ。ここで時間があと30分もあれば,別の鳥も見られるのだが,タイムアップの13時になり,定期船発着所に向かって歩いた。今回は,30分あったので,20分には券を購入することができた。毎日デスクワークが中心なので,2時間30分でも鳥を見ながら歩くのはとても楽しい。それで田代島や江島も楽しいわけだ。せめて2便の時に来れればいいのだが,その時期は県内でもフィールドがよい時期なので外せない。今回はまたしてもいるはずのヤツガシラを外してしまったが,鳥がたくさんいたのでよいとしよう。海岸線をノビタキの群れがどんどん飛んでいく光景もなかなかよかった。
【写真】
  
■ルリビタキ♀(別個体)
  
■ノゴマ♂/ルリビタキ♂(同一個体)
  
■ルリビタキ♂/ウグイス
  
■アオジ♂/ホオジロ/ルリビタキ♀
  
■ルリビタキ♀(別個体)
  
■チュウジシギ?/ノビタキ♂(別個体)
  
■ノビタキ♀/ノビタキ♂/ノビタキ♀
  
■ノビタキ♂(同一個体)
  
■ノビタキ♀/アカハラ/カワラヒワ
  
■ルリビタキ♂/地面で採餌するアリスイ


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2009年10月31日(土)飛島

2009年11月07日 | 酒田市飛島
■2009/10/31(土)11:25-13:35【天気】晴れ
【場所】飛島 
【種名】ウミウ,ヒメウ,トビ,ハイタカ♂,ノスリ,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒヨドリ,ルリビタキ,ジョウビタキ+,ノビタキ,ツグミSP,ウグイス,メボソムシクイ++,シジュウカラ,メジロ++,ホオジロ,ミヤマホオジロ++,アオジ,シベリアジュリン,カワラヒワ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(14科25種)エチゼンクラゲ30cm級4(港内)
【メモ】日曜日以降は船が欠航する可能性があるというので,土曜日にいつものように日帰りをした。船は15分ほど遅れて出航。このわずか15分が日帰りバードウォッチャーには後で効いてくる。最近,航路は往復とも全然見ないで,船内で昼寝パターンだ。
 最初に見た鳥は階段を上がる途中の藪の中にいたメボソムシクイで,全島メボソムシクイだった。上空に小型のタカとカラスが空中戦をしているのが見えた。あとで最終的に写真でも確認したが,ハイタカの成鳥♂とハシブトガラスだった。ハイタカがハシブトガラスをしつこく攻撃するというパターンで,ハイタカは変幻自在に飛んで,カラスを追っていた。
 各畑周辺ではホオジロ類がいっぱいいて,ミヤマホオジロが特に多い。途中でお会いした方に聞くと,鳥はほとんど抜けていないということだった。飛島ならではの渡りの途中のいろんな鳥が種類数,個体数とも抜けてしまっていないと言うことで,日帰りの自分にとっては,これくらいれば十分だった。ツグミ科の鳥もかなりいたが,全然一カ所でじっとしてくれず,確認できなかった。13:30出航なので,小学校には13:00には着いていないといけない。鳥を見るというよりは歩いて目の前に止まっている鳥がいたら見るというパターンだ。途中,ノビタキやベニマシコ,全島メジロを見,オオマツヨイグサの種子を食べているシベリアジュリンなど見ながら,グランドに着く。シベリアジュリンは最初,見つけた時,一瞬コホオアカかと思ったが,よく見ると顔やパターンが全然違っていた。
 坂を下って,ヘリポートに着く。周りの木がでみんななくなって広々とした感じだが,草地にはミヤマホオジロ,メボソムシクイ,その他の鳥がまるでイナゴのようにいる。ミヤマホオジロの採餌を5分ほど観察・撮影し,巨木の森を急いで抜け,ルリビタキ,その他いろいろ鳥が出ようが無視して,小学校に至る。しかし,ここも鳥種としてはヘリポートと同じ状況だった。
 デジカメの記録によれば13:08にメボソムシクイを学校裏で撮影したのを最後に,ものすごい勢いで勝浦港に急ぐ。途中足がつりそうになったが,テキ穴のコーナーを曲がり,何とか乗船した。時間は出航2分前。13:35に防波堤のヒメウを撮影して探鳥終了となった。
 今回は,あまり回数を見たことがないシベリアジュリンを見ることができたのでよかった。小型のエチゼンクラゲが港内に浮いていた。
【写真】
  
■ハシブトカラスをモビングするハイタカ成鳥♂ ハイタカは翼先分離数が6/ノビタキ
  
■ホオジロ成鳥♀/ミヤマホオジロ成鳥♂
  
■ベニマシコ成鳥冬羽/柿の熟した実を食べるメジロ
  
■メジロ/ミヤマホオジロ♀/アオジ冬羽♂
  
■アオジ冬羽♂/シベリアジュリン♀冬羽
  
■ミヤマホオジロ♂。房を梳いた割には種を1個しか食べていない。
  
■ミヤマホオジロ♂/メボソムシクイ


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2008年9月29日(月)飛島

2008年11月23日 | 酒田市飛島
■2008/9/29(月)11:00-13:10【天気】晴れ
【場所】飛島,飛島航路,酒田港
【種名】オオミズナギドリ,ウミウ,カルガモ,マガモ,ミサゴ,トビ,ノスリ,ハヤブサ,キアシシギ幼鳥,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,カラスバト,カッコウ幼鳥,マミジロツメナガセキレイ成鳥夏羽,キセキレイ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ノビタキ,ウグイス,メボソムシクイ,エゾビタキ,コサメビタキ,ヤマガラ,シジュウカラ,メジロ,ホオジロ,コホオアカ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(21科35種)
【備考】代休の月曜日,秋の飛島に行ってきた。いつも日帰りで島を2時間1周して終わりなのでもったいないが,行かないよりはいい。航路はほとんど鳥がいなかった。オオミズナギドリが2,3羽というすごさ。島に上陸して早速一周だが,こまい鳥がそちらこちら飛んでいたが(そのこまい鳥が貴重なのだが),無視してどんどん歩いていく。カラスバトの鳴き声が時折聞こえる。あらゆるところにエゾビタキとハクセキレイとメジロがいる。ノビタキは少ない感じ。ヘリポートに着くと,一見してツメナガセキレイとわかるセキレイがいた。キマユツメナガセキレイは北海道で何度か見たことがあったが,これは眉と喉が白い。4羽ほどいたが何しろ,この時間帯の飛島は晴れていてもどこへ行っても光線が良くない。良くて斜光だ。撮った写真はここに限らずよくない。まあそういっても仕方がないので,どんどん歩いていく。最後は校庭で20分くらい見たが,コホオアカの群れがいた。成鳥夏羽から冬羽個体まで見られたのはよかった。
【写真】
  
■島内いたるところにいたエゾビタキ
  
■エゾビタキ,ノビタキ,ホオジロ
  
■海岸の岩の上のエゾビタキ,ヘリポートのマミジロツメナガセキレイ
  
■コホオアカ夏羽と冬羽


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2007年9月15日(土) 飛島

2007年09月24日 | 酒田市飛島
■2007/9/15(土)10:00-15:40【天気】晴れ
【場所】飛島
【種名】オオミズナギドリ12,ウミウ3,アオサギ1,トビ8,オオセグロカモメ4,ウミネコ+,カラスバトS1,ハクセキレイ+,キセキレイ4,ヒヨドリ6,アカモズ幼鳥1,ノビタキ♂1♀1,アカハラ3,エゾビタキ3,コサメビタキ2,メジロ+,ホオジロ6,カワラヒワ8,スズメ+ニュウナイスズメ4,ハシボソガラス,ハシブトガラス(17科22種)
【備考】同じ時期としては2005年9月16日・17日(http://www.mni.ne.jp/~aiseisin/05091617tobisima/)に行ったが,この時とは比べものにならないほど鳥がいなかった。しかもほとんどの種類が遠い。近いのはセキレイとメジロくらい。ノビタキに至っては1と2の畑で遠く2羽がいた程度。アカモズはヘリポートの電線。カラスバトは神社周辺の原生林にいて不気味に啼いていた。しかも今回は2便の日だったので島を2周したのにこの有様で,いないときは本当にいないということがよくわかった。
【写真】
  
■アカモズ幼鳥とメジロ


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2006年10月14日(土)酒田市飛島

2006年10月17日 | 酒田市飛島
■2006/10/14(土)10:40-13:00【天気】晴れ
【場所】山形県酒田市飛島
【種名】オオミズナギドリ,マガモ,カルガモ,トビ,ミサゴ,ハヤブサ3,オオセグロカモメ,ウミネコ,アジサシSP,ウミスズメ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,ビンズイ,ヒヨドリ,(オガワコマドリ),ノビタキ,イソヒヨドリ,ウグイス,(ムジセッカ),シジュウカラ,メジロ,ホオジロ,コホオアカ,ミヤマホオジロ,ノジコ,アオジ,(アカマシコ),スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(17科27種)
【備考】昨年は9月中旬に行ったので,今年は10月中旬にした。オガワコマドリ,ズグロチャキンチョウ,アカマシコ,ムジセッカがいたそうだが何しろ日帰りなので,いつものようにざっと一周して終わりだった。オガワコマドリのポイントも教えてもらったが,帰りの時間があるので待つことが出来ない。今回は秋らしいノビタキの写真とヤツガシラの写真を撮るのが第1の目的だったが,ヤツガシラは見ることができなかった。また,昨年9月に来たときいっぱいいたエゾビタキも見ることができなかった(いたのだとは思うが)。ノビタキは主に避難所のグラウンドで,ミヤマホオジロとノジコは学校の校庭で撮影した。珍鳥もさることながら,ちょっと回っただけでもいつもはそう見られない小鳥が当たり前にいるところが飛島のすごさだ。ノジコは3,4羽の群れで採餌していたが,どれもまるまる太っていた。ノジコというと目の高さやそれ以下で,しかも至近距離で見たことはこれまでなかったのでとても感動した。ミヤマホオジロの♂が上空のハヤブサの鳴き声に警戒して,しきりに上を見ているのはおもしろかった。緊張しているときは,頭の黄色い羽毛は水平に止まっていても畳んでいるように見える。次回は11月か12月に行ってみたい。
【写真】
  
  
■秋の飛島はあちらこちらにノビタキがいる。絵になる風景がいくつもある。宮城県ではこんなに狭い範囲にいっぱいノビタキがいる場所はない。秋の蕪栗沼白鳥地区の土手沿いでもけっこうな個体数が見られることがあるが・・・。
  
  
■かなり栄養状態がいい?ノジコ♂。逆さになっていると何の鳥かほとんどわからない。いつもは梢や電線で囀っているのを見上げるしかないのだが,ここでは地面(小学校の)で採餌したり,植木に止まっていたりする。
  
■ミヤマホオジロ♂。校庭の草原で採餌していたが,上空をハヤブサ3羽が鳴き交わしながら旋回しているのを見つけるとすぐ灌木に止まり,不安そうに黄色い羽毛を引っ込めて上を見ていた。
  
  
■今回はミヤマホオジロの♀をじっくり観察することが出来た。宮城県や地元仙台にもいるにはいるが数は多くないし,いつでも会えるというわけではない。しかし,ここでは,たくさんのミヤマホオジロを見ることができるし,ホオジロより明らかに個体数が多い。


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2006年4月15日(土)飛島

2006年04月16日 | 酒田市飛島
■2006/4/15(土)11:00:-13:00【天気】晴れ
【場所】山形県酒田市飛島,酒田港
【種名】アビSP1,ウミウ15,ヒメウ6,アオサギ1,ヒドリガモ45,ミサゴ3,トビ+,オオタカ成鳥1,ハイタカ成鳥1,ノスリ2,チョウゲンボウ♀1,セグロカモメ成鳥夏羽1,オオセグロカモメ+,ウミネコ++,キジバト1,ヤツガシラ1,ツバメ++,キセキレイ1,ハクセキレイ2,ヒヨドリ3,モズ2,カヤクグリ1,ルリビタキ+,ジョウビタキ+,ノビタキ+,イソヒヨドリ♂3♀2,トラツグミ3,シロハラ2,亜種ツグミ4・亜種ハチジョウツグミ赤色型2薄色型+,ウグイス+,オオルリ♀1,ヒガラ+,シジュウカラ+,メジロ+,ホオジロ+,ミヤマホオジロ+,アオジ+,カワラヒワ+,スズメ+,ムクドリ+,ハシボソガラス+,ハシブトガラス+,その他不明小鳥++(24科42種)
【備考】
 まだあまりバードウォッチャーがいない4月中旬に行ってみた。先週行く予定だったが雨模様だったので1週間延期,天気がよくなるチャンスを待った。島では3名のバードウォッチャーに会ったが,島内一周一人でのんびり見ることができた。
 コースは昨年秋と同じで,マリンプラザから島の待ち合わせポイントで言うと,ア~ス,巨木の森~鼻戸崎展望台~小中学校~マリンプラザ。昨秋は1日目2周,2日目2周したが,今回は日帰りなので1周だった。
 まず,マリンプラザからすたすた歩いていくと,赤いハチジョウツグミをイソヒヨドリ♂が追いかけ回しているのを見た。一の畑周辺では薄色型のハチジョウツグミがたくさんいた。道の暗い路肩には餌を啄むミヤマホオジロが次々に出現。側溝から出たり入ったりしているので,ミゾホオジロか。小中グラウンドにもミヤマホオジロの大群がいた。ルリビタキ,ジョウビタキ,ノビタキもそちこちにいる。あとはとにかく識別不能な不明小鳥がいっぱい出た。カヤクグリが灌木に止まっていてきれいな声で囀っていた。それからいつもホオジロ類が出る場所に顔の模様が複雑なホオジロ類もいたが,じっくり観察する間もなく行ってしまった。
 期待していたヘリポートには,ノビタキ♂やハチジョウツグミ,ジョウビタキ♂しかいなかった。これはまずいと思いながら巨木の森へ入ってすぐ,トラツグミが暗い林の中にいた。雰囲気的にはこの鳥にぴったりだ。3羽いたが,暗くて写真は撮れなかった。陽が射している場所に,オオミスミソウが美しく咲いていた。
 巨木の森を抜け,鼻戸崎展望台まで行ってもいい場面がなかなかない。もう今回は写真は諦めるしかないと思っていたら,ルリビタキの♂が1羽,まるで出迎えてでもくれたように,目の前で行ったり来たりしていた。すぐ近くの枝に止まっても,全然逃げる様子がない。草むらにおりて虫を捕らえてはまた近くにやってくる(要するにルリヒタキの食事場ですね)のを繰り返している。近くには雌やハチジョウツグミもいっぱいいたが,♂の動作や仕草がとても可愛いく,しばらくお付き合いしていた。
 そろそろ時間なので石段を下り,「休校中」の学校の校庭に行く。ここにもいろいろいたが,ミヤマホオジロの♂が芽吹こうとしている灌木に止まっていた。その一点がまるで黄色い花が咲いたようだった(写真)。今回随一の光景だ。
 ミヤマホオジロ♂を撮影し,ふと気配を感じて見上げると,枝が茂った中に逆光で明るくなっているところにヤツガシラがいた。秋に来たときはヘリポートと,巨木の森だったが,校庭で採餌していたらしい。近かったが斜め加減の逆光で,色トビを覚悟で撮影した。ふわふわした羽毛が頭や首に生えていてとても柔らかそうに見えた。
 ここですでに13時,もっとゆっくりしていたかったが,ヤツガシラにさよならをして勝浦港へ急いだ。沢口旅館に寄っておばさんに挨拶しよう玄関に立ち止まったが,時間がほとんどなかったので歩き出した。港に着いたのは出港10分前だった。帰りは海は見ず,帰りの車の運転を考えて船内で寝ていた。自宅から酒田港まで185Km×2,リッター約12Kmだった。
 最後の港までは例によって急いだが,途中は一人でのんびりとろとろ歩きながら鳥を見ていた。飛島はとてもいいところです。
【写真】※出現順
  
■ミサゴ酒田港/ハクセキレイ飛島大橋
  
■亜種ハチジョウツグミ薄色型/ジョウビタキ♀
  
■カヤクグリ/ミヤマホオジロ♀/ルリビタキ♀
  
  
  
 
■ルリビタキ♂(同一個体)鼻戸崎展望台付近
  
 
■ミヤマホオジロ♂
  
■ヤツガシラ


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