私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

コアジサシとシロチドリは切っても切れぬ仲らしい。

2017年10月17日(火)飛島

2017年10月29日 | 酒田市飛島
■2017/10/17(火)10:47-13:12【天気】晴れ【レンズ】EF500Ⅱ
【場所】飛島
【種名】キジバト,ウミウ,ウミネコ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ハイタカ,ノスリ,ハヤブサ,ハシブトガラス,シジュウカラ,ヒヨドリ,オオムシクイ,メジロ,シロハラ,アカハラ,ジョウビタキ,キビタキ,スズメ,アトリ,マヒワ,イスカ,シラガホオジロ,ホオジロ,カシラダカ,ミヤマホオジロ,アオジ(16科27種)
【メモ】3年ぶりの飛島日帰りウォッチング。退職したのに相変わらず仕事が忙しく,泊できないでいる。しかし,めげずに大急ぎで両側畑の舗装道路を歩き,12時には校庭に着いていないと船に乗り遅れることになる。出港がせめて14時30分位だといいが,13時30分はいくら何でも早すぎる。ヘリポが11:45,鼻戸崎11:57,校庭12:10,校庭出発12:57で出港10分前に乗船というペースだった。最後は走って左足がつりそうになった。
 さて,今回は天気もよく,いないという割には日頃小鳥を苦手としている自分には十分すぎるくらいの小鳥がいる。全島アトリ,ミヤマホオジロ状態で,シロハラとイスカが飛び交っていたり,わずかばかりの大根畑の葉の下にオオムシクイがうろちょろしたり,写真は撮れなかったがムジセッカや明らかにズグロチャキンチョウの♂Wと思われる個体もいた。校庭でシラガホオジロがいるのを教えてもらい,オオモズもいたらしいが見る時間がなかったが,シラガホオジロはかなりゆっくり見ることができた。これからもてくてく歩いて,年に2回5月と10月に来ることに決めた。
 飛島はとにかくよいところだ。個人的にはシベリアジュリンとコホオアカが気に入っているので,それがいればもっとよかった。
【写真】
  
■アトリ♂1W/ミヤマホオジロ♂
  
■ミヤマホオジロ♀/ジョウビタキ♂/カシラダカW
  
■アトリ♂1W/アトリ逆光でよくわからない/アトリ♂W
  
■ただのヒバリ/ハヤブサ成鳥/カシラダカW
  
■アオジ♀/カシラダカW/ミヤマホオジロ♂
  
■ミヤマホオジロ♂/アオジ♂/アトリ1W
  
■ハイタカ♀成鳥
  
■ジョウビタキ♂/キビタキ幼鳥/ホオジロ
  
■ミヤマホオジロ♂/アトリ1W/ミヤマホオジロ♀
  
■シラガホオジロ成鳥♂W


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2017年10月9日(月)蒲生海岸

2017年10月25日 | 蒲生海岸
■2017/10/9(月)10:41-11:21【天気】晴れ【レンズ】500Ⅱ
【場所】蒲生海岸
【種名】マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,カワウ,ゴイサギ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,ムナグロ幼羽19,シロチドリ12+,アオアシシギ幼羽2,ミユビシギ冬羽35+,ウミネコ,オオセグロカモメ,ミサゴ(7科16種)
【メモ】鳥の海に行ったが何の収穫もなかったので,蒲生に来た。しかし,ミユビシギやシロチドリ,アオアシシギがちょっといるだけでがっかりして,帰ろうと思ったときに,鳴き声が空から聞こえ,干潟の奥の方に群れが飛んでいった。階段から干潟に引き返すと,まもなく群れがやってきて,自分の周りを何回もぐろぐる飛び回った。500mmで飛翔を撮影するときは軸足を安定させて手持ちで撮影しているが,足がねじれて痛くなってしまった。そのうち,むれで干潟に下りたがまたすぐ飛んで,浜の方へ行ったと思えばまた,やって来て干潟に下りて採餌し,また飛んでぐるぐる回って結局,海の方に行ってまた戻り,砂浜のコウボウムギやハマニンニクの群落に下りた。MAX19羽でぐるぐる撮影できたのは,初めてだったし,蒲生でこれまで見たムナグロ一群れの羽数としては最大だった。
【写真】
  
  
  
  
  
■ムナグロ19羽


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2017年9月10日(日)鳥の海

2017年10月23日 | 鳥の海
■2017/9/10(日)9:49-11:01【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】マガモ,カルガモ,カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,メダイチドリ18+,シロチドリ2+,オオソリハシシギ3,チュウシャクシギ2,ホウロクシギ2,キアシシギ5+,イソシギ1,ミユビシギ2+,トウネン38+,ウミネコ,ミサゴ,トビ,ハヤブサ,ハシブトガラス(10科20種)
【メモ】火曜日に続き鳥の海に行ってみた。本来,秋には多ければ100羽以上飛来するチュウシャクシギがホウロクシギと同じ程度の個体数で,オオソリも少ない。火曜日たくさんいたムナグロは見えなくなり,トウネンとメダイチドリは相変わらずいた。オオソリハシシギの3羽の中の1羽はコシジロのようだった。例年,1羽程度は鳥の海や蒲生で観察している。ミサゴが魚を獲って食べているが,写真のミサゴは結局オオセグロカモメに,別のミサゴはハシブトガラスの執拗なちょっかいに食べるものは食べて飛んで行ってしまった。ミサゴは人間と違って魚肉ではなく柔らかい内臓とかを食べているようだ。
【写真】
  
■その足どうしたの?キアシシギの会話/イソシギ/ミサゴ成鳥
  
■まだ嘴がチュウシャクシギ並みのホウロクシギ幼羽
  
■オオソリハシシギの中にコシジロ1羽,ホウロクシギ幼羽
  
■オオソリハシシギとホウロクシギ。どれがコシジロかはわからず。
  
■コメツキガニの戦い/メダイチドリとミユビシギ
  
■ミサゴとオオセグロカモメ幼羽


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2017年9月5日(火)鳥の海

2017年10月22日 | 鳥の海
■2017/9/5(火)12:31-13:07【天気】晴れ【レンズ】500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】カルガモ,カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,ムナグロ9+,シロチドリ11+,オグロシギ1,オオソリハシシギ3,チュウシャクシギ2,ホウロクシギ1,アオアシシギ1,キアシシギ4+,ミユビシギ3+,トウネン38+,ウミネコ,ミサゴ,トビ,ハヤブサ(9科19種)
【メモ】平日公休日ウォッチングで鳥の海に行った。天気がよく,かげろうが立っていた。鳥の海は蒲生干潟と違って,干潟の中に緑の藻があるので,逆光で写真を撮った時に水面の色が緑っぽくなってなかなかいい。震災前は,干潟のかなり広い範囲で水深がちょうどいい深さになって,シギチドリが広い範囲で採餌できていたが,あの状態に戻るのには相当の年数がかかるだろう。最近は蒲生も鳥の海も普通種の種類も個体数もかなり少なくなってきているような感じがする。確かに珍鳥はぽつぽつ出ているが,渡り鳥の中継地としての環境で重要なのは珍鳥ではなく普通種の種類と個体数だろう。
干潟を一通り見て,海岸に出ると,まず砂浜にメダイ,ムナグロの群れがいた。ゆっくり観察しようと見ていると,ハヤブサの襲来であっという間に飛んでしまった。思ったよりたくさんいたので,と言っても50羽+だが,感動した。
【写真】
  
■アオアシシギ幼羽/トウネン幼羽/メダイチドリ幼羽・成鳥夏→冬羽
  
■カエルの様なイメージののっぺりしたキアシシギ幼羽/トウネン幼羽の群れ
  
■オグロシギ幼羽とトウネン幼羽/チュウシャクシギ幼羽,オオソリハシシギ幼羽,キアシシギ幼羽/ランディングしようとオオソリハシシギをよけたオグロシギ。奥はホウロクシギ幼羽
  
■まだ嘴が短いホウロクシギ幼羽/メダイチドリ冬羽
  
■ムナグロ幼羽/メダイチドリ,ムナグロ,シロチドリ,ミユビシギの混群/ハヤブサ若鳥


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2017年8月13日(日)伊豆沼・内沼

2017年10月19日 | 伊豆沼・内沼
■2017/8/13(日)11:51-13:59【天気】曇り時々晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】伊豆沼・内沼
【種名】ゴイサギ,ダイサギ,チュウサギ,ミサゴ,ツバメ(3科5種)
【メモ】前回は雨だったので2回目の内沼ハス祭り。前回たくさんいたツバメはほとんどおらず,チュウサギが例によってハスの上に乗って小魚を狙っているのが見られた。アサザの群落があちこちにありとてもきれいだった。
【写真】
  
■獅子鼻伊豆沼のハス/ダイサギとチュウサギ/ミサゴ幼鳥
  
■内沼のハス/ハスの葉の上に乗って小魚を捕まえるチュウサギ
  
■アサザの黄色い花/ゴイサギ幼鳥と成鳥の群れ/チュウサギ


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2017年7月2日(日)・11日(火)広浦・井土浦

2017年10月15日 | 鳥の海
■2017/7/2(日),7/11(火)【天気】晴れ【レンズ】500Ⅱ
【場所】広浦・井土浦
【種名】カワウ,シロチドリ,メダイチドリ,ウミネコ,コアジサシ,ミサゴ,チョウゲンボウ♀,ハクセキレイ(6科8種)
【メモ】コアジサシの繁殖と採餌を見に行った。渚ではたくさんのコアジサシが休息していた。海では成鳥に混じって幼鳥も採餌をしていた。チョウゲンボウが既に繁殖地を見つけていたようだった。総数は50~80羽程度か。以前は蒲生海岸,鳥の海,震災直後は牛橋でも繁殖していた。
【写真】
  
  
  
■コアジサシ成鳥
  
■採餌するコアジサシ成鳥と幼鳥/コアジサシの卵/メダイチドリとシロチドリの成鳥夏羽
  
■ミサゴ/ハマボウフウ/コアジサシから見てもさらに小さい小魚を捕まえた。


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2017年6月18日(日)鳥の海

2017年10月15日 | 鳥の海
■2017/6/18(日)13:26-13:27【天気】曇り 【レンズ】500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】カワウ,ウミネコ(2科2種)
【メモ】ウミネコが震災前プレジャーボートの船泊があった簡易防波堤の上で繁殖し,ヒナがたくさんいた。
【写真】
 
■ウミネコがたくさんいるなあと思ってよく見ると,ヒナもいたという話。


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2017年6月6日(火)蒲生干潟

2017年10月09日 | 蒲生海岸
■2017/6/6(火)10:39-11:47【天気】晴天 【レンズ】16-35Ⅲ,500Ⅱ
【場所】蒲生干潟
【種名】カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,シロチドリ8,キアシシギ夏羽6,ウミネコ,ミサゴ(6科8種)
【メモ】晴天この上なく,しかも温度が高く大気が揺らいでいるので,ピントが合わない日だった。ハマヒルガオ,コウボウムギ,ハマニンニクの群落を歩きながら,時々砂浜に点在するシロチドリを見たりする。干潟の水際ではキアシシギの餌となるコメツキガニがやたらいて,キアシシギは手当たり次第食べていたが,何しろ動きが速いのと近すぎるのでピントが合わない写真がほとんどだった。それでもファインダーをとおして見るカニ対シギの対決はいつものことながらおもしろかった。カニも食われると大変なので一生懸命ハサミを振りかざすのだが,キアシシギに取っては何でもなく,ただ飲み込むときは痛そうな顔をすることも往々にしてあるようだ。キアシシギの成鳥夏羽と幼羽ではずいぶん違うが,秋に幼羽がやって来るころにはキアシシギのしましま模様を忘れてしまう。そう言えば今年はメリケンを見ないでしまった。後で撮影したのを見たら,全部キアシだったのでがっかりだった。
【写真】
  
■カニを捕まえたシーンは何枚も撮影したが,みんなピンぼけだった。そう言えば600mmを持っていたときは接写リングを使っていた。
  
■食べ飽きたのか,目の前で一本足で休息モードに入った。
  
■干潟を魚眼レンズで上空から/ハマヒルガオ/シロチドリ


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2017年9月25日(月)岩間山

2017年10月02日 | 県外・国外・その他
■2017/9/25(月)6:34-11:37【天気】晴れ曇り 【レンズ】500Ⅱ
【場所】京都府宇治市岩間山
【種名】ハチクマ8+(76),トビ12+,ツミ1(9),オオタカ1(2),サシバ128+(1288),ノスリ1(14),ハヤブサ1(1),ハシブトガラス,シジュウカラ,コシアカツバメ,ヒヨドリ,メジロ,エゾビタキ,キセキレイ(9科14種)
【メモ】南丹市に仕事を兼ねて京都に行くことにした。時季的にどこかよい探鳥地はないかと京都支部のHPを見たところ,宇治市の岩間山のタカの渡りウォッチングがよいということになり,早速,カウントデータを過去に遡って見たところ,9月25日前後と出たので,あとは天候を見ると24日(日),25日(月)は晴れ。平日でないとだめなので,25日がちょうどよいということになった。前日の最終の新幹線で京都まで行き,25日の0時頃に滋賀県のJR石山駅前に到着し,ビジネスホテルに宿泊し,朝5時起きで準備をして6時にホテルを出発し,奥宮神社の駐車場に6時20分に到着し,そこから10分ほどかなり緩い山道を登っていくと,琵琶湖大橋を一望するタカ見の場所に着いた。既にカウントをされている方が一人いて,いろいろお話しを聞きながら鳥見を始めた。
 エゾビタキやコシアカツバメが飛び回っていて,カウントの方にうかつにもあれは「ツバメ」ですかと質問したが,よく見ればコシアカツバメだった。仙台の方には全くといっていいほどいないので(ずっと昔,大河原で繁殖していたのを見に行ったことはあるが),飛んでるツバメといえば,ツバメ,イワツバメ,ショウドウツバメで,アマツバメとハリオはいるが,ヒメアマツバメはいないというわけだ。山頂から下はガスが時々かかり,視界がなくなったりしたが,時々サシバが飛ぶくらいで,時間が過ぎていき,タクシーに来てもらう10時30分が近づいてきて,いくら何でもこれではだめだと1時間遅らせてもらった。その頃から,カウントの方々が増えてきて,そうか!これからねということで期待していると,10時過ぎから比叡山の展望台方面をどんどんサシバの群れが通過し始めた。遠くにタカ柱が立ち,やがて流れて琵琶湖の上を通過して比叡山の方を行くものと,数は少ないがこちらの岩間山方面へ流れてくるものもあり,真上をサシバの群れが旋回しながら飛んでいくのもあった。群れの中にはハチクマらしきものも混じってはいたが,何しろ遠い。琵琶湖大橋近くからこちらに向かってくるサシバとか,けっこう見応えがあったが,大きく見たいものはサシバではなく,ハチクマなので,時間も近づき諦めかけていると急に上空にハチクマが一羽現れた。500mmを真上に向けて連写した。あとで見るとあまりよく撮れてはいなかったが,満足だった。もっといれば,あと2,3羽は来たかもしれないが,1時過ぎには南丹市に行かなければならないので,カウントの皆さんに御礼を言って山を下りた。それにしてもあのカウントぶりはすごく,とても参考になったが,マガンのカウントとは違い,いかに重複しないようにカウントするかがポイントのようだった。しかも,範囲(視界)がやたら広く,距離もスコープでやっと見えるものから真上に来たものまで様々で,複数いないと正確な数はカウントできないようだ(ここでは一人では無理)。実際,カウントをする複数の方と記録をする方は別でやっていた。
 竜飛は何度か行ったが,いつもよい写真は撮れなかったが,ここは日にちと天気がうまく合えばいいようだし,前日の白樺峠のデータが一日遅れでこちらに来るので(タカが),予想がしやすいようだ。しかも,ここは絶景!というところがいい。できれば,比叡山側の眼下を飛んでくれれば順光でかなりよい写真が撮れそうだ。トビはそういうところを何度も飛んでいるが,しかたがないので最後にちょっと撮影した。
 さて,下山して途中,幻住庵に寄り,1時間ほどで南丹市役所で仕事を済ませ,すぐに戻って嵯峨嵐山駅で下車して,タクシーで大沢池に行ったが,マガモとカルガモしかおらず,そこから渡月橋で下ろしてもらって,ダイサギを撮影し,野々宮神社から竹林を通って落柿舎に行き,嵯峨嵐山駅に戻り,京都駅で生八つ橋をお土産に買って,仙台駅に着いたのは21時だった。
 今回のコースは京都観光を兼ねたいいウォッチングだった。

<参考になるHP>
日本野鳥の会京都支部
タカの渡り全国ネットワーク
【写真】
  
■タカの渡り観察ポイント
  
■コシアカツバメ/エゾビタキ もっとちゃんとまじめに撮影しておけばよかった。
  
■オオタカ若鳥/ノスリ/サシバ
  
■近くに来たサシバ/トビ,背景は比叡山展望台/サシバ15羽はいる。ディスプレイのゴミを取ってからカウントしてください(笑い)。ピントが合わなかった。
  
■琵琶湖大橋からこちらへ飛んできたサシバ。最初,肉眼ではほとんど見えない。
  
■サシバ/カウントしてみましょう。
  
■輪になって飛ぶサシバ/サシバの群れ/これはハチクマ3羽
  
■サシバ/ハチクマ
  
■ハチクマ
  
■ハチクマ/こういうところをサシバとハチクマが飛んでくれたらよい写真が撮れたと思う。


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