私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2022年6月30日(木)大磯町照ヶ崎海岸

2022年06月30日 | 照ヶ崎アオバト

■2022年6月30日(木)9:46-11:10【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】神奈川県大磯町照ヶ崎海岸
【種名】アオバト23+、オオセグロカモメ1、ムクドリ4+(3科3種)
【メモ】前回は2019年9月2日だから3年ぶりに照ヶ崎海岸に来た。コロナが少し収まりつつある状況で、意を決して東京に出てきた(笑い)。平日の朝なのでとても混雑しており、東海道本線も普通グリーン席もいっぱいでちょっと怖かったが、東京駅で通勤客が大量に降り、さらに新橋、品川ではほとんど降りてしまったので結局いつも通り。仙台から東京まで約2時間、大磯まで約1時間で計3時間少しかかる。大磯駅で降りて時間がもったいないのでタクシーに乗ると、運転手さんが、仙台から来たのはアオバト目的で乗せた人の最大距離だね、とか言って笑っていた。大磯海岸に着くと、関連ブログを見ていて、その記事通り、干潮でしかも、これまでで一番波も穏やかなので、アオバトが飲みに来る岩のくぼみにはほとんど海水がない状態。したがって、名物の波がざぶーんと来て、アオバトたちがしぶきの中から飛び出す光景は全くなしという状況だった。飛来した個体数も、最初に4羽、次に15羽、3羽、最後に4羽と過去最少羽数だった。アオバトを撮影する方々も、いつもなら自分が撮影を開始する9時40分頃には、最低3人くらいはいたが、今日は1人だけで、「来ますか?」と聞くと、気のない返事で「ぱらぱら」。7時30分にはほぼ全員帰ったという。しかし、せっかく来たので撮影はしたが、何しろ回数と個体数が少ないのはいかんともしがたかった。今日は今までより、暑くなく、湿った風が少しひんやりする天気だった。また、来年、来ようと思う。何しろとにかく美しいハトだ。見ただけで満足した。
【写真】
  
薄曇りで富士山も見えなかった。
  
この時の15羽が一度に来た最大羽7数
  
岩礁に海水を飲みに来るが、くぼみに海水がほぼない状態


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2022年6月21日(火)大沼

2022年06月21日 | 大沼・赤沼

■2022年6月21日(火)9:43-11:00【天気】晴れ【機材】EOSR5+EF500Ⅱ
【場所】大沼、内沼
【種名】カルガモ、カンムリカイツブリ(Ad2J1)(Ad1)(J1)、カワウ、ヨシゴイ4+、ダイサギ、バン(ad2J3)、オオバン、セイタカシギ1、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ、ハシブトガラス、ヒバリ、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(15科18種)
【メモ】蒲生の帰りに大沼に寄った。赤沼は満水で何もおらず、大沼に来ると、広い水面にいろいろな鳥がいた。カンムリカイツブリの親が2羽のヒナに給餌をし、対岸に行くと一人ぼっちのヒナがいた。しばらく見ていたが、何も出てこなかった。ヨシゴイが飛ぶには飛ぶが遠いので、はっきりした写真は撮れなかった。一番近くのヨシワラにヨシゴイがいるという情報を得て行ってみるが、何もいなかったので、そちこちをうろうろ往復して、目の前に小さなヨシゴイがいた。それから、オオヨシキリ同士のバトルを見、さらに田んぼでハシブトガラスが、ヨシゴイに威嚇していたが、ヨシゴイは負けてはいなかった。最後に、セイタカシギがいるということで情報をいただき、沼の土盛りしたところばかり、車を運転しながら見ていたが、いなかった。すると、田んぼの方からピピという鳴き声がしたので、運転席側の窓の外を探すと、田んぼの畔の上にセイタカシギが一羽いた。声がしなければ、見逃していた。
【写真】
  
給餌の様子
  
給餌の様子/意味不明だが親が子の頸部を噛み、水に沈めていた。/一人ぼっちのヒナ
  
オオヨシキリの睨み合い/そのアップ
  
ヨシゴイ/ハシブトガラスとヨシゴイの睨み合い


セイタカシギ


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2022年6月18日(土)蔵王御釜周辺

2022年06月20日 | 宮城蔵王

■2022年6月18日(土)10:30-13:40【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】駒草平~リフト~御釜往復
【種名】キジバト2、アマツバメ8+、トビ1、ノスリ1、ホシガラス1、ハシボソガラス1、ハシブトガラス4、ヒバリ2、ヒヨドリ3+、ウグイス++、イワヒバリ成鳥1、ビンズイ4+、ウソ♂1(10科13種)
【メモ】今日は前回見ることができなかったイワヒバリを見に行くのが第一の目的だが、何と言ってもいつも家を出るのが遅いので、どこのフィールドでも10時過ぎからの観察になる。自宅から御釜に行くのには、帰りも含めて、遠刈田ルートと青根ルートのどちらかだが、今シーズンは自宅~宮城仙台IC~村田IC~遠刈田ルートで行って、帰りは青根ルートから川崎町を経由して自宅に戻ることにしている。鳥+温泉+おいしい食べ物、これが野鳥観察では大事なこと(笑い)。
 閑話休題。さて、今日は最初にウソ♂が駒草平近くの道路で車の前を横切って飛んだので幸先がいいと思っていたら、あとは1羽も出ない。ホシガラスも前回はかなり飛んだのに、帰りの不帰の滝で1羽のみという結果になった。
 さて、リフト乗場周辺の広い駐車場は土曜日ということもあり、車でいっぱいだった。乗車場に行く道の両側はマイヅルソウとハクサンチドリがたくさん咲いていた。リフトに乗って登っていくと、ウグイスの鳴き声があちこちでするが、姿は見えない。リフトを下りて、御釜まで歩き、そこから柵伝いに登っていく。途中、イワカガミを撮影しながら、ビンズイの鳴き声に居場所を探すが、観光客がやってきて、すぐに御釜の方へ飛んで行ってしまう。また戻ってくるが、何しろ人の方が鳥より明らかに多いので、ビンズイも落ち着かないようだった。柵の切れ目あたりまで来ると、急に御釜からアマツバメ4羽が飛んできた。それまで、花を撮るためISO100だったのを、急遽400に、AFも追従モードに変更し、露出をー2からー1/3に変更して、アマツバメを追った。以前、月山に登った時には頂上付近で、やたら低空飛行で多くのアマツバメが途切れなく間近に飛んでいたことがあったが、あの状態なら数打てば当たるで中にはいい写真も撮れたはずだが、たった4羽であっという間に馬の背を越えて行ってしまったのは残念だった。
 気を取り直して、御釜の斜面で鳴いているビンズイを探すことにしたが、何しろ双眼鏡を持ってきていないので、肉眼で探す。ちょっとでも動けば、けっこう遠くでもわかるが、見つけるのにしばらくかかった。ガレ場の間で餌を探していたようで、やっと動いているのを発見し、レンズを向けると、斜面を登りながら、昆虫を探しては食べていた。別な個体が、御釜を背景に飛びながら囀っていた。なぜか、イワヒバリでなく、ただのヒバリが御釜を背景にいたのには少し驚いた。
 そこから少し歩き、イワヒバリを探すが見つからず、そのうち、やっと、雪渓の下から飛んできて、ガレ場に降りたのを見つけたが、遠いのとビンズイよりさらに探すのは難しく、諦めて出てくるのを待つことにして、平らな岩を見つけて一休みし、スマホなど見ていた。すると、ガレ場からイワヒバリが飛んできて雪渓に降りた。ウォーキングとホッピングを混ぜたような歩き方で、雪渓をこちらの方にやってくる。見ていると、たくさん昆虫をくわえて、さらに雪の上にいた餌に狙いをつけたが、あっという間に飛ばれてしまった。そのあと、さらに自分の方に近づいてきて、まるで「たくさん捕まえたよ」とでもいうように胸を張って、トウネンが時々やる立歩きのような感じで、近づいてきた。その後、雪渓の下に降りて行ったが、おそらく、餌をヒナに与えるためだったろう。雪渓が消える頃になれば、幼鳥に餌をあげる姿もみることができるはずだ。
一応目的は達したので、高山植物を見ながら、下山した。
【写真】
  
マイヅルソウ/イワカガミと昆虫たち
  
御釜とイワカガミの群落/アマツバメの飛翔
  
翼上面の羽衣の様子が見える/体の下面は縞模様/ビンズイ
  
餌の昆虫を探す。テントウムシの類は敬遠。
  
嘴で挟んで、キアシシギがカニをつかまえた時にやるように、振り回し、足や羽にダメージを与え、何度か、地面に投げ出して、最後は、取れるものは取れた状態で、腹部を上にして転がし、食べていた。/御釜を背景に囀りながら飛ぶ/これは普通のポジションの囀り
  
ハイマツの上に止まったが囀らなかった/ヒバリです
  
ここのコマクサは花はまだだった/①餌を見つける②飛ばないで
  
③あー飛んだ④去る者は追わず⑤どんどんこっちにやってきた
  
ヒナにやる餌はいっぱいあるからいいんだよ~とでも言いたげにこちらへやってきて、あとは雪渓の下に飛んで行った。
  
ミヤマオダマキ/セイヨウタンポポ
  
ヒナザクラと花のアップ/ワタスゲ
  
ワタスゲのアップ/チングルマ/ハクサンチドリ
  
コマクサ/不帰の滝の先にある滝


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2022年6月4日(土)蒲生海岸

2022年06月18日 | 蒲生海岸

■2022年6月4日(土)12:08-14:15【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】蒲生海岸・干潟、七北田川河口
【種名】カルガモ、カワウ、ササゴイ、ダイサギ、コサギ、コチドリAdS1、シロチドリAdS♂3♀1、メダイチドリAdS♂1、オオメダイチドリAd羽衣不明1、チュウシャクシギ1、キアシシギAdS6、ソリハシシギAdS2、トウネンAdS1、ウミネコ、オオセグロカモメ、コアジサシ13+、ミサゴ、トビ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、オオヨシキリ、コヨシキリ、セッカ、ムクドリ、ハクセキレイ、カワラヒワ(15科28種)
【メモ】前回、オオメダイチドリをきちんと見なかったのと、黒雲のためにコアジサシの数をカウントできなかったので、またまたやってきた。いつものように干潟を一周して、オオメダイチドリをしっかり観察し、海岸をもどって堤防に戻ったところで、河口沖の海にコアジサシの群れが飛んでいた。これが13羽で、群れは河口の砂浜で休んだり、また海に飛んだあと、コロニーに戻ってきて、あとはしばらく静かになった。土盛りの上では抱卵する様子も見られた。
今、大学野鳥の会の時、1977年5月から10月まで、”フジカシングル8ZX500”で撮影し、編集した『蒲生干潟の鳥類』という8mmフィルムをデジタル化してもらっている。その時の様子を見ると、アジサシとコアジサシが、養魚場池で盛んにダイビングして魚を捕っているシーンがある。また、砂浜の広い範囲にコアジサシがコロニーをつくっていたりと、45年前は本当に蒲生干潟というところはすごいところだった。大学で休講があるとすぐにバイクに乗って蒲生に行ったが、おそらく、講義を聴く時間より蒲生で鳥を見ていた時間の方が明らかに長かったと思う。撮影データは、出来上がり次第アップする予定。
これ以降、コアジサシの営巣の観察に入るので、蒲生のフィールドノートは、何か珍鳥が出ない限り、しばらくお休み。
【写真】
  
シロチドリ/キアシシギ/キアシシギ
  
コウボウムギ雌花/ハマニンニクとハマヒルガオの群落/コアジサシの群れ
  
全部で13羽/南蒲生側河口のコアジサシの群れ/ハシブトガラスをモビング(領空侵犯スクランブル)するコアジサシ
  
コアジサシ
  
名古屋行き太平洋フェリーいしかり/メダイチドリ♂/オオメダイチドリ
  
オオメダイチドリ/トウネン/トウネンとオオメダイチドリ
  
シロチドリ/ミサゴ/ウミネコ


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2022年6月9日(木)・11日(土)鳥の海

2022年06月11日 | 鳥の海

■2022年6月9日(木)・11日(土)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】牛橋河口,鳥の海,阿武隈川河口,周辺
【種名】キジバト,カワウ,ササゴイ,ダイサギ,ウミネコ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,ハシブトガラス,ハシボソガラス,ヒバリ,ツバメ,オオヨシキリ,コヨシキリ,セッカ,ムクドリ,スズメ,ハクセキレイ,ホオアカ,ホオジロ(15科22種)コブハクチョウ
【メモ】釣師浜の帰り鳥の海に寄り,主に港内と阿武隈川河口でカモメウォッチングをした。すると,意外にもたくさんのオオセグロカモメがおり,セグロカモメも若干いた。いずれ,繁殖はできない個体群ということになる。阿武隈川河口の中州に遠目からでも真っ白な大型カモメがいたので,シロカモメの可能性もあるが,オオセグロカモメの可能性の方が高く,ちょっと遠すぎて判別不可ということで,土曜日にまた行ってみることにした。土曜日,最初に河口に行ってみると,ちょうど中州が広く出ていて,たくさんのウミネコとオオセグロカモメ,それに少ないがセグロカモメもいた。白いカモメもいて,今回は,一番大きく見えるところで堤防を上がって双眼鏡で見て,さらに写真撮影して確認した結果,オオセグロカモメ第1回夏羽移行個体とした。遠くから見ると確かにかなり白く,嘴も黒と肉色だったが,伸びをするまでじっと待っていると,やはりこのまま成長するとオオセグロカモメになるようだった。
【写真】
  
紺色のメタリックな甲虫を一度咥えたが,すぐに離し,じっと見ていた。
  
オオセグロカモメ第1回冬→夏/右端に白いカモメ
  
コヨシキリの囀り
  
セッカ/コヨシキリ。この風景を見ていると北海道のサロベツの原生花園に行きたくなった。
 
翼を伸ばしたところ。奥はセグロカモメ成鳥夏羽


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2022年ハヤブサの繁殖

2022年06月10日 | 青葉山・広瀬川

■2022年5月~6月【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500mm、 EF500Ⅱmm
【場所】広瀬川
【種名】ハヤブサ成鳥2、幼鳥4(1科1種)
【メモ】今年のハヤブサの繁殖記録。
【写真】
  
生まれて間もないヒナと♀。この段階では全部孵化していない。奥に卵が見える。/♀は短時間巣を留守にしていたが、すぐ戻ってきた。/親の懐に潜り込むヒナ。
  
♀が狩に出ている間、♂が巣の入口でヒナを守る。たいてい目を閉じているが、何かあれば目を開け、何もなければ瞬膜を閉じる。歴代の♂で必ずしも入口で見張るということはない。巣の近くの木の枝が多い。
  
ヒナに給餌する♀。終われば巣を出てまた狩りへ。巣から飛び出す位置も代々♀によって違う。
  
♀が出て行った後、見張りにつく♂。眼を開けているかと思うとやはり目を閉じている。
  
♂♀の比較写真。これくらいの大きさの違いがあります。この日は、いつも以上に♂♀とも飛んでくれた。領空侵犯があったみたいで、♂が積極的に迎撃していた。相手は、分家のハヤブサと、あとで見たらチョウゲンボウもいた。/見張りの♂/いつも、ほぼ寝たようにしているが、いったん飛べば、反転飛行とかすごい飛び方をする。
  
♀。5月に大雨の際に巣に雨が入って、卵やヒナを必死に守ったのか、1か月近くなっても腹部の赤土の色が落ちないでいる。/4羽のヒナ/♂の左翼角あたりが負傷している感じ。
  
♂の飛翔/巣に戻る♂/獲物を掴んできた♂。足を見ると黄色で爪が猛禽の感じ。
  
♂が獲物を巣に運んだところで♀が巣に入り、♂から獲物を取って、ヒナに食べさせる。♂は巣から出る。
  
巣から飛び出した♂。♂の羽根はフレッシュな感じ。
  
♂の飛翔2枚/巣穴ではまだ♀がヒナに餌を与えている。
 
♀の飛翔。♀の羽根はだいぶ傷んでいる。
  
だいぶ大きくなって成長が一番早い幼鳥は羽ばたきの練習に余念がない。/♀が餌を持ってきた。/一番成長が早い幼鳥が、餌くれーと叫んでるように見える。
  
餌をあげ終わって飛び出す位置は代々違う。/この飛び出しを見て、幼鳥は自分が飛ぶ日を想像しているのだろうか?/奥ではまだ2羽が餌の取り合い。

また、羽ばたきの練習。成長一番早い幼鳥は羽ばたきの練習をし、2番目の幼鳥もヒナの産毛はもうない。残りの2羽がまだ産毛がある。羽繕いの時に、エクリプス羽のカモもそうだが、いらない羽毛を嘴で取っている。
 
今年は4羽のせいか、巣立ちが遅れているのかもしれない。この時期にしてはまだ、1羽しか巣立ちしておらず、まだ3羽いる。


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2022年6月9日(木)磯浜漁港・釣師浜漁港・松川浦漁港

2022年06月09日 | 磯浜漁港

■2022年6月9日(木)11:20-13:19【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】磯浜漁港・釣師浜・釣師浜漁港・松川浦漁港
【種名】カルガモ,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,ウミネコ,シロカモメ1S,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ツバメ,オオヨシキリ,セッカ,ムクドリ,スズメ,ハクセキレイ,ホオアカ(17科23種)
【メモ】どこにも行くところがなく,前日は定義山に行ってあぶらげ,おでん,みそおにぎりを食べて帰ってくるくらい。それで,そう言えば今シーズンというか前シーズンはシロカモメを見ていなかったと気づき,それでは松川浦まで行けば,途中で何か出るかもしれないと期待して,磯浜漁港に到着。ウミネコとオオセグロカモメしかいない。荒れる海に何もいない。ということで,釣師浜へ。ウミネコ1羽。ここから,釣師浜漁港の岸壁を見ると・・・おお,白いカモメがいる。急いで漁港に行き,防護柵でそれ以上行けないところまで行って,網の間から撮影するが,ちょっと遠い。近くにオオセグロカモメが1羽。但し,経験上全体の感じはオオセグロカモメにほぼ似ているので,立って,飛んだら,オオセグロカモメだったということがないわけではない。とりあえず,あっけなく目的を達成し,松川浦漁港の外港,内港,それから文字島まで行ったが,風切りを損傷したコブハクチョウが1羽とウミネコがたくさんいたくらいだった。外港では,次々に水揚げの漁船が入り,市場ではせりが行われていた。そこから釣師浜漁港に戻り,シロカモメを探すが,もういなかったが,岸壁でオオセグロカモメが営巣しているのを見ることができた。砂浜にハマボウフウが生えていて,蒲生に行くたびに海岸を歩いてさがしているが,未だに見つけていないのに,目の前にあったのには驚いた。
※シロカモメについては、2011年3月11日震災以前のカテゴリー「磯浜漁港」に観察記録が多い。特に釣師浜河口と松川浦漁港。震災後はほぼ見ていない。
【写真】
  
オオセグロカモメとシロカモメ1S/ハマヒルガオ
  
ハマボウフウ/松川浦漁港(外港)/水揚げされたマイワシ
  
同じくカナガシラ/ウミネコ/オオセグロカモメの営巣。6月下旬にはヒナ

釣師浜・・・津波で何もかも流された。この風景を見るとため息ばかり。


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2022年6月4日(土)大沼

2022年06月04日 | 大沼・赤沼

■2022年6月4日(土)11:10-11:39【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】大沼・赤沼
【種名】カルガモ、カンムリカイツブリ、カワウ、ヨシゴイ、ダイサギ、バン、オオバン、ウミネコ、クロハラアジサシ、ミサゴ、トビ、ノスリ、ヒバリ、ツバメ、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(15科19種)
【メモ】蒲生にコアジサシを見に行く途中、大沼に立ち寄った。先週行った時には赤沼にカンムリカイツブリがペアでいたので、昨シーズンのように浮き巣を作るのかもしれない。今日もペアでいて潜水を繰り返していた。ちょうど、赤沼に水が流入する水門の流れの早いところにいて、しきりに潜っていた。大沼に行くと、ミサゴが飛んでいた。ぐるっと回ってヨシゴイがいる場所で車を止め、少し見ているとヨシゴイも飛んだが、対岸付近でクロハラアジサシが1羽飛んでいた。こちらに来ればいいのだが、少しこちらに来てあとは、田んぼの向こうに飛んで行ってしまい、戻ってこなかった。ヨシゴイは何回か飛んだが、そのうち2羽で飛ぶのも見た。ヨシの陰にカンムリカイツブリがヒナを背負っているのが見えた。親の背中から降りて泳いでいるのもいた。短時間で一通り教えてもらった鳥を見ることができた。
【写真】
  
赤沼のカンムリカイツブリ/ゴマ塩頭のクロハラアジサシ
  
ヨシゴイの飛翔
  
カンムリカイツブリの親とヒナ


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2022年6月2日(木)蒲生海岸

2022年06月02日 | 蒲生海岸

■2022年6月2日(木)11:30-12:24【天気】晴れのち黒雲【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】蒲生海岸、七北田川河口
【種名】カワウ、ササゴイ、ダイサギ、コサギ、コチドリ夏羽3、シロチドリ3、メダイチドリ夏羽6、オオメダイチドリ冬羽?1、チュウシャクシギ1、キアシシギ5夏羽+、ソリハシシギ夏羽1+、トウネン夏羽1、ウミネコ、コアジサシ(5科13種)
【メモ】河口で採餌しているコサギがいたが、カラだと困るので一応、写真を撮ったが、近くで見ればやはりコサギだった。それから、いつものように干潟を一周している途中、対岸で観察していたTさんから電話が入り、オオメダイかもしれないから確認してということだったので、群れの飛翔を撮影し確認すると、やはりオオメダイチドリだった。ということはメダイの群れは前からいたので、そこに入っていたのを見過ごしていたことになる。まったくの夏羽ではなく、いわゆる非生殖羽(冬羽だろうが)という感じの羽衣だった。今頃、蒲生にいるシギチは、繁殖しない個体群と思われるが、北へ行きつつ、また7月8月になるとUターンするのだろうか。
ということで干潟を一周し、次はいよいよコアジサシの観察とカウントという時になって、ふと上空を見上げると、西の空が青と黒に分かれている。これはまずいと、すぐ車に戻り、家に帰ることにした。途中、家内から、竜巻警報がでているよ、と電話があり、大丈夫、もう戻っているからと言い、すごい雷が落ちている情景を撮影しながら家に帰った。コアジサシを見にいけなかったことが心残りだった。
【写真】
  
採餌するコサギ/小魚を食べる/ヌマガレイをゲット
  
カラかもしれないので撮っておいた。コサギだったが/キアシシギ/シロチドリ
  
メダイとオオメダイ/シロチドリ/河口のウミネコ
  
ソリハシシギ/ソリハシシギとキアシシギ、トウネン/メダイ、オオメダイ、トウネンの飛翔
  
メダイ、オオメダイ、トウネンの飛翔
  
メダイ、オオメダイ、トウネンの飛翔/オオメダイ
  
オオメダイ、メダイ、トウネン/コチドリ/アシワラガニ
  
アシワラガニ/堤防のシロツメグサその後方に黒雲が迫る/大気が非常に不安定になり、竜巻警報が出た日。


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2022年6月1日(水)宮城蔵王

2022年06月01日 | 宮城蔵王

■2022年6月1日(水)10:45-14:30【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】賽の碩~駒草平~大黒天~リフト乗り場~御釜往復
【種名】キジバト2、アマツバメ10+、トビ1、ノスリ1、モズ2、ホシガラス4、ハシブトガラス2、シジュウカラ1、ウグイス++、カヤクグリ1、ウソ8(♂5♀3)、アオジ2(10科12種)
【メモ】何となく鳥がいるのは蒲生、広瀬川・・・くらいしかなかったので、6月ということもあり、蔵王に行くことにした。賽の碩ではシジュウカラ1とホシガラスが2羽、駒草平ではアマツバメ6+とアオジ1+、ホシガラス2、大黒天はアオジ1、リフト上下付近ウソ8・カヤクグリ1で、カヤクグリは下りリフトのすぐ近くの木に止まっていたのを近くになって発見し、レンズを向けたとたん逃げられてしまった。撮れていれば大きかった。御釜付近は雪渓も鳥影なしだったが、水面の上をアマツバメが1羽飛んでいた。ウグイスはリフトの中腹までは鳴いていたが、それ以降はなし。鳥を見る時間帯が、いつも最も鳥がいない時間帯(笑い)なので、仕方ないが、今回は出た方。高山植物はこれからというところだった。ウソは、雪の上に出ていた実を食べていた。そのうちセイヨウタンポポの種子を食べるようになる。これを初めて見た時はかなりショックだった。今日はアカウソはいなかった。コマクサもイワカガミを花を咲かせる準備をしていた。
【写真】
  
不帰の滝アマツバメ/ミネズオウ/イワカガミ準備中
  
御釜/ウソ♂/ウソ♂別個体
  
ウソ♀/西洋タンポポ/準備中のコマクサ
  
スミレsp/雪渓を背景に囀るアオジ/ムラサキヤシオ
  
どこ?ホシガラス/不帰の滝/雪渓を背景に囀るアオジ


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