私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

2018年、2022年と見に行き、2023年は巣が崩れてしまったらしく、今年は隣の岩で抱卵中だった。

2014年1月29日(水)根白石,色麻,宮崎

2014年02月27日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2014/1/29(水)15:18-16:28【天気】晴れ時々曇り
【場所】根白石,色麻,宮崎
【種名】コハクチョウ,オオハクチョウ,ミヤマガラス(2科3種)
【メモ】根白石にここ数週間,ミヤマガラスの群れとハクチョウ類の群れが採餌している。色麻,小野田,宮崎の田圃はいつもハクチョウ類がいるわけではなく,積雪がなければやってくるという状況である。小野田,宮崎は積雪があり,ハクチョウ類,ガン類,ミヤマガラスはまだ来ていない。
【写真】EOS7D+EF40mm F2.8 STM
  
■根白石田圃のハクチョウ類とミヤマガラス。
  
■色麻の田圃のオオハクチョウ,コハクチョウ/夕景色雪の薬莱山


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2014年1月19日(日)奥松島

2014年02月27日 | 奥松島・野蒜
■2014/1/19(日)7:58-11:18【天気】晴れ
【場所】鳴瀬川河口付近,野蒜海岸,宮戸島
【種名】コハクチョウ,アメリカコハクチョウハイブリッド,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,ヒメウ,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,イソシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,チュウヒ,モズ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,シジュウカラ,ヒバリ,ヒヨドリ,ムクドリ,ツグミ,ジョウビタキ,スズメ,カワラヒワ,ベニマシコ,ホオジロ,カシラダカ,アオジ,オオジュリン(20科50種)※アメコ雑種を含む
【メモ】1月は必ず毎年奥松島に行くことにしている。特に正月は他のフィールドよりも奥松島はなぜだか清新な感じがする。震災後もこの感じは変わらないが,今回は遅れて中旬ということになった。鳴瀬川沿いの田圃にハクチョウがいると,この群れにはアメリカコハクチョウのハイブリッドが入っていることが多く,今回も観察できた。鳴瀬川沿いの堤防は震災前と同様,カモ類が集まっているが,以前は吉田川との合流点付近は,スズガモ,キンクロハジロ,ホシハジロの大群がいたことが多かったが,津波後はあまり大きな群れを見たことはない。ここは以前コスズガモを観察した場所だ。河口は対岸の野蒜築港跡や集落,それに漁港が津波で被災し,昔の面影が全くなくなっている。中州も以前より面積が狭く,カモメ類も少ない。河口堤防前の防波堤は以前のままで,相変わらず,ヒドリガモ,ヨシガモ,クロガモがいる。野蒜海岸の惨状は言うまでもない。塩田跡や運動公園周辺,松島野外活動センターは取り壊されて何もない。塩田跡の沼は,カモ類も津波前と比べれば本当に個体数が少ない。チュウヒやミサゴは相変わらずいるが,常連のオオワシの姿を震災後はまだ見ていない。以前,フクロウを間近に見た宮戸島の小道はフクロウが止まっていた枝が全部伐採されていた。室浜,月浜等,全部見て大高森に登った。小鳥を期待したが強風のためか,ほとんどいなかった。天気はよく,景色もよかったが,それほどクリアではなかった。さて,ここからもう一度鳴瀬川河口に行って,クロガモを撮影した後で悲劇が起きた。帰ろうと思ってカメラを方にかけ直した瞬間に,カメラとレンズが,岩壁に落ち,ごろごろ転がって,危うく海に落ちる前に止まったが,ものすごい音がして,周りの釣り人もびっくりしていたが,レンズが望遠側になっていて,鏡胴が伸びていたために,それが15度くらい曲がってしまっていた。元に戻そうにもさらにひびも入っていて,いかに強烈な衝撃だったかがわかる。ファインダーをのぞいて,中州のカモメたちを見ると,白くにじんでいた。まあ,最近写りが悪く仕方がないかと思ったが,EF70-300mmLISは1年も持たなかった。
【写真】
  
■コハクチョウとアメリカhコハクチョウのハイブリッドファミリー
  
■鳴瀬川河口付近の堤防に集まるヒドリガモとオカヨシガモの群れ/鳴瀬川河口の中州のカモメ,オオセグロカモメ/野蒜海岸のクロガモの群れ
  
■ミサゴ/被災塩田跡のカイツブリ/同じくマガモ,オナガガモ,ミコアイサ
  
■塩田跡のオオジュリン/大高森から奥松島,野蒜海岸。野蒜海岸は松林が津波でほとんどなくなっている。
  
■チュウヒ成鳥♂。腰がほとんど白くないタイプ。/クロガモのペア。貝を食べている♂


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2014年2月24日(月)南三陸コース

2014年02月24日 | 南三陸漁港
■2014/2/24(月)8:18-11:38【天気】晴れ時々曇り
【場所】南三陸コース
【種名】コクガン3,コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,アメリカヒドリ♂・ハイブリッド♂1,マガモ,カルガモ,ハシビロガモ,オナガガモ,コガモ,アメリカコガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,イカルチドリ,イソシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ヒヨドリ,ミソサザイ,ムクドリ,ツグミ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ♀,スズメ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,カワラヒワ,ベニマシコ,ホオジロ,カシラダカ,オオジュリン(21科56種)
【メモ】新北上大橋付近は,富士川の改修工事が本格化していた。アメリカヒドリ♂は今日は白浜海岸にいた。白浜海岸と大室漁港は海上経由で約2km,大室漁港と相川漁港は同じく約2.5kmで,カモ類の移動にはかなり近い距離になるだろう。かなり以前からいつもこの3地点で観察することが多い。一方,アメヒのハイブリッドの方は,十三浜の追波川堤防で観察できるが,以前大室漁港でも見たことがあった。ただし同一個体かどうかはわからない。コクガンは今日はかなり個体数が少なく,相川で1羽,戸倉海岸で4羽ほどしか見なかった。アメリカコガモは,波伝谷の壊れた堤防の上にコガモやオナガガモの群れに交じって♂が1羽いた。以前,自然の家のボート置き場になっていた場所の防波堤付近にも小群の大型カモメがいつもいるが,今日はシロカモメとセグロカモメのハイブリッドがいた。嘴や全体の感じはシロカモメ幼羽だが,羽衣がシロカモメとは違う。『カモメ識別ハンドブック改訂版』P17の第1回冬羽Bに該当する個体と思われる。波伝谷漁港の防波堤にもセグロカモメの第1回,第2回冬羽がいた。今回アップするまで時間がかかったのは,これらのカモメの識別に時間がかかってしまったからだ。カモメは本当におもしろい。
【写真】
  
■富士川改修工事 新北上大橋から/カワウ/富士川改修工事
  
■クロガモ 白浜海岸/アメリカヒドリ♂ 白浜海岸
  
■ワシカモメ成鳥冬羽から夏羽 大室漁港/コクガン幼羽 相川漁港/ヒドリガモ 相川漁港
  
■ヒドリガモ♀/オオセグロカモメ成鳥夏羽/ワシカモメ第1回冬羽
  
■セグロカモメ×シロカモメ第1回冬羽/セグロカモメ第1回冬羽後期/同じ個体
  
■セグロカモメ第1回冬羽。前と同じ個体/セグロカモメ第1回冬羽/同じ個体
  
■オオセグロカモメ第4回夏羽/セグロカモメ第2回冬羽/オカヨシガモ
  
■アメリカコガモ 波伝谷/アメリカヒドリハイブリッド 十三浜
  
■セグロカモメ第1回冬羽と後ろ第2回冬羽/同前第1回冬羽飛翔。/セグロ・シロの雑種の隣にいたセグロカモメ第1回冬羽の飛翔


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2014年2月23日(日)蕪栗沼,周辺田圃

2014年02月23日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2014/2/23(日)7:59-13:37【天気】晴れ
【場所】蕪栗沼,周辺田圃
【種名】(科種)
【メモ】この日は蕪栗沼一帯にも積雪があり,空は晴れて清新な朝だった。法事や墓参の行き帰りに蕪栗沼に行ってガンを見た。震災の年に祖母を亡くし,翌年,兄を亡くした。そういう悲しみの中にあっても現実の生活があり,それぞれの家族がそれはそれで生きていかなければならないのが,辛いところだ。
 鳥を見る姿勢も最近変化してきて,鳥のいる風景を見るという以前からの姿勢がいっそう鮮明になってきた。一方,相反することのように思われるがデジタルカメラで鳥を大きく撮るというのも最近傾向が強くなってきた。当たり前のことだが,鳥は「鳥」という姿・特徴を備えた生き物だ。嘴も羽もコンパクトに格納できる翼も,たいていの人が気味が悪いという足も,その足の裏までが,生物として生きるための工夫がしてある。バンディングで小さなシギチを両手で適当な力加減で持ってみて,たったこれだけの生き物が長い旅を繰り返しているという不思議さとか,毎年,蕪栗沼周辺や実家の田圃にわいわいいるマガンは,一見大きく見えるが,本当は,オオヒシクイでさえとても小振りで,これらが壮大に空を飛んでいくのを見るだけでも感動してしまう。今回,蕪栗沼と白鳥地区の間にある水路に,ベニマシコの若い?ペアが水を飲みに来て,実際に水を飲んでいるのを見たが,これもまた当たり前のようだが,寒く厳しい環境の中で一生懸命生きているのがわかる。アトリも小群で行動していたが,ペアが同じ木に止まって,一緒にそちらこちらを飛び回っているのを見ても,単なる鳥の群れではなく,生きるために何かしているということが実感できたりする。オジロワシは1羽しか見なかったが,もう1羽どこかにいたはずだ。
 田尻の農道を帰りながら,雪の田圃に展開するマガンの群れを見ながら,仙台に帰った。
【写真】
  
■農道のマガンの群れ/アトリのペア/水路に水を飲みに来たベニマシコのペア
  
■ヒヨドリも蕪栗沼だといかにも野生に見える。我が家の庭に来るヒヨドリとは大違いの風情/オジロワシ成鳥。違う位置から撮影
  
■マガンの群れ


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2014年1月13日(月)松川浦,磯浜,中浜

2014年02月18日 | 磯浜漁港
■2014/1/13(月)8:51-10:50【天気】晴れ
【場所】松川浦,釣師浜,磯浜,中浜
【種名】コブハクチョウ成鳥15若鳥1,オカヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,シノリガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カイツブリ,ハジロカイツブリ,カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ハイタカ,ノスリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,イソヒヨドリ(10科32種)
【メモ】成人の日だが,日程が空いていたので,松川浦から鳥の海まで行ってみた。山元インターで降りて南下し,磯浜の手前,工事中の水神沼の横を通って6号線に出て南下し,火力発電所から原釜尾浜,松川浦を通って,ホテル飛天前から小泉川・宇田川に架かる橋を通って,岩子地区に行き,宇田川沿いに来た道を戻るコースを取った。岩子地区は前回と同様,復興はそれほど進んでいない状況だった。宇田川の対岸にコブハクチョウの群れがいて,一羽若鳥らしい個体がいた。川沿いはカモ類が多く見られ,オカヨシガモは特に数が多かった。松川浦環境公園近くの歩道橋があるところには,かつて津波で流された船が交差点の真ん中にあったのを覚えている。津波の来る前の新松川浦漁港は,銚子漁港のように大型カモメ類が多く見られたが,今はほとんど見られなくなってしまった。今となっては過去のこのフィールドの記録は貴重なものとなってしまった。原釜尾浜周辺は岩壁が再建されているが,海水浴場周辺は破壊されたままだ。新地漁港や釣師浜周辺に至っては,ほとんど津波後の光景がそのまま広がっている。常磐線がかつてあったところは道になり,ナビだけが踏切を警告する。磯浜,中浜を少し見て鳥の海に向かった。
【写真】
  
■岩子地区から松川浦の風景
  
■宇田川のコブハクチョウとカモ類(オカヨシガモ,ヒドリガモ)
  
■ユリカモメ成鳥冬羽/イソヒヨドリ♂/コブハクチョウ成鳥


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2014年1月12日(日)根白石,宮崎,小野田

2014年02月16日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2014/1/12(日)7:43-9:06【天気】晴れ
【場所】根白石,宮崎,小野田田圃,(大沼)
【種名】ノスリ,ミヤマガラス,ツグミ(3科3種)
【メモ】加美町の成人式に出席するため,朝7時過ぎに自宅を出た。通勤経路の根白石の田圃にはここしばらくミヤマガラスの大群が採餌している。コクマルガラスを毎回探しているがいないようだ。正面の泉ヶ岳がいつも美しく,真っ直ぐで広い道路とカントリーエレベーターがある風景がすばらしい。今日はハクチョウ類はいなかったが,50羽前後のオオハクコハクが田圃にいることが多い。電線にはたいていノスリが2羽,宮床に行く途中1羽いる。1時間ほどかかって小野田のセブンイレブンに到着し,コーヒーを買って宮崎方面を一周し,ノスリなど見ながら中新田バッハホールに向かった。帰りは大沼に寄ってみたが,まだクロツラヘラサギが1羽いた。
【写真】
  
■電線に止まるミヤマガラスと電柱に止まるノスリ/田圃のミヤマガラス/ノスリ若鳥♀
  
■雪の薬莱山/山頂が見えない船形山。前景の防雪柵は最新のもので効果抜群。/ノスリ成鳥♀


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