私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2003年4月~2004年3月岩井崎

2004年05月29日 | 南三陸漁港
■ 3/20(土)13:00-14:00 【天気】晴れ
【場所】気仙沼市岩井崎、御伊勢浜
【種名】ウミウ、コクガン3、シノリガモ、ホオジロガモ、ウミアイサ、トビ、キジバト、オオセグロカモメ、ウミネコ+++、ビンズイ、イソヒヨドリ、ジョウビタキ、アオジ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス(12科17種)
【備考】 またしても家族で行楽ついでの探鳥だった。岩井崎の潮干狩り会場に着いたときは、満潮状態だった。いつもの堤防奥の空き地に駐車すると、ジョウビタキやアオジが灌木の中にいた。コクガンは3羽でかなり遠かったが、海藻を食べるために逆立ちを繰り返していた。

■ 2/1(日)14:00-14:30 【天気】晴れ
【場所】気仙沼市岩井崎、御伊勢浜
【種名】ハジロカイツブリ、ウミウ、コクガン1、マガモ、カルガモ、シノリガモ、ホオジロガモ、ウミアイサ、トビ、キジバト、オオセグロカモメ1、ウミネコ+++、ハシボソガラス、ハシブトガラス(7科13種)
【備考】 行楽ついでではあったが、それにしても岩井崎、御伊勢浜とも鳥影は少なかった。大型カモメが全然おらず、オオセグロカモメがかろうじて1という変な状況で、コクガンがかろうじて1羽いただけだった。次回3月に期待したい。

■ 12/13(土)12:00-13:30 【天気】豪雨、風はやや強し
【場所】気仙沼市岩井崎、御伊勢浜、大谷漁港
【種名】ミミカイツブリ1、ウミウ+、コサギ1、シノリガモ(♂5♀1、♂3♀1、♂4♀2、♂1♀1、♂1♀1、♂2♀1、♀1、♀1)、トビ+、キジバト1、セグロカモメ2、オオセグロカモメ++、ワシカモメ2、ウミネコ++、ハクセキレイ3、モズ1、イソヒヨドリ♂3♀2、ホオジロ2、スズメ+、ムクドリ++、カケス1、ハシボソガラス+、ハシブトガラス(13科19種)
【備考】そろそろコクガンが来ているかもしれないと思い、岩井崎に行ってみた。一関から雨が降り始め、岩井崎は風こそそれほど強くないが、いわゆる豪雨で、潮干狩り場には大波が打ち寄せていた。防波堤のすぐ近くにシノリガモ♂5が♀1を追いかけて求愛行動をしていた。♂が一斉に横一列にぴったり並んで♀を追ったり、一列に並んで後を追ったり、あるいははしゃいでぱたぱた羽ばたいたりと、いろいろ涙ぐましい様子だった。御伊勢浜でも♀をわがものにしようと、グループ交際をしている群れや、すでにペアfが出来ているもの、どういうわけか、♀1羽だけ離れてうかんでいるものなどいろいろあった。シノリガモというのは本当におもしろいカモである。ワシカモメは岩井崎に1羽と御伊勢浜の漁港の岸壁に他の大型カモメ類と一緒に1羽の計2羽いた。大谷漁港では、昨年同様、いかにもワシカモメ風セグロカモメが1羽いた。昨年は電柱に止まっていた1羽がワシカモメだと思って撮り続けていたら、ただのセグロカモメで光のかげんで初列風切りがかなり灰青色に見えたのだった。飛んで別のところにいったらただのセグロカモメだった。ワシカモメはこれまでの経験だと2,3月でも成鳥夏羽のものと冬羽のものが見られるが、顔がセグロカモメなんかとは明らかに違う。骨格が違うのだと思うが、成鳥夏羽は雪だるまのようにふわっとした顔をしているし、冬羽では何となく陰険な顔をしている。コクガンがいなくて残念だったが、ここはいろいろな鳥がでそうなフィールドである。そのうち寒くなったらまたこようと思った。

2004年5月23日(日)栗駒

2004年05月23日 | 花山湯ノ倉温泉
■2004/5/23(日) 10:30-12:30 【天気】晴れ

【場所】栗駒山麓
【種名】 アマサギ、チュウサギ、ダイサギ、カルガモ、(シノリガモ♂1♀1)、ハチクマ、トビ、キジ♂、キジバト、ツツドリ、アオゲラ2、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、カワガラス、ヤブサメ、ウグイス、キビタキ、オオルリ、シジュウカラ、ヤマガラ、ホオジロ、ノジコ、カワラヒワ、スズメ、コムクドリ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス(20科31種)
【備考】花山ではシノリガモを見ることはできなかったが、ヒメコンドル風ハチクマとノジコを見た。シノリガモはペアが来ているということなので、6月下旬の鳥行では見てみたい。アカショウビンはまだきていないということだったが、ツツドリは鳴いていた。

2004年5月5日(水)女川-江島航路,江島

2004年05月05日 | 江島・航路
■2004/5/5(水) 9:30-13:30 【天気】曇り時々小雨
【場所】女川-江島航路(往復)、江島港~東大津波観測所~旧女川三中・五小校庭~南側漁港(3往復)
【種名】オオミズナギドリ、ハイイロミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ、ウミウ、ヒメウ、トビ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ウミネコ、ウトウ、キジバト、ヤツガシラ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、コマドリ、イソヒヨドリ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、ヤブサメ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス(19科34種) 他にイルカの群(二股島手前)
【備考】宮城の飛島江島に行った。島内は例によってメジロが多かった。キビタキ、オオルリが身近に観察できた。航路では二股島と平島の間の海域でウトウと、ハイイロミズナギドリ、ハシボソミズナギドリを複数見ることができた。ヤツガシラは道路脇で採餌していた。島を回っているうち2,3回見た。最後は土をほっくり返しているのを見てレンズを向けたが見事手前の杭にピントがあって,肝心のヤツガシラは背景ボケになってしまった。旧小中学校近くの展望台からフェリー航路を見ると,「さんふらわあ」と漁船の間にどこまでも続くミズナギドリの道が見えた。
【写真】
  
■渡りの途中のキビタキ成鳥♂
  
■菜の花についたアブラムシを食べていたキビタキ/民家の物干しに止まったオオルリ
  
■電線で鳴くウグイス/一列になって飛ぶウトウ/飛島のヤツガシラにこだわる理由はこのピンぼけ写真のせいです


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2004年5月3日(月)金華山,女川-金華山航路

2004年05月03日 | 金華山・航路
■2004/5/3(月) 9:30-15:30 【天気】晴れ時々曇り
【場所】女川-金華山航路(往復)、金華山:桟橋~山椒峠~大函崎・小函崎~二ノ御殿~桟橋のラインセンサス
【種名】
①8:45~9:15女川~金華山桟橋 オオセグロカモメ、ウミネコ、ウミウ、ヒメウ、ウミガラス夏羽1、ウトウ2
②9:30~10:10金華山桟橋~山椒峠登り口(出現順)10:15~11:23山椒峠登り口~山椒峠(10:56)~外周路
ウミネコ++、ハシボソガラス1、トビ1、メジロ6、オオセグロカモメ4、アオジ5、ハシブトガラス2、ホオジロ6、カワラヒワ11、シジュウカラ20、ヤブサメ1、ヤマガラ28、イソヒヨドリ♂1♀1、ヒメウ12、ウミウ20、ヒヨドリ4、オオルリ♂1♀1、サンショウクイ1、センダイムシクイ1、キビタキ♂1♀1、コゲラ2、エゾムシクイ1、サンショウクイ2、アオゲラ2
アオダイショウ1
③11:00~13:34外周路~二ノ御殿登り口(12:00)~大函崎
シジュウカラ10、メジロ11、ヒヨドリ3、ヤマガラ18、イソヒヨドリ♂4♀2、カワラヒワ2、ホオジロ7、コゲラ4、エゾムシクイ1、サンショウクイ1、クロジ♀1、メジロ4、ハシブトガラス2、ヒメウ235+、ウミウ182+、ウミウ繁殖23つがい+、オオセグロカモメ200+、シロカモメ1年目3、セグロカモメ成鳥夏羽2
アオダイショウ1
④14:00~15:45大函崎~二ノ御殿登り口14:32(ノンストップ)~二ノ御殿峠(15:00)~桟橋
アカハラ1、アオジ1、シジュウカラ8、ヤマガラ12,ヒヨドリ3、トビ1、ウミウ23、オオセグロカモメ+、ウミネコ++、ヒメウ3、イソヒヨドリ♂1メス1
④16:00~16:20 桟橋~女川
ウミネコ++、オオセグロカモメ+、ウミウ+、ヒメウ+、オオミズナギドリ++、ハシボソミズナギドリ++、ハイイロミズナギドリ++
【備考】昨年と同じ日時、コースで観察した。今年はキビタキ、オオルリが一番いしか見られなかった。ウミウの営巣は大函崎は0で、大函崎と小函崎の中間の岩棚で23番い確認した。見えないところではもう少しいるかもしれない。小函崎下断崖の大岩では例によってヒメウの群がいて、仲間争いというのか、1羽の成鳥VS若鳥1+成鳥4が争っていて、なかなかおもしろかった。それにしてもヒメウの夏羽は本当に美しい。往路の航路でウトウ2羽とウミガラスの夏羽を撮影した。ウミガラスは波間に浮いていて、はじめウミアイサの♂かと思ったら、近くで見るとウミガラスだった。復路は天候が悪かったので、ミズナギドリ類を期待していたら、やはり大きな群に出会った。ずっと以前にも豪雨、強風で海が荒れているときに窓からものすごい数の群を見たが、今回は群の中心からは比較的離れていて、船の近くを飛ぶ数はそれほど多くはなかった。失敗したのはISO400に設定してシャッタースピードを1/500に上げる予定が、いつの間にかTv優先になっていてしかも1/125に設定がなっていたのを知らずに撮りまくったのが悲劇だった。1/500ならけっこう見られる写真が多かったはずである。連休中にもう一度トライしたい。
【写真】
  
■オオセグロカモメ成鳥夏羽
  
■ウミウの営巣
  
■ウミウの営巣/ヒメウ成鳥と幼鳥
  
■餌を運ぶアオジ♂
  
■ウミガラス/ハイイロミズナギドリ/クリンソウ


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2004年5月2日(日)評定河原橋~花壇

2004年05月02日 | 青葉山・広瀬川
■2004/5/2(日) 7:00-8:00 【天気】晴れ
【場所】評定河原橋~花壇
【種名】カイツブリ、マガモ、カルガモ、コガモ、オシドリ♂1♀2、カワアイサ♀1、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ♂1、キジ♂1、ウミネコ、イカルチドリ4、キジバト、カワセミ♂1♀1、イワツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ミソサザイ1、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、 アオジ、カワラヒワ、ムクドリ、コムクドリ2ペア、スズメ、カケス2、ハシブトガラス、ハシボソガラス(22科31種)
【備考】 居残りのカワアイサ♀が評定河原橋上流で休息していた。コムクドリが2ペアいて盛んに巣材を運んでいた。カワセミもペアで求愛行動を繰り返し、♀の周りを盛んに♂が飛び回っていた。
【写真】
  
■巣材を運ぶコムクドリ♀と何もしない♂/カワセミ成鳥♀/カワアイサ♀


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