私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2016年12月18日(日)広瀬川

2016年12月19日 | 青葉山・広瀬川
■2016/12/18(日)9:51-10:58【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】500mmLISⅡ
【場所】広瀬川,青葉山公園,三神峯公園
【種名】マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,キンクロハジロ,ホシハジロ,カワアイサ,ダイサギ,トビ,ノスリ,ハヤブサ,モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヤマガラ,シジュウカラ,ヒヨドリ,ウグイス,メジロ,ミソサザイ,シロハラ,アカハラ,ツグミ,ルリビタキ♂,ニシオジロビタキ1W,スズメ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,カワラヒワ,マヒワ,ベニマシコ♀,シメ,ガビチョウ(18科33種)
【メモ】ニシオジロビタキが来ているという情報をいただき,観察されてからかなり日は立っているが見に行くことにした。すでに観察されている方がけっこういて,いる場所を教えてもらい,みんなで観察・撮影することができた。
ちなみに2006年12月から同じ公園で観察され,自分自身は2008年1月6日撮影したのだが,改めて写真や図鑑を見ると,今回同様ニシオジロビタキ1Wだった。
自分は小鳥類はとても弱いので(いてもわからない),みなさんに感謝である。
※参考になる文献:http://ornithology.jp/katsudo/Publications/checklist7_contents_updated/OSJ_63_2014-2.pdf
青葉山公園は,一通り小鳥類が揃っていたが,常連のオシドリを見ないでしまったのは片手落ちだった。メジロの群れが飛び回り,杉の下草辺りや岸沿いの灌木には青・赤・白・赤♀,それにガビチョウがいた。時間に追われ,キツツキ類とリスを見ないでしまったのも残念だったが,時間をかければ50種はいくはずだ。
【写真】
  
  

■ニシオジロビタキ1Wの特徴は①下嘴の淡黄褐色,②背<雨覆・初列・次列<尾羽の順で褐色が濃い。③雨覆・初列・次列に白っぽい羽縁がある。ちなみにオジロビタキは,撮影したことがないので,記述不能である。
  
■シジュウカラ/ベニマシコ♀/カワアイサ♀

【参考】2008年1月6日撮影個体
<機材>EOS40D+EF100-400mmLIS・・・直進式ズームで抜けはよいが周辺は困難,よく壊れ2台購入,その後,いろいろレンズで彷徨い,やっと去年暮れから100-400Ⅱと500Ⅱ(1月インドガンから)となる。
  
  
■ニシオジロビタキ1W。羽縁は2016年より目立たない。


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2016年12月17日(土)鳥の海

2016年12月17日 | 鳥の海
■2016/12/17(土)10:37-10:40【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】500mmLISⅡ
【場所】鳥の海
【種名】ハクセキレイ10+,ホシムクドリ冬羽5,ミヤマガラス8(3科3種)
【メモ】沿岸部の山元町・亘理町は現在農地復興の工事があちこちで進行している。今日は磯浜方面からいつものコースを通って荒浜に行く途中,たまたま道路を一本間違えて車を走らせていた時,ブルドーザーで整地しているところに,ハクセキレイとミヤマガラスがたくさんいて,餌を探していた。その中に白っぽい小型の鳥がいた。いったん見過ごし通り過ぎ,正規の道に出てから,あれっと気づき,ぐるっと回ってもう一度整地しているところに行き,車を停めて,500mmを肩に提げ,そこへ行ってみるとホシムクドリだった。以前(2010年11月20日の記事参照),朝日池付近でホシムクドリを見たことがあったが,県内では毎年目撃情報があったが,まだ見ていなかった。鳥の海周辺のホシムクドリも今年も含め,例年観察されているが何度か行っても観察できず,突然ギンムクドリなどいたのでよかったのはよかったのだが,やはりホシムクドリは見たかった。
ということで,整地しているところには,土の中の虫を狙ってハクセキレイ,ミヤマガラス,そしてホシムクドリが群れているところだった。ブルドーザーの正面で採餌していて,逃げ遅れればつぶされるところだが,そこは寸前で体を低くし,ジャンプして飛んで逃げていた。採餌しているところを狙って,やっと一枚,土中の小さな幼虫を捕まえたのを撮影できた。ムクドリの群れに入っているのではなく,5羽で行動していた。
【写真】
  
  
  
■ホシムクドリ冬羽
  
■幼虫を捕まえたところ。黒いのはミヤマガラス/ハクセキレイとホシムクドリ


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2016年12月10日(土)南三陸コース

2016年12月14日 | 南三陸漁港
■2016/12/10(土)9:53-11:06【天気】曇り時々晴れr 【レンズ】500mmⅡ
【場所】南三陸コース
【種名】コクガン55+,コハクチョウ,オオハクチョウ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,ウミアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,イカルチドリ,ハマシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,モズ,ハシブトガラス,ハシボソガラス,ヒヨドリ,ムクドリ,ミソサザイ,ツグミ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,スズメ,ハクセキレイ,ホオジロ(20科46種)
【メモ】今シーズン最初の南三陸漁港巡り。河北ICが下り通行止めのため,志津川ICまで行った。最初に波伝谷漁港に行ったが,ワシカモメの第4回冬羽やオオセグロカモメしかいなかった。ショックだったのはオオワシの止まり木が根元から倒れていたことだった。強風で自然に倒れた感じだ。もともと急斜面に立っている枯木なので致し方ない。ここは至近距離で撮影できたので何とも残念だ。養殖ブイの辺りにはコクガンの群れがいた(27+)。
相川漁港に行くと船揚場にコクガンの群れがいた。最初に総数を数え,それから成幼の識別に写真撮影をしようと思ったところ,距離もけっこう遠いのになぜか飛ばれてしまった。このフィールドでこれまでコクガンの撮影に失敗したことはなかったので,不思議な感じだった。相川地区は,現在落橋したところへ頑丈そうな橋が架かっており,まだ付帯工事が終わっていないので開通はしていないが,そのうち以前のように通ることができるのだろう。船揚場と漁港自体はほぼ復興していて,現在は新しい相川大橋と対岸の漁港の工事が進行しているところだ。ただし,旧相川小や相川中があったあたりは,これからというところのようだ。
そこから,大室漁港に行って,やっと6羽のファミリーを間近に観察することができた。成鳥2羽に幼鳥4羽のファミリーだった。船揚場にあがって休んだり,倒立してさかんにアオサを食べていた。白浜海岸には大型カモメの群れがいたが足の色が違うものやめぼしいのはいなかった。何ともカモメ不足である。今日は時間がなかったので,いつも最初に行く長面浦には寄らなかった。
【写真】
  
■志津川湾のスズガモの群飛。♂♀の違いがよくわかる。
  
■ハジロカイツブリ冬羽
  
■ハジロカイツブリ冬羽/ハマシギ冬羽
  
■波伝谷と大室のワシカモメ第4回冬羽
  
  
■コクガンのファミリーとアオサを食べる様子


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2016年12月10日(土)南三陸漁港コース

2016年12月12日 | 南三陸漁港
■2016/12/10(土)10:57-11:05【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】EF500mmLISⅡ
【場所】南三陸漁港
【種名】コクガン(1科1種)
【メモ】2つめの漁港で船揚場にいるのを見つけ車から余裕でカウント(22羽)していたら,撮影前に船が入ってきて飛ばれてしまい,次があるからと行ってみたら,6羽しかおらず,ちょっとがっかりしたが,いつものように待っていると近づいてきたので撮影した。船揚場のアオサをしきりに潜っては食べていた。
【動画】

■コクガンの採餌


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2016年12月4日(日)鳥の海

2016年12月07日 | 鳥の海
■2016/12/4(日)14:20-15:50【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】EF500mmLISⅡ
【場所】鳥の海
【種名】ギンムクドリ成鳥♂1,ムクドリ100+(1科2種)
【メモ】朝は大沼,午後は蒲生・大沼から鳥の海に行った。牛橋方面から震災前はいちごのハウスが軒を並べていた畑の道を鳥の海へ向かい,干潟まで行くと,東北大学野鳥の会の学生,つまり後輩(自分は先輩)たちがいた。一見して大学野鳥の会とわかるメンバーで,しかも仙台ナンバーの車なので,尋ねてみるとはたしてそうだった。彼らと別れてもういちど,牛橋近くまでまた見に行き,戻ってくるとまだ(というか時間的にはこれからだが)粘っていた。自分はもう帰らなければならないので,車を走らせたが,ちょうどムクドリの群れがいて,一応変なのがいると困るので,車の窓を開けて見ると,100羽くらいの群れが忙しく採餌していて,少しずつ集団でぱっと近くに飛んではまた採餌という,いかにもムクドリらいしい行動をしていた。と,その中に頭がクリーム色のムクドリがいた。肉眼でそれとわかる近さだったので,カラだったかギンだったか思い出せなかったが,双眼鏡で大きく見て,どう見ても日本的じゃないね,と思いながらその後撮影した。対向車線から車がきて,パッと群れが飛んで近くの木に鈴なりに止まった。こうなるともうそもそも辺りは少し暗くなってきているので,識別は不可能だ。それで,またここに群れが戻ってくるはずだと思い,しばらく車を先に進めて,Uターンし,先ほどの餌場で待っていると,程なく木から下りてやってきた。今度は先ほどよりずっと近い。2分ほど撮影し,例によって動画を撮影しようと思ったが,後輩に見せてやるのがベストと思い,車を走らせて,後輩に見せることにした。彼らがきちんと見ることができたかは定かではないが,たぶん見ることはできたと思う。11月はしばらく仕事で忙しく鳥見から遠ざかっていたが,来て見てよかったと思った。
撮影した画像はほとんどぶれていたが(ISO100,F4.0,1/30),何枚かはぶれないのもあったので掲載した。
【写真】
  
■何となくライオン丸みたいな感じ。
  
■赤い嘴とふさふさのクリーム色の頭部の羽毛,黄橙色の足が特徴的だった。
  
■とてもかわいいギンムクドリ/ノスリ♂成鳥/ギンムクドリ


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2016年12月3日(土)蕪栗沼

2016年12月03日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2017/12/3(土)8:54-10:40【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】500Ⅱ
【場所】蕪栗沼,北浦
【種名】オオヒシクイ,ヒシクイ,マガン,ハクガン,シジュウカラガン,コハクチョウ,オオハクチョウ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,ミコアイサ,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,ヘラサギ,オオバン,ハマシギ冬羽1,トビ,オジロワシ,チュウヒ,ノスリ,モズ,オナガ,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ムクドリ,ジョウビタキ♀標識,スズメ,カワラヒワ,ベニマシコ,シメ,ホオジロ(16科36種)
【メモ】今日のメインはタヌキがアオサギとヘラサギにちょっかいをかけようとして,泥にずぼずぼはまり,慌てて逃げ出したのをヘラサギが笑っていた?光景だった。オナガが近くできれいに見えたのもよかった。
【写真】
  
■オオヒシクイ/ヒシクイ/ハマシギ
  
■オジロワシ成鳥/アオサギ,タヌキ,ヘラサギ/オナガ


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2016年12月3日(土)大沼

2016年12月03日 | 大沼・赤沼
■2016/12/3(土)14:08-14:28【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】100-400Ⅱ
【場所】大沼
【種名】トラフズク3(1科1種)
【メモ】伊豆沼,蕪栗沼と来て,最後に大沼に寄り,トラフズクを撮影して帰った。トラフズクはいつもの茂みの他に,前にいたところにいて,ふと気配を感じて見上げると,いい感じのところに止まっていた。
【写真】
  
■トラフズク


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