私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2022年3月28日(月)閖上漁港

2022年03月28日 | 閖上漁港

■2022年3月28日(月)12:34-13:24【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】閖上漁港、名取川河口
【種名】ヒドリガモ、アメリカヒドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、スズガモ、クロガモ、ホオジロガモ、ウミアイサ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、カワウ、ダイサギ、オオバン、ウミネコ、オオセグロカモメ、トビ、ハシボソガラス、ヒバリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ(12科22種)
【メモ】例年、名取川河口にはアメリカヒドリの♂が来ているが、今年は全然見ていなかった。それで、河口や海にいないので、もしかして漁港内かもしれないと思い、外洋に面した港内に歩いて行った。するとちょうどアメヒとヒドリガモが飛んできて岸壁の近くに降りた。そこにクロガモの群れも近づいてきて写上段2番目のような混群になった。周りにはクロガモやヒドリガモがいる。また、漁船が接岸する内側の港にはハジロカイツブリの夏羽がいた。ミミカイツブリを探したがいなかった。年によっていたりいなかったりだが、以前はウミスズメが間近に見られたり、ミミカイツブリも群れで見ることもできたが、今シーズンはカイツブリ類も少なかった。
【写真】
  
ウミネコを追いかけるオオセグロカモメ/アメリカヒドリ、ヒドリガモ、クロガモ/河口のヒドリガモ
  
ハジロカイツブリW-S/ハジロカイツブリS/3.16地震での被害


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2022年2月末~3月初旬のホオジロ科観察

2022年03月24日 | 観察図鑑

■2022年2月末~3月初旬【機材】EOSR5+RF100-500 EF500Ⅱ
【場所】宮城県内
【種名】ホオジロ、コホオアカ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン、シベリアジュリン(1科5種)
【メモ】シベリアジュリンとコホオアカの情報をいただき、現地で複数回観察した。シベリアジュリンとコホオアカは、これまで山形県飛島でしか見たことがなかった。小鳥はとにかく弱いので、『♪鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670第2版』を参考に識別の勉強をした。コジュリンについては、何回も通ったが、とうとう見つけられなかった。
《識別のポイント》
①嘴の形:上嘴が丸く膨らんでいるのはオオジュリンのみ。
②嘴の色:上嘴下嘴とも肉色なのはコジュリンとカシラダカ。ただし、上嘴にうっすら黒い部分がある。
③小雨覆の色:赤茶けているのはオオジュリン。
④腰の色:図鑑参照
⑤胸から腹部の模様:図鑑参照
【写真】識別は一応してみたが、自信はない(笑い)。シギチみたいに目の前で見られるといいのですが。
  
①シベ♀AdW  ②アオジ    ③オオ♀AdW
  
④ホオジロ♀AdW⑤オオ♂1Wシベ♀。この2羽は一緒に行動していた。⑥オオ♀W-S
  
⑦カシラダカW ⑧オオ♀AdW   ⑨オオ♀AdW 飛んでいるのは?
  
⑩オオ♀AdW  ⑪シベ♀AdW  ⑫シベ♂AdW
  
⑬オオ♀AdW ⑭シベ♂AdW   ⑮シベ♂AdW-S
  
⑯シベ♀AdW ⑰シベ♀AdW ⑱オオ♀AdW
  
⑲シベ♀AdW ⑳シベ♀AdW   ㉑シベ♀AdW
  
㉒シベ♂AdW ㉓シベ♀AdW ㉔オオ♂AdW
  
㉕オオ♂AdW ㉖オオ♂AdW   ㉗オオ♂AdW
  
㉘オオ♂AdW ㉙シベ♂AdW  ㉚シベ♂AdW
  
㉛シベ♂AdW  ㉜オオ♂AdW  ㉝シベ♀AdW
  
㉞㉟㊱シベ♂AdWとコホオアカAdW
  
㊲足環付きシベAdW㊳シベ♂AdW-Sと♀AdW㊴カシラダカW


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2022年3月19日(日)20日(日)24日(木)鳥の海

2022年03月24日 | 鳥の海

■2022年3月19日(日)20日(日)24日(木)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500,EF500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】キジ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、ホオジロガモ、ウミアイサ、カイツブリ、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、タゲリ1、ダイシャクシギ1、ハマシギ23、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、チュウヒ♀、ノスリ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ムクドリ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、コホオアカ2、カシラダカ、シベリアジュリン、オオジュリン(22科51種)
【メモ】今シーズンは、阿武隈大橋付近中洲、鳥の海、磯浜・釣師浜・松川浦各漁港をめぐるコースをかなりの回数こなした。目的はカモメウォッチングだったが、コホオアカの情報をいただき、帰りにグーグルマップのナビで教えていただいた鳥の海周辺の緯度経度の地点に行ってみた。EVモードで静かに走っていき、その地点に到着し、ナビが案内を終了したまさにその草原にホオアカ2羽とシベリアジュリンがいたのには驚いた。急いで助手席側の窓からレンズを出し、シベリアジュリンとコホオアカが一緒にフレームに入るように撮影したが、そこから、ちょっと奥にいたコホオアカは飛ばれてしまって撮影できなかった。この一帯をその後、ゆっくり走ると15羽+のホオジロ科の群れがいることがわかった。この日は、オオジュリンは見つけられなかったが、最終的に、この群れはカシラダカ、オオジュリン、シベリアジュリン、コホオアカの混群だったようだようだが、シベリアジュリンの個体数が多かった。シベリアジュリンとコホオアカは飛島で何回か見たが、まさか鳥の海で見ることができるとは思っていなかったので、感謝したい。またシベリアジュリンとオオジュリンは、別のフィールドを最初に教えていただいて、何回通って識別していたので、鳥の海でシベリアジュリン他を見た時には、あまり識別に困ることはなかったのが幸いした。これにも感謝したい。今まで、この類の小鳥はとにかく苦手だったので、識別の練習ができて本当によかった。
さて、肝心のカモメ類だが、阿武隈川河口中洲のカモメ類の観察はあとで記事を掲載するが、個体数が例年よりやはり少なかった。鳥の海も識別に困るカモメは、写真のカモメ1羽くらいで、ウミネコは多いが、その他のカモメは少なかった。この時点でまだシロカモメを見ていないのは、シーズンとしては初めてなような気がする。それでも、福島県の松川浦や原釜・尾浜では、震災後少しずつ
大型カモメ類が戻ってきている。それから、以前は当たり前にいたユリカモメやカモメが本当に少なかったのも今期の特徴だった。
【写真】
  
シベリアジュリン♀WとコホオアカW/カシラダカ♂W
  
シベリアジュリン♂W-S/シベリアジュリン♂Sに近い個体と♀W/シベリアジュリン♀W 
  
タゲリW-S    キジ♂     ハマシギW
  
ハマシギWの羽繕い        ダイシャクシギW
  
ダイシャクシギAdW/アカエリカイツブリW/ハジロカイツブリW-S
  
オオジュリン♀W /シベリアジュリン♀W
  
結局セグロカモメW-Sだと思うが検討中。かなり小型。


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2022年2月20日(日)~3月21日(月)大沼

2022年03月21日 | 大沼・赤沼

■2022年2月20日(日)~24日(木)26日(土)3月6日(日)12日(土)13日(日)21日(月)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500・EF500Ⅱ
【場所】大沼、周辺田圃
【種名】オオヒシクイ、ヒシクイ、マガン、シジュウカラガン、コハクチョウ、アメリカコハクチョウハイブリッド、オオハクチョウ、アカツクシガモ♀、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、トモエガモ、コガモ、ミコアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、コチドリ、ミサゴ、トビ、ノスリ、カワセミ、モズ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、オオジュリン(16科39種・亜種・交雑種)
【メモ】蒲生から復興道路で鳥の海に向かう途中、偶然にもアカツクシガモがいることを教えていただき、20分ほど観察して動画と写真を撮影し、鳥の海に向かった。帰りにまたアカツクシガモを見るために戻ると、同じ場所でハクチョウの群れと一緒に採餌していた。福島県で観察された個体が宮城県にやってきたのはほぼ間違いがなく、とてもめでたいことだった。大沼周辺田んぼで発見されたのは、18日(金)という話だったが、その後、自分の観察では3月21日が終認だったが、3月25日(金)にもいたようで、その後の情報はない。珍鳥なので、宮城県の隣県だけでなく関東の方からも見に来ていた方々がいたようだ。何といっても、観察しやすい、田んぼで採餌と休眠、沼へ飛んで羽繕い、水飲み、また、田んぼに来て同じことをし、塒は沼、というように1日の行動パターンが決まっていため、観察・撮影したい目的に合わせて人が移動する、待ち構えるということができる鳥で、しかも1か月以上いたことになる。コハクチョウの群れがだんだん少なくなり、最後の方はたんぼに1羽でぽっつりという姿も見られた。
 これまで、ツクシガモは大沼や蒲生、鳥の海で観察したことがあったが、アカツクシガモとなると初めてだった。ツクシガモはもっぱら水に浮いているという感じだったが、アカツクシガモはコハクチョウと行動を共にしているようなそうでもないような、まあ、一言でいえば「寄らば大樹の陰」の行動を取っていた。時々、カラスが、アカツクシガモを威嚇していたが、写真のようにミヤマガラスの幼羽がしつこくアカツクシガモにじゃれるように威嚇していた時は、ついに周りにいたコハクチョウがちょろちょろしているミヤマガラス幼鳥に怒って、何と垂直に飛びあがり、そのまま水平に飛んで、ミヤマガラスを威嚇した。これにはミヤマガラスも驚いて逃げ、アカツクシガモはコハクチョウの下に潜るという行動を取っていた。動画を見ると、それぞれの関係する鳥がどのように行動しているのかわかって面白い。また、時々、コハクチョウに邪険にされたりするが、よく見ると、コハクチョウが餌を食べようとする前にしゃしゃり出て、餌を食べたりと、けっこうずうずうしい面も見せていた。
 コハクチョウの群れが少しずついなくなって、最後の2羽になったときも一緒にいたり、また、どういうわけが1羽だけで一緒にいなかったりということもあった。珍鳥でここまで、フレンドリーで愛嬌があり、また、何となく哀愁が漂う鳥も珍しかった。見に行っていなかった分も含めると、計14回も見に行ってしまった。ありがとう!

【動画】
 
アカツクシガモを威嚇するミヤマガラス幼鳥

【写真】
<2月20日(日)>
  
コハクチョウとアカツクシガモの関係がわかるような。
<2月21日(月)>
  
採餌するアカツクシガモ/ハシブトガラスにやや緊張
<2月22日(火)>
  
シジュウカラガンが田んぼで採餌
  
アメリカコハクチョウハイブリッド/マガン/ヒシクイ・オオヒシクイと。
<2月23日(水)>
  
なぜか一人ぼっちだったヒシクイ/カワウ生殖羽/コハクチョウとアカツクシガモ
  
コハクチョウと採餌するアカツクシガモ
  
アカツクシガモ♀/ミサゴがダイビングしたところにカワウ、もしくはカワウを魚と誤認、もしくはカワウの魚を横取り
<2月21日(月)>
  
コハクチョウとアカツクシガモが採餌しているところにミヤマガラスと幼鳥がやってきて、幼鳥がアカツクシガモにちょっかいをかけていた。あまりのしつこさに怒ったコハクチョウが垂直離陸してカラスを威嚇。アカツクシガモはハクチョウの下に、ミヤマガラス幼鳥は逃げ出した。
  
時々、コハクチョウの進路を妨害して餌を食べているけれど、お友達だちだね!という感じ。
<2月26日(土)>
  
田圃から沼へ。それからやたら速く泳いで、カワウがいつも休んでいる岸辺に。そこなら写真を撮るのは簡単。
  
ということで、やっと翼のパターンが撮影できた。次列風切の緑は光線の具合で暗色に見える。
<3月6日(日)>
 
最初に見つかった田んぼ周辺で採餌。そこから沼へ。
  
最初見た時もこんな感じで風に流されてこちらに寄ってきたのだが、その時はAF方式を間違えてピンボケだったが、今回は満を持して(笑い)、ピントを合わせた。
  
沼に降りてコハクチョウと同じようなことをやっていた。
<3月12日(土)>
  
採餌するコハクチョウとアカツクシガモ/伸び
<3月13日(日)>

コハクチョウ/休息する
<3月21日(月)>

個人的には最後に見た日。翌日はいなかったが、金曜日にはまだいたということ。緑がまばらだった麦畑も緑が濃くなった。


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2022年3月14日(月)南三陸コース

2022年03月14日 | 南三陸漁港

■2022年3月14日(月)11:07-13:20【天気】曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】南三陸コース(石巻市十三浜、大室・小室漁港、相川漁港、波伝谷漁港)
【種名】コクガン、コブハクチョウ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロ、スズガモ、ビロードキンクロ、クロガモ、ホオジロガモ、ウミアイサ、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、ヒメウ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、タイミルセグロカモメ、ミサゴ、トビ、オジロワシ、オオワシ、チュウヒ、ノスリ、カワセミ、コチョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、ミソサザイ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ、オオジュリン(21科47種)+カモシカ
【メモ】朝の段階でどこに行くか迷っていたが、雨が降って蒸気が上がっていたので、南三陸にオオワシを見に行くことにした。泉パークから大和ICで降りて、鶴巣の田んぼを右手にガンやハクチョウ、コチョウゲンボウを見ながら走って行くと、田んぼからは水蒸気が上がっていてとても美しく、山も靄がたなびいていた。大郷ICでまた高速に上がり、目的地をめざした。10時に出て、現地に着いたのは、ちょうど11時ちょっと過ぎたころで、ポジションを決め、オオワシ、オジロワシが来るのを待った。
 目の前をカワセミが飛び、さっきまでかなり遠くにいたコブハクチョウが、いつも間にか近くまで来ていた。ジョウビタキが濡れそぼって、近くにやってきたので撮影した。チュウヒが飛び、トビが水面から魚をさらった。これは来るかも!と待ち構えていたら、11:47オオワシが沼の水面近くをやってきた。自分の正面近くまでやってきて旋回し、またこちらに向かってきた。目の前でさらに高度を上げて、後ろの山に止まった。トビが2羽しきりにモビングして、ほどなくオオワシがまた頭上を通過し、岸向かいの山に止まった。そこでまた、トビにモビングされていた。ふと気配を感じて後ろを見ると山の上でオジロワシ2羽がシンクロして飛び、旋回していた。12:07に撮影を終わり、カモメウォッチングをするため大室・小室漁港に向かった。途中河口で、毎回いるカモやカイツブリ類を見ながら走っていった。天気が悪かったせいか、カモメたちが防波堤の上にいてラッキーだった。タイミルセグロカモメも1羽いた。ただし、今季まだ、シロカモメを見ていないのが残念だ。そこから相川漁港に行き、地元の漁師の方としばらく話をしていると、カモシカがいるよと教えられ、撮影した。春先になるとよく出るらしい。発信機らしきものをつけたコクガンが1羽採餌していたが、昨日はかなりの数が採餌していたそうだ。養殖ワカメの芽も食べるということで、それは食害ですね、と言った。
 そこから波伝谷漁港に行ったが、何もいなかった。コクガンをカウントするため写真を撮影し、来た道を引き返した。今日は思わず、オオワシのアップが見られてよかった。明らかにこちらを見ていたのもわかった。学生時代に、冬の道東に行き、初めてオオワシを見たが、これも明らかに上空から自分たちを睥睨していた。
【写真】
  
ジョウビタキ   カンムリカイツブリ
  
オオワシの飛翔。旋回する。
  
またやってきて、頭上を通過。
  
おおきいー! 怖い。レンズ越しでも怖かった。顔が。
眼の上の黄色い部分は皮膚が盛り上がってまるで眉のように見える。
  
飛びにモビングされ、また飛ぶ。 /コブハクチョウ。
  
オジロワシ、少し若い方。2羽でシンクロして飛んでいた。
  
この風景を撮りたかった/ウミアイサ/スズガモの群れ。コスズはいなかった。
  
セグロカモメが数羽いる/オオセグロカモメ第3回、4回冬から夏羽へ移行中
  
オオセグロカモメ第1回、第2回冬から夏羽移行中/タイミルセグロカモメ成鳥冬羽から夏羽/発信機を付けたコクガン
 
コクガンの群れ/カモシカ(相川漁港)


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2022年3月11日(金)加美町宮崎・小野田地区

2022年03月11日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2022年3月11日(金)11:01-14:20【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+EF500Ⅱ
【場所】加美町宮崎地区、小野田地区
【種名】マガン,シジュウカラガン,コハクチョウ,アメリカコハクチョウハイブリッド,オオハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,キジバト,アオサギ,ダイサギ,オオバン,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒヨドリ,ムクドリ,スズメ,ハクセキレイ(11科21種)
【メモ】今シーズンは積雪が多く、前回3月5日は小野田、宮崎地区の田んぼはまだ雪に覆われており、中新田地区の観察がメインだったが、このフィールドで初めてカリガネを観察した。今回は前回から約1週間後ということで行ってみたが、雪解けは宮崎の陶芸の里スポーツ公園ラインまでで、そこから上はまだ雪に覆われガンハクチョウの姿はなかった。いつものように賀美石地区からスタートした。ミヤマガラスの大群が,マガン・ハクチョウの群れが採餌している近辺にいた。宮崎地区と小野田地区にはおおよそマガンの3000を超す群れと、ハクチョウ類は1万羽は越す群れがいた。特に小野田中から鳴神神社までの高谷地の広大な田んぼに多くの群れが集結し、採餌していた。このエリアは、震災の年に加美町に勤務していた時から観察していたところで、特に密度が高い。また、今回は積雪でガンはいなかったが長清水地区、旭地区はマガン、ハクチョウ類の雪解け田圃一大採餌地となっている。
エリアを回りながら、ハクチョウ、ガン類の群れの中から、アメリカコハクチョウやシジュウカラガン、その他のガンがいないか見て回った。シジュウカラガンは至るところにいたが、単独の大群は見られず、ほとんどがマガンやハクチョウの群れの中の小群だった。アメリカコハクチョウに関しても,ハイブリッドはかなりの個体数が確認できた。渡去前のこの時期にしては,ガンもハクチョウもまだ万単位でいるのは,広大な面積の雪解け田圃の採餌地のおかげだろう。山紫水明は,この里を表すのにぴったりの言葉だ。米も野菜もとにかくおいしいところです。
※よけいな話ですが,私が勤務していた学校の給食は毎日,大衆食堂のおいしい定食を食べている感じでした。いわゆる給食の範疇を完全に超えていました。
【写真】
  
ハクチョウ類はコハクチョウがメインだが,オオハクチョウも多くいる/マガンの大群/ミヤマガラスの群れ
  
シジュウカラガンとマガン
  
薬莱山スキー場をバックに飛ぶマガンの群れ/アオサギ/シジュウカラガン
  
シジュウカラガン/いつもの好きな風景(色麻)


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2022年2月17日(木)・3月5日(土)色麻町、加美町

2022年03月05日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2022年2月17日(木)・3月5日(土)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】色麻町、加美町中新田、鳴瀬、賀美石、宮崎、小野田、旭地区
【種名】マガン+++,カリガネ1+,シジュウカラガン29+,コハクチョウ,アメリカコハクチョウ,オオハクチョウ,カルガモ,オナガガモ,キジバト,ダイサギ,トビ,ノスリ,カケス,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ムクドリ,ツグミ,スズメ,カワラヒワ(9科19亜・種)
【メモ】ここ数年は、賀美石、宮崎、小野田、旭地区の田んぼは積雪が少ない傾向にあったが、今年は、いつまでも雪が田んぼにあるという状況になっている。2月17日はほぼ雪に覆われ、ハクチョウやガン類の姿は見えなかった。3月5日もハクチョウの小群がいるだけだったので、中新田、鳴瀬地区に行ってみたところ、加美町と接する古川の田んぼは積雪がなく田んぼが乾いている状態だったが、そこから中新田方面の田んぼは、雪が解けてちょうど、餌を探すガン、ハクチョウの大群がいた。加美よつばカントリーエレベーター前の田んぼで、シジュウカラガンの小群がいて、あとで写真を見ていて、シジュウカラガンとマガンの群れの中にカリガネ1羽を見つけた。3月第2週後半は、さらに雪解けの田んぼを求めて、宮崎と小野田の田んぼに移動するものと思われる。
【写真】
<2月17日>

  
地吹雪とオナガガモ、ツグミ /地吹雪がやんだ風景 
  
ノスリ成鳥♀
  
ノスリ成鳥♀   薬莱山     ミヤマガラス

<3月5日>
  
アメリカコハクチョウハイブリッド/ほぼアメリカコハクチョウ
  
シジュウカラガン,マガン,カリガネ/シジュウカラガン
  
シジュウカラガン         マガン
  
争うマガンの家族         ミヤマガラス


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2022年3月4日(金)青葉山公園

2022年03月04日 | 青葉山・広瀬川

■2022年3月4日(金)10:17-12:07【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】青葉山公園
【種名】マガモ、カルガモ、キンクロハジロ、トビ、シジュウカラ、ヒヨドリ、マミチャジナイAd♀、スズメ、カワラヒワ、ベニマシコ♀1W、シメ(7科11種)
【メモ】マミチャジナイの情報をいただき、見に行ったところ、自分では最初見つけられなかったが、そこにいると教えられて、そういえばさっき歩いた時、日陰になっているところでガサガサ何やら動いていたなと思って改めて、場所を示してもらってやっと見つけることができたというわけ。持つべきは鳥友ですね。その後、2回ほど見に行ったが見つけられなったので、ラッキーだった。
【動画】

採餌するマミチャジナイ♀
【写真】
   
マミチャジナイAd♀
  
シメ/ベニマシコ♀1W/変わりつつある風景


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