私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2008年10月12日(日)石巻雲雀地区

2008年11月30日 | 石巻雲雀地区
■2008/10/12(日)9:20-12:20【天気】晴れ,強風
【場所】石巻雲雀地区
【種名】ハジロカイツブリ,ウミウ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,スズガモ,ミサゴ,トビ,チュウヒSP,ハヤブサ成鳥,チョウゲンボウ成鳥♀,ダイゼン,トウネン,ハマシギ,アカアシシギ,コアオアシシギ2,ホウロクシギ,オオセグロカモメ,ウミネコ,ヒバリ,ハクセキレイ,カワラヒワ,スズメ,ハシボソガラス(14科28種)
【備考】9月15日以来約1ヶ月ぶりの石巻だった。この後,伊豆沼に行くつもりでシギチはあまり期待していなかったが,思わずコアオアシシギを身近で見たので何よりだった。この日は強風で着いたとたん,チョウゲンボウが風に飛ばされていたり,ミサゴがやたら小さな魚を掴みにくそうに両足で抱えて,これも風に飛ばされながら飛んでいった。さらにたくさんのアマツバメが風に飛ばされ西南の方へ飛んでいった。防波堤を一周しようと歩いていくと,yamame氏と久しぶりにお会いした。ハヤブサに飛ばされて何にもいないというので,ちょっとがっかりしたが,日頃の運動不足を解消しようと,1周することにした。ハマシギが数羽混じったトウネンの群れが干潟をそっちこっち飛んでいたり,ダイゼンやコアオアシシギも風に飛ばされながら飛んでいた。防波堤の端の方に行くとトウネンの群れがオナガガモの群れと一緒に採餌していた。何かいないかとしばらく粘ったが,特にいないようだった。対岸をチュウヒSPがゆっくり飛んでいた。一端干潟に降りたので,確認しに行ったが,その前に飛ばれてしまった。たぶんただのチュウヒと撮影もしなかったのは反省点だ。何にもいないなあと,伊豆沼にでも行くかととぼとぼ車の方に歩いていくと,ふと脇の干潟にアカアシシギがいた。逆光だったので,回り込もうとすると,敵もさるものすたすたと歩いて,なかなか追いつけない。とは言っても,すぐわきで歩いているので,近いことは近い。やっとやや逆光の位置まできて,何枚か撮影した。追いつくと反対側に今度は歩いていくので,行ったり来たりしている間に何枚かまた撮影した。そのうちガレ場の方に行くと反対側のすぐ近くにコアオアシシギが2羽いた。そこで今度はコアオアシシギを撮影することにした。ここでシギ2種を30分ほど交互に撮影したが,最後に大きなアクシデント。アカアシシギと一緒にすたすた歩いている途中,ガレ場の石が崩れて,カメラと望遠レンズを強力に岩にたたきつけてしまった。EOS40DのAF ONというマークのところが白いマークが見えなくなるほど削れ,100-400mmの鏡胴上部がへこんでしまった。レンズを振ると中でカラカラ音がする。マニュアル撮影ができなくなっていた。一番恐れていた光軸が狂ったらおしまいだ!と思っていたが,後で見たらこれは何とか大丈夫なようだった。とは言ってもこの衝撃なので,光軸は微妙に狂っているに違いない。というショックに見舞われつつ,石巻をあとにし,伊豆沼へ向かったのである。途中,ケリを撮影したらかなり変だったので,不安になり,近くのものをいろいろ撮影してみたが,まあ大丈夫なようだった。そのうち,全部取り替えなくてはならないだろうが。
【写真】
  
■ホウロクシギ/トウネン幼羽の群れ/アカアシシギ幼羽
  
■アカアシシギ幼羽
  
■コアオアシシギ幼羽/コアオアシシギ幼羽の飛翔,背から腰にかけて白い
  
■前傾姿勢で首を縮めている姿と,普通に歩いている姿ではかなり違う。何しろ足が長いので,足の折れ方といい,セイタカシギの体型と近いものがある。



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2008年10月11日(土)釣師浜・磯浜

2008年11月25日 | 磯浜漁港
■2008/10/11(土)14:40-15:25【天気】薄曇り
【場所】磯浜,釣師浜
【種名】ハジロカイツブリ,ウミウ,マガモ,カルガモ,キンクロハジロ,スズガモ,ミサゴ,トビ,シロチドリ,ミユビシギ,オオセグロカモメ,ワシカモメ幼羽1,ウミネコ,ハシボソガラス(914科種)
【備考】大型カモメ類はまだ数・種類とも少なかった。ワシカモメ幼羽が1羽いたが,撮影するまもなく1羽だけ飛んでいってしまった。オオセグロカモメの中に第3回冬羽がいたが,これは頭が丸っこくって,見た目は悪そうな顔をしているが,他の個体よりこころなし小さかった。♀型かもしれない。ミユビシギの群れが河口にやってきてしきりに水浴びしているのは,とてもおもしろく,目の前にやってきたシギたちをしばらく見ていた。
【写真】
  
  
  
■釣師川河口で水浴びするミユビシギの群れ
  
■オオセグロカモメ第1回冬羽,第3回冬羽,第4回冬羽,ウミネコ/オオセグロカモメ第3回冬羽(♀型?)と成鳥冬羽/オオセグロカモメ水浴びする幼羽
  
■オオセグロカモメ幼羽(肩羽の模様に注目,全体に暗褐色)/ウミネコ成鳥冬羽(頭部褐色班)/オオセグロカモメ成鳥冬羽と第4回冬羽(嘴の模様に注目)



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2008年9月29日(月)飛島

2008年11月23日 | 酒田市飛島
■2008/9/29(月)11:00-13:10【天気】晴れ
【場所】飛島,飛島航路,酒田港
【種名】オオミズナギドリ,ウミウ,カルガモ,マガモ,ミサゴ,トビ,ノスリ,ハヤブサ,キアシシギ幼鳥,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,カラスバト,カッコウ幼鳥,マミジロツメナガセキレイ成鳥夏羽,キセキレイ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ノビタキ,ウグイス,メボソムシクイ,エゾビタキ,コサメビタキ,ヤマガラ,シジュウカラ,メジロ,ホオジロ,コホオアカ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(21科35種)
【備考】代休の月曜日,秋の飛島に行ってきた。いつも日帰りで島を2時間1周して終わりなのでもったいないが,行かないよりはいい。航路はほとんど鳥がいなかった。オオミズナギドリが2,3羽というすごさ。島に上陸して早速一周だが,こまい鳥がそちらこちら飛んでいたが(そのこまい鳥が貴重なのだが),無視してどんどん歩いていく。カラスバトの鳴き声が時折聞こえる。あらゆるところにエゾビタキとハクセキレイとメジロがいる。ノビタキは少ない感じ。ヘリポートに着くと,一見してツメナガセキレイとわかるセキレイがいた。キマユツメナガセキレイは北海道で何度か見たことがあったが,これは眉と喉が白い。4羽ほどいたが何しろ,この時間帯の飛島は晴れていてもどこへ行っても光線が良くない。良くて斜光だ。撮った写真はここに限らずよくない。まあそういっても仕方がないので,どんどん歩いていく。最後は校庭で20分くらい見たが,コホオアカの群れがいた。成鳥夏羽から冬羽個体まで見られたのはよかった。
【写真】
  
■島内いたるところにいたエゾビタキ
  
■エゾビタキ,ノビタキ,ホオジロ
  
■海岸の岩の上のエゾビタキ,ヘリポートのマミジロツメナガセキレイ
  
■コホオアカ夏羽と冬羽


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