私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2018年4月26日(木)鳥の海

2018年04月26日 | 鳥の海
■2018/4/26(木)15:39-17:02【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】ヨシガモ,ヒドリガモ,カルガモ,コガモ,スズガモ,カンムリカイツブリ,カワウ,アオサギ,チュウダイサギ,コサギ,ダイゼン1,コチドリ2,シロチドリ1,メダイチドリ36,オオソリハシシギ10,チュウシャクシギ30+,キョウジョシギ夏羽♂1,アカアシシギ夏羽1,ハマシギ,ウミネコ,トビ,カワセミ,モズ,ハシボソガラス,ヒバリ(12科24種)
【メモ】鳥の海に着いたときには,干潟はあまりまだ出ておらず,チュウシャクシギは周辺の田圃,土手,畑,干潟のあちこち,水路防波堤下など分散していて正確な数はカウントできなかったが,前回よりやや増えており,トータルすると30羽以上は飛来していた。メダイ,ハマシギ,キョウジョの群れは前回同様で,今日はダイゼンとアカアシシギを新たに見た。見なかったのは,前回のオバシギとアオアシシギだった。連休後半に期待したい。なお,ヨシガモはかなり長い期間まだいるし,カワセミは前回と同じ水門付近にいた。
【写真】
  
■赤・青(緑)・黄色です。マクロレンズのような500mm。
  
■チュウシャクシギというと警戒心が強く,近くで撮影できないイメージがこれまであったが,この春の渡り,鳥の海ではなぜかちっとも逃げないので,実際にはかなり大きく収まっている。田圃や畑に下りて何やら採餌していた。/いつもの群れ。最終的には海岸側の干潟にほとんど集まっていたが,双眼鏡を持っていないので,500mmでカウントは難しく数えるのをやめた。/最後に出たのがアカアシシギ。順光ならよかったのだが。


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2018年4月20日(金)鳥の海

2018年04月26日 | 鳥の海
■2018/4/20(金)16:32-18:01【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】コガモ6,コチドリ1,シロチドリ1,メダイチドリ51,ハマシギ42,ウミネコ,オオセグロカモメ(4科種7)
【メモ】蒲生から帰宅しようかと考えたが,まだまだ陽が高かったので鳥の海に行くことにした。4月10日に行った時には,まだ数も少なく,ハマシギも冬羽が優勢な個体がまだ多くいたが,10日過ぎればけっこう夏羽に近くなっているはずだからだ。鳥の面白さの一つは幼羽~成鳥羽,冬羽~夏羽,中間羽など羽衣の変化を見るのことだ。さて,干潟や航路の防波堤や下の護岸を見たが,前回同様コチドリ,シロチしかおらず,砂浜に行くと,車の轍があり,そこにメダイチドリの夏羽とハマシギが群れていた。やはり,前回よりハマシギは夏羽の個体が多く,とてもきれいになっている。メダイチドリも大半が夏羽で,とてもかわいらしく美しい。
ハマシギの中に,明らかに今回付けたものではない,古くなった標識を付けた個体がいた。鳥の海でのH氏によるものだろう。標識鳥を探すついでにオオメダイとか変わったシギが混じっていないか1羽1羽見たがいなかったようだ。
【写真】
  
■こんな感じでよく見ないと目の前にいるのがよくわからない。
  
■夏羽/まだ冬羽っぽい/いました!標識鳥
  
■左足の青いフラッグが脱落した可能性があるハマシギ。右脚にはリング。
  
■メダイチドリ/ハマシギ
  
■これは明らかにフラッグが古く見えるので,今回の標識ではなく,以前に鳥の海で標識したもの/これで全部計93+
  
  
■混群の飛翔
  
■海上を飛ぶ群れ/ランディング前/蛭島のウミネコ


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2018年4月20日(金)蒲生干潟

2018年04月24日 | 蒲生海岸
■2018/4/20(金)14:32-15:30【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】蒲生干潟・海岸
【種名】カルガモ,スズガモ,シロチドリ1,メダイチドリ3,ムナグロ1,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ(3科8種)
【メモ】復興工事のうち,導流堤の工事も行われていて,干潟と七北田川河口の間に2つの管を通して,かろうじて干潟半分の出入りがあったが,奥の干潟とは完全に分離され,干潟が徐々に干上がりつつあるようだった。干潟が干上がれば,またしても底生生物が失われることになる。干潟の機能を維持しながら工事をすることの難しさがあるようだ。工事の進捗状況や環境の変化を空撮しようと思って機材は持っていったが,風が強く,次回にすることにした。干潟の中に黄色い旗がぐるっと等間隔に立てられていて,これにもかなり不安な思いをして帰ってきた。七北田川河口にはユリカモメが群れていて,夏羽になっている個体は多いが,胸がピンク色になっている個体はまだいなかった。カモメは第1回冬羽が2羽ほどいた。カモメも夏羽は驚くほど冬羽とは違ってきれいなので,次回に期待したい。レンズを500mmⅡにしてから,100-400と比べて描写力が格段に違うせいか(値段も格段に違うが),同じ鳥種を同じ場所で撮影しても,印象が全然違う。バンディングしたものを直接手にとって見ると,もちろんまた違って,心臓の鼓動や温かい体温を感じるが,今回のユリカモメも今までとは違った印象だ。立った姿はまるでペンギンという感じで,やはり同じ鳥だからだろうか。シギチは,ほとんどいなかった。カワウが1羽もいなかったのには驚いた。
【写真】
  
■シロチドリ/メダイチドリ/ムナグロ
  
  
■ユリカモメの夏羽,中間羽,まだ冬羽。


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2018年4月10日(火)鳥の海

2018年04月23日 | 鳥の海
■2018/4/10(火)9:44-10:38【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】キジ,ヨシガモ♂3♀3,ヒドリガモ,カルガモ,コガモ,スズガモ,ウミアイサ♀,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,オオバン,コチドリ2,シロチドリ3,ミユビシギ冬羽2,ハマシギ65+,ウミネコ+++,カモメ,オオセグロカモメ,ウミスズメ+,トビ,ハシボソガラス,ヒバリ,ツバメ,ヒヨドリ++,ムクドリ,ツグミ+,スズメ,ハクセキレイ,ホオジロ(21科34種)
【メモ】やっと鳥の海にやってきた。何しろ土日も出て期限までにしないといけない仕事に追われていたからだが,写真展もやっているのでしかたがない。ということで,体がやっとフィールドモードになってきた。さて,鳥の海は海にはウミスズメの群れ,潟湖にはまだカモ類も残っている。ミミとハジロカイツブリは夏羽になってきれいだったが,載せるような写真は撮れなかった。干潟にはほとんどシギチの姿はなく,コチドリを今シーズン初めて防波堤で見たくらいだった。浜にはたぶんいるだろうと思って行ってみると,遠く渚でハマシギが採餌していて,そのうち目の前を通り過ぎ,いつもの場所に下りた。近づいてみるとけっこうな数で,ミユビシギが2羽混じっていた。ハマシギもまだ冬夏中間羽が多かった。帰りに堤防沿いに潟湖を見ると,ヨシガモのペアがいたが,そのうちいつの間にか3ペアになっていた。
【写真】
  
■コチドリ/渚で採餌するハマシギ/さっきまで寝ていて,焦点距離ぎりぎりまで近づいても寝ていて,やっと寝ぼけ眼で「ん,何?」という感じだったミユビシギ。とてもかわいらしかった。
  
■気温が高く,空気が揺らいでいて,撮影には向かない日だったが,ハマシギは気持ちよさそうだった/カワウとサギ2種/遠くの渚でハマシギが採餌。とりあえず,今日はこれくらいだった。


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2018年4月21日(土)鳥の海空撮2

2018年04月21日 | 動画観察図鑑
■2018/4/21(土)8:30-8:40【天気】晴れ 【ドローン】Parrot BEBOP2
【場所】鳥の海
【メモ】前回の空撮の段階では,まだ周回路は完成していなかったが,今回は既に全通し,船だまりにも何隻か停泊中で,工事も終わっていた。一連の防潮堤工事や,蛭島の工事も終わり,蛭島への橋(まだ一般は渡れないが)にはウミネコの大群がいた。昨年は船だまりの護岸でウミネコが繁殖していたが,今回は蛭島自体が繁殖地になる感じだ。今日はシギチもまあまあ多く,オオソリ,ホウロク1,チュウシャク,オバシギ,メダイ,シロチ,アオアシ,キョウジョ,ミユビなどのシギチがいた。そのうち,セイタカシギやウズラシギもやってくるだろう。
【動画】

■蛭島の様子


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2018年2月12日(月)阿寒国際ツルセンター

2018年04月21日 | 北海道
2018/2/12(月)10:48-14:21【天気】晴れ 【レンズ】EOS5DⅣ+100-400Ⅱ EOS7DⅡ+500Ⅱ
【場所】阿寒国際ツルセンター
【種名】タンチョウ,オオワシ成鳥1,オジロワシ成鳥2(2科2種)
【メモ】今回の釧路探鳥の目的の一つはクロヅルを見ることだったが,もう一つは,タンチョウの赤い頭がどうして赤くなっているのか(笑い),超望遠レンズで撮影することだった。赤いのは皮膚だと聞いてはいたが,どういうふうになっているのか,例えばつるつるの状態で血管が浮き上がって赤く見えるのか,でもそれだと寒いのではないかと勝手に思ったりしていた。ツルセンターは伊藤サンクチュアリー以上にツルが人慣れしている場所なので,柵のすぐ手前まで来るところなので,タンチョウという鳥を,詳しく見るには絶好の場所だ。タンチョウの赤い部分は小さな肉瘤の集合体でよく見ると,手前の方には黒い色の肉瘤もあり,黒い羽毛と混じり合っている。クロヅルも面積はタンチョウほどではないが,長方形の赤い肉瘤がある。興奮すると血流が増加するためか,大きくなるようだ。肉瘤は細長いので,全体の表面積はかなりのものになる。夏はラジエター的な役割,普通はアピールポイントになるのかもしれない。幼鳥の頭を見ると,この部分に肉瘤はないが,一段引っ込んでいて羽毛の丈が短くなっている。嘴もよくみるとすごい。朽ち木のようにも見えるが,柔軟性もありそうだ。舌はかなり細い。飛翔時の初列風切りは本当に美しい。群れをよく見ると親子(親2子1)と分かる3羽が同じ行動をしているし,ペアはいつでも一緒という感じだ。その他にタンチョウの○○一門という感じの少し大きい群れも観察できる。
ところでこの場所は2,3年前までは昔ながらの活魚を餌にして給餌していて,それを狙ってオジロワシ,オオワシ,トビ,カラス,キタキツネがやって来て,バトルをやり,それを狙うカメラマン(自分もそうだが)にとって格別の場所だった。ラウスの流氷上のオオワシ,オジロワシもすごいが,ここは背景がよく,しかも彼らはタンチョウの餌を奪いに来るわけだから,タンチョウ同士,タンチョウ対ワシ,キツネ,トビ,カラスと入り乱れてのバトルが売りものだっただけに残念だった。事前に情報は得ていので,ワシタカは来ないだろうと思っていたら,14時に餌を撒くとちゃんとオジロワシが2羽やってきたが,餌でないと分かると飛んで行ってしまった。今でも2時になり,餌を撒くと勘違いしてやって来るらしい。オオワシ成鳥は,林の後ろの川の方に飛んで行ったのを見ることができた。
【写真】
  
■タンチョウ幼鳥。ダイサギなどの白鷺類とは眼の付き方が違う。頭部の将来肉瘤になるところと頭頂部は段になっている。
  
■成鳥の肉瘤部分。
  
■成鳥/親子
  
■伸び/嘴の中に細い舌が見える/二羽でランディング
  
■タンチョウ成鳥/オジロワシ成鳥2羽
  
■オジロワシ成鳥。餌を撒かなくなったので,バトルは見られなくなってしまった。

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