私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2011年4月17日(日)田谷地沼ゴジュウカラの鳴き声

2011年04月17日 | 動画観察図鑑
■2011/4/17(日)8:23-10:34【天気】
【場所】田谷地沼,上田谷地沼,滝沢
【種名】ゴジュウカラ(1科1種)
【メモ】ゴジュウカラの写真だけ撮影できなかったので,声をアップした。(1)は警戒音か?(2)は普通の鳴き声だと思うが。
【写真】





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2011年4月17日(日)田谷地沼,上田谷地沼,滝沢

2011年04月17日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2011/4/17(日)8:23-10:34【天気】
【場所】田谷地沼,上田谷地沼,滝沢
【種名】カイツブリ,アオサギ,カルガモ,トビ,ノスリ,キジバト,アオゲラ♂,アカゲラ♂,コゲラ,ツバメ,イワツバメ,キセキレイ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ミソサザイ,ツグミ,ウグイス,ヤマガラ,シジュウカラ,ゴジュウカラ,ホオジロ,アオジ,カワラヒワスズメ,ムクドリ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス(20科28種)
【メモ】田谷地沼に到着すると,前回よりかなり雪が溶けていて,遊歩道も沼の一部は通れるようになっていたが,まだまだ一周するには雪が深いところが多かった。沼にはカルガモ150+の群れとカイツブリが1,2羽いた程度だった。引き返して観察館の南側遊歩道を行ったところ,ゴジュウカラが2,3羽とアカゲラ,コゲラ,シジュウカラ,ヤマガラの混群がちょうど,目の前の木々の間を飛び回っているところで,ゴジュウカラはあまりに動きが速く,一枚も撮れなかった。仕方がないので,ゴジュウカラがいた環境を入れて,声をカメラで録画した。そこから上田谷地沼に行くと,ミズバショウがちょうど咲き頃で,あまり広くはないが湿地一帯がとても美しく見えた。近くの高木にアオゲラいて採餌していた。帰りは滝沢に寄って,またキセキレイを至近距離で撮影したが,露出が合わなかった。ミソサザイが相変わらず大きな声で鳴いていた。
【写真】
  
■田谷地沼から雪の船形山を望む/田谷地沼のミズバショウ
  
■アカゲラ♂/コゲラ/アオゲラ♂


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2011年4月16日(土)鳥の海

2011年04月16日 | 鳥の海
■2011/4/16(土)10:15-11:20【天気】晴れ
【場所】鳥の海
【種名】カワウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,スズガモ,トビ,ノスリ,ハヤブサ,キジ♀,オオバン,シロチドリ10+ハマシギ300+,チュウシャクシギ2,ユリカモメ,オオセグロカモメカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ツグミ,ウグイス,ホオジロ,カワラヒワム,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(23科36種)
【メモ】鳥の海は今回で震災後2回目だ。鳥の海西部と北部の住宅地は冠水していて,未だに水が引かない。その水を水路からポンプで揚げて,鳥の海水門近くから干潟内へ流していた。周辺のあちこちに重機が入り,がれきの処理や,揚水場に続く道路を直す工事をしていた。荒浜中の東部は特に冠水がひどく,水が広範囲で引いていない状況だった。船はあちこちに乗り上げており,前回,道路をふさいでいた船は移動していたようだが,復興は緒についたばかりでまだまだ時間がかかるようだった。シギチはチュウシャクシギ2羽と海岸部に300羽を越すハマシギが飛んでいた。シロチドリも10数羽確認した。これから本来なら連休にかけて,多くのシギチが訪れるのだが,どうなるのだろうか。
【写真】
  
■チュウダイサギ(夏鳥)とダイサギ(冬鳥)/チュウシャクシギ/カワウの群れ。対岸には打ち上げられた船が残る
  
■チュウシャクシギとカルガモ/5月の連休にシギチやアジサシ類が群れる防波堤は津波でなくなってしまった/海岸にはまだ渡ることはできない。
  
■他の公園は根こそぎ樹木が倒されていたが,ここの桜の木は大丈夫だったようだ。脇のトイレは完全に破壊されていたが/カンムリカイツブリ夏羽。アメリカザリガニのようなものを潜って獲り,何度か落としそうになりながら最後は呑み込んでいた。


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2011年4月16日(土)蒲生海岸

2011年04月16日 | 蒲生海岸
■2011/4/16(土)8:02-8:41【天気】霧
【場所】蒲生海岸
【種名】カワウ,チュウダイサギ,コサギ,マガモ,カルガモ,ヒドリガモ,スズガモ,ホオジロガモ,トビ,ユリカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,ツバメ,イワツバメ,ヒバリ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ツグミ,ムクドリ,スズメ,ハシボソガラス(143科24種)
【メモ】前回は,南蒲生から観察したが,今回は直接いつもの松林から養魚場の道を歩いて,日和山跡に出,一部残っていた堤防から,導流堤を渡り,海岸に出ることができた。この日はシギチは観察できなかったが,いずれ,シギチが見られるようになるだろう。干潟自体は以前,新聞で再生不能といわれていたが,そうではなかった。もちろん底生生物等が元に戻るのには多少時間がかかるかもしれないが。干潟の北側は細い水路で海とつながっており,昭和30年代の状況と似ているらしい。北側の草地ではアシワラガニが早くも巣穴を作っていた。鳥はカモメとサギ,カモ類が中心で,カモメの夏羽が見られた。蒲生地区は壊滅的打撃を受けており,蒲生の入口には写真アルバムががれきと共に埋もれていた。この日も行方不明の方々の捜索が大沼方面で続けられていた。
【写真】
  
■蒲生入口の松林。神社があった周辺/早朝だったこともあり,海霧が遠くまで立ちこめていた。チュウダイサギとコサギ/日和山はなくなっていた。駐車場付近からの眺め。
  
■駐車場付近から周囲の風景。まず,日和山があったところから,新しく造った養魚場方面への堤防が破壊されていた。干潟裏の松林はすっかりなくなっている。南側の堤防も破壊され,そこから海水が浸入してきている。
  
■ヒドリガモ/カワウ,カモメ,ユリカモメ/導流堤付近
  
■七北田川対岸,以前はなかった南蒲生に砂浜ができており,オオセグロカモメ他,カモメ類がたくさんいた/ヒバリ/砂浜はかなり狭くなっていて,北側で干潟と海とが細い水路でつながっていた。
  
■海岸から干潟対岸を見る/カモメ夏羽/ウミネコとカモメ


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2011年3月26日(土)自宅

2011年04月16日 | 庭に来る鳥
■2011/3/26(土)6:50-6:58【天気】晴れ
【場所】自宅
【種名キジバト】(1科1種)
【メモ】雪の朝,空気がきれいだった。庭の餌台に餌を蒔こうとして,モミジの木を見るとキジバトのペアが仲むつまじく止まっていた。♀個体が♂個体の右足の指一本一本を嘴で挟む行動をしていた。求愛行動という感じだった。
【写真】
  
  
■求愛行動をする♀(おそらく)


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2011/4/10(日)田谷地沼,大滝

2011年04月10日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2011/4/10(日)8:36-10:34【天気】晴れ
【場所】田谷地沼・大滝周辺
【種名】アオサギ1,カルガモ45,トビ4,オオタカ成鳥1,ノスリ3,サシバ2,キジバト8,ヒバリ1,ツバメ1,キセキレイ2,ヒヨドリ6,モズ1,ミソサザイ3,ツグミ+,ウグイス+,シジュウカラ3,ホオジロ+,カシラダカ+,カワラヒワ+,シメ8,スズメ+,ムクドリ+,カケス8,ミヤマガラス30+,ハシボソガラス+,ハシブトガラス+(18科26種)
【メモ】新しいフィールドである田谷地沼と大滝に行ってきた。雪がまだ深いので,田谷地沼は一周できなかった。ミズバショウも咲き始めたところだった。ミソサザイが早くも沢筋で囀り,キセキレイも元気にペアで滝の周辺を飛び回っていた。大滝から戻る途中,サシバのペアが上空を飛んでいたが,すぐに里山の方へ飛んで行ってしまった。今日はコースを決める段階だったが,風景がとても美しい場所だ。
【写真】
  
■薬莱山付近から見た船形山(御所山)/ミズバショウ/ノスリとトビ
  
■サシバ/カシラダカ♀/シメの群れ


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2011年4月2日(土)釣師浜,新地漁港,新松川浦漁港

2011年04月02日 | 磯浜漁港
■2011/4/2(土)8:53-10:04【天気曇り,時々雨】
【場所】釣師浜,新地漁港,新松川浦漁港
【種名】ハジロカイツブリ夏羽,カンムリカイツブリ,ウミウ,カルガモ,スズガモ,クロガモ,シノリガモ,トビ,ノスリ,ハヤブサ,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,ツバメ,ハクセキレイ,ツグミ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(14科21種)
【メモ】いつものように山元ICで降りて海岸沿いのR38を行こうとしたが道路が寸断されて通行止めになっていたので引き返しがれきの間の細道を抜けてR6に出南下して新地駅近くから釣師浜へ出た。写真で見るように堤防も破壊され消波ブロックが海岸に打ち上げられ橋は落下して流され家々は流されかろうじて土台が残ってここに家があり人々の暮らしがあったことを証明している。またやや高い建物は津波に打ち壊され田圃は広い面積で冠水していた。砂浜に出ると消波ブロックが海岸に打ち寄せられ堤防が一部しかない。沖にはまだシノリガモやクロガモが若干残っていた。またこれは渡りの途中であったと思うがカワラヒワの40羽くらいの群れが次々に渡っていった。ツバメが1羽飛んでいた。ちなみに磯浜漁港の方は道路が寸断されていて行くことができなかった。
 新地漁港に行くと漁船が何艘か係留してあった。船揚場にはウミネコが1羽所在なげにしている。そこから新松川浦漁港に行こうとしたが道路が寸断されておりいったん国道R6に戻って相馬まで行き原釜に直接入った。漁港施設設備は完全なダメージを受けており魚市場の2階屋根部分に漁船が乗り上げており津波の高さと勢いが想像を絶するものだったことがわかる。船揚場にオオセグロカモメが1羽港内部に夏羽のハジロカイツブリがいた。帰りは松川浦沿いの道を通ってR6に出たが途中交差点の脇に大きな船が打ち上げられていた。ハヤブサが1羽セブンイレブンの上空を飛んでいった。
 釣師浜のラハイナには家内とこれまで何度も行った。海のすぐ脇に立つ喫茶店から見える景色は行くたびに違っていた。おいしいピザやトースト・コーヒーを飲んでマスターや奥様と話すのがとても楽しかった。自分が撮影した釣師浜のシギチやカモメ類の写真も飾ってもらっていた。いらなくなったスコープも三脚と一緒に置かせてもらった。いつか行った時に海がすぐ近くだから津波が怖いよねなどと言っていたがそれが2011年中にしかも歴史的な津波が襲うとは誰が予想をしただろうか。
【写真】
  
■釣師浜の前面にあった消波ブロックが,砂浜の中程まで打ち上げられていた。地区の家々を守っていた頑丈に見えた防波堤はほとんどが津波で破壊された。/釣師浜の橋は流され別の場所にあった。
  
■沖の防波堤は残っていて,いつものようにカモメ類やウミウが止まっていた。/なるだけ浜に近い所までと,がれきの間で通れる道を探して,ラハイナの近くまでいったが,あとで,この道路がいつも新地漁港に行く道と気づき唖然とした。
  
■新松川浦漁港の船揚場のオオセグロカモメ第2回冬羽/魚市場。いつもワシカモメやシロカモメが止まっている2階の屋根には漁船が乗っていた。/鵜ノ尾崎灯台付近


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