私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2011年11月26日(土)南三陸コース

2011年11月26日 | 南三陸漁港
■2011/11/26(土)8:08-9:46【天気】晴れ
【場所】南三陸漁港コース
【種名】ハジロカイツブリ,ミミカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ウミウ,ダイサギ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,スズガモ,ホオジロガモ,カワアイサ,トビ,チュウヒ,キジバト,オオバン,イカルチドリ,イソシギ,オオセグロカモメ,ウミネコ,カワセミ,ハクセキレイ,イソヒヨドリ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(15科30種)
【メモ】4月29日以来の南三陸コース。期待していたカモメ類やアメリカヒドリ,コクガンは観察できなかった。サケが遡上し,カモメ類が水浴びする波伝谷漁港の川周辺は,津波ですっかり地形が変わり,漁港の船着き場は沈下して潮が満ちていた。戸倉海岸も波伝谷同様,水門が破壊されているが,川自体はダメージが少なかったせいか,誰も獲らないサケがたくさん遡上し,仮設橋から少し離れた網を張った堰の下にはサケが群れていた。相川漁港はイソヒヨドリや常連のイカルチドリ,イソシギがいた。北上川河口付近の十三浜地区の川岸には,以前はたくさんのカワウやそれに混じって少数のウミウが羽を休めていたが,津波で洪水時に流れを制御する石積みの堰堤自体が押し流されているため,カワウの数は極端に少なかった。
【写真】
  
■オオバン/カワセミ/サケ
  
■イソシギ冬羽/イカルチドリ冬羽/イソヒヨドリ♂
  
■イソヒヨドリ♂/追波川(北上川)


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2011年11月26日(土)伊豆沼獅子鼻

2011年11月26日 | 伊豆沼・内沼
■2011/11/26(土)6:28-6:55【天気】晴れ
【場所】伊豆沼獅子鼻
【種名】ハクチョウ類,マガン,カモ類
【メモ】今期2回目の飛び出し観察。1回目は曇りだったので期待していったが,大群は日の出前に飛び出してしまったので,散発という感じの飛び出しだった。以前に比べ,ガンとの距離が遠いので,飛び出しのダイナミックな様子はなかなか間近で見ることは出来なくなっている。この日はあまり寒くもなく,12月初旬から中旬の飛び出しに期待して,南三陸に向かった。
【写真】
  
  
■獅子鼻のマガンの飛び出し。やはり大学時代のように4時前からものすごく寒い中,配置を完了し,薄明の中でカウントを始め,夜明けに日が昇るとまた一段と気温が低下する中で,ガンやカモ,ハクチョウをカウントするのがやはり寒いがおもしろかった。


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2011年11月26日(土)鳥の海

2011年11月26日 | 鳥の海
■2011/11/26(土)12:58-15:10【天気】晴れ
【場所】鳥の海
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,ミミカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,スズガモ,ホオジロガモ,カワアイサ,ミサゴ,トビ,シロチドリ,ミユビシギ,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,ハクセキレイ,ハシボソガラス(10科25種)
【メモ】南三陸がぱっとしなかたので,三陸道から東部道路を通って,鳥の海に行った。カイツブリ4種がいた他はシギチも渚にシロチドリとミユビシギが計8羽+いただけだったが,カンムリカイツブリの魚呑み込みシーンを見ることが出来た。ミミカイツブリは,この時期,またこの場所ではあまり観察しない鳥なので,退避してきたのかもしれない。
【写真】
  
■鳥はとにかくいくら大きくとも呑み込めば,とりあえずOKである。
  
■ハジロカイツブリ冬羽。下のミミカイツブリと比べると,嘴や頭部の違いがよくわかる。
  
■ミミカイツブリは,鳥の海ではそれほど観察したことはない。
  
■かろうじていたカイツブリ冬羽/釣糸が見えるホオジロガモ。釣針が見えないだけに痛そうだ。/渚を走るミユビシギ冬羽


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2011年11月16日(水)加美町宮崎地区

2011年11月16日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2011/11/16(水)7:10-7:20【天気】晴れ
【場所】加美町宮崎地区
【種名】コハクチョウ成鳥3,ハシボソガラス+(2科2種)
【メモ】天気予報では朝と夕方が霙だったので,いつもより30分ほど早起きした。仙台は晴れていたが勤務地は霙の予報なので,とにかくいつもより早く出なければならない。6時10分に家を出て宮崎には7時10分に着く。霙ではなく,普通に晴れていて,色麻あたりから薬莱山がとてもきれいに見えた。ちょうどその時,偶然にも薬莱山方面からハクチョウ3羽が飛んできた。例年,このあたりの田圃にはハクチョウが来るということだったが,すでにミヤマガラスやマガンの群れが田圃に降りるのを見ていたので,ハクチョウもそのうち群れで見られるかもしれない。今見た3羽は山形方面から船形連峰を越えてやってきたのだろう。ちなみにそのハクチョウたちは,後で写真を見るとコハクチョウ成鳥だった。群れといえば,9月の中旬には夕方5時過ぎに小泉地区付近で,船形山方面から飛んできたカワウの300羽以上の群れを見たことがある。方向的には舟形方面からやってきて,北西方面へ飛んでいった。このあたりは舟形連峰の西端にあり,鍋倉峠を越えて山形に近いので,けっこう山形方面からの渡りが見られるのかもしれない。栗駒越えは秋田方面だが,こちらは山形方面となる。
【写真】
  
■薬莱山を越えてきたコハクチョウ/二ツ石ダム方面を望む
  
■船形山と薬莱山/薬莱山/船形山山頂。日曜日は霧氷という感じだったが,今日は完全に雪が積もっていた。日中は比較的暖かかったので,山の雪もほとんど見えなくなっていた。


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2011年11月12日(土)加護坊山山頂

2011年11月12日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2011/11/12(土)15:00-15:30【天気】秋晴れ
【場所】加護坊山山頂から蕪栗沼眺望
【種名】ハクチョウ類,ガン類(マガン,オオヒシクイ),カモ類(蕪栗沼周辺),ツグミ,カシラダカ(加護坊山)
【メモ】10月10日以来,鳥見には行っていなかったが,今日は蕪栗沼を加護坊山の山頂から眺めることにした。山頂付近では段ボールで斜面を滑っている子どもたちがいた。1個300円で貸しているようだ。やや息切れして山頂に着き,早速蕪栗沼を眺める。マガンやハクチョウは,自分が小学校時代にもいて(昭和30年~40年代),マガンの姿はさすがにあまり意識しなかったが,ハクチョウは今と同じよう感じで蕪栗沼にいるのを見ている。ただし,白鳥地区はその頃どうだったかは全く記憶にない。今日の天気はまさに秋晴れで,気温が山頂で10度以上あった。ちなみに線量は0.19~0.22μSv/hだ。蕪栗沼にはオオヒシクイと思われる群れが見え,ハクチョウ類もかなりいる。白鳥地区はハクチョウ類とカモ類だ。越流堤東側田圃にマガンの群れが展開している。背後には長沼も見える。もっと晴れていれば,室根山も見えるはずだ。蕪栗沼の南側田圃で以前ヘラサギを撮影していた時,背景に室根山が写っていたくらいだから。加護坊山はいろいろ思い出があるが,1986年にハレー彗星がやってきた時に,夜明けに加護坊山で見たのがベストだ。涌谷の江合川に天から突き刺さるようなハレー彗星が見えた。もし,今のカメラとレンズをあの頃持っていたら,ずいぶんよく写せたと思う。
【写真】
  
  
■100mmでの全景と,400mmで蕪栗沼から東側田圃へ
  
■加護坊山南斜面の秋の風景


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