私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2013年11月30日(土)青葉山公園

2013年11月30日 | 青葉山・広瀬川
■2013/11/30(土)11:42-12:22【天気】晴れ
【場所】青葉山公園
【種名】ダイサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,カワアイサ,トビ,ベニマシコ,スズメ(5科8種)
【メモ】近場に行ってみた。最初,評定河原橋から花壇・経ヶ峰のいつものコースを歩き,カシラダカの群れを見ようと思ったが,これが全然おらず,ハヤブサもいなかったので青葉山公園に移動した。しかし,公園付近は例によってテニスの大会で人の数が多い。仕方がないので沼でオシドリの写真でも撮ろうかと思ったらそれもいない。と,その時沼沿い散策路の灌木でベニマシコが鳴いていた。♀だったがすぐ近くにいてしばらくベンチに座ってひなたぼっこをしながら,写真を撮っていた。それから道路を挟んで向こうの住宅地後に飛んで行ったので,帰ろうと思ったら,すぐ近くにやってきて,しきりに種子を食べ始めた。距離的には2mあるかないかで,全然こちらには意を介さず,食べ続けていたのが下の写真である。かなり近くで見ると,いつものベニマシコのイメージとは違っていたのが印象的だった。
【写真】
  
■カルガモ/ベニマシコ♀
  
  
  
■採餌するベニマシコ♀


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2013年11月23日(土)蕪栗沼・白鳥地区,周辺田圃

2013年11月23日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2013/11/23(土)8:50-9:58【天気】晴れ
【場所】蕪栗沼,周辺南側田圃
【種名】カワウ,ダイサギ,アオサギ,シジュウカラガン80+,マガン,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ミコアイサ,カワアイサ,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,オオバン,キジバト,コゲラ,ヒバリ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ホオジロ,カシラダカ,アオジ,カワラヒワ,ベニマシコ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(15科34種)
【メモ】伊豆沼では朝日が昇る直前からもやがかかり,2回連続朝日をバックに飛び立つマガンを見ることができなかった。少しがっかりして,蕪栗沼に移動。沼を半周してヒシクイの群れなど見て,北浦にシジュウカラガンを探しに行くことにした。橋を渡り,いつもマガンの群れがいるところを見ていると畦から首を出した白黒顔が見えた。おっシジュウカラガンと思って見ると何のことはない,田圃一枚がシジュウカラガンの群れだった。後で画像で確認したところ80羽から90羽はいたようだった。
【写真】
  
■マガンと月/オオヒシクイのペアのうちの1羽。2羽で鳴き交わしたり,飛んで行く羽ばたきもシンクロナイズしていた。/オオヒシクイの群れ
  
■沼を見終わって,橋を渡り南側の田圃を見るとマガンの大群の中にシジュウカラガンの群れがいた。
  
■シジュウカラガンの群れ
  
■シジュウカラガンとマガンの群れ。いったん飛んだがまた戻ってきた。シジュウカラガンの群れはいくつかのグループに分かれて飛んでいた。


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2013年11月23日(土)伊豆沼獅子鼻

2013年11月23日 | 伊豆沼・内沼
■2013/11/23(土)6:17-6:57【天気】晴れ時々曇り,朝靄
【場所】獅子鼻
【種名】オオハクチョウ,コハクチョウ,マガン(1科3種)
【メモ】今期2度目の朝の飛び出しは,その直前にまたしても朝靄に阻まれた。来週3度目。
【写真】
  
■月とマガン/朝日をバックにハクチョウとマガン/マガンの飛び出し


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2013年11月17日(日)中新田,宮崎,小野田

2013年11月17日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2013/11/17(日)7:28-8:57【天気】晴れ
【場所】宮崎,田谷地沼
【種名】ダイサギ,アオサギ,オオハクチョウ,コハクチョウ,トビ,ノスリ,ヒヨドリ,モズ(5科8種)
【メモ】伊豆沼から宮崎に移動,その間西古川付近の田圃でマガンの群れ約500+程度を見る。田川・鳴瀬川合流点付近の中州の樹木がすべて伐採されていて,ハクチョウ類やカモ類は居づらそうな環境になっていた。ここは,ハクチョウ類が期間限定で大群が越冬している。通勤途中,橋を通ると川下からハクチョウ類が採餌場に群れで飛んでくるのを毎日観察できる。小野田に入って,セブンイレブン近くの電線にまずノスリ1羽,少し行って田圃の中にまた一羽,近くにまた一羽。全部違う個体。そして,宮崎の農道を走ってまた一羽。これは後ろ向きに止まっていたせいもあり,車から降りて真下に行っても全然気づかず。電線・電柱に止まっているノスリやハヤブサ,チョウゲンボウではよくあること。しばらくしてやっと気づき,「おーっ何なんだ!」とでも言うように,こちらを見ながら飛び去っていくのを見るのもおもしろい。自宅のキジバトなんかも後ろ向きだと全然気がつかなくて,すぐ近く(50cmもないくらい)で見ていると慌てて逃げていくが,またすぐやってくる。
ここから田谷地沼に行き,一周するが,ニホンリス1匹とヒヨドリ,カルガモがいるくらい。また戻って旭地区に近いところでまた2個体ノスリということで,ノスリは本当に1年中多い場所だ。6個体目が虹彩が黄色で若鳥。2個体目は脛羽に横斑がないので♀成鳥,3個体目は横斑があるので,これは典型的な♂成鳥個体。
【写真】
  
■田川・鳴瀬川合流点とそこから鳴瀬川上流を望む。冠雪した船形山が見える。毎日この橋を渡って通勤。/朝モズ♀という感じ。
  
■ノスリ1個体目/ノスリ2個体目/ノスリ3個体目
  
■前掲ノスリ3個体目/田谷地沼/田谷地沼遊歩道
  
■ノスリ4個体目/ノスリ5個体目/ノスリ6個体目


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2013年11月17日(日)伊豆沼・内沼

2013年11月17日 | 伊豆沼・内沼
■2013/11/17(日)5:53-6:38【天気】晴れ時々曇り,朝靄
【場所】伊豆沼
【種名】ダイサギ,アオサギ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガン,オナガガモ(2科6種)
【メモ】今シーズン初めての朝の飛び出しを見に行ったのはいいが,朝日は出なかった。7時過ぎるとよい景色にはなったが。
【写真】
  
■獅子鼻もやの中のマガンの飛び出し/内沼浄土のマガンとオナガガモ


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2013年11月17日(日)梅田川

2013年11月17日 | 県外・国外・その他
■2013/11/17(日)11:42-12:43【天気】晴れ
【場所】梅田川
【種名】カワウ,ゴイサギ,アカガシラサギ冬羽1,ダイサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ(3科8種)
【メモ】前日,教えられた場所にいなかったので,再チャレンジ。職場での仕事の後,再度梅田川へ。しかし,かなり下流から歩いたのだが見つからず,橋の上流にお二方望遠レンズを向けていたので,ラッキーと思い行って見るとホシゴイだという。確かにそうで,仕方なくとぼとぼ引き返し,次の橋を越えてもうすぐ,駐車していたところに着くというときに,仕方ない魚でも撮っていくかと,土手の階段を降りていったら,一見ドバト風の鳥が目の前から飛び立った。よくいる白と薄茶のドバドと思ったが,次の瞬間,はっと気がついてシャッターを押したがピントが合わず,近くの灌木に止まったところをかろうじて遠くから撮影したが,また飛んで上流に行ってしまった。結局,一緒に探してもらおうと戻ったが,人もサギもいなかった。ホシゴイだけはまだいたが。アカガシラサギはいまだ,夏羽も大きく近くで見てはいない。まあ,そのうちまた見られるかもと思い,立ち去った。
【写真】
  
■ホシゴイ/カワウ/アカガシラサギ冬羽


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2013年11月13日(水)宮崎小泉地区

2013年11月13日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2013/11/13(水)6:49-7:53【天気】晴れ
【場所】加美町宮崎小泉周辺
【種名】ダイサギ,アオサギ,オオハクチョウ,トビ,ノスリ,ツグミ(4科6種)
【メモ】通勤途中に観察。泉ヶ岳が初冠雪。薬莱山周辺はもっと前に雪が降りまくっていた。今日は小泉の田圃でツグミが初認だった。例年,マガンの群れは中新田と大崎市の境界あたりの田圃までは来るが,小野田・宮崎地区へはここ2年間の観察では2月以降,3月の卒業式前後に宮崎地区の田圃に雪解けと共に大群が飛来する。オオハクチョウ、、コハクチョウ、ダイサギ、アオサギ、ノスリは通常観察できる。
【写真】
  
■「2,048 x 1,536Retinaディスプレイ」の画像サイズ
オオハクチョウ、ダイサギ、ノスリがそれぞれ写っている。
  
■泉ヶ岳初冠雪/色麻付近/薬莱山


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2013年11月9日(土)鳥の海

2013年11月09日 | 鳥の海
■2013/11/9(土)10:17-14:03【天気】晴れ
【場所】鳥の海,被災田
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ウミウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ホシハジロ,スズガモ,カワアイサ,ミサゴ,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,オオバン,ミヤコドリ幼羽1,シロチドリ15,ダイゼン冬羽8,トウネン幼羽3,ハマシギ冬羽205,ダイシャクシギ幼羽1,ユリカモメ,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ジョウビタキ,ホオジロ,カシラダカ,アオジ,カワラヒワ,ミヤマガラス200+,ハシボソガラス,ハシブトガラス(21科43種)
【メモ】蒲生にハジロコチドリがいたというので,そろそろ鳥の海にでも出ないかと思い行ってみた。被災田の水たまりに,先週3羽のハジロカイツブリがいたが,今日は1羽だけだった。サギ類以外は特におらず,いつもの船揚場に行くとオオセグロカモメやウミネコ,カンムリカイツブリなどがいた。漁船で漁師が魚を加工していて,何匹かを防波堤に捨てていて,それをオオセグロカモメが食べていた。「漁港-漁船-漁師-水揚げ-魚を撒く-カモメ類が集まる」という図式が少しずつできてきた。
周回道路はまだまだ工事中で通れないので,ぐるっと回っていつものように東側の干潟に行った。途中工事の方々とお話しながら工事の様子を写真に撮りつつ,干潟へ出る。最初にバンディングの竿が並んでいる先の方にいつものようにミサゴが止まり,その下にマガモとオナガガモがいた。復活してきたアシ原と海岸の間の砂地に,どう見てもミヤコドリと思われる足跡+穴があったので,探すと,ピーッと声がしてミヤコドリが採餌している最中だった。ダイゼン,ハマシギ,ダイシャクシギと一緒に採餌していて,砂地の流木に腰を下ろしてしばらく見ていて,目の前にハマシギとダイゼンがやってきたのに気づかなかったほどだ。一見成鳥のようにも見えたが,まだ幼鳥の特徴を残していた。
水路の方に行くと砂浜に当初の目当てのシロチドリがいたので,よく見たが,ハジコチはいなかった。冬にはよく見るのでそのうち見られるかもしれない。海岸にでると渚でミユビシギが2羽採餌していた。最後に工事の方とまた話をして帰った。先週いたミヤマガラスの群れがまたいた。
【写真】
  
■ハジロカイツブリ成鳥冬羽/カンムリカイツブリ成鳥冬羽/カンムリカイツブリ第1回冬羽。まだ幼鳥のトラ縞模様が残っている。
  
■オオセグロカモメ第1回冬羽。初列風切りを負傷していた。/オオセグロカモメ第4回冬羽。漁師が投げた魚を食べていた。/蛭島から伸びる泥を運ぶパイプライン
  
■ミサゴ/飛び立つマガモとオナガガモ/ミヤコドリが餌を探して歩き回り,嘴で掘った穴
  
■ダイシャクシギ幼羽冬羽/ミヤコドリ幼羽/ミヤコドリ,ダイシャクシギ,ハマシギ
  
■ミヤコドリ,ダイシャクシギ,ハマシギ/ダイシャクシギに追われるミヤコドリと全然関係ない風のダイゼン幼羽/ミヤコドリ幼羽。嘴はかなり赤いが先がやや黒,羽縁に白,足がまだ薄い。目が真っ赤ではない。
  
■ダイゼン幼羽/シロチドリの群れ/ハマシギまだ夏羽が残る。
  
■餌を食べるハマシギ/ハマシギ冬羽移行中。/トウネン冬羽移行中。鳥の海バンディングトウネン。
  
■ハマシギ横・翼上面/ハマシギ翼下面/オオセグロカモメ第4回冬羽♀型
  
■ミユビシギ冬羽/ミヤマガラス
  
■オオセグロカモメとウミネコの初列風切りの成長の違い。ウミネコは完全に伸びきっているが,このオオセグロカモメの初列風切のP10(初列の一番外側)他がまだ伸びていない。/海岸堤防の工事
  
■海岸堤防の工事。詳細は,「明日へつなぐ」 仙台湾南部海岸堤防復旧プロジェクトを参照。

■鳥の海周回道路の堤防かさ上げ工事。これが非常に地道で困難な仕事となっている。次回詳細を掲載。


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2013年11月5日(火)広瀬川

2013年11月05日 | 青葉山・広瀬川
■2013/11/5(火)9:03-13:05【天気】晴れ
【場所】広瀬川牛越橋,博物館・青葉山公園,評定河原橋・花壇
【種名】カイツブリ,カワウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,オシドリ8,マガモ,カルガモ,コガモ,オナガガモ,カワアイサ♀,トビ,ハヤブサペア,キジ♂,キジバト,カワセミ雌雄不明1,アカゲラ,コゲラ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,ヒヨドリ,シジュウカラ,アオジ,スズメ,ムクドリ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ガビチョウ3,サケ多数(17科29種)
【メモ】日月火と三連休で,3日は南三陸だったので,今日は近場の広瀬川に行ってみた。平日なので評定河原橋はサッカーをしている数人がいるだけで,土日とは違って芋煮会の団体もおらず,ゆっくりと広瀬川の岸辺で秋の日を過ごした。サケが遡上しており,たくさんのサケが水しぶきをあげていた。鳥はカワアイサが初認の他は特にいなかった。
次に青葉山公園に移動したが,平日だがテニスの大会が開かれていて鳥どころではなかった。沼にはオシドリがいた。魯迅の碑を中国人の家族連れの観光客が訪れており,しきりに記念写真を撮影していた。評定河原橋から花壇に歩いて行くと,経ヶ峰の淵にサケの大群がいて,まるで水族館のような感じでとても感動した。評定河原は浅瀬だがここは浅瀬と淵があり,そこに太陽の光が水面にあたって,サケがミニ回遊する様子が目の前で見られた。帰ろうとするといつものいハヤブサ夫婦が飛んでいたが,ものすごいスピードで直進したり,またゆっくり旋回したりと秋の空を自由に飛んでいた。青葉城から見ると箱庭みたいな空間をハヤブサは自由に行き来しているのだった。
ガビチョウが牛越橋,博物館,経ヶ峰の3カ所でそれぞれ鳴いていた。
【写真】
  
■瀬を登っていくのはけっこう大変らしく,何度も引き返しては登っていくのが見えた。深いところでは悠々と泳いだり浅瀬で一休みというサケもけっこういた。
  
■経ヶ峰のサケ/牛越橋河原のスズメ/長沼のカルガモ
  
■オシドリ/オナガガモ/ダイサギ


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2013年11月3日(日)南三陸コース

2013年11月03日 | 南三陸漁港
■2013/11/3(日)8:01-10:38【天気】曇り時々晴れ
【場所】追波川~白浜海岸~相川漁港~波伝谷漁港~戸倉海岸往復
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,トビ,ノスリ,オオバン,ユリカモメ成鳥冬羽1,タイミルセグロカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ウミネコ,カワラヒワ,ムクドリ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(9科27種)
【メモ】「ツールド東北」開催の日だったので石巻専修大学出発の時間や各コースの時間等を事前に調べ,できるだけ遭遇しないように行ったが,特に交通規制や安全面での問題はなかった。道々でたくさんの人々が声援を送り,次々に本格的な選手からハイアマチュア,アマチュアレベルと思われる人たちが,一人,あるいはグループでアップダウンのきつい南三陸コースを走っていた。中には坂で自転車を押している人,チェーンが外れて仲間と一緒に直している人もいたが,ほとんどは軽快に沿岸コースを被災地を横目に見ながら走り抜けていった。専修大から女川,そして雄勝を経由して大川小近くの新北上大橋を渡り,・・・・・と気の遠くなるような曲がりくねった海岸の山坂を走るわけで,一番長いコースで160kmというのは,自宅から戸倉海岸まで高速と南三陸沿岸の道路を戸倉海岸まで行き,そこから引き返して春日サービスエリアまでの距離がちょうど160kmだった。これを自転車でというのだからすごい。よく蔵王エコーラインを自転車で登坂していく人を見るが,あれももちろんすごい。自転車をやる人は何ということはないのだろうが,感心することしきりだ。
 さて,追波川沿いの道は工事がずいぶん進んでいて,4車線分の道路もかなりの距離になっているし,堤防の工事も進んでいる。新北上大橋から河口までの堤防工事も本格的になり,以前はカワウ,ウミウ,オカヨシガモなどのカモ類が多かった場所は工事のために鳥はほとんどいない。各漁港や戸倉海岸は珍しくほとんど鳥がおらず,クロガモやコクガンの姿も発見できなかった。ただ,白浜海岸でオオセグロカモメ,セグロカモメ,ウミネコの大群がいて,群れの中に,タイミルセグロカモメ2羽と,ユリカモメ1羽が混じっていた。震災前だとカモメを見る場所と言えば,追波川河口と福島県新地町の釣師浜,それに一番は新松川浦漁港と相場が決まっていたのだが,これらはまったくだめになってしまったので,今日の白浜海岸はラッキーだった。500羽以上の群れで,ちょうどこの時期オオセグロカモメとセグロカモメそれにウミネコの渡りの途中の混群を見ることがあるので,そのパターンだと思う。
 これからはいよいよ南三陸のシーズン。がんばってカナダカモメを探したい。
【写真】
  
■ノスリ成鳥♀/ハシボソガラス成鳥/新北上大橋とオオハクチョウ
  
■オオセグロカモメ幼羽,第1回冬羽,第2回冬羽,第3回冬羽,第4回冬羽,成鳥冬羽がいる。
  
■オオセグロカモメ幼羽,第1回冬羽,第3回冬羽,第4回冬羽,成鳥冬羽がいる。/半分の群れ,反対側に同じような群れ
  
■セグロカモメ成鳥冬羽/オオセグロカモメ第1回冬羽/タイミルセグロセグロカモメ幼羽
  
■セグロカモメ,オオセグロカモメ,ウミネコの混群/セグロカモメ成鳥冬羽/オオセグロカモメ第1回冬羽
  
■タイミルセグロカモメ成鳥冬羽/セグロカモメ成鳥冬羽
  
■タイミルセグロカモメ成鳥冬羽個体/タイミルセグロカモメ成鳥冬羽(別個体)とセグロカモメ成鳥冬羽。最初のタイミルセグロカモメと後のそれとでは,前者は後者ほど背の色が濃くない。ただし後者もウミネコほど濃くはない。足の色も2個体で若干違う。
  
■オオセグロカモメ幼羽。2個体とも。


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