私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2008年1月14日(月)鳥の海,岩沼海上

2008年02月11日 | 鳥の海
■2008/1/14(月)7:50-9:00,13:00-14:30【天気】晴れ後曇り
【場所】鳥の海・周辺田圃,長谷釜,長谷釜海上~寺島海上   *:長谷釜海上(カンムリカイツブリを除く)
【種名】アビ*,オオハム*,シロエリオオハム*,カイツブリ,ハジロカイツブリ,ミミカイツブリ*,アカエリカイツブリ*,カンムリカイツブリ,カワウ,ウミウ*,ヒメウ*,ダイサギ,コサギ,アオサギ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,スズガモ,クロガモ*,ビロードキンクロ*,シノリガモ*,ホオジロガモ,ウミアイサ*,カワアイサ,ミサゴ,トビ,ノスリ,ハヤブサ♀,チョウゲンボウ♂,キジ♂,オオバン,ハマシギ,タシギ,ユリカモメ,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,ミツユビカモメ*,マダラウミスズメ*,ウミスズメ*,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ジョウビタキ,ツグミ,シジュウカラ,メジロ,ホオジロ,カシラダカ,アオジ,オオジュリン,カワラヒワ,シメ,スズメ,ムクドリ,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス(26科64種)
【備考】成人の日で朝から多忙だったが,合間を見てAIさんに教えてもらった岩沼の海鳥ウォッチングをした。例年,この海上はビロードキンクロなどが見られているが,これほどのアビ類,カイツブリ類,ウミスズメ類,海ガモ類を一度に比較的狭いエリアでたくさん見たのは初めてだった。教えてもらったときは,こんなにいるとは思わなくて,本当にびっくりした。50倍のニコンのスコープで種類を確認し,その上に400mmをのっけて撮影するということを繰り返した。アビ類はおそらく30羽以上,ミミカイツブリが非常に多く,アカエリカイツブリもカンムリカイツブリと同じくらいの個体数を観察できた。マダラウミスズメはウミスズメほど多くはないが,そちらこちらにいた。ビロードキンクロは最低10羽はいた。クロガモは100羽以上。ちなみに翌週,本格的にカウントをしようと思っていったらほとんど何もいなくなっていた。沖の方にオオセグロカモメやカモメ,ユリカモメ,それにミツユビカモメも混じって,盛んにダイビングをしていたので,何か餌があったのだろう。今年は海鳥類が例年になく多い。昨年は道東の流氷はさっぱりだったが,今年は納沙布岬まで南下してきているようなので,そういう関係もあるのだろうか。
【写真】(チョウゲンボウ♂)
  
■ハヤブサ成鳥♀,新田
  
■カモメ第1回冬羽/ハジロカイツブリ冬羽/ミミカイツブリ冬羽(岩沼)
  
■両端はアビ,真ん中もたぶんアビ/シロエリオオハムか?/ミツユビカモメ
  
■ミミカイツブリの群れとマダラウミスズメ/マダラウミスズメ/オオハムとシロエリオオハム,左上に正体不明の生き物
  
■アカエリカイツブリとウミスズメ/マダラウミスズメ/ビロードキンクロとカモメ類


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2008年1月12日(土)鳥の海,周辺田圃

2008年02月03日 | 鳥の海
■2008/1/12(土)12:00-14:00【天気】雪
【場所】鳥の海,周辺田圃・休耕田
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ダイサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,スズガモ,ホオジロガモ,カワアイサ,ミサゴ,トビ,ハイイロチュウヒ♂,オオバン,ハマシギ5,ユリカモメ,ホイグリン系カモメ,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,ウミスズメ,キジバト,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ツグミ,ホオジロ,カシラダカ,オオジュリン,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス(19科39種)
【備考】年が明けて6日は三神峯公園にオジロビタキを見に行ったくらいで,仕事優先の年末年始だった。ということで,1月12日鳥の海が2008年の最初のフィールドワークとなった。今日は,ちょっとした吹雪で,いつも釣り人がいるマリンポートの堤防には,オオセグロカモメを中心にたくさんのカモメがいた。いつもの黄色のフロートにはハマシギの他は何もいなかったが,こちらの堤防にホイグリン系カモメがいた。対岸を見ると公園の手前にウミスズメが一羽入っていた。その後,雪の中鳥の海をぐるっと回って,釣師浜にも行ったが,吹雪でちょっとだけ見てすぐ引き返してきた。その帰り,前回遠くてしっかり見れなかった休耕田でハイイロチュウヒが飛んでくるのを見ることができた。上空を通過して向こうの田圃に降りたようだったので,見当をつけてそろそろ車で行ったら,すぐ曲がった田圃の畦にいて,こちらも慌てたがあちらも慌てたようで,「おおー,きれいだあ」と写真を撮るのも忘れ,フロントガラス越しに見て感心しているうちに,鳥の海方面へ飛んで行ってしまった。それにしてもとてもきれいでおしゃれだ。ハイイロチュウヒとはいうが,近くで見ると乳青灰色だ。光の加減によっては濃く見えるが。ここで午後から何時間か待っていればまた田圃に降りたところとか見られるかもしれない。
【写真】
  
■ハマシギ冬羽/ホイグリン系カモメ。オオセグロカモメと並ぶと初列風切りが長いのと,背の薄さがわかる。ホイグリンカモメはオオセグロカモメやウミネコと同じくらいの濃さ。/急に伸びをしてオオセグロカモメがびっくりしているところ。これまで見た大型カモメの成鳥冬羽の背の色で一番薄いのはシロカモメ,次はアメリカセグロカモメ,この2種は青灰色系統。次はワシカモメ,セグロカモメで,これはスレート系の色。次がホイグリン系カモメ,ホイグリンカモメ,オオセグロカモメとなる。モンゴルカモメはまだ成鳥冬羽は見たことがない。
  
■だいぶ色気づいてきたウミネコ/ホイグリン系カモメ冬羽,後頸に黒斑が多い。/ホイグリン系カモメの飛翔。初列風切の1枚目(P10)が伸びきっていないのがわかる。ホイグリンカモメについては鳥の海2006年11月の記事と写真を参照のこと。
  
■オオセグロカモメ第1回冬羽だが,かなり小さめの個体だった。/雪の堤防に並ぶオオセグロカモメ他の群れ
  
■ウミスズメ/ハイイロチュウヒ成鳥♂


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