私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2011年5月30日(月)田谷地沼

2011年05月30日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2011/5/30(月)12:02-12:26【天気】豪雨,強風
【場所】田谷地沼
【種名】クロツグミ,ノジコ,アオジ(3科4種)
【メモ】今日は振休だったが豪雨で警報が出ていたため,職場に行って様子を見,それからせっかくきたのだからとカモラーメンを食べてから田谷地沼に向かった。豪雨が降り続いており,探鳥どころではないが,林の中はいつも雨がかなり強く降っても傘をさせば大丈夫なので沼を一周した。クロツグミとノジコは相変わらず鳴いている。クロツグミは沼の北側と西側に,ノジコは北側と南側の木道を挟んで両側にテリトリーがあるようだ。レンゲツツジやタニウツギが美しかった。ミツガシワはもう花は終わりという感じだった。豪雨だったが行ったかいがあった。
【写真】今日は,災害連絡専用にしているドコモ携帯デジカメL-03C茶しか持って行かなかったので,これで撮影。
  
  
■林の中の風景


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2011年5月中旬 田谷地沼

2011年05月30日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2011/5/8(日)7:26-8:53【天気】晴れ,5/14(土)6:47-8:15【天気】曇り時々晴れ,5/21(土)12:28-13:04【天気】曇り,小雨
【場所】田谷地沼
【種名】カイツブリ,カルガモ,トビ,キジバト,カワセミ,アオゲラ,アカゲラ,コゲラ,キセキレイ,サンショウクイ,ヒヨドリ,モズ,ミソサザイ,コルリ,クロツグミ,アカハラ,シロハラ,ヤブサメ,ウグイス,メボソムシクイ,エゾムシクイ,センダイムシクイ,キビタキ,オオルリ,コサメビタキ,エナガ,ヤマガラ,シジュウカラ,ゴジュウカラ,メジロ,ホオジロ,ノジコ,アオジ,クロジ,カワラヒワ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(22科38種)
【メモ】基本的に土曜日か日曜日週1回,田谷地沼の周回路をセンサスしている。サンショウクイの巣は2カ所,クロツグミは2ペア,ゴジュウカラは巣自体は1カ所確認している。サンショウクイ,クロツグミ,ゴジュウカラ,ノジコは行くたびにいるので,これまでだとフィールドが田圃や海岸・干潟,島がメインであまりしっかり見る回数がなかったが,田谷地沼ではまた,鳴いてる,またいる,という感じだ。だんだん飽きてきてキバシリとかはいないのかと目を凝らしているがまだ出会っていない。ゴジュウカラは巣穴があるので,♂♀の給餌行動をけっこう時間をかけて見ている。巣穴といってもすぐ目の前にあるので,肉眼でも十分だ。山の鳥はこれまであまり見ていなかったこともあるが,シギチやガン類などと違って体は小さいし,よく動くので,あまり得意な方ではなかったが,ここの小鳥たちはあまり歩かなくてもすぐ近くにやってくるので,よく観察できる。沼はカワセミ,カイツブリ,カルガモが常連だ。沼から船形山が見える位置を定点として,毎回撮影しているが,だんだん船形山の山頂付近の雪が少なくなり,田谷地沼のミツガシワの群落に白い花が咲き,レンゲツツジ,タニウツギの花が一面に咲き始めると,6月がもうすぐで,雨が多い季節になるわけだ。
【写真】
  
■メジロ/サンショウクイ♂成鳥/コサメビタキ
  
■巣材を運ぶゴジュウカラ成鳥♂/田谷地沼から船形山/クロツグミ成鳥♂
  
■クロツグミ成鳥♂/巣材となる輪ゴムなどの人工物を咥えるカワラヒワ成鳥♀/ノジコ成鳥♂
  
■ノジコ成鳥♂/メジロ/キビタキ成鳥♂
  
■キビタキ成鳥♂/クロツグミ成鳥♂/サンショウクイ成鳥♀
  
■ゴジュウカラ成鳥♂
  
■ゴジュウカラ成鳥♂
  
■クロツグミ成鳥♀/田谷地沼の風景/ニホンリス。
  
■ニホンリス/田谷地沼の風景
  
■サンショウクイ。上が♂,下が♀。もう一カ所樹幹に営巣しているがペアがいるが,これは樹洞の中に営巣していた。/キビタキ成鳥♂
  
■キビタキ成鳥♂/キビタキ成鳥♀。♂と一緒に行動していた。/巣穴に餌となる昆虫を運んできたゴジュウカラ成鳥
  
■ゴジュウカラ成鳥♀
  
■ゴジュウカラ成鳥♂。♂♀が入れ替わり給餌していた。/ゴジュウカラ
  
■田谷地沼風景/餌を運ぶゴジュウカラ♀


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2011年5月4日(水)鳥の海

2011年05月24日 | 鳥の海
■2011/5/4(水)8:08-12:09【天気】曇りのち晴れ
【場所】鳥の海
【種名】カワウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,スズガモ,ミサゴ,トビ,キジ,シロチドリ8,メダイチドリ23,トウネン12,ハマシギ120+,オバシギ2,キアシシギ15,イソシギ1,オオソリハシシギ23,チュウシャクシギ34+,ユリカモメ,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ツバメ,イワツバメ,ツグミ,ウグイス,ヒヨドリ,ムクドリ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(16科32種)
【メモ】連休の4日,シギチの状況を見に鳥の海を訪れた。例年なら,金華山,鳥の海,花山,江島と行くところだが,花山の湯ノ倉温泉は以前の地震で水没し,山は崩れ,人々の生活に甚大な被害を及ぼした。そこから3年もしないうちに巨大地震と巨大津波でほとんどの漁村や沿岸の都市が壊滅的な打撃を受けた。沿岸部,島も地形的な変形を受け,内陸部の被害もこれまでになく広範囲だった。鳥の海はまず砂浜が半分以上えぐられ,一昨年コアジサシが営巣していた場所などは見る影もないほどだ。南側の水路部分が海とつながってしまい,浜が孤立した状態になっており,高潮が続けば,砂浜はどんどんなくなって,最悪の場合は鳥の海が漁船の水路以外でも直接つながってしまうような状況にある。荒浜海岸も惨憺たる状況で,海岸と運動公園の間に水路ができてしまっている。鳥の海荘の隣には瓦礫が高く積まれ,たくさんの家々は津波に晒され,土台しか残っていないところも多い。昔からお世話になっている店もすっかりやられてしまった。跡形もないところもある。
そんな状況の中で,干潟はどうなっているのか,シギチは来るのか。そんな思いで南側から鳥の海周回路に入り,水門近くの駐車場に車を止め,そこから普段なら釣りをしている堤防の段のあることろに降りて,シギチを観察することにした。近くの墓地の卒塔婆があちこちに散乱し,干潟の中には本来あり得ないはずの石油ストーブや,様々なもの,流されてきた海岸のマツがあちこちに横たわっている。
干潟は,地震・津波以前からオオソリハシシギやチュウシャクシギが採餌していたところをはじめ,これまで出ていなかったのに干潟になっているところもあった。逆に海岸近くの一番シギチがいたあたりは干潟が出ず,防波堤も失われているので,以前とは全くと言っていいほど風景が変わっている。
さて,シギチはかなり分散していたが,一度種類数に関係なくカウントした時には350+を数えた。その後,種類毎に数えたのが上記の個体数である。オオソリハシシギもチュウシャクシギもオバシギもトウネンも,ハマシギもいた。観察できなかったのはミユビシギとキョウジョシギ,それに数の少ないレアなシギチだが,基本的には例年通りかそれをやや下回る個体数だったのではないか。ただし,常連のコアジサシは一度も姿を見なかった。また例年見られるシロカモメも観察できなかった。ハマシギの中に標識を付けた個体がいて,これは昨年の秋にバンディングした第一回の夏羽個体ということになる。水門近くにいつもいるカワセミも近くに止まってくれたのはとてもよかったし,オオソリ以外はすぐ目の前で観察できた。干潟の生物はゴカイやカニ類はかなりの個体がいて,シギチはこれらを餌にしていた。ただし,例年見られる稚魚の群れは全く見られなかった。ミサゴが干潟を巡回していたが,見ている間は一度もダイビングすることはなかった。


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2011年5月4日(水)鳥の海

2011年05月23日 | 鳥の海
■2011/5/4(水)8:08-12:09【天気】曇りのち晴れ
【場所】鳥の海
【写真】
  
■飛び立つチュウシャクシギ/オオソリハシシギ♀
  
■オオソリハシシギ,チュウシャクシギ,ハマシギの群れ。
  
■採餌するオオソリハシシギの群れ/アオサギ/トウネン夏羽
  
■トウネン夏羽/ハマシギ夏羽
  
■ハマシギ/メダイチドリ夏羽/キアシシギ夏羽
  
■オバシギ夏羽。向こうに卒塔婆が見える/シギチの群れ/顔先が黒いオオソリハシシギ
  
■横縞が比較的多いキアシシギ/ハマシギ/一方の足には標識が取り付けられている。昨年,秋に鳥の海で放鳥した個体とのこと
  
■ハマシギ夏羽/スズガモのペア
  
■干潟のゴカイ/石油ストーブとチュウシャクシギ/シギチの群れ
  
■餌を捕まえたチュウシャクシギ/ハマシギの飛翔/キアシシギ
  
■カニを捕まえたチュウシャクシギ/キアシシギ/メダイチドリ
  
■メダイチドリ夏羽/コサギ/採餌するシロチドリ
  
■魚を上空から探すミサゴだが魚はいないようだった/カニを捕まえたキアシシギ
  
■餌を捕まえたキアシシギ/カワセミ/チュウシャクシギ
  
■なぎ倒されたイチゴハウスが林立していたところ/陸から切り離された狭い砂浜の木の上のミサゴ/よく行った鳥の海荘の隣のスペースに瓦礫が積まれていた。


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2011年3月下旬~4月初旬の青葉山公園

2011年05月17日 | 青葉山・広瀬川
■2011年3月下旬~中旬
【場所】青葉山公園
【種名】ダイサギ,アオサギ,オシドリ,マガモ,コガモ,オナガガモ,キンクロハジロ,カワアイサ,トビ,オオタカ,ハイタカ,ハヤブサ,キジ,イソシギ,ウミネコ,キジバト,アマツバメ,ヤマセミ,カワセミ,アオゲラ,アカゲラ,コゲラ,ツバメ,イワツバメ,キセキレイ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,ヒヨドリ,モズ,クロツグミ,アカハラ,シロハラ,ツグミ,ヤブサメ,ウグイス,センダイムシクイ,キビタキ,オオルリ,コサメビタキ,エナガ,ヤマガラ,シジュウカラ,メジロ,ホオジロ,カシラダカ,アオジ,クロジ,アトリ,カワラヒワ,マヒワ,ベニマシコ,シメ,スズメ,ムクド,リカケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ガビチョウ2(25科57種)
【メモ】今年は地震の影響か,ニホンリスの出が非常に悪かった。いつもならすぐ近くを群れで走り回ったり,保存しておいたクルミを引っ張り出して,器用に食べているが,姿が見えない。かなりよく見ないと観察できなかった。小鳥類で例年と異なるのはクロジの数が少なかったことだ。ガビチョウは相変わらずコジュケイやら何やらいろいろミックスして歌っていた。
【写真】
  
■アトリ(宮城教育大学グランド付近)/青葉山市営テニスコート付近のサクラ(お気に入りの場所)/ガビチョウ
  
■ガビチョウ/エナガ/アカハラ
  
■シロハラ/アカハラ/崩落した青葉山の崖


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2011年5月15日(日)田尻

2011年05月15日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2011/5/15(日)15:12-15:13【天気】晴れ
【場所】田尻実家近くの遊水池
【種名】ツバメ(1科1種)
【メモ】実家にタケノコをもらいに行った帰り,自宅近くの遊水池にツバメが1羽止まっていたので撮影した。今日は蕪栗沼は土手に上がって眺めただけで帰ってきた。
【写真】
  
  
■ツバメが1羽遊水池に張り出した枝に1羽だけぽつんと止まっていた。近づいても逃げず,首を回転させて上を見たり,羽繕いをしたり,こっちを見つめたりしていた。


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2011年4月29日(日)南三陸コース

2011年05月15日 | 南三陸漁港
■2011/4/29(日)6:37-8:20【天気】晴れ
【場所】南三陸(戸倉海岸~波伝谷漁港~相川漁港~十三浜)
【種名】(科種)
【メモ】ハジロカイツブリ夏羽1,ウミウ,カワウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,コクガン(波伝谷漁港:成鳥4幼鳥2計6,相川漁港:成鳥4幼鳥11計15),マガモ,カルガモ,コガモ,スズガモ,トビ,キアシシギ(戸倉1,波伝谷1),イソシギ(波伝谷漁港3・同海岸1),チュウシャクシギ(戸倉2,波伝谷2 おそらく別個体),ユリカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,イソヒヨドリ,ツグミ,ホオジロ,アオジ,カワラヒワ,ムクドリ,スズメ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス(20科37種)
【メモ】今回はいつものコースとは逆コースで回った桃生津山ICで降り,国道45を戸倉へ向かった。戸倉海岸へ下る坂道の途中から風景は一変し,茶色の瓦礫がどんどん増えていった。よく昼食を買っていたセブンイレブンは跡形もなく,地形そのものが変形していた戸倉海岸に出るとチュウシャクシギのペアがいた。この時期これまで探鳥に訪れたことがなかったので,シギチの渡りのシーズンで当たり前といえば当たり前かもしれないが,海岸沿いを北上している個体の一部だろう。波伝谷漁港周辺も惨憺たる状況だった。漁港内には何とか入れたが,漁協の建物は破壊され,港内いたるところが津波でアスファルト道路がえぐり取られていた。漁船が数隻係留されていた。いつもカモメ類を見に行く場所へ行ってみると,すぐ近くにコクガンの群れがいる。岸壁に付着している海草を群れで食べているのだった。漁港常連のイソシギは3羽いておそらく同じ個体と思われる。そこから波伝谷の海岸に行ってみるとやはりここにもチュウシャクシギのペアがいた。キアシシギが海岸の岩礁で波を浴びながらもしきりに採餌していた。この周辺は高台にあった家は外見上は以前のままだったが,とにかく浜に近い集落はあらゆるところが壊滅状態だった。
相川に着くとあの立派な橋がない。完全に落橋していた。旧道は何とか通れるため,いつもアメヒを見ている船揚場に行ってみると,コクガンの群れがいた。これについてもこの時期今まで来ていなかったので,地震・津波にかかわらず,この時期はコクガンが残っているのかもしれないと思った。いつもいるイカルチドリは1羽もいなかったので,どこか近くの繁殖できる場所に行っているのかもしれない。
十三浜は通行できるとは思っていなかったので,最初から引き返すつもりでいたのだが,仮設道路が少しずつできていて何とか通ることができた。このあたりの被害も想像を絶するもので,以前の風景は跡形もなかった。吉浜小あたりからは冠水がずっと続いており,北上川の対岸の堤防は一部消失していた。至る所で重機が堤防の補修工事を急ピッチで行っていた。
【写真】
  
■戸倉海岸のチュウシャクシギのペア/波伝谷漁港から志津川方面を望む
  
■波伝谷漁港の水門。津波はこの水門をやすやすと越えて行った。/波伝谷漁港の岸壁に付着する海草を食べていたコクガンの小群
  
■ワシカモメ第一回夏羽移行個体/コクガン成鳥 幼羽ではこの時期肩羽や雨覆に白い羽縁は見られないが,次列,三列にまだ白い羽縁が残っている。/オオセグロカモメ成鳥夏羽
  
■イソシギ夏羽移行個体/キアシシギ夏羽移行個体
  
■キアシシギ夏羽移行個体/完全に落橋した新相川橋。旧道は通ることができた。/コクガンの群れ
  
■相川漁港のコクガンの群れは成鳥2,幼鳥7だった。
  
■コクガンの群れ/漁港のカモメ類の群れ。岸壁は被害があまりなかったようだが,浜沿いの家々は土台しか残っていなかった。/新北上大橋


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2011年4月24日(日)石巻雲雀野埋め立て地,他

2011年05月08日 | 石巻雲雀地区
■2011/4/24(日)7:16-8:48【天気】晴れ
【場所】石巻雲雀地区及びその周辺
【種名】ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ウミウ,アオサギ,カルガモ,スズガモ,トビ,シロチドリ15+,メダイチドリ35+,ムナグロ8,キョウジョシギ1,ハマシギ35+,キアシシギ2,チュウシャクシギ2,ユリカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,シロカモメ1,カモメ,ウミネコ,ヒバリ,ハクセキレイ,ツグミ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(12科26種)
【メモ】石巻港ICで降り,いつものコースを行くと言わずもがなだがその甚大な被害に愕然とした。雲雀野の埋め立て地へ行く途中の道もアスファルト舗装が崩れ通行できず,脇に鉄板を敷設した迂回路を行く。埋め立て地周辺は重機が大型トラックが運んできた瓦礫の処理をしている。驚いたことに埋め立て地の東側堤防や南側正面の堤防を波が越えている(写真)。一瞬,海面がすぐそこに来ているよう錯覚を受けたがそうではなく,地盤沈下によって実際に海面の方が高くなっているのだった。埋め立て地の中は近くの木材置き場から流されてきた木材がいくつもあり,また引き波で運ばれたらしいコンテナもあった。そんな中に1羽のメダイチドリ夏羽がぽつねんと立っていた。もう少し進むとメダイ2羽,そして,メダイチドリの群れ。そのうちムナグロやハマシギの群れ,対岸にキアシシギやキョウジョシギ,ムナグロ夏羽などが見えた。ハマシギは,自分のすぐ近くに飛んできて,しきりに採餌していた。これまで埋め立てた広大な敷地は,すべて瓦礫置き場となるようだった。一部には飼料が積まれているところもあり,改めて,石巻工業港周辺の工場が東北各地の様々な産業を支えていたことがわかった。
雲雀野の埋め立て地を後にして日和大橋を渡り,渡波方面に行って戻り,日和大橋の下のオオセグロカモメ類を観察して今日はここまでとした。
【写真】
  
■地盤沈下の影響か,3/11以前は見られなかった東側防波堤を越えてくる波/矢本方面を望む
  
■最初に見たメダイチドリ夏羽/次に見た2羽/飛翔するメダイチドリの群れ
  
■ムナグロとメダイチドリ夏羽
  
■南西防波堤には以前通り,大型カモメ類が羽を休めていた/ハマシギの群れ
  
■ハマシギの争い。画面左側の冬羽個体は明らかに,この争いと関係があるようだった。/ハマシギ夏羽
  
■ハマシギ夏羽。虹彩が見える。/現時点では夏羽個体は多くなく,ほとんどが冬羽か移行期の個体だった。
  
■カンムリカイツブリ夏羽,移行個体,スズガモ/埋め立て地へ行く道路/日和大橋手前信号より
  
■日和大橋下のウミネコ,オオセグロカモメ,ユリカモメ等のカモメ類の群れ


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2011年4月30日(土)青葉山公園

2011年05月01日 | 動画観察図鑑
■2011/4/30(土)6:04-7:30【天気】晴れ
【場所】青葉山公園
【種名】ガビチョウ2(1科1種)
【メモ】オオルリの声をかき消す大音量で囀っていた。歩き方というか,それが何ともユーモラスだ。
【動画】
青葉山公園のガビチョウ