私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2021年4月27日(火)蕪栗沼・白鳥地区

2021年04月27日 | 蕪栗沼・白鳥地区

■2021年4月27日(火)14:44-15:48【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500 EF500Ⅱ
【場所】蕪栗沼,白鳥地区
【種名】オオハクチョウ1,ハシビロガモ,オナガガモ,コガモ,ダイサギ,コチドリ11+,セイタカシギ♀1,ツルシギ15+,タシギ26+,トビ,ツバメ,ヒバリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ(111科14種)
【メモ】田谷地沼から蕪栗沼に来た。途中,古川にある伊藤商店の支店でラーメンを食べた。最初に墓参りをして造花とヤナギを一見生け花風にさしたが,見栄えがした。蕪栗沼周辺の田圃は代掻きの作業があちこちで行われていたが,それほど面積的にはまだ多くなかった。田植えの時期の早い遅いでその年の天候もあって収穫が決まることもある。明治時代までは飢饉というものがあったようだが(記録を読むと),自分が覚えているのは干ばつの年があって,ほとんどの稲穂が黒く,米が実らない年があった。近年はそういうこともあまり聴いていないがどうだろうか。いろいろ銘柄も出ているが,小さい頃から食べていたササニシキが一番うまい。とは言ってもここ何十年も食べたことがないが。閑話休題。沼を半周すると,蕪栗沼の南側と正面の奥にツルシギとタシギ,それにコチドリがいて,セイタカシギも1羽いた。ツルシギは完全に夏羽はおらず,また,時間の関係で逆光となり,しっかり撮影することはできなかった。また,けっこう,ツルシギだけ,頻繁に移動しており,西側の奥の方に飛んで行ったり,また,沼の中央を飛んでみたりと落ち着きがなかった。よく,ツルシギの夏羽が見たいと言われるが,それなら蕪栗沼だよとか言うけれども,震災以前は,長谷釜に行けばたいてい見られた。また,伊豆沼の新田の池や白鳥地区周辺の田圃とか,けっこう群れで見ることができたが,最近はそれほど簡単に見られない感じがする。だが,蕪栗沼と白鳥地区には必ず来るので,距離がやや遠いがここでOKだ。
【写真】

ダイサギ    ツルシギとタシギ  タシギ

ツルシギ/セイタカシギ・タシギ・コチドリ/コガモ,オナガガモ,ハシビロガモ

【参考】2005年4月30日伊豆沼新田桟橋前池のツルシギ夏羽移行個体の群れ

何とEOS20D+EF100-400mmⅠで撮影。さすがに昔のカメラだけあって,今のR5とか比べると写り方がかなり違う。


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2021年4月19日(月)~23日(金)鳥の海・牛橋(概要)

2021年04月23日 | 鳥の海

■2021年4月19日(月)~23日(金)
〇4月 19日(月)10:27-11:28【天気】曇り 【*シーズン初認・個体数】*コオバシギ1、*チュウシャクシギ1、*キョウジョシギ♂1、ヒヨドリ渡り
〇4月20日(火)11:05-13:18【天気】晴れ 【*シーズン初認・個体数】コオバシギ1、チュウシャクシギ5、*オオソリハシシギ4、*セイタカシギ6、ヒヨドリ渡り
〇4月21日(水)10:50-12:56【天気】晴れ 【*シーズン初認・個体数】オバシギ2、*ホウロクシギ2,チュウシャクシギ不明、キョウジョシギ2,オオソリハシシギ5、*トウネン夏羽1、セイタカシギ6
〇4月22日(木)10:08-12:38【天気】晴れ 【*シーズン初認・個体数】コオバシギ1、ホウロクシギ2,チュウシャクシギ72、オオソリハシシギ5、セイタカシギ6、、ズグロカモメ第1回冬羽から夏羽移行中
〇4月23日(金)11:05-13:18【天気】晴れ 【*シーズン初認・個体数】コオバシギ1、チュウシャクシギ不明、オオソリハシシギ5、アオアシシギ1,セイタカシギ6【機材】EOSR5+RF100-500mm・EF500mmⅡ EOSR+24-105mm
【場所】鳥の海,牛橋
【種名】オカヨシガモ8,ヨシガモ3,ヒドリガモ+,マガモ6,カルガモ+,コガモ+,スズガモ+,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,ムナグロ夏羽1,ダイゼン冬羽3,コチドリ5+,シロチドリ4+,メダイチドリ23+,セイタカシギ(牛橋)6,オオソリハシシギ7(コシジロ2),チュウシャクシギ72,ホウロクシギ2,アオアシシギ1,キョウジョシギ2,オバシギ2,コオバシギ1,トウネン夏羽1,ハマシギ111+,ズグロカモメ第1回W=S,ウミネコ,オオセグロカモメ2,(コアジサシ3),トビ,ノスリ3,カワセミ1,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ツバメ,ヒヨドリ渡り,セッカ,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,アオジ(19科45種)
【メモ】現役時代はできなかった同じ場所でほぼ同じ時間で同じポイントを回る探鳥がやっとできた。初日は曇りで,個体数,種類数も少なかったが,コオバシギは月から金まで観察できた。最初,ダイゼンだろうと思って,適当に撮影して,自宅に戻り,よく見るとコオバシギの夏羽移行個体だった。火曜日から金曜日までは晴れて,気温の高い日や風の強い日は大変だったが,曇りよりずっといい。水曜日はトウネンの夏羽が1羽,最大の鳥見は木曜日,黄色い家の前の干潟にチュウシャク,オオソリ,オバ,コオバの4種が集まっていた(動画参照)。また,この日はズグロカモメを観察。最初ちょっと遠くに小型の翼が少し小さめのカモメがいたので,これは!と思い,近くまで行ってみるとズグロカモメだった。しきりに干潟の上を飛び,時折急降下して餌のカニを捕獲していたが,カニ自体あまりいないようだったので,翌日にはいなかった理由かもしれない。牛橋ではセイタカシギが6羽いて,情報をいただき見に行った。
鳥見のスタイルとして同じ場所に続けて何回も通うのが趣味なので,今回はとてもよかった。
【写真】

<4/19月>

コオバシギ   キョウジョシギ  メダイとハマシギ

<4/20火>

チュウシャクシギ オオソリハシシギ セイタカシギ♀

セイタカシギ♂ この♂♀は一緒に行動

4羽で採餌していたが2羽のカラスにモビングされる。後方から追い,もう1羽は前方に回り込む。ただモビングして遊んでいるだけで,特に危害は加えなかった。

♂夏羽がコシジロ ヨシガモ   ハマシギとメダイチドリ

<4/21水>

オオソリ,チュウシャク,コオバ,オバシギ

コオバシギとオバシギ

コオバシギとオバシギ/ダイゼン2羽。奥の方が夏羽になりかかっている/カモ3種とシギ2種がいる

ホウロクシギとハマシギ/トウネン夏羽。1羽のみ観察。

トウネン    セイタカシギ♀  メダイ,ハマシギ,チュウシャク

※写真は別記事で木,金と続く。


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2021年4月22日(木)鳥の海

2021年04月22日 | 鳥の海
■2021年4月22日(木)10:08-12:34【天気】晴れ 【機材】EOSR+100-500mm EOSR+24-105mm
【場所】鳥の海
【メモ】37年間+4年間計41年間働いたあととりあえず1年間は休養を兼ねて鳥見をすることにした。それで,以前から一番やりたかったことが同じフィールドの同じ時間帯に1週間鳥見をすることだった。ということで,とりあえず月から金まで鳥の海に通ったわけだが,月は曇り,火・水はそれなりに出たが,いまいちだった。そして4日目の木曜日,黄色い家の向かいの干潟に,シギチがごちゃっと集まっているのに遭遇した。ちょうど,潮が上がりかけていて,どんどん,いる場所が狭くなり,砂浜までチュウシャクシギが上がってきていた。これは,大ラッキーでカウントの手間が省ける。100mmに入る画角にシギチの群れがいる。しかも,メダイ,ハマシギ以外は全部ここにいるわけだ。オオソリ,チュウシャク,コオバ,オバシギの4種がいた。動画にもアップしたので分かると思うが,こう狭い場所にたくさんいると,まさに鶏の感じ。常に動き回っているのもいればじっとしているものもいる。トラブルも多発という感じ。以前,上野動物園でソリハシセイタカシギが狭い飼育舎に本当に鶏のように飼われていたのを見て,どうみても鶏だと思った。せわしなく常に動き回っているわけだ。自分も酉年なので同じようなものか。
閑話休題。ここから,海岸側の干潟を見ようと思い,車を移動させると,白い小型のカモメが飛んでいるのを見つけた。当然コアジサシではないので,まあ,悪くてもカモメ,ユリカモメと思ったが,翼の感じやフォルムが違う。もしやと思って見たら,やはりズグロカモメの第1回夏羽移行個体だった。ズグロカモメと言えば蒲生で越冬し,頭が黒くなったのを観察したことがあったし,昨年は松川浦に2羽冬羽がいた。ズグロカモメは干潟を巡回して,カニを食べているのを蒲生では何度も見ている。鳥の海でもやはり干潟を巡回していたが,肝心のカニがほぼ捕れない感じだった。餌がないから,1日でいなくなってしまったのかもしれない。なにはともあれ,月曜日から通ったかいがあった。金曜日はカウントに専念しようと思ったわけ。
【写真】

オバシギ            オオソリハシシギ

コオバシギ   オオソリ♂夏羽 オオソリ♀夏羽移行個体

コシジロではない チュウシャクシギ 

コシジロでない チュウシャクシギ これはコシジロ

♂夏羽移行個体   オバシギ

コオバシギ夏羽移行個体 キョウジョシギ♂夏羽 カニを狙うズグロカモメ

降下中 R5は1回目にピントが合うと1羽ならどこまでもくいつく

カニは捕らえられなかった 

ズグロカモメ第1回夏羽移行個体  カニも咥えている

ズグロカモメ ホウロクシギとズグロカモメ

ホウロクシギ


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2021年4月22日(木)鳥の海のシギの群れ

2021年04月22日 | 鳥の海

2021年4月22日(木)鳥の海のシギの群れ


2021年4月21日コオバシギとオバシギの採餌

2021年04月21日 | 鳥の海

2021年4月21日コオバシギとオバシギの採餌


2021年4月20日セイタカシギの採餌

2021年04月20日 | 鳥の海

2021年4月20日セイタカシギの採餌


2021年4月9日(金)鳥の海

2021年04月09日 | 鳥の海

■2021年4月9日(木)10:57-11:37 【天気】晴れ 【機材】EOSR5+EF500mmf4L
【場所】鳥の海
【種名】ハマシギ
【メモ】2日連続鳥の海で観察。ハマシギ80+,メダイチドリ11+,シロチドリ2+,コチドリ3+
【動画】ハマシギの採餌-1羽ゴカイをゲット


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2020年4月4日(土)・5日(日)閖上漁港・名取川河口

2021年04月05日 | 閖上漁港

■2020年4月4日(土)・5日(日)【天気】晴れ・曇り【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ
【場所】閖上漁港・名取川河口
【種名】ヒドリガモ,アメリカヒドリ,マガモ,カルガモ,ホシハジロ,スズガモ,クロガモ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,カワウ,オオバン,イソシギ,ウミネコ,カモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ハヤブサ,ヒバリ(10科20種)
【メモ】4日は天気がよく漁港内にはハジロカイツブリの夏羽や中間羽,またそれ以前の冬羽からやっと少し夏羽が出てきた個体などが20羽近く見られた。河口にはミミカイツブリの夏羽移行個体が2羽いたが,他はハジロカイツブリだった。クロガモの♂♀が河口の岩壁近くにいて,しばらく見ていた。5日は打って変わってどんよりした曇り空で,河口にはあまりカイツブリ類は少なく,ミミカイツブリが1羽近くにいただけで,クロガモの群れも海上で遠かった。がっかりして,漁港に戻るとさきほどはいなかったハジロカイツブリが群れでいたが,よく見るとハジロではなくミミカイツブリだった。ほぼ夏羽から,やっと夏羽が若干出てきた個体まで様々で,今日来なければ,ミミカイツブリの夏羽は見られなかったのでラッキーだった。
【写真】

ミミカイツブリの群れ/すっかり夏羽と移行個体

夏羽移行個体/ ハジロカイツブリ夏羽

クロガモ♂♀         アメリカヒドリ♂

ミミカイツブリ夏羽移行個体/ほぼ夏羽/ハジロカイツブリ

ミミカイツブリ         ハジロカイツブリ

ミミカイツブリ  ヒバリ     イソシギを探せ


 

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2021年1月19日(火)・23日(火)、2月14日(日)、4月4日(日)大沼

2021年04月04日 | 大沼・赤沼

■2021年1月19日(火)・23日(火)、2月14日(日)、4月4日(日)大沼
【機材】EOSR5+RF100-500 EF500Ⅱ
【場所】赤沼,大沼,周辺田圃
【種名】キジ,オオヒシクイ,マガン,カリガネ1,ハクガン幼1,シジュウカラガン1,コハクチョウ,オオハクチョウ,ヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,ハシビロガモ,オナガガモ,トモエガモ,コガモ,アメリカコガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,ミコアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,オオバン,ミサゴ,トビ,ノスリ,カワセミ,チョウゲンボウ,ハヤブサ,モズ,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ツバメ,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,オオジュリン(20科44亜種)
【メモ】EOSR5とRF100-500mm,それにEF500mmⅡにアダプターを付けて撮影した。1月19日はEF500。重いがこれまでのEOS7DⅡよりは軽い。カメラ部分が軽くなった分,手持ちでバランスがちょっと感じが違っている。今年の冬の大沼は,これまでもマガン,ヒシクイが来ていたが,要因としては県北の餌場での積雪で大沼や鳥の海まできていたということだったが,最近はあまり関係ないようだ。それにしても今年の大沼は,伊豆沼,蕪栗沼まで行かなくても,十分ガンを堪能できるというレベルだ。何しろ,1月と2月の観察で,マガン,オオヒシクイ,シジュウカラガン,ハクガン,カリガネまで見たので,伊豆沼や蕪栗沼と種類では変わらない。今後,増えていくのだろうか。ハクガンも,年々,県内での観察個体数が増えているようだ。元ふるさとの八木山動物園の上空をハクガンとシジュウカラガンが飛んでいくというのは考えにくいが,ついに仙台市でハクガンとシジュウカラガンが観察されるようになってきた。カリガネについては,ハクガンを撮影していたら偶然にハクガンの後ろや画面の端っこにいたり,ハクガンに追われていたりしていたというのがあとでわかったという話だった。
【写真】

<1/19火>

コハクチョウ  マガンの群れ

オオヒシクイ   マガン

マガン成鳥の飛翔

着水するマガン カワウ     オオハクチョウ

※ここまでEOSR5+EF500LⅡ、以下RF100-500

<1/23火>

着水するマガン  シジュウカラガン

争うハシボソガラス       ミヤマガラス

<2/14日>


カリガネを探してみましょう

<4/4日>

オオヒシクイとオオハクチョウ


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