私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2004年2月22日(日)田代島・航路

2004年02月22日 | 田代島・航路
■2004/2/22(日) 9:00-15:00【天気】 晴れ、海上もや、風ほとんどなし 
【場所】石巻門脇桟橋~航路~田代島大泊漁港~田代島仁斗田漁港~仁斗田漁港周辺~航路~門脇桟橋
【種名】カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、ウミウ、ヒメウ、クロサギ黒色型1,マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、シノリガモ、ウミアイサ、トビ、ハヤブサ、オオバン、ハマシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ワシカモメ、カモメ、ウミネコ、ウミスズメ、キジバト、ドバト、アカゲラ、コゲラ、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、ウソ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス(25科59種)
【メモ】今シーズンやっと田代島に行くことが出来た。海上はほとんどうねりもなく、暖かな日でもやががっていた。海鳥は大泊までほとんど見られず、時折、クロガモの群れが遠くを飛んでいくくらい。大泊まで来たとき、クロサギが船を追い越して、仁斗田の間にある生け簀に止まった。大泊ではワシカモメが一羽いて浜で水を飲んでいた。船が出ると飛んできて、防波堤の先端にランディングした。仁斗田との間の養殖ブイ一帯にはカモメ類を除いてあまり海鳥はいなかった。シノリガモもいつもよりずっと少ないし、クロサギを生け簀で見たくらいだった。仁斗田について最初に、凪の間に行った。本当はここでアカハラやシロハラが小径でごちゃごちゃ行ったり来たりするはずなのだが、2,3羽しかいなかった。とにかく個体数が少ない。浜に降りるとイソヒヨドリ♀やウミアイサの群れがいた。カイツブリ類も例年だともっといっぱいいるのだがやはり少ない。引き返して、マンガアイランドに向かう。ハヤブサ成鳥がが1羽飛んだくらい。そこから大泊を目指して歩いた。途中、アオジやルリビタキ、ウソ、など小鳥類が多い。しかし、アカハラ、シロハラは少なかった。
 大泊について、しばらくワシカモメを観察していた。しきりに海藻を食べていた。船着き場でお昼を食べているとワシカモメがものほしそうにやってきたので、コンビニのおにぎりのご飯粒をあげた。2mくらいまで近寄ってきて食べる。そのうちオオセグロカモメやらハシボソガラスがやってくる。盛大にご飯粒をまくが、警戒してすぐにはやってこない。ところがワシカモメは慣れっこなのか、好奇心が強いのか、すぐやってきて食べる。周りの鳥がそれを見て腹を立てたのか、ワシカモメを攻撃する。ぱたぱた飛んで逃げるが、気がつくといつの間にか近くに寄ってきている。何回かこんなことがあって、次は、鯨の缶詰だと言うことになり、切れ端をワシカモメにあげたら、黒い影がさっと降りると切れ端を掴んで飛んでいってしまった。どこかで見ていたのか、さすがに猛禽の端くれのトビである。一番高い肉を持って行ってしまった。ワシカモメが唖然としたのはいうまでもない。そうこうしながら、1時間ほどワシカモメと遊んでいた。1羽だけ近寄ってくるのだから可愛いやつだ。浜の人から餌をもらっているのかもしれないし、単に好奇心が強いのかもしれない。それで、大きく撮影できたわけです。それから、もう一度、仁斗田まで戻って船に乗って帰ってきた。クロサギは生け簀の同じ場所にいた。帰りにはかろうじてウミスズメの群れを小さく撮影して終わりとなった。その後、風邪が悪化し、いまだに(2月29日現在)喉が痛いのである。
【写真】
  
■クロサギの飛翔/ワシカモメのランディング/生け簀のクロサギ
  
■生け簀のクロサギ/オオセグロカモメ第4回冬羽から成鳥夏羽に移行中
  
■オオセグロカモメ第4回冬羽/ウミアイサのペア
  
■アオジ♂/セグロカモメ成鳥冬羽から夏羽移行中/ワシカモメ第4回冬羽から成鳥夏羽へ移行中(成鳥冬羽にも嘴に黒色部分があるが,この個体は多すぎるので)
  
■ワシカモメ第4回冬羽から夏羽・オオセグロカモメ第4回冬羽/オオセグロカモメ成鳥夏羽♀型個体/オオセグロカモメ第3回冬羽
  
■オオセグロカモメ第1回冬羽/キクイタダキ/ウソ♂
 
■猫/ウミスズメ


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2004年2月7日(日)広瀬川牛越橋~市営コート

2004年02月07日 | 青葉山・広瀬川
■2004/2/7(日) 9:00-9:30 【天気】晴れ
【場所】牛越橋周辺、青葉山市営コート周辺
【種名】カイツブリ8、カルガモ12、マガモ♂3♀5、コガモ♂1、オナガガモ♂2+、カワアイサ♂2♀4、トビ++、ハヤブサ成鳥1、イカルチドリ2(ペア)、キジバト1、ハクセキレイ2、セグロセキレイ1、ヒヨドリ2、 ツグミ4、エナガ2、カシラダカ3、アオジ4、カワラヒワ2、ベニマシコ♂1♀2、シメ2、ムクドリ4、ハシブトガラス3、ハシボソガラス5(15科23種)
【備考】評定河原でベニマシコの♂1♀2がしきりに採餌していた。10分くらい目の前で採餌していたのを見ていた。♂はかなり赤がはでになっていた。いい写真が撮れたと満足していたら、何といつも間にかダイアルが回っていて露出補正が2EV+になっていた。そして、色の飛んだ写真になってしまったのであった。午後のめったにないいい光線だったのに・・・。以前、午前中に広瀬橋から評定河原橋まで歩いたとき、カワアイサのいい写真が撮れたと思っていたら、露出補正がアンダーになったままになっていて涙をのんだことがあったが、今回は2段階オーバーという色飛びになってしまった。花壇から堤防を引き返してくる頃には、雪になっていて、ハヤブサがSS30や周囲のビルを背景にいつものように雄大に飛び回っていた。この景色もなかなかのものだ。写真には撮れないが。
【写真】

■青葉山市営コートのマヒワの群れ


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