私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2024年5月18日(土)仙台-苫小牧航路

2024年05月27日 | 仙台-苫小牧航路

■2024年5月18日(土)4:20-8:20【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】八戸沖~津軽海峡
【種名】キジバト、シロエリオオハム夏羽3+、コアホウドリ50+、クロアシアホウドリ4+、オオミズナギドリ+++、ハイイロミズナギドリ++、ハシボソミズナギドリ+、アカアシミズナギドリ++、ウミネコ+++、オオセグロカモメ2+、ハイイロヒレアシシギ夏羽+++、オオトウゾクカモメ淡色型1(7科12種) ※キタオットセイ20+
【メモ】金華山沖に行った時に、これまででは最低レベルの鳥の出だったので、帰りの航路で確認しようと思い、フェリーに乗った。急な予約だったので、いつもの1等インサイドの客室が開いておらず、2度と乗ることはないが、特等室と言うものに1万円多く出して乗ってみた。新幹線で言えば、グランクラスというところ。左舷の部屋を希望した。ソファーとバス、ウォシュレット付トイレ。一等インサイドでは、ソファーはなく、シャワーとウォシュレットなしトイレの設備となっている。ソファーがあるのは過ごしやすかった。今回は、夕食・朝食券付きの切符で、こちらの方が割安のようだった。ただし、価格をずっと据え置いているために、フェリーに乗るたびに、食材高騰のためか、バイキングの内容が年々落ちているような気がする。
閑話休題。日の出が4時15分だったので、4時20分から左舷で観察を始めた。海鳥はたいてい八戸沖~津軽海峡までは出るが、内浦湾(噴火湾)に入るとほぼ出なくなるので、それまでの4時間がんばって、観察を続けた。太平洋側の右舷は、逆光ということもあったが、珍しく、海鳥はほぼ左舷で見られる状態だった。したがって、太平洋フェリーより、八戸苫小牧航路の方が出るのかもしれなかった。大洗苫小牧航路も太平洋フェリーより内側なので、そちらの方が出るかもしれない。さて、最初にコアホウドリが出たが、これがウミネコにしか見えず、よく見るとコアホウドリという遠さだったが、ウミネコの数より観察終了まで、4時間切れ目なくずっと出ていた。何はいなくてもコアホウドリという状態だった。しかし、クロアシは少なく、アホウドリはいたのかもしれないが、見ることはできなかった。津軽海峡に入る頃に、オオミズナギドリ、ハイイロミズナギドリ、アカアシミズナギドリの大群がいる海域が1回だけあった。また、津軽海峡に入って、ハイイロヒレアシシギの大群が10分以上、切れ目なく続いて飛んで行った。
【動画】
津軽海峡を飛ぶコアホウドリ-飛び方その1
津軽海峡を飛ぶコアホウドリ-飛び方その2
津軽海峡を飛ぶオオトウゾクカモメ淡色型
津軽海峡を渡るハイイロヒレアシシギの群れ
【写真】
  
日の出/コアホウドリ/シロエリオオハム夏羽
  
オオトウゾクカモメ淡色型
  
上尾筒・下尾筒が白くない個体と、下尾筒が白で上尾筒が部分的に白い2個体のクロアシアホウドリ
  
オオミズナギドリ、ハイイロミズナギドリ、アカアシミズナギドリの群れ/キタオットセイ/コアホウドリ
  
北上するハイイロヒレアシシギ夏羽の群れ。金華山沖でも見られるがこれほどの切れ目のない群れは初めて見た。


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