私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2006年1月29日(日)門脇桟橋~田代島

2006年01月31日 | 田代島・航路
■2006/1/29(日)9:00-14:40【天気】晴れ
【場所】門脇桟橋~田代島~門脇桟橋
【種名】カイツブリ3,ハジロカイツブリ6,ミミカイツブリ2,アカエリカイツブリ3,カンムリカイツブリ6,ウミウ+,ヒメウ+,クロサギ1,コクガン6,マガモ,カルガモ,コガモ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,アメリカヒドリ♂1,オナガガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,シノリガモ12,ホオジロガモ8,ウミアイサ♂1,ミサゴ1,トビ4,ノスリ1,オオバン,ユリカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,シロカモメ,カモメ,ウミネコ,ウミスズメ16,キジバト3,ハクセキレイ2,ヒヨドリ+,ジョウビタキ♂1♀1,イソヒヨドリ♀1,アカハラ3,シロハラ1,ウグイス3,メジロ+,ホオジロ6,カシラダカ+,アオジ6,ベニマシコ♀2,スズメ+,ハシボソガラス4,ハシブトガラス+(18科51種)
【備考】例年2月中旬に行くのだが,仕事上2月は出張が多いので,島の方は1月にした。ウミスズメに期待したが往路は3羽のみ。大泊から仁斗田間の養殖ブイ周辺には,クロサギ,コクガン,カモメ類,カモ類が群れていたが,例年に比べると特にカモ類は全く少ない。大泊漁港で迎えてくれたカモメはウミネコ1,オオセグロカモメ1,仁斗田ではオオセグロカモメが1羽いただけで,あとは全部ブイに乗っていた。それにしても数が全然少ない。仁斗田で下船し,いつも行く凪の間へ小径を歩いたが,アオジ2,メジロ3くらいしかいない。そこから引き返して,旧田代中まで行って戻ってきたが,出た鳥は上記の小鳥とその羽数で,極端に個体数が少ない。今までの田代島探鳥で最も少ない。カモメ類もいないし,カモ,アイサ類が全然いない。季節が早かったのか,わからないが,小鳥類はここでも少ないようだ。帰りこそウミスズメを期待したが,またもや空振り,疲れたので船中で寝ていたところ,はっと気がついて外を見ると,船の右舷すぐ近くにウミスズメの群れ,しかし,時すでに遅しで,外に出る気力もないまま,また寝てしまった。ちなみにこの海域は東経141.20.28,北緯38.23.10あたりで,むしろかなり石巻に近い海域だった。油断大敵とはこのことか。
【写真】
  
■ブイの上を飛ぶクロサギ/ハクセイキレイ/アオジ♀


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2006年1月28日(土)大沼・赤沼

2006年01月29日 | 大沼・赤沼
■2006/1/28(土)9:10-9:50【天気】晴れ
【場所】大沼東田圃
【種名】オオヒシクイ1
【備考】コハクチョウの群れにオオヒシクイ1羽が混じって休眠,採餌していた。
  
■オオヒシクイ
  
■オオヒシクイとコハクチョウ/土手を移動するコハクチョウ/アオサギ


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2006年1月22日(日)奥松島

2006年01月24日 | 奥松島・野蒜
■2006/1/22(日):-:【天気】晴れ
【場所】鳴瀬川河口,塩田跡,野蒜海岸,宮戸島
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ+,ミミカイツブリ1,アカエリカイツブリ2,カンムリカイツブリ+,カワウ,ウミウ,ヒメウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガン4(通過),オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,オカヨシガモ+,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カワアイサ,トビ,ノスリ,オオバン,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,ツグミ,ウグイス,メジロ,アオジ,オオジュリン,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(19科49種)
【備考】「松島自然の家」に所用で行ったついでに一通り奥松島を見てきた。最初に鳴瀬川河口でオカヨシガモを見ていると,海から次々にオカヨシガモの4,5羽の群れが何度もやってきて河口に着水した。オカヨシガモの中雨覆いは赤褐色なのだが,よく見えるときと見えないときがあるので,飛翔写真を何枚も撮って,後で見てみることにした。上の2枚の写真は赤褐色の部分がかなり違っていることがわかる。ちょっと見ると,散弾で撃たれたかのような色をしている。塩田跡は,結氷していて,奥の方にハクチョウやカモの群れがいて,遠かった。2月26日の探鳥会では近くで見られるといいのだが。自然の家の敷地内は,小鳥類がまばらで,しかも今年はツグミが少ない。何とか観察会をもたせる工夫をしないといけないと思った。室浜は期待に反してほとんど何もいなかったが,大浜の方はメジロがかなり近くで撮影できた。里浦漁港ではアメヒを探したがハイブリッドもいなかった。2月に入ったら本番前に2回は行かないといけないと思った。
【写真】
  
■塩田跡のアオサギ/カンムリカイツブリ/ハシビロガモのペア
  
■オカヨシガモ♂/オカヨシガモ♂♀/オカヨシガモの飛翔(下面)
  
■ヒドリガモ♂/ヒドリガモ♀/ヒドリガモ♂♀
  
■メジロ


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2006年1月22日(日)蕪栗沼

2006年01月23日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2006/1/22(日)9:45-11:47【天気】晴れ
【場所】白鳥地区,蕪栗沼,周辺田圃
【種名】ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガン++,オオヒシクイ+,オオハクチョウ+,コハクチョウ+,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,オオタカ成鳥1,トビ,オジロワシ成鳥1,ノスリ+,チュウヒ2,オオバン,タゲリ3,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,タヒバリ,ヒヨドリ,モズ,ツグミ,ホオジロ,カシラダカ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス++,ハシブトガラス(15科32種)
【備考】伸萠地区の西側から畦を入り,白鳥地区南側田圃を走りながら,マガンの群れを観察した。その後,白鳥地区を半周した。ハシボソガラスの数が異常に多く,白鳥地区には500~1000羽くらいの群れがいた。沼に行くと,上空をオジロワシの成鳥がハシボソガラスの群れにモビングされていた。カラスが異常に集まったのはこのせいかもしれない。NHK「自然百景 阿武隈川」にはハイイロチュウヒが出てくるが,カットになったカラスにモビングされているところが実は一番絵になっていた。カラスは猛禽には特に厳しいらしい。逆にカラスがツバメのコロニーに入ってものすごい急降下の攻撃を受けていることもよく見かけるし,以前は蒲生海岸でコアジサシに急降下攻撃を受けるのは,オオセグロカモメ,トビ,それに人だった。これらはモビングとは違うが,今日見たオジロワシの様子を写真で見ると,かなり嫌な顔をしているのがわかる。目がいつも後ろからつけねらうハシボソガラスの方を見ているし,きっと実際かなりいやなのではないか。ついには,加護坊山の方に追いやられていった。北側駐車場に行く道を歩いているとオオタカの成鳥が飛び出した。マガンの群れの上をかすめて飛んでいった。沼を去って,実家に行ったが,家から歩いて1,2分の我が家の田圃3カ所(沢田と呼んで蕪栗沼周辺の田圃と比べると高所にある)に,マガンが400羽+いた。ここまで家の近くにマガンが来たことは少なかったので,こちらに飛んでくるところを記念に撮影しておいた。2月はポイントでウソの群れを撮影する予定だ。ウソは2月には群れを作ることが多い。今年は,カケス,カシラダカ,マヒワ,ツグミの数がずいぶん少ないらしい。カラ類も里にはまだおりてきていない。ウソは例年と同じような個体数らしい。実家で昼食を食べた後は,探鳥会ボランティアの件で「松島自然の家」に行った。
【写真】
  
  
■ハシボソガラスにモビングされるオジロワシ成鳥
  
■モビング続き/白鳥地区のオオヒシクイ
  
■飛び立つマガンの群れ/冬枯れの白鳥地区を飛ぶオオタカ


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2006年1月15日(日)蒲生海岸

2006年01月22日 | 蒲生海岸
■2006/1/15(日)9:00-9:45【天気】晴れ ハマシギ150+
【場所】蒲生干潟,七北田川河口,七北田川
【種名】カイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,オオハクチョウ4(通過),カルガモ,コガモ,オナガガモ,キンクロハジロ,スズガモ,ホオジロガモ,カワアイサ,ミコアイサ,ミサゴ4,トビ,オオタカ若鳥,ハマシギ150+,オオセグロカモメ,ウミネコ,ユリカモメ,カモメ,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,アオジ,オオジュリン,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(16科34種)
【備考】ハマシギが道流堤や付近の干潟,葦原,砂浜で採餌していた。3回ほどカウントして150+とした。カモメ類は,南蒲生の七北田川の砂浜と中州に大群がいたが,いつのまにか姿を消していた。干潟が出れば入ってくるのだろうが,あまり観察時間がなかったので,他のカモメを探す余裕はなかった。ミサゴが七北田川で何度もダイビングしていたが,4回見たうち,1回も獲れなかった。終いには,川の浅瀬に少しの間立ちすくんでいたのは哀れだった。いつもいるオオタカの若鳥がカラスにモビングされて,養魚場の方へ追いやられていた。
【写真】
  
■導流堤付近で採餌するハマシギ


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2006年1月15日(日)大沼

2006年01月17日 | 大沼・赤沼
■2006/1/15(日)8:30-8:55【天気】晴れ
【場所】赤沼・大沼・周辺田圃
【種名】マガン4
【備考】田圃のオオハクチョウの群れの中に,マガン4羽が採餌していた。

2006年1月9日(日) 広瀬川

2006年01月14日 | 青葉山・広瀬川
■2006/1/9(月)13:00-13:50【天気】晴れ,曇り
【場所】広瀬川評定河原橋~花壇,牛越橋
【種名】カイツブリ,ダイサギ,コサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,オナガガモ,キンクロハジロ,カワアイサ,トビ,オオタカ若鳥1,ハヤブサ成鳥♂♀,イカルチドリ2,ウミネコ,ユリカモメ,キジバト,コゲラ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,ヒヨドリ,モズ,カワガラス2,ミソサザイ,ジョウビタキ,ツグミ,エナガ混群,シジュウカラ,ヤマガラ,ホオジロ,カシラダカ,アオジ,カワラヒワ++,ベニマシコ,シメ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(24科38種)
【備考】大沼・蒲生から自宅のへの帰り道に,いつものフィールドに立ち寄った。ハヤブサ夫婦が領空侵犯をしたオオタカ若鳥を追撃していた。オオタカは八木山方面に逃げていった。本当に久しぶりにカワガラスを評定河原橋下と牛越橋下で見た。ベニマシコはかなりシャッターチャンスがあったのだが,ピンぼけでいいのが撮れなかった。3月になるとヤナギも芽吹き,ベニマシコのいい写真がまた撮れるかもしれない。千代大橋から牛越橋までこの時期歩くと,50種は出るのだが,今シーズンはまだ歩いていない。
【写真】
  
■エナガ/ベニマシコ♂♀ ピントが合っていれば構図やぼけのいい写真がけっこうあったのだが・・・。
  
■カワアイサの風太郎/流れの澱みをうまく利用して小魚を捕っているカイツブリ/ハヤブサ♂ なかなか毛(羽)並みもよい(羽繕いがよく)。ただし,行動を見ていると,やはり繁殖期同様,でっかい妻に使い回されている感じがするのは考え過ぎか。オオタカの迎撃には真っ先に飛び出していった。いつも2羽でとまる木はてっぺんが♂で下が♀である。あまり♀は行ったり来たりしないが,♂は大橋方面に行ってみたり,あちらこちら飛んでいるようだ。
  
■ハヤブサ成鳥♂羽繕い/上をよく見て警戒中,このあとオオタカを迎撃した/横向き


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2006年1月9日(日) 大沼・赤沼

2006年01月12日 | 大沼・赤沼
■2006/1/9(月)11:35-12:15【天気】晴れ
【場所】赤沼・大沼・周辺田圃
【種名】オオヒシクイ17,ハクチョウ類1200+
【備考】田圃のオオハクチョウの群れの中に,オオヒシクイの群れ17羽が採餌していた。

2006年1月8日(日) 鳥の海

2006年01月11日 | 鳥の海
【写真】前列左端シロカモメ成鳥冬羽,右端セグロカモメ成鳥冬羽
■2006/1/8(日)8:00-11:00【天気】晴れ
【場所】鳥の海
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,オオハクチョウ8,マガモ++,カルガモ,コガモ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,オナガガモ+,キンクロハジロ,スズガモ+,ホオジロガモ,ミコアイサ,カワアイサ+,ミサゴ3,トビ,ノスリ,オオバン,タゲリ2,ユリカモメ,セグロカモメ成鳥冬羽1,オオセグロカモメ+,シロカモメ成鳥冬羽1,カモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ホオジロ,カシラダカ,ベニマシコ,ムクドリ,スズメ,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス(18科43種)
【備考】鳥見再開2戦?目は鳥の海にした。9月から12月までかなりの回数を取材協力で鳥の海に費やした。一番勉強になったのは,亘理町郷土資料館で,亘理平野の成り立ちと阿武隈川,それに鳥の海の江戸時代から現在までの様子について勉強したことだ。このへんのことは稿を改めて掲載したい。私が知っている鳥の海は,1975年以降で,蒲生を守る会の月例センサスでカウントをしていた頃からだ。当時は,公園もマリンゲートもなくて,タマシギがいたり,コアジサシが繁殖していたり,アジサシが特にたくさん見られ,アビ,ハシジロアビなども見ることができた。今たくさんいるカワアイサはたぶんあまりいなかった。コクガンも見たことがあるが,シギチの数もかなり多くてカウントが大変だった。
 今日は,例年やってくるシロカモメと周辺の田圃にタゲリがいたくらいだったが,ちょうど満潮の時間帯だったので,防波堤は対岸からの観察となった。海岸も行かなかったので次回はいってみたいと思う。帰る頃にオオハクチョウ8羽が,鳥の海上空を南下していった。
【写真】
  
■ハジロカイツブリ成鳥冬羽。波紋が美しかった。ハジロカイツブリの嘴が反って見えるのは,下嘴の形状のせいだということがわかる。同じ個体だが角度によって頭の見え方が違う。
  
■ヌマガレイを捕まえたカワアイサ♀/カワウの群れ/タゲリ幼鳥冬羽


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2006年1月7日(金) 蕪栗沼

2006年01月07日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2006/1/7(金)12:02-13:08【天気】晴れ
【場所】白鳥地区,蕪栗沼周辺田圃
【種名】ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガン,オオヒシクイ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,ミコアイサ,カワアイサ,トビ,オジロワシ成鳥1,ノスリ+,チュウヒ2,コチョウゲンボウ成鳥♂1,オオバン,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ♂♀,ツグミ,ホオジロ,カシラダカ,ベニマシコ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(16科35種)
【備考】12月25日朝放送のNHK総合「自然百景-阿武隈川」をどきどきしながら,視聴し,とりあえず大きな間違いはなかったと一安心して年を越した。12月は全然鳥を見に行けなかったので,年が明け,仕事が始まって最初の3連休初日に蕪栗沼に行った。いつも通り,伊豆沼から来て,蕪栗沼に着いたのは12:00過ぎ。寒かったので沼までは行かず,白鳥地区の堤防からと周辺田圃,河川を観察した。マガンたちは,雪の田圃の畦の草が出ているところに集まって,柔らかい白い草の根をほっくりかえして必死に食べている。逆光の遠景は故郷の山-加護坊だ。今日はとりあえずこれくらいにしておいた。途中,オジロワシが行き過ぎたのや,コチョウゲンボウのきれいな♂が電柱にいたのを見た。
【写真】
  
■コチョウゲンボウ♂/オジロワシ成鳥/ツグミ
  
■逆光の加護坊山と雪田のマガンの群れ/青草が出ている田圃で採餌中のマガン
  
■田圃の畦でしきりに草の根を引き抜いて食べていた。


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