私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

20123年9月22日(日)鳥の海被災田

2013年09月22日 | 鳥の海
■2013/9/22(日)11:30-12:50【天気】曇り時々晴れ
【場所】鳥の海北側被災田
【種名】オナガガモ,ハマシギ1,アオアシシギ2,セイタカシギ3,ハクセキレイ(3科5種)
【メモ】この日は観光ついでの鳥見だったので,被災田のみ見た。セイタカシギが3羽とアオアシシギ,たくさんのオナガガモがいた。セイタカシギは♂はいなかった。これまでだとセイタカシギは鳥の海の干潟内で見たのは1回のみで,あまり環境的に飛来する種類ではないが,赤沼や,蒲生の養魚場跡地,被災田のようなどちらかというとあまり一見きれいでない泥地で見かけることが多い。荒浜の被災田で見られるのも津波による環境の変化によるものといっていいだろう。
【写真】
  
■オナガガモ,セイタカシギ2,アオアシシギ2,ハクセキレイ1/ハマシギ幼羽
  
■セイタカシギ幼羽。足が肉色から橙であまり赤くない。白い羽縁がある。
  
■セイタカシギ成鳥♀夏羽から冬羽。足は赤い。
  
■セイタカシギ第1回冬羽。


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2013年9月17日(火)鳥の海

2013年09月17日 | 鳥の海
■2013/9/17(火)11:49-12:50【天気】晴れ
【場所】鳥の海
【種名】カイツブリ,カワウ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,オナガガモ,ミサゴ,トビ,ノスリ,ハヤブサ若鳥,コチドリ3,シロチドリ2,トウネン幼羽28,ハマシギ幼羽2,エリマキシギ幼羽♂1,アオアシシギ幼羽4,イソシギ2,ソリハシシギ幼羽2,オグロシギ幼羽1,オオソリハシシギ幼羽8オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ハクセキレイ,メジロ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(16科34種)
【メモ】潮は満ちはじめている時間だったが,天気がよかったので鳥の海に行った。被災田の方にシギチはいなかったが,干潟にはそこそこの数のシギチがいた。葦原が復活してきて,付近はカニ類やゴカイなども少しずつ多くなってきているようで,葦原付近でほとんどのシギチが採餌していた。例によってハヤブサ若鳥がシギチを飛ばすのだが,過去の経験から人が入るとシギチの注意が両方に向けられるため、襲いやすくなるのかもしれない。かなり前に目の前にサルハマシギがいて,さあ撮るぞ,と言うときにハヤブサ成鳥が低空でやって来て,すぐ目の前を通り過ぎ,危うくサルハマが獲られるところだった。
シギチの数が震災前と本当に少なくなっているが,それでも,実際には同様の種類,数がやって来ているのかもしれない。ただ,環境的に以前のように壮大に干潟も出なければ,当然餌も少ないし,名取・岩沼の田圃や休耕田にも以前のような環境がなく,入ることができず,長逗留できないので,ちょっと立ち寄ったくらいで通過していくのかもしれない。空港西の休耕田くらいしかないのが現状なので。しかし,細々ながらも諦めずに毎年同じようにフィールドに通えば,きっといいこともあるだろう。
【写真】
  
■鳥の海と泉ヶ岳/葦原のソリハシシギ2羽/オオソリハシシギ,トウネン,コチドリ1羽
  
■ランディングするトウネンの群れ/トウネン幼羽
  
■葦原前で採餌するオオソリハシシギ幼羽/トウネン,オオソリ,アオアシ,オグロ,エリマキの5種の飛翔。混群での飛翔はシギチウォッチング・撮影の醍醐味。/トウネンの飛翔
  
■アオアシシギとエリマキシギのランディング/オオソリハシシギとオグロシギの飛翔/カワウとマガモ
  
■稚魚/カワウとカモメ類/オオソリハシシギ
  
■オオソリハシシギとオグロシギ/エリマキシギ幼羽♂?/ミサゴ
  
■オオソリハシシギ幼羽とオグロシギ幼羽。今はそんなに両種を間違えることはないが,大学時代に蒲生に行き始めた頃は,区別に流紋のオオソリ,碁盤目のオグロと覚えていたものだった。近くで見ていても嘴のそり方とかはあまり印象的でなく似たように見えてしまう。しかし,オグロシギだけの群れでは嘴がほぼ真っ直ぐなので,まず間違えることはない。集団での行動の仕方もオオソリとは違う。


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2013年9月10日(火)鳥の海

2013年09月10日 | 鳥の海
■2013/9/10(火)8:47-9:55【天気】晴れ時々曇り
【場所】鳥の海
【種名】カイツブリ,カワウ,ササゴイ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,オナガガモ,ミサゴ,トビ,ノスリ,ハヤブサ,チョウゲンボウ,コチドリ5,シロチドリ2,トウネン21,ハマシギ3,アカアシシギ1,ホウロクシギ1,タシギ10+,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ハクセキレイ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(15科33種)
【メモ】先週行った時は,ミズアオイは咲いていたが曇りで色がきれいに出ないと思ったので撮影しなかった。今日は雲もあったが,きれいに見えたので何枚か撮影した。以前は鳥の海周辺はミズアオイが群生している休耕田がたくさんあって,タシギの大群がじぇじぇと潜んでいたものだが,今日は10羽程度見ただけだった。いつものようにてくてく外浜の方に行くと,目の前に赤いカニがいた。逃げるでもないがやはり近づくと後座去りする。アカテガニだ。止まったところを撮影した。外浜に出ると牛橋方面に連なる海岸堤防の工事が一段と進んでいるのが見えた。干潟に行くとすでに満潮に向かっていて,復活してきたアシ原の全面の干潟はなくなっていたが,浜とアシ原の間の湿地にシギチがいた。ソリハシシギやキアシシギはアシの中で採餌していた。トウネン,ハマシギ,アカアシシギ,コチドリは湿地にいた。鳥の海の風景のアクセントとなっていた蛭島は現在すべて木を切り倒して工事中,またシギチやカワウ,カモメ類が以前休んでいた防波堤は消失したが,コンクリート製の防波堤(干潟と港の水路を分ける)はけっこう前に完成していて,今後,海鳥やシギチもたくさん来るようになることだろう。帰りに,また湿地でシギチを見ていたが,例によってハヤブサの若鳥が飛んではシギチをちりぢりにさせていた。
【写真】
  
■被災田のミズアオイ/外浜付近の工事現場の路上にいたアカテガニ
  
■牛橋方面。6m海岸堤防の工事が進む。/ミサゴとコサギ/鳥の海外浜の海岸堤防工事。3段構え構造の堤ということだった。もちろん,3.11のような津波が来たら防御は難しいと言うことのようだったが。
  
■標識トウネン幼羽/新防波堤とカモメ類/トウネン幼羽
  
■ホウロクシギ幼羽。まだ嘴が短い。/ハマシギとトウネン幼羽/アカアシシギ幼羽


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2013年9月6日(金)鳴瀬川,色麻付近

2013年09月06日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2013/9/6(金)朝と夕方【天気】晴れ
【場所】鳴瀬川,色麻付近
【種名】ダイサギ,アオサギ(1科2種)
【メモ】鳴瀬川と田川の合流点から少し下流に下ったところにダイサギのペアがいた。堤防の上から周りの風景や船形連峰の遠景が美しかった。帰宅途中,いつもの橋を渡っていくと夕暮れの風景の中にアオサギの姿があった。いったん通り過ぎてから戻って,橋の上から撮影した。いずれも,XperiaZ。Z1が欲しくなった。
【写真】
 
■ダイサギ/アオサギ


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2013年9月2日(月)鳥の海

2013年09月02日 | 鳥の海
■2013/9/2(月)7:14-9:55【天気】曇り
【場所】鳥の海,被災田
【種名】カイツブリ1,ササゴイ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,ミサゴ,トビ,ノスリ,ハヤブサ,チョウゲンボウ,コチドリ3,トウネン幼羽32+195,ハマシギ幼羽4,キリアイ幼羽1,アカアシシギ幼羽1,アオアシシギ幼羽3,キアシシギ幼羽6,ソリハシシギ幼羽3,オオソリハシシギ幼羽3,セイタカシギ成鳥♀1幼羽1,オオセグロカモメ,ウミネコ,カワセミ1,ハクセキレイ,カワラヒワ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(14科31種)
【メモ】あいにくの曇り空だったが,鳥の海に行ってみた。被災田にセイタカシギが2羽いた。干潟は潮が満ちていて,復活しつつあるアシ原と砂浜の間の湿地にシギチがいた。相変わらずハヤブサ若鳥も出たが,特に何も獲らずに飛んで行っただけ。オオソリハシシギが干潟にいたが,3羽しかいないのは寂しい限りだ。新しい干潟と港を分ける防波堤の上にウミネコやオオセグロカモメがいたが,目の前の砂浜に何となく親子らしいオオセグロカモメの成鳥と幼羽2羽がいた。幼羽の1羽がしきりに親鳥に餌をねだるしぐさをしていたのは微笑ましかったが,親と同じ大きさで下の方から親を見て,胸元に顔を寄せたり,しきりに「餌くれ」というのが続くと,親もいい加減いやになってきたのか,飛んで行ったしまったが,すかさず幼鳥2羽も親の後を追っていった。干潟を一通り見て,被災田の方に行くと,S氏がいてトウネンの大群を見ていた。キリアイやハマシギもいたが,トウネンが1回目のカウントで189羽,2回目が201羽,3回目が195羽ということで,195羽とした。久々にトウネン幼鳥がごちゃごちゃいるのを見たが,震災前なら群れとしては当たり前の数だ。もっとよく見ればいろいろいたのかもしれないが,もう時間なので終わりにした。
【写真】
  
■セイタカシギ幼羽と成鳥♀/羽繕いをするキリアイとトウネンの幼羽/オオソリハシシギ幼羽
  
■採餌するトウネン幼羽
  
■採餌するトウネン/羽繕いをするトウネン
  
■トウネン幼羽の群れ(70mm)
  
■ウミネコ幼羽/ウミネコ幼羽と第3回夏羽から冬羽へ移行中/第3回夏羽から冬羽へ移行中


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2013年8月4日(日)16日(金)25日(日)9月2日(月)宮崎・田谷地沼

2013年09月02日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2013/8/4(日)16(金)25(日)9/2(月)【天気】曇り時々晴れ
【場所】宮崎,田谷地沼
【種名】カワウ,ダイサギ,アオサギ,カルガモ,トビ,ノスリ,サシバ,チョウゲンボウ,ウミネコ,キジバト,アオゲラ,アカゲラ,オオアカゲラ,コゲラ,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,キセキレイ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,ヒヨドリ,トラツグミ,ウグイス,センダイムシクイ,セッカ,オオルリ,シジュウカラ,キバシリ,メジロ,ホオジロ,ノジコ,アオジ,カワラヒワ,ウソ,イカル+,スズメ,ムクドリ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス(22科40種)
【メモ】サシバは2羽電柱に止まっていたのを発見したが,カメラを構えたときには飛ばれてしまった。アオゲラは観察頻度が高く4回すべて観察できた。トラツグミは3回ほど林道わきの落ち葉が溜まっているところで採餌していたのを見たが,いずれも撮影する前に飛ばれてしまった。南永志田でイカルの群れが20羽+いた。この時期は田谷地沼の木道脇の林には小鳥の幼鳥が多く観察できたが,何しろ暗いので,一カ所にたくさんいることはいるのだが,けっこう動くし,一羽一羽見て確認したり,撮影するのは難しかった。台ノ原地区はノビタキが春秋と観察されるので,丁寧に見ているのだが,未だに夏は観察できていない。
【写真】
  
■オオアカゲラ♂/アオゲラの♂と♀。♀の方が頭部の赤が細く先の方まで達していない。
  
■おそらくヒヨドリの幼鳥/オオルリ幼鳥♂と♀
  
■サシバ2羽。田谷地沼と周辺ではけっこうな頻度で観察できる。
  
■ノスリ別個体/ニホンカナヘビ。ニホンカナヘビは,ニホントカゲ同様前額板は境界が接している(H)。ヒガシニホンカナヘビは接していない(X)。2005年7月31日花山のヒガシニホントカゲの写真参照。ちなみにニホントカゲは,関西の方でないと見れないらしい。


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