私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2017年7月30日アオバズクの繁殖

2017年07月30日 | 観察図鑑
■2017/7/30(日)9:46-9:56【天気】小雨 【レンズ】500Ⅱ
【場所】宮城県
【種名】アオバズク(1科1種)
【メモ】かなり久しぶりにアオバズクを見た。鳥友に感謝です。♂♀の識別は腹部の地色が白っぽいのが♂バフ色っぽいのが♀で,チゴハヤブサと同じようなものだと思った。♂は正面から見るととぼけた顔でいかにもアオバズクという印象だが,横を向くと精悍な感じで猛禽の趣がある。
【写真】
  
■アオバズク成鳥♂/アオバズク成鳥♀/成鳥♂
  
■アオバズクヒナといっても大きいが。/成鳥♂


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2017年7月9日(土)蒲生干潟

2017年07月09日 | 蒲生海岸
■2017/7/9(土)6:24-8:34【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ手持ち
【場所】蒲生干潟
【種名】バン,ウミネコ,ミヤコドリ8,コヨシキリ,オオヨシキリ,アオジ(5科6種)
【メモ】日中ミヤコドリの観察をしたいと思い,休日の土曜日早朝蒲生に出かけた。羽数は前日と変わらず8羽で,成鳥羽に近い個体が2羽いた。餌はイソシジミを掘り出したものはラッキーで,あとは小さな巻き貝などを干潟の中から嘴を突き刺し,探って見つけていた。見つけたイソシジミをそそくさと仲間のいないところに持っていき,貝を縦に置いて,嘴で上手に貝殻の間に入れ,中身を啜るのだが,時々嘴を入れたとたん,水を吹き出されておっとという感じで後退する場面も見られた。ちなみに初めてミヤコドリを見たのは金沢の大浜で,帰仙して,蒲生でもミヤコドリを見たが,その時CanonA1+FD600mmF4.5だったか?で撮影した昭和54年のミヤコドリの幼鳥の写真は,今でも自分の書斎に飾ってある。最近は,ミヤコドリといえば三番瀬に遠征して見ることが多かったので,蒲生に11羽も来たのはうれしかった。津波でやられ,また堤防工事が進んでいるとはいえ,砂浜のある風景を飛ぶミヤコドリの姿はすばらしい。ただし,これ以上の環境悪化は到底許容できるものではない。
【写真】
  
■コヨシキリ/アオジ/ミヤコドリ
  
■小さな巻き貝を見つける/活発に採餌をしていた。
  
  
■何となくうれしそうに見つけたイソシジミを運ぶミヤコドリ。獲物はちょっとまだ小さい感じ。
  
■間接頭掻き(翼の間から足をだして頭を掻く)。懐かしい大学野鳥の会時代に覚えた言葉。


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2017年7月7日(金)蒲生干潟

2017年07月07日 | 蒲生海岸
■2017/7/7(金)17:41-18:15【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ手持ち
【場所】蒲生干潟
【種名】ササゴイ1,ウミネコ1,コチドリ3,ミヤコドリ8,コヨシキリ3,オオヨシキリ2(5科6種)
【メモ】火曜日に11羽観察して,翌日から晴れとなったが,仕事で日中は来れない。金曜日に定刻に仕事が終わったので,しらかしICから入って仙台港ICで降りて蒲生に行き,朝から車に積んでいた500mmを提げて干潟へ足を運んだ。初めから夕日をバックにの予定だったので海岸に出て,そこから撮影したが,けっこうよい写真が取れた。羽数が11羽から8羽に減ったのは情報を得ていたので特に驚きもしなかったが,ハヤブサに獲られたのだろうか。8羽の中にも首をやられた感じの個体がいた。
三番瀬にはまだミヤコドリがいるようなので,その一部が台風等の影響で蒲生まできたのか,それとも繁殖地まで行ったけれど繁殖能力がないので,すぐに戻ってきた途中か?よく分からない。いずれにしても火曜日から1週間近く滞在しているので,ハヤブサに怯えつつも,餌はあるということだろう。たまにイソシジミを探り当て,急いで別の場所に持っていって,嘴を入れて中身を食べていた。最近あまりミヤコドリを見ていなかったので,忘れていたがミヤコドリのいつもの行動だと思い出した。
【写真】
  
■コヨシキリの囀り。けっこう暗くなっていた。手持ちだが,F4レンズで手ぶれ機能が強力なので,10枚撮れば2,3枚はピントが合っている。/採餌するミヤコドリ
  
  
  
■いったん飛んで,また近くに降りてきて採餌していた。ペアで行動しているのもいる。


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2017年7月4日(火)蒲生干潟

2017年07月04日 | 蒲生海岸
■2017/7/4(火)12:46-13:26【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】500Ⅱ手持ち(いつも)
【場所】蒲生干潟
【種名】カワウ1,ササゴイ1,ダイサギ1,コチドリ4,ミヤコドリ若鳥11,イソシギ2,ウミネコ1,ハヤブサ若鳥1,オオヨシキリ,コヨシキリ(8科10種)
【メモ】午前は大学の講義で,午後の予定はなかったので,蒲生にカラシラサギでも探しにいくことにした。小雨が降っていて何もいないだろうと,双眼鏡だけを持ち,駐車場から傘をさして歩いて行くと,オオヨシキリやコヨシキリが盛んに鳴いている。干潟が見えるところにきて,まず干潟の北側を見ると一見カモのような鳥が寝ていた。その近くを見ると嘴で採餌している中型の鳥がいる。慌てて双眼鏡で見るとミヤコドリだった。しかも,1羽や2羽ではなく,11羽もいる。これは今まで蒲生で見た最大羽数だ。また急いでてくてく来た道を戻り,今度は傘はささず,500mmのレンズを下にして,カメラはどうせ防滴のはずだからと,そのまま肩から提げて干潟に行き,まず遠くから撮影した。一通り撮ってから雨に濡れたカメラを拭き,こういう記録すべき鳥が出た場合は連絡を入れる人は決まっているので,まずお二人に連絡した。それから,河口の方に行ってカラシラサギを探したが,ササゴイとイソシギしかいなかった。そのうち,鳥友のS氏が来たので二人で見ていると,ハヤブサの若鳥が襲来。若鳥といても上面はかなり成鳥に近い羽衣だが,下面は若鳥の茶褐色の羽毛だった。干潟の水際で採餌していたミヤコドリが一斉に飛び立ち,流し撮りをした。七北田川河口に出ると群れは急旋回し,ハヤブサは旋回が遅れてコース右に膨らんだ1羽に狙いを付けたが,結局獲れず,どこかへいってしまった。11羽の群れは何とか生き延び,その辺を飛び回っていたが,最後に干潟に降りて,採餌を始めた。
【写真】
  
■最初はこんな感じだった/ペアで行動していたミヤコドリ第1回夏羽
  
■小雨が降っていたがお構いなしで撮影した。
  
■蒲生や鳥の海でこれまで観察した時期は9月から1月で,幼鳥と成鳥だが,この時期の個体は第1回夏羽の特徴を示している。つまり繁殖地まで行かない個体群ということだろう(予想)。/ハヤブサが襲来,一斉に飛び立って逃げる。
  
■堤防の上から対岸を移動退避中の群れを連写。11羽いる。
  
■追うハヤブサ
  
  
■何とか無事一羽も欠けることなくランディング,その後何事もなかったように採餌していた。/ダイサギ