私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2011年1月29日・30日庭に来る鳥

2011年01月30日 | 庭に来る鳥
■2011/1/29(土)14:29-15:30,1/30(日)15:00-16:00【天気】曇り
【場所】自宅
【種名】キジバト3,ヒヨドリ3,ジョウビタキ♂1,ツグミ1,エナガ4,コガラ1,ヤマガラ3,シジュウカラ8,メジロ2,カワラヒワ6,シメ1,スズメ50+,オナガ1(10科13種)
【メモ】餌台の撒き餌はホーマックで売っている野鳥の撒き餌,ヒマワリの種,鳩の餌計1000円くらいの3種類を混合したもの。他にミカンの半分輪切りにしたものと,リンゴの輪切り。キジバトは2羽がペアでもう1羽来ると♂が追い払っている。2羽で仲良く食べている。ヒヨドリはミカンとリンゴを食べに来るが,朝は一番早く待っている。ジョウビタキ♂は日中時々ベランダの脇の灌木の所にやってくるが,何を食べているのかはわからない。ツグミはピラカンスを食い尽くしているので,もっぱら地面に落ちたリンゴやミカンの皮など食べている。カラ類は2階の書斎のカーテンを開けると目の前のモミジの枝に止まっている。今日は今シーズン初めてコガラが来た。カラ類は地面に落ちたヒマワリの小さい方の白い種を咥えて枝で食べている。エナガはたまたまきた感じ。メジロはリンゴが好きなようで,昨年はミカンをよく食べていたが,まだミカンを食べているのを見ていない。カワラヒワは,地面でスズメをちょっと遠巻き(と言っても10cmくらいなものだが)にして,落ちた餌を食べている。シメは大きいヒマワリの種専門。シメが来るとみんな逃げる。スズメは朝,出勤前に餌をやりに来ると,待っていて,すぐに食べに降りてくる。ベランダでお食事をしているスズメも有り。距離50cmほど。今日はオナガが1羽いて,リンゴを食べていた。写真を撮るのもさいきん飽きてきたので,もっぱらガラス越しに見たり,暖かい日はベランダに座って餌をやると,スズメやキジバトは寄ってくる。
【写真】
  
■こちらは我が家のメジロ。
  
■こちらは母島のハハジマメグロ。ISO400 1/20でぶれぶれ。メグロの方がやはりはで。


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2011年1月30日(日)新松川浦漁港

2011年01月30日 | 磯浜漁港
■2011/1/30(日)9:07-12:28【天気】晴れ
【場所】新松川浦漁港
【種名】マガモ,カルガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,スズガモ,クロガモ,トビ,ユリカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,シロカモメ,カモメ,ウミネコ(3科14種)
【メモ】いつもより少し早く漁港に行ってみた。途中期待していた釣師浜は,河口の改修工事が行われていて,大型カモメ類はいなかった。漁港に着くと真っ先にシロカモメとクロガモがいるのがわかった。ただし,港内の真ん中あたりにいたので,そのうち運がよければ近寄ってくるだろうと思い,一通り,魚市場をまわってカモメを1羽1羽見て回り,戻ってみると,岸壁のすぐ近くまで来ていた。何度か潜水して餌を採っていたようだが,何を食べているのかはわからなかった。シロカモメは2羽いたが,それぞれ特徴があった。
【写真】
  
■オオセグロカモメ第2回冬羽/オオセグロカモメ第4回冬羽~夏羽/オオセグロカモメ第1回冬羽♀型
  
■セグロカモメ第3回冬羽/シロカモメ第1回冬羽。嘴の境界がやや不明瞭。普通のデカシロ/セグロカモメ第1回冬羽
  
■2羽いたうちの片方のシロカモメ第1回冬羽。嘴の黒い部分の境界が明瞭/オオセグロカモメ♀型個体第1回冬羽。とてもかわいらしい個体だった。
  
■スズガモとクロガモ。スズガモは♂♀いて,第1回~成鳥までいる。カモは不勉強なので,まだ第○回○○とは言えない/シロカモメの飛翔/海水を口に含むクロガモ。この後,ぶるぶるとやる。
  
■ぶるぶるとする/セグロカモメ第1回冬羽/また口に含む。瞬膜がおりている。
  
■クロガモ正面顔。何回か,目の前で潜水して餌を採っていた。これは浮上してきたところ/ワシカモメ成鳥夏羽。この時期になるとワシカモメに限らず,夏羽になっている個体もいる。
  
■シロカモメで嘴の境界が不明瞭な個体は鵡川などにはよくいるアラスカシロカモメに見られるが,眼の周りのぼわっとした感じも同じ特徴である。しかし,この個体は明らかに大きい普通のデカシロだろう。オオセグロカモメと比べると2羽とも,ちょっと一回り大きい。水揚げされた魚のはらわたを奪い合いしている。後ろでも。鳥の口は大きく下に下がるので,かなり大きいものでも呑み込むことができる。
  
■瞬膜が閉じられているが,眼が悪いわけでもないようで,閉じていない方が多かったわけだが,写真を撮った時(そういうポーズをしていた時には)は,瞬膜を閉じていることが多かった。


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2011年1月23日(日)大沼

2011年01月23日 | 大沼・赤沼
■2011/1/23(日)11:12-12:45【天気】晴れ
【場所】大沼
【種名】オオハクチョウ,コハクチョウ,アメリカコハクチョウ1,マガモ,カルガモ,コガモ,トモエガモ♂54・♀68,ヒドリガモ,オナガガモ,ミコアイサ,ジョウビタキ,カシラダカ,スズメ,ムクドリ,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス(6科16種)
【メモ】前回来た時は,トモエガモが1羽もいなかったが今日は,運良く着いた先にアメリカコハクチョウが1羽いて,さらに沼を見ればトモエガモが120羽越える群れがいた。今までトモエガモの♀をはっきり見たことがなかったが,これだけいるとさすがに単独でいても見分けが付く。トモエガモの写真を撮影していると,ハヤブサ仲間のSさんがやってきた。トモエガモがやたらいることを教えてしばらく,ハヤブサ談義をしながらいたが,曇ってきたので帰ることにした。赤沼近くの田圃にはミヤマガラスの大群がいたが,コクマルはいなかった。鳥の海近辺では黒白両方を見たが。
【写真】
  
■アメリカコハクチョウとコハクチョウ
  
■嘴が黒いと印象がずいぶん違う。/コハクチョウとトモエガモ
  
■トモエガモの♂も特徴的ながら,他の小型のカモの♀以上に特徴的だ。
  
■3番目の写真はトモエガモの♂♀を探すのにちょうどよい。


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2011年1月22日(土)鹿島台

2011年01月22日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2011/1/22(土)15:12-15:32【天気】晴れ
【場所】鹿島台
【種名】コハクチョウ,ナベヅル成鳥1(2科2種)
【メモ】ナベヅルが現在いる場所を教えていただき,見に行った。最初はかなり遠いところで採餌していた。ところが,カメラの調子が悪くなりエラーが出る。結局,CFカードを一回抜いてまた挿したら,普通に動作した。このために,その遠くから近くの田圃に飛んできたところが撮影できなかった。が,離れているよりはずっとましで,それでも以前,伊豆沼3工区で見た時よりは遠いが,コハクチョウの群れに入ってまた土手に上がり採餌している様子はしっかり見ることができた。実はこの日は,本来なら,2泊3日で出水にいる予定だった。それが鳥インフルで行かないことにしたので,1羽だがとりあえずナベヅルが見られたのはよかった。
【写真】
  
  
■首を伸ばした背丈はコハクチョウより高い。現在宮城県にはタンチョウとナベヅルが1羽ずついるわけだが,これはけっこうすごいことではないだろうか。


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2011年1月16日(日)県民の森

2011年01月16日 | 県民の森
■2011/1/16(日)8:04-9:03【天気】晴れ
【場所】県民の森
【種名】ハギマシコ,ベニマシコ,ハギマシコ(1科2種)
【メモ】オオマシコを見に県民の森に初めて行った。途中,ハギマシコの群れを見たあと,入口でウソの群れを見たが,オオマシコは結局見ることができなかった。
【写真】
  
■ウソ♂・♀
  
■ハギマシコ


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2011年1月15日(土)蕪栗沼,白鳥地区,周辺田圃

2011年01月15日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2011/1/15(土)11:05-14:09【天気】曇り
【場所】蕪栗沼,白鳥地区,周辺田圃
【種名】ダイサギ,アオサギ,マガン,オオヒシクイ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,ミコアイサ,トビ,オオタカ成鳥1・若鳥1,ハイタカ成鳥1,ケアシノスリ1,ノスリ3,(タンチョウ1),オオバン,タゲリ1,オオハシシギ冬羽7,キジバト,モズ,ジョウビタキ,ツグミ,ホオジロ,カシラダカ,アオジ,オオジュリン,ベニマシコ,カワラヒワ,シメ,ムクドリ,スズメ,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス(14科38種)見逃し1種
【メモ】お昼近くに沼の西側土手に到着して,遠くにオオタカ,ケアシノスリ,ノスリが止まっているのを見てから,駐車場に移動した。すると,向こうからフクロウがいたと言う人あり,またオオハシシギを見たのはお導きとも言う人がいる。最後はせっかく教えてもらったタンチョウを見逃したのだが,ケアシノスリとオオハシシギを見たのでよしとした。小学生の頃,フクロウが実家の作業場で急に電灯が点いたのに目が眩んだのか,ひっくり返っているのを見つけて,縄で足を結んでその辺に繋いでおいたのだが,翌朝になっていなかったのは,当然と言えば当然である。縄くらいは簡単に引きちぎるだろうし。
閑話休題,蕪栗沼へフクロウがいたという道を歩いて行くと,カシラダカ,ツグミ,アオジ,ホオジロ,ベニマシコなどがいる。かまわず,どんどん歩いて沼が見えるところまで行くと,例によってオオヒシクイとハクチョウの群れが沼の中央や奥の岸にいた。しばらく見ていたがチュウヒくらいしかおらず,またオジロワシもいなかった。帰ろうとすると,タンチョウが西側田圃にいるという。見に行こうと駐車場に戻ろうとしたところ,遠くに止まっていたケアシノスリが,こちらへ飛んできた。何しろ,暗い曇り空でダメもとで撮影した。学生の頃,伊豆沼でカウントしていた頃,1,2月ともなると換羽が進んでいるのか,また清新な朝の空気の中,晴れた空にノスリがやたら美しい翼のコントラストを見せて飛ぶのが見え,ケアシっぽく見えるのだが,ただのノスリというのがほとんどだった。さて,タンチョウを探しに西側田圃とその周辺田圃に行ったのだが,どこにも姿が見えない。かわりに放し飼いの犬たちが,田圃をうろうろしたり,沼や川の岸辺に行って,ハクチョウたちを警戒させていたので,おそらくタンチョウも逃げたのだろうと思われた。その後,帰ることにして,南側の田圃を走っていると,いつもケリやキジのヒナがいる水路に,オオハシシギが7羽いて,そのうちペアが別れて採餌し,もう1羽はいつのまにかいなくなって,結局全部で6羽,本当に目の前で採餌しているのを観察することができた。ドジョウを捕まえたのにはちょっと驚いた。この目の前のオオハシシギにすっかり満足して,この日は帰仙したのだった。
【写真】
  
■オオタカ若鳥/チュウヒ♀幼鳥/ケアシノスリの飛翔形
  
■ケアシノスリ/チュウヒ幼鳥♀
  
■ノスリ♀/線虫のようなものを捕まえたオオハシシギ冬羽/ドジョウも捕まえる。ただし,食べるまでは敵もさるもので,ぬるぬる抵抗するのでなかなか食べられなかった。
  
■オオハシシギのペア。羽衣はかなり違う。
  
■オオハシシギ
  
■最初は7羽いたが6羽になった。100mmで撮影/オオハシシギのペア/羽縁はかなり摩耗している。


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2011年1月10日(日)波伝谷漁港

2011年01月10日 | 南三陸漁港
■2011/1/10(日)11:06-12:29【天気】晴れ時々曇り
【場所】波伝谷漁港
【種名】ハジロカイツブリ,アカエリカイツブリ,カンムリカイツブリ,ウミウ,コサギ,コクガン8,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,スズガモ,ウミアイサ,ミサゴ,トビ,オオワシ成鳥2,イソシギ,ユリカモメ,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,ツグミ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(11科25種)
【メモ】今日は時間もなかったのでピンポイントで漁港に来た。風もまあまああり,天気もいいので,オオワシ日和だ。干潮で川も底が見え,あちこちにサケの死体があって,それをトビやオオセグロカモメたちが群れて食べていたが,お目当てのカモメは今日もいない。河口に群れていたカモメ類が一斉に飛んだので,オオワシご登場かと思って上空を見ると,2羽が悠然と高空を舞ってい。そのうち1羽がオオセグロカモメにモビングされて志津川の方まで飛んでいったが,しつこくオオセグロカモメが追いかけていった。小さくしか見えないが,なかかな雄大な感じがした。道東に行けばこれでもかというくらいいるが,宮城県ではそうそうどこでも見られるワシではないので,あの嘴の黄色と黒と白のパターンを見ると思わず感動してしまうのだった。
【写真】
  
■これもオオセグロカモメの極小タイプだろう。メス型よりさらに小さい。栄養が足りないとかそういう問題ではなく,こういう体型なのだと思う。
  
■水門の近くにいつもいる(たぶん)ホオジロガモのペアがいて,前回はディスプレイとかしていなかったが,今日は,どこでもディスプレイモードになっていた。
  
■ディスプレイに飽きると潜水して採餌,メスに近寄ってまたディスプレイを繰り返していた。
  
■河口のオオセグロカモメ/ばらまかれた魚のはらわたに群がるオオセグロカモメ。中央にやや小さいタイプがいる。/いつもいるイソシギ。
  
■オオセグロカモメにモビングされるオオワシ成鳥。


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2011年1月8日(土)蕪栗沼,加護坊山周辺

2011年01月08日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2011/1/8(土)6:30-10:53【天気】晴れ
【場所】蕪栗沼,周辺田圃,加護坊山周辺
【種名】ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガン,オオヒシクイ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,ミコアイサ,カワアイサ,トビ,オジロワシ2,オオタカ成鳥1・若鳥1,ハイタカ1,ノスリ,チュウヒ♀幼鳥1・不明1,チョウゲンボウ,キジ♀,オオバン,オオハシシギ7,キジバト,コゲラ,ヒバリ,キセキレイ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,カヤクグリ,ジョウビタキ,ツグミ,キクイタダキ,エナガ,ヤマガラ,シジュウカラ,ホオジロ,カシラダカ,アオジ,カワラヒワ,マヒワ,シメ,スズメ,ムクドリ,カケス,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス(23科52種)
【メモ】この日は初めて蕪栗沼の夜明けを見に行った。伊豆沼の獅子鼻は何度も飛び出しを見に行ったが,地元の蕪栗沼は意外にも初めてだ。7時少し前から西側の土手から日が昇るのを見ていた。地元の小学校の校歌は「昇る朝日は加護坊に蕪栗沼に照り映える」と歌っている。照り映えるのを見るのには,白鳥地区との間の土手にいるか,南側の土手から見る他はない。白鳥地区の土手から見ても蕪栗沼は見えない。一番いいのは,加護坊山の頂上や日枝神社から眺めると確かに照り映えているだろう。
閑話休題,見始めてから最初にチュウヒが飛び,若干のカモが飛んだ後に小群のガンが飛んだ。7時30分近くになったのでいったん実家に行く途中で,オオハシシギが群れで採餌しているのを見た。仙台に帰る途中,もう1回蕪栗沼に寄って,オジロワシ2個体など見ていったが,このオジロワシの1羽は尾羽の白い部分に,黒いハート形の羽が2つある個体だ。オジロワシが成鳥羽になるのにオオワシと同じくらいの年数が必要のはずだが,成鳥になっても若鳥の黒い部分が残っているのだろうか。2006年に蕪栗沼で撮影した成鳥も同じ黒いハートマークがあった。改めて過去の写真を見ると羅臼や阿寒国際ツルセンター等で撮影した個体にも同じようなマークがある個体がいたので,そう多くはないが必ずしも個体識別ともなるわけでもないようだ。
【写真】
  
■蕪栗沼の夜明け。はじめにチュウヒが飛び,若干のオナガガモが飛んだ後,マガンが少しずつ飛び始めた。この時期はガンたちも朝が遅いのだ。
  
■朝の飛び出しの一部を見て実家に行く途中,オオハシシギの群れ7羽を見つけた。7羽のうち2羽がペアというような個体がいて,並んで採餌していた。
  
■オオヒシクイの群れ
  
■2羽のオジロワシのうちの1羽。もう一羽も見ることができたが,かなり遠かった。この個体は白い尾羽に黒褐色の羽が混じっているのが特徴的だった。
  
■望遠レンズで撮影するとマガンは大きく見えるが,本当はそれほど大きくはない。


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