私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2024年5月2日(木)・6日(月))・10日(金)田谷地沼(3)(4)(5)

2024年05月10日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2024年5月2日(木)・6日(月)・10日(金)【天気】晴れ/曇り/晴れ【機材】EOSR7+EF500
【場所】田谷地沼、上田谷地、周辺
【種名】キジ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、チュウダイサギ、ミサゴ、トビ、ノスリ、コゲラ、オオアカゲラ、アカゲラ、サンショウクイ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、キバシリ、ムクドリ、クロツグミ、アカハラ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ホオジロ、ノジコ、アオジ(25科39種)
【メモ】今シーズン3回目と4回目の田谷地沼。ノジコを近くで何とか見たいと通ったが、声はすれど近くには来ず。最低3つがいはいるようだ。6日、10日とオオアカゲラのドラミングが林に鳴り響いていた。でっかいクマもセンター脇に出ているとのこと。写真を見せられ、確かにすぐそば。今までここでは、かわいいぬいぐるみようなあるいはアマミノクロウサギ(見たことはない)のようなコグマが道路の真ん中にちょこんと座っていたのを見たことはあった。震災前から通い、3年も勤務していた経験もあるのに一度も実際に出会ったことがない。イノシシも。サルとカモシカはあるが。
【写真】
  
小野田、宮崎の風景
  
キジ♂
  
クロツグミ♂
  
真上近すぎキビタキ♂/とりあえずノジコ/巣材を運ぶアオジ♂
  
アカハラ/田谷地沼から船形山と空に月
  
ドラミングをしていたオオアカゲラ♀


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2024年4月25日(木)田谷地沼(2)

2024年05月04日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2024年4月25日(木)8:25-12:32【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】田谷地沼、上田谷地、周辺
【種名】キジ♂、キジバト、チュウダイサギ、トビ、アカゲラ♂、モズ、サンショウクイ、カケス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、センダイムシクイ、メジロ、キバシリ、クロツグミ、アカハラ、キビタキ、オオルリ、スズメ、ホオジロ、ノジコ、アオジ(16科26種)
【メモ】今シーズン2回目の田谷地沼。前回から1週間空けて、ほぼ同じ時間帯に行ってみた。最初にキバシリが見え、そのあとキビタキが木道わきの灌木に止まっていた。オオルリがいるのを教えていただき、撮影したが、枝被り。それから、上田谷地に行って、ノジコのさえずりを聞くが遠い。田谷地沼に下って行く道を少し行くと、キセキレイが水浴びしたばかりで、羽繕いをしていた。いつものアカゲラもいた。ミツガシワが咲き始めで、キクザキイチゲは花びらがすっかり落ちていた。サンショウクイのペアが枯木の穴に頭を突っ込んでクモを食べていた。ノジコがまだ見ることができていないので、また来ないといけない。
【写真】
  
チュウダイサギ/まだ雪がある船形山/キバシリ
  
アカゲラ♂/水浴びした後のキセキレイ
  
キクザキイチゲ/ミツガシワ咲き始め/サンショウクイがペアでいた。頭にクモの巣。
  
サンショウクイ/コサメビタキ
  
オオルリ♂/喉がオレンジ色でキビタキ成鳥♂


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2024年4月18日(木)田谷地沼

2024年04月22日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2024年4月18日(木)8:26-13:36【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】田谷地沼、上田谷地、周辺
【種名】カルガモ、キジバト、トビ、サシバ、コゲラ♀、オオアカゲラ♂、アカゲラ♂、サンショウクイ、カケス、ハシボソガラス、コガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、センダイムシクイ、メジロ、キバシリ、クロツグミ、ツグミ、キビタキ、オオルリ、スズメ、ホオジロ、アオジ(16科26種)
【メモ】今シーズン最初の田谷地沼。一通り夏鳥を見たり聞いたりできた。常連のコサメビタキとノジコは、今日は見つけられなかったので、次回に期待。サシバも2回見たが、写真を見ると両方♀だった。以前営巣していた山林は伐採が進み、近くの別の場所に移動したかもしれない。次回は、オオルリ、キビタキ、ノジコ、コサメビタキの姿をじっくり見たい。湿原だが、ミズバショウは咲いていて、上田谷地はそれほどでもなかったが、田谷地沼の方は、かなり陸地化して、湿原部分が減っているように見えた。以前なら、たくさんあったミズバショウの群落が、少なくなっていた。キバシリが2羽でせっかちな順番待ちをしながら、次々に給餌していた。
【写真】
  
カルガモ♀♂/ヤマガラ/スミレSP/ヤマエンゴサク
  
カケス/ニホンリス/ミズバショウ
  
アカゲラ♂/コゲラ♀
  
カタクリ/オオアカゲラ♂/キクザキイチゲ
  
スミレSP/ミヤマカタバミ/上田谷地に響く爆音
  
ウグイス/キバシリ/サシバ♀


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2024年1月2日(火)宮崎、小野田、田谷地沼

2024年01月02日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2024年1月2日(火)8:09-11:52【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500 EOSR7+EF500Ⅱ ※時刻は写真1枚目と最後の1枚の時刻です。
【場所】加美町宮崎、小野田、田谷地沼、旭、原、田川
【種名】マガン、シジュウカラガン、コハクチョウ、オオハクチョウ、キジバト、ダイサギ、トビ、ノスリ、アカゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ミソサザイ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、シメ、ホオジロ(16科21種)
【メモ】化女沼で飛び出しを見た後、暖冬なので、もしかしてべちゃべちゃ田んぼになる前にもういるかもしれないと思い、加美町に向かった。高速道路の入口を通り過ぎて鳴子方面へ。勝手知ったる田んぼ道を走って、中新田へ。田川にあまり数が多くないハクチョウ類がいるのを確認して、賀美石へ。そこから、いつものコースで宮崎に向かうが、ガンがいない。やはり来ていないかと思って、ふと見上げるとマガンの群れ。やっぱりねと思い、ガンを追って宮崎方面へ。あまり行かない小道を行ったら、行きどまりで、そこで運よくアカゲラ♂が、梅の木に止まって、イラガの繭をつついていた。しばらくつついていたが、繭は丈夫で、諦めて飛んで行ってしまった。そこから戻り、旭まで行くがいなかったので引き返し、小野田方面へ行くと、防雪柵を越えてマガンの群れが。この方向はもうポイント決まりということで、行ってみたら、田んぼ8枚にシジュウカラガンとマガンの群れ。向こうの田んぼから、シジュウカラガンがどんどん、近くの田んぼに飛んできて、ランディングの写真が撮れた。2種以外いないかと探したが、首輪のないシジュウカラガンだけ。まあ、これまで、一通りの種類は加美町で見たので、まあ、いいやと思い、田谷地沼へ行って見る。雪の上に動物の足跡があったので、一周はやめて、もう一度戻って、陶芸の里の温泉に入る。それから、きっと小野田中近くの田んぼにいるはずだと思って行くと、そこよりもう少し西側の田んぼにいた。一応、ガンがいた場所は、GoogleMapの画面コピーを取っておいた。さっきの群れもこちらに移動して来たのか、広大な田んぼで遠くまでシジュウカラガンとマガンの群れがいて採餌していた。すばらしい風景だった。しかし、このあとの本来のべちゃべちゃ田んぼのガン・ハクチョウの採餌風景はあるのだろうか。2月にまた行って見ないといけないが、ガンの北帰行が12月末から始まっていたと聞いているので、今年の予想は難しい。雪は全く降らないということはないだろうから、それに期待したい。
【動画】イラガの卵を食べようとするアカゲラ♂(1)
イラガの卵を食べようとするアカゲラ♂(2)
採餌するシジュウカラガンとマガンの群れ

【写真】

  
好きな風景だが、ガンがいない/マガンの群れ発見。旭方面へ
  
戻ってきて原方面に行くと田んぼに群れ/山紫水明のシジュウカラガン。最高に好きな風景。
  
雪が少し積もった山を背景にシジュウカラガン/原の田んぼ
ここまでR5+100-500mm、次からR7+EF500mm

  
アカゲラ♂がさかんにイラガの繭をつついていた。
  
首輪はないが喉で白がつながっていない/シジュウカラガンのランディング
  
頭首に比べて胴体がやけに広い/マガン
  
シジュウカラガンとマガンの採餌
  
どこに降りるのか、下はマガンが密集/道路にも/いい風景


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2023年2月26日(日)宮崎、小野田

2023年04月27日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2023年2月26日(日)10:09-12:57【天気】雪、時々晴れ【機材】EOSR5+RF100-500、 EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】宮崎、小野田地区
【種名】マガン++、シジュウカラガン++、コハクチョウ、オオハクチョウ、トビ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス(3科8種)
【メモ】前回の2月23日天皇誕生日の観察では、アトリの大群やハクガンも観察できたので、気をよくして日曜日に来てみたが、雪が降り過ぎて餌場が雪に覆われ、アトリの姿は全然見えなかった。しかし、前回は観察できなかったミヤマガラスの群れが今年もいた。シジュウカラガンの群れは前回同様、宮崎中学校前の田んぼ、ハクチョウ類の大群は、例年のように小野田中周辺田圃にいた。雪は降ってはいたが、この地区に勤務していた震災直後の頃と比べれば、本当に雪は少なくなっている。その頃は、卒業式の頃まで、校庭も田んぼもまだ深い雪に覆われていたから。今は、2月下旬には雪がない状態だ。
【写真】

  
ミヤマガラス/雪の中のハクチョウの群れ/マガン
  
採餌するマガンとシジュウカラガン


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2023/2/26シジュウカラガンの採餌(2)

2023年02月26日 | 田谷地沼・宮崎地区

2023/2/26シジュウカラガンの採餌(2)


2023/2/26シジュウカラガンの採餌(1)

2023年02月26日 | 田谷地沼・宮崎地区

2023/2/26シジュウカラガンの採餌(1)


2023年2月23日(木)加美町宮崎・小野田地区

2023年02月25日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2023年2月23日(木)8:10-11:47【天気】曇り【機材】EOSR5+RF100-500、EOSR7+ EF500Ⅱ
【場所】加美町賀美石、宮崎、旭、小野田、田谷地沼
【種名】マガン+++++、ハクガン若1、シジュウカラガン+++、コハクチョウ、アメリカコハクチョウ、オオハクチョウ、アオサギ、ダイサギ、トビ、ノスリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ヒバリ、スズメ、タヒバリ、アトリ103+、ホオジロ(11科20種)
【メモ】例年この時期に以前3年間勤務していた加美町宮崎地区を中心に、ガン・ハクチョウの観察に行っている。年によって雪解けの状況が少しずつ違うが、今回は、赴任の最初の年が震災の年だっで、その頃よりは積雪が少ないが、ほぼ例年通りの状況だった。雪解けは中新田から賀美石まではほぼ終わっていて、ガン、ハクチョウの群れは宮崎の陶芸の里スポーツ公園ラインを越え、旭地区まで進出していた。旭小学校周辺の広大な田んぼにはまだ積雪があり、ここにはまだ来ていなかった。いつも大群がいる小野田中学校前の田んぼにはおらず、それより標高が高い原、長清水地区、宮崎中学校周辺からスポーツ公園までの田んぼと、旭の赤坂地区に1万羽を超えるマガンと、合わせると500羽+のシジュウカラガンがいた。その中に1羽ハクガンの若鳥がいて、おそらく同じ個体が違う田圃でで2回ほど飛び立つのを見たが、田んぼが段々になっていることもあり、採餌しているのを見つけることはできなかった。ハクガンは震災の年から3年間勤務していた職場の職員が見たことを知らせてくれたが、自分自身は確認できなかったが、鳥に詳しい方なので、ほぼ間違いないと思う。その後、2013年にサカツラガン、2017年にシジュウカラガン、2022年にカリガネ、そして今回ハクガンと観察できた。ミヤマガラスの群れは、来る途中根白石の田んぼにはたくさんいたが、このフィールドでは今回観察できなかった。シジュウカラガンの群れは、年々多くなってきている。今回は天気が悪かったので、近いうちに晴れか雪の日に行くことにする。
【写真】
  
賀美石地区のアメリカコハクチョウ/宮崎中学校前のシジュウカラガン/スポーツセンター付近のハクガン
  
船形山を背景にマガン、コハクチョウの群れ/田谷地沼周辺のカケス
  
アトリの群れ/旭地区赤坂付近の田んぼで採餌するマガンとシジュウカラガンの群れ


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2022年4月25日(月)27日(水)5月9日(月)10日(火)12日(木)田谷地沼

2022年05月12日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2022年4月25日(月)27日(水)5月9日(月)10日(火)12日(木)【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】田谷地沼、上田谷地、周辺地域
【種名】キジ♂、ヒドリガモ、カルガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ウミネコ、ミサゴ、トビ、サシバ、ノスリ、コゲラ、チョウゲンボウ、サンショウクイ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、コガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、ゴジュウカラ、キバシリ、ムクドリ、クロツグミ、キビタキ、オオルリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、ノジコ、アオジ(30科43種)
【メモ】今年の田谷地沼は4月25日に初めて行ったが、ノジコを始め、例年観察できる鳥種はほとんど観察できた。あとはこの後来る鳥もいるが、コゲラ以外のキツツキ類が観察時間帯によるのかもしれないが、見ることができなかった。キバシリは2か所で繁殖しているようだった。2回目に行った時には、親がひっきりなしに餌を運んでおり、ヒナは大きな口を開けて親が来るのを待っている。雌雄はわからないが、1羽が巣に来て餌をやると、すぐ後ろにもう1羽が待っていて、前の1羽が飛び去るとすぐに餌をやっていた。タイミングよく親2羽とヒナ2羽を一緒に撮影することができたが、この写真は掲載不可だ。これだけ食べさせられれば成長も早いと見えて、3回目に行った時には、巣はまさにもぬけの殻だった。上田谷地ではクロツグミの♂♀が撮り放題で、これもおそらく巣があるあたりで2羽が出入りしていた。キビタキは何回も出会ったが、近すぎてすべてピントが合わなかった(後ピン)のはとても残念だった。オオルリは声はすれども姿を見たのはあまりなく3枚ほど撮影したがあまりなので掲載していない。もっと早い時間帯に行けば、普通に見られたはずだが、到着がいつも11時過ぎなので、一番鳥がいない時間帯ではないか!というわけで、キツツキ類がいないのが心配だった。
【写真】
  
ヒナに餌を運ぶキバシリ(雌雄不明)
  
キバシリ/
  
山紫水明の里―好きな風景。春先はハクチョウ、マガン、シジュウカラガンでにぎわう田圃/キバシリ
  
ノジコ♀/アオジ♂ハイブリッドだが、何との雑種かは不明
  
昨年からいるハイブリッドアオジ♂/普通のアオジ♂/コサメビタキ
  
キクザキイチゲ/コサメビタキ/こちらは別の場所のキバシリ
  
クロツグミ♂/クロツグミ♀/クロツグミの♂♀がいる
  
キビタキ♂/ノジコ♂/コサメビタキ
  
ミツガシワ/コサメビタキ/土の水路は生物が豊か
  
菜の花と水路/標高の高いところから流れてくる用水路/ミサゴ

サシバ


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2022年3月11日(金)加美町宮崎・小野田地区

2022年03月11日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2022年3月11日(金)11:01-14:20【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+EF500Ⅱ
【場所】加美町宮崎地区、小野田地区
【種名】マガン,シジュウカラガン,コハクチョウ,アメリカコハクチョウハイブリッド,オオハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,キジバト,アオサギ,ダイサギ,オオバン,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒヨドリ,ムクドリ,スズメ,ハクセキレイ(11科21種)
【メモ】今シーズンは積雪が多く、前回3月5日は小野田、宮崎地区の田んぼはまだ雪に覆われており、中新田地区の観察がメインだったが、このフィールドで初めてカリガネを観察した。今回は前回から約1週間後ということで行ってみたが、雪解けは宮崎の陶芸の里スポーツ公園ラインまでで、そこから上はまだ雪に覆われガンハクチョウの姿はなかった。いつものように賀美石地区からスタートした。ミヤマガラスの大群が,マガン・ハクチョウの群れが採餌している近辺にいた。宮崎地区と小野田地区にはおおよそマガンの3000を超す群れと、ハクチョウ類は1万羽は越す群れがいた。特に小野田中から鳴神神社までの高谷地の広大な田んぼに多くの群れが集結し、採餌していた。このエリアは、震災の年に加美町に勤務していた時から観察していたところで、特に密度が高い。また、今回は積雪でガンはいなかったが長清水地区、旭地区はマガン、ハクチョウ類の雪解け田圃一大採餌地となっている。
エリアを回りながら、ハクチョウ、ガン類の群れの中から、アメリカコハクチョウやシジュウカラガン、その他のガンがいないか見て回った。シジュウカラガンは至るところにいたが、単独の大群は見られず、ほとんどがマガンやハクチョウの群れの中の小群だった。アメリカコハクチョウに関しても,ハイブリッドはかなりの個体数が確認できた。渡去前のこの時期にしては,ガンもハクチョウもまだ万単位でいるのは,広大な面積の雪解け田圃の採餌地のおかげだろう。山紫水明は,この里を表すのにぴったりの言葉だ。米も野菜もとにかくおいしいところです。
※よけいな話ですが,私が勤務していた学校の給食は毎日,大衆食堂のおいしい定食を食べている感じでした。いわゆる給食の範疇を完全に超えていました。
【写真】
  
ハクチョウ類はコハクチョウがメインだが,オオハクチョウも多くいる/マガンの大群/ミヤマガラスの群れ
  
シジュウカラガンとマガン
  
薬莱山スキー場をバックに飛ぶマガンの群れ/アオサギ/シジュウカラガン
  
シジュウカラガン/いつもの好きな風景(色麻)


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2022年2月17日(木)・3月5日(土)色麻町、加美町

2022年03月05日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2022年2月17日(木)・3月5日(土)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】色麻町、加美町中新田、鳴瀬、賀美石、宮崎、小野田、旭地区
【種名】マガン+++,カリガネ1+,シジュウカラガン29+,コハクチョウ,アメリカコハクチョウ,オオハクチョウ,カルガモ,オナガガモ,キジバト,ダイサギ,トビ,ノスリ,カケス,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ムクドリ,ツグミ,スズメ,カワラヒワ(9科19亜・種)
【メモ】ここ数年は、賀美石、宮崎、小野田、旭地区の田んぼは積雪が少ない傾向にあったが、今年は、いつまでも雪が田んぼにあるという状況になっている。2月17日はほぼ雪に覆われ、ハクチョウやガン類の姿は見えなかった。3月5日もハクチョウの小群がいるだけだったので、中新田、鳴瀬地区に行ってみたところ、加美町と接する古川の田んぼは積雪がなく田んぼが乾いている状態だったが、そこから中新田方面の田んぼは、雪が解けてちょうど、餌を探すガン、ハクチョウの大群がいた。加美よつばカントリーエレベーター前の田んぼで、シジュウカラガンの小群がいて、あとで写真を見ていて、シジュウカラガンとマガンの群れの中にカリガネ1羽を見つけた。3月第2週後半は、さらに雪解けの田んぼを求めて、宮崎と小野田の田んぼに移動するものと思われる。
【写真】
<2月17日>

  
地吹雪とオナガガモ、ツグミ /地吹雪がやんだ風景 
  
ノスリ成鳥♀
  
ノスリ成鳥♀   薬莱山     ミヤマガラス

<3月5日>
  
アメリカコハクチョウハイブリッド/ほぼアメリカコハクチョウ
  
シジュウカラガン,マガン,カリガネ/シジュウカラガン
  
シジュウカラガン         マガン
  
争うマガンの家族         ミヤマガラス


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2021年6月17日(木)・20日(日)・22日(火)田谷地沼

2021年06月22日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2021年6月17日(木)・20日(日)・22日(火)【天気】晴れ・晴れ・小雨【機材】EOSR5+RF100-500 EF500Ⅱ
【場所】田谷地沼,周辺田圃 ※種名○が田谷地沼
【種名】○キジバト,○アオバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,チュウサギ,○ホトトギス,○ツツドリ,ウミネコ,ミサゴ,トビ,サシバ3,ノスリ,○アカショウビン2,カワセミ1(大原地区),ヤマセミ1(旭地区),○コゲラ,ヒバリ,ツバメ,○ヒヨドリ,○ウグイス,ムクドリ,○クロツグミ,○キビタキ,○オオルリ,スズメ,○キセキレイ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ホオジロ,○ノジコ,○アオジ(科種)
【メモ】田谷地沼といえば普通に近くでノジコが見られることが多いフィールドだ。しかし,今年は嘴が全部きれいなピンク色のアオジや普通のアオジはいるが,ノジコは声はすれど姿が見えず,6月にひたすらノジコを求めて3回行った。17日は5月に行ったとき,ノスリ2羽がバトルをしていた上空にサシバが飛んでいて,獲物をつかんでいた。最初ヘビかと思ったが,写真を見るとおそらくカエルの足で,巣があるあたりの領空(!)を何度か旋回し,最後に急降下して見えなくなった。それから10分ほど待っていて,ふと上空を見上げると3羽飛んでいる。今にして思えば,最初に1羽1羽撮影しておけばよかったが,くっついて飛んでいる2羽を中心に撮影した。あとから図鑑で確認すると,1羽は♂成鳥で,もう1羽は1年目の若鳥だった。この若鳥が去年の子どもかどうかはわからないが(たぶん違うとは思うが),こういう個体を見られてよかった。♂成鳥は図鑑(『比べて識別!野鳥図鑑670』以下同じ)では胸が濃い褐色ということで,この親は♂に間違いない。
 ここで気をよくして田谷地沼へ。ここでまたまた当たり。すぐ近くで鳴き声。枝葉の間を探すと,おーいた!とレンズを向けたとたんに,飛ばれてしまい,樹間を縫うようにほぼ直線で飛んで行った。いるぞーと電話しているうちにまたやって来て,撮ろうと思ったが,また飛ばれる。声がしなくなったので,またとぼとぼ歩いて行くと,また近くで鳴き始める。今度は,左右でステレオつまり2羽。後で聞くとこのあたりで,獲物の本物のカエルをびたびた叩きつけていたそうだ。そこからちょっと歩くと,ついに出た,ノジコ♂。かなりの枚数を撮影し,動画の撮影に入ると,またまたの鳴き声。かなり近い。しかし,迷うことなくノジコの撮影に専念する。終わってから,撮影しようと探したが,その時は鳴き声もなくいなくなっていた。せっかく来てやったのに無視されていなくなったのかは分からないが(笑い),それから2度行って探したが,声がして姿も見えるが,完全な枝葉かぶりでピントが全く合わず,マニュアルにするまもなく飛ばれてしまった。やはり,EOSR3の視線入力は必要だ。ちなみにノジコを撮影できたのは初日のみで,しかも,目の前にわざわざ出てきたくれたのは,ノジコ♂1羽ということで,ノジコ見たさにやって来たので,本当にうれしかった。撮り逃がしたが2羽いたのを確認できた。ちょっと山に入るが白沼や長沼でも声は何度か聞いたことがある。ここでは撮影する気にはならないが。
【動画】


ノジコ♂。ノジコの撮影に夢中で声が録れているからいいやという話。でももったいなかった。

【写真】
<17日晴れ曇り>

  
カエルを捕まえて巣に戻るサシバ成鳥♂
  
♂が巣に入ってから10分ほどして、ふと上空を見上げるとサシバが3羽。
  
図鑑を見ると繁殖しない第1回夏羽の個体。親子かどうかはインタビューしないとわからない。
  
いつも見るノジコより、かなりせかせかしていた。
<20日晴れ曇り>
  
成鳥♂が青空をバックによく見えた。
  
いつものエリアの上空を旋回
  
サシバの足はちょっと貧弱。    ウメガサソウ
<22日弱雨~強雨>
  
白い眉斑に見えるが不明。モリアオガエルの卵塊


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2021年4月26日(月)・27日(火)、5月8日(土)・10日(月)田谷地沼、周辺田んぼ(前編)

2021年05月10日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2021年4月26日(月)27日(火)、5月8日(土)10日(月)田谷地沼【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500mm・EOSR+24-1mmmm
【場所】田谷地沼、周辺田んぼ
【種名】キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ホトトギス、ツツドリ、ミサゴ、トビ、ノスリ、コゲラ、サンショウクイ、カケス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、センダイムシクイ、セッカ、ゴジュウカラ、キバシリ、ムクドリ、クロツグミ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ホオジロ、ノジコ、アオジ(23科37種)
【メモ】4月下旬2回,5月連休後2回計4回田谷地沼に行った。初日は宮床ダム上空でサシバ成鳥♀を見たが,田谷地沼周辺田圃で見たのはノスリだけだった。初日はあまり鳥は出なかったが,翌日は,ゴジュウカラ,キバシリを目の前で見ることができた。クロツグミは上田谷地の木道を歩いて行くとすぐ木道脇の湿地から5,6羽けたたましい鳴き声とともにちりぢりに逃げて行ってしまうので,写真は撮れなかった。5月はサンショウクイを間近に見ることができた。「ヒリリー」と鳴くとき,翼も振るわせるのを初めて見た。一通り見たのに姿が見えないのはキツツキの類と肝心のノジコで,ノジコは声はするが,出るのはアオジばかりで姿が見えなかった。1羽アオジと思われる個体で,おそらく成鳥にもかかわらず,嘴は上下ともきれいなピンクで,頬が黒ではなく白で,後頸が白い個体がいて,8日,10日とも同じ場所にいた。ノジコを見ないのはいかにも田谷地沼としては満足が行かないので,姿を見るまで行くことにした。
【写真】

  
栗駒山      船形連峰    田谷地沼と前船形山 
  
カケス              キバシリ
  
キバシリ     アオジ♀    アオジ♂
  
ゴジュウカラ。幹を飛ぶように移動する。
  
キバシリ。ヒナにやる餌をたくさん咥えていた。
  
謎アオジ♂の部分白化?嘴も全面ピンク キビタキ♂
  
サンショウクイは近くで見るとの遠くで見るのとでは印象がまるで違う。
  
コサメビタキ           アオジ♂
  
船形連峰             ミツガシワ


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2021年2月13日(火),2月21日(日),3月9日(火)加美町賀美石,宮崎,旭地区

2021年03月09日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2021年2月13日(火),2月21日(日),3月9日(火)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500L・EF500LⅡ,EOSR+RF24-105mmL
【場所】加美町賀美石地区,宮崎地区,旭地区
【種名】マガン1000+,シジュウカラガン7,コハクチョウ,アメリカコハクチョウ2,オオハクチョウ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,コガモ,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,オオバン,トビ,ノスリ,モズ,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,ホオジロ,カシラダカ(14科27種)
【メモ】昨シーズンは大暖冬で,2月29日の段階で旭地区に雪がないという異常事態で,田谷地沼もサンダルで一周できるという状態だった。地元の方も心配していたが,今シーズンは,雪が例年並みで,地吹雪もいつもの通りということだった。昨シーズンのことがあったので,2月13日に行ってみると,賀美石地区も雪に覆われ,100羽以内のハクチョウ類とマガンも200程度しかいなかった。21日は賀美石地区はだいぶ雪が溶けていて,シジュウカラガンも若干いてマガンは1000羽程度,ハクチョウ類は200羽以上はいた。それでも,標高が高い宮崎地区と旭地区(賀美石小52m,宮崎中72m,旭小137m)はまだ雪に覆われていた。3月9日には,雪があるのは旭地区だけになり,旭小学校の前に広がる田圃にハクチョウ類2000羽+とマガン500+採餌していた。雪が溶けると田圃がべちゃべちゃになり,そこにガン,ハクチョウが採餌に来るわけだが,3年間この地に勤務して,秋の渡来の時期にはこの地区に観察をしたことがなかったので,春先に採餌に来るようだ。ちなみにお昼の食事は宮崎支所前の丸大のラーメンとカツ丼,お土産は門間のがんづき,温泉は陶芸の里ゆーらんどと決まっている。鳥とおいしいもの,そして温泉はフィールドの3大要因である,などと。
【写真】

2月13日(火)10:02-12:47

荒川・花川合流点の橋から下流のハクチョウ類の塒/賀美石地区オオハクチョウとマガン

2月21日(日)9:56-12:37

ミヤマガラスの群れ/シジュウカラガン5羽とマガン

シジュウカラガン2羽とマガン

シジュウカラガンとマガン。これは違う群れ。

3月9日(火)12:58-15:22

小野田・宮崎地区の用水路の上を飛ぶトビ/マガン/旭小前のマガン


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2021年2月21日(日)加美町宮崎地区

2021年02月21日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2021年2月21日(日)加美町賀美石付近

【動画】機材:EOSR+RF24-105mm 動画FullHD

 

コハク・オオハク・アメリカコハクチョウ2羽の採餌


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