私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2010年8月26日(木)蒲生海岸

2010年08月28日 | 蒲生海岸
■2010/8/26(木)10:50-12:06【天気】晴れ・曇り
【場所】ビール工場南門・蒲生海岸
【種名】カワウ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,カラシラサギ,アオサギ,カルガモ,トビ,ハヤブサ,キアシシギ幼羽4,オオセグロカモメ幼羽1(他),ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(16科25種)
【メモ】6月下旬にビール工場のサギのコロニーを見に行って以来,一度も蒲生に行っていなかったので,鳥の海に行く前に行ってみることにした。8月も下旬なので,あまり幼鳥や若鳥もいないかと思っていたら,さすがに,ヒナはいなかったが,幼鳥はかなりの数がいた。このコロニーでは,ゴイ・アマ・ダイ・チュウ・コの5種類が繁殖している。どのヒナがどの種類にあたるのか,いつも迷うが,アマサギは嘴が短く,サル面で足は太い。ダイサギは親譲りで嘴が長く,目先はかなり薄い黄緑色。チュウサギはここでは個体数としては一番多い感じだが,目先はやや薄い黄緑,嘴はアマサギほどではないがダイサギと比べるとかなり短い。コサギは足が基本的には黒いが黄緑が混じっていて,足指はより黄色い黄緑。嘴は黒くアマサギよりずっと長い。ゴイサギは5月,6月だと第2回夏羽になりかけの個体で足が婚姻色の赤みが強い個体を見ることができる。
蒲生海岸に行くと,河口にオオセグロカモメやウミネコに混じって,今年初見のオオセグロカモメ幼羽がいた。ハヤブサが飛んでカモメ類が一斉に飛んだが,採餌していたサギたちは特に飛ぶまでは行かなかった。自分たちが餌(獲物)にならないことをわかっているからなのだろうか。帰ろうとして,干潟の方を見ると,カラシラサギがいた。ちょっと遠かったので,仕方なくまた海岸に行ってとぼとぼ歩き,干潟の対岸に出た。ちょうど,カラシラサギがコサギたちに蹴散らされているところで,かわいそうだった。何と言っても平日にもかかわらず,干潟で貝採りをしている人たちが2,3人いて,とうていカラシラサギは日和山前の干潟に来そうにもなかったので,撮影は諦め,鳥の海に向かった。
【写真】
  
■ゴイサギ成鳥夏羽婚姻色。目先が青紫色。足は赤い。/第2回夏羽に換羽中のゴイサギ。足は赤くなっている。/ダイサギの飾り羽(6月下旬の撮影)
  
■アマサギのヒナ(6月)/ダイサギの幼鳥/コサギの幼鳥
  
■チュウサギのきょうだい/カラシラサギ ※カラシラサギの蒲生での写真は2006年8月6日の観察記録を参照。基本的には蒲生か鳥の海にほぼ毎年飛来している。


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2010年8月22日(日)名取・岩沼・鳥の海

2010年08月25日 | 鳥の海
■2010/8/22(日)9:08-12:31【天気】晴れ
【場所】名取~岩沼~鳥の海~岩沼~名取
【種名】カワウ,ササゴイ第1回夏羽,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,スズガモ1,ミサゴ,トビ,バン,コチドリ14(岩沼),トウネン幼羽85(岩沼)・幼羽17,ヒバリシギ幼羽7(岩沼),クサシギ16(岩沼),イソシギ4,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,セッカ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(18科31種)
【メモ】石巻にするか田圃巡りにするか迷ったが,前回が田圃だったので田圃にした。名取は期待していた場所にシギチの姿はなく,岩沼に来てやっとヒバリシギ幼羽1とコチドリ幼羽13羽の群れに出会った。そこから500mほど先の休耕田に,今度はヒバリシギ6羽にコチドリ1羽の群れがいた。岩沼の休耕田にクサシギの群れがいて,その隣り合わせの休耕田にトウネン幼羽の群れがいた。クサシギは警戒心が強くすぐ逃げてしまったが,トウネンは例によって待ちパターンでいると目の前を群れで採餌しながらやってきては,その辺を何回か往復していた。総数は3回数えて85羽とした。しかし,85羽もいたにもかかわらず違う種類は全然いなかった。昔,ソニーのベータHiFiで45万もするビデオデッキを購入し,福引きを45回もやったのに1回も当たらなかったのを思い出してしまった。何はともあれ,渡りがピークを迎えつつあるのを実感した。
【写真】
  
■ミズアオイを刈り取った後の起耕田(造語)にヒバリシギが1羽と周りにコチドリの群れがいた。
  
■水がまだある起耕田でチュウサギがしきりに餌のドジョウを食べていた。
  
■水がほんの少し残っている泥地の休耕田でヒバリシギ幼羽計6羽+コチドリ幼羽1羽が採餌していた。同じヒバリシギ幼羽だが,『シギ・チドリ類ハンドブック』P22のヒバリシギ2段目の幼羽の2タイプが見られた。
  
■鳥の海のコサギとダイサギ/鳥の海トウネンの幼羽/岩沼休耕田のトウネン幼羽85羽の群れの一部
  
■トウネン幼羽の群れ/隣の休耕田から飛んだクサシギの群れ/おなじみのトウネン幼羽
  
■トウネン幼羽/コチドリ幼羽
  
■ヒバリシギ幼羽の群れ
  
■ヒバリシギ幼羽の群れ
  
■個体によって羽衣に変化があるのがわかる
  
■全部同じ個体


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2010年8月16日(月)岩沼・名取田圃

2010年08月17日 | 鳥の海
■2010/8/16(月)14:58-15:37【天気】曇りほんの時々晴れ
【場所】岩沼。名取田圃
【種名】アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,トビ,ハヤブサ若鳥,バン,コチドリ,ヒバリシギ夏羽1,コアオアシシギ2,クサシギ4+,セイタカシギ成鳥♂1,キジバト,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,ムクドリ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(16科22種)
【メモ】岩沼の田圃を見て回ったが何もおらず,コチドリのファミリーが水を張った休耕田にいただけだった。昨年,オオジシギを何度か見たあたりにオオジシギは全然おらず(というか見つけられないというのが正しい),名取方面に向かった。
整理された2枚の広い休耕田に着くと,さっそく一番遠くにシギチがいた。肉眼で見た時は アオアシシギとコアオアシシギの群れ+赤褐色の小さいシギという印象だったが,双眼鏡で見るとコアオアシシギ1羽と,クサシギの群れだった。ヒバリシギが1羽いた。ここではあまりに遠いので,車から降りたとたん,ハヤブサ若鳥が飛んできて,群れを飛ばしてしまった。その後,電線に止まったので,後で行くから逃げないで待っていろ~とか,心の中で悔し紛れに言ったが,シギチは跡形もなく消えていた。しかし,気を取り直して,西側から見ると,コアオアシシギが1羽とクサシギ4羽が東側のイネの間に隠れるように残っていた。しかし,彼らもすぐに飛んでいってしまった。
 車に戻り,電線にハヤブサが止まっているのを確認し,移動して,近くで車を降り,撮影しながら,ほぼ真下までくるが逃げる気配はなかった。ハヤブサは成鳥もそうだが,時々,人がかなり近くに行っても全然無視して羽繕いなどしている場合があるが,この若鳥そうだった。近くで見ると,若鳥とはいえ,本当に怖そうな顔をしてこちらを見ている。
 その後,高速に乗ろうと数分走ったところで,セイタカシギを発見。車がばんばん通るが,気にせず採餌していた。きれいなオレンジ色のストローのような足がとても印象的だった。
【写真】
  
■コチドリとハクセキレイの幼鳥。2羽とも上を見上げている/ハクセキレイにピントが合っている。ハクセキレイも意外と可愛い。/コアオアシシギ(一番下)とクサシギ3
  
■シギを飛ばしたハヤブサ若鳥。道路脇の電線に止まって,下から写真をバシャバシャ撮っても逃げる気配もなく羽繕いをしていたが,8分くらいたってやにわに飛んでいった。
  
■ほぼ真下から撮影しているので,胴体が縮んで見える。
  
■全身が狩りに特化しているような造形
  
■道路脇の水が澄んだ休耕田にチュウサギとセイタカシギがいた。鮮やかなオレンジ色のストローのような足が印象的だった。
  
  
■順光の方に回るとそれなりにきれいだが,足のオレンジ色は斜光の方がきれいに見えた。飛んだ時に足先で跳ね上げた水の滴が肉眼で見ていてもとてもきれいだった。


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2010年8月16日(日)石巻雲雀地区

2010年08月16日 | 石巻雲雀地区
■2010/8/16(日)13:30-15:30【天気】晴れ
【場所】石巻雲雀地区
【種名】ミサゴ2,ハヤブサ(成若幼雌雄不明)1,コチドリ1,メダイチドリ5+,オオメダイチドリ幼羽1,ムナグロ夏羽3,ヨーロッパトウネン夏羽1,トウネン夏羽6+・幼羽1,アカアシシギ夏羽1(3),キアシシギ夏羽2,ソリハシシギ幼羽4,オオセグロカモメ,ウミネコ,ヒバリ,カワラヒワ,スズメ(8科16種)
【メモ】先週以上に個体数・種類数が多いものと期待して急いで行ったが,東側の干潟は全然いない。そこで先に来ていたSさんとK先生とで,南側の水たまりに行ってみることにした。そこでヨーロッパトウネンの夏羽1とオオメダイチドリ幼羽1。ヨロネンは先週の個体とは別個体で,若い個体かもしれない。帰りにアカアシシギを見に3人で行く途中,北側の沼化した浚渫土砂の高台に行くと,そこにソリハシシギがいた。土手をビニールで覆って水が周囲に漏れないようにしてあるので,ソリハシシギたちは飛んでも土手に止まることができないようだった。それからアカアシシギが3羽いたという駐車場近くの水たまりに行くと,アカアシシギ1とキアシシギ1がいた。アカアシシギは夏羽で,ここで夏羽を見たのは初めてだったのでとてもうれしかった。全体として個体数・種類数は少ないが,ヨロネンの別個体,オオメダイチドリ,アカアシシギなど観察できたのがよかった。
【写真】
  
  
■ヨーロッパトウネン夏羽の若い個体か。あるいは普通の夏羽8月頃の羽衣が色褪せした個体か。先週の個体と比較すると違いがよくわかる。
  
■トウネン夏羽から冬羽移行個体/ソリハシシギ幼羽/アカアシシギ夏羽


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2010年8月14日(土)伊豆沼・内沼

2010年08月15日 | 伊豆沼・内沼
■2010/8/14(土)9:49-11:10【天気】雨時々曇り
【場所】内沼,伊豆沼,2・3工区
【種名】ゴイサギ,ササゴイ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,残マガン,残オオハクチョウ,カルガモ,トビ,キジ♀,ケリ4(2工区)・12(3工区),オオジシギ2,キジバト,カワセミ2,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(14科23種)
【メモ】例年,お盆には伊豆沼・内沼のハス祭りの船に乗ってダイサギを撮影している。ただ,例年天気が悪い方が多く,今日は小雨だった。内沼のハス祭りの船が水路をゆっくり進み,両側に大きなハスの葉や,蕾から,盛りの花,すっかり花弁が落ちてしまったものなど見ながら,被写体になりそうなハスの花に目星をつけてシャッターを押す。ものが大きいのと船の動き以外は相手(花)は動かないので,400mmでもけっこうピントが合う。時々ダイサギがこっちの方に飛んできたり,ハスの葉の上に乗って小魚を採っているのを見ながら,時間を過ごす。カワセミが船首を横切ったりするが,これはちょっと撮影できない。時間的には15分から20分くらいのハス船だが,けっこう楽しめるものだ。
内沼から2工区に戻ると,オオジシギが畦にいて写真を撮る間もなく,ゲッゲッと鳴きながら飛んでいく(たぶんオオジシギ)。ケリが4羽ほどいた。3工区の稲を植えていない広い区画に,サギ類とケリ成鳥幼鳥合わせて12羽がいた。キジ♀,そして例によってすぐ近くから逃げていくオオジシギらしき鳥が1羽。アオサギはよく見ると成鳥と若鳥がいた。
その後蕪栗に行き,前回見た同じ場所でケリの群れを見て,実家へ行った。
【写真】
  
■内沼のハス。ハス祭りの船上から。
  
■小雨の中,水路の向こうから飛んできたダイサギ/内沼の南西方向の岸近くのダイサギ
  
■ピンクが濃いハスの花。水深の違いや底泥の土質の違いによってハスの成長が違うと言うことだった。/ダイサギ
  
■ダイサギと残マガン
  
■残マガン。ハクチョウたちと一緒に草原にいた。人慣れしていて,近寄っても一向に意に介しない風情だった/何か餌になるものを見つけたのか,トビが水面に降りていった。
  
■アオサギの若鳥と成鳥/ケリ成鳥と幼鳥


※「ハス」と入力してブログ内で検索すると過去の記事が出ます。

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2010年8月8日(日)石巻雲雀地区

2010年08月12日 | 石巻雲雀地区
■2010/8/8(日)10:52-13:59【天気】晴れ
【場所】石巻雲雀地区
【種名】ミサゴ,トビ,コチドリ1,シロチドリ成1幼1,オオメダイチドリ夏羽30+,ムナグロ夏羽4,ダイゼン夏羽1,ヨーロッパトウネン夏羽1,トウネン夏羽20+,オバシギ夏羽1幼羽1,ミユビシギ夏羽3(ペア1,他1),キリアイ幼羽1,キアシシギ夏羽1,オオセグロカモメ,ウミネコ,ハクセキレイ,ヒバリ,スズメ,ハシボソガラス(8科19種)
【メモ】先週に続いて2回目の石巻。浚渫の土砂でほとんどが埋められたが,東側の干潟は若干の面積が生きている。また南側の盛り土の下あたりにも,かなり狭いが雨が降れば水たまりができて,そこでも採餌できる。北側は以前沼だったところの周囲を浚渫の土砂で囲ったために,新たに沼ができ,そこの水を排出する流れが2カ所ほど干潟に注いで,小さなせせらぎのようになっている。そこもヨロネンをはじめ,シギたちのお気に入りの場所となっている。ただ,以前のように南側から順光で観察できる場所がほとんどなくなり,ヒメハマシギがいたトウネン島やコモンシギがいた草地や採餌していた斜面はなくなってしまっている。
先週とシギチで異なるところは,ミユビシギが3羽に増えていたこと,オバシギの夏羽と幼羽がいたこと。オオメダイの幼羽がいたこと。ダイゼン,ムナグロが増えていたこと。そして,何かあといないかと,聞いてみると,ヨロネンの夏羽がいるよ,と教えられ,大感謝。確かに奥のせせらぎわきの草地に近いところにヨロネンがいるのをスコープで見せてもらった。「おお,喉が白い」(トウネンにも同様なのがいるが)。朝はトウネンと一緒に採餌していたとのことだったが,今は,お気に入りの場所でしばらく採餌中。全然こちらに来る気配がないが,朝トウネンと来たのなら待つしかない。と1時間も待っていると近くにやってきた。しかし,10mほど向こうの乾いた場所に1羽でいってしまう。どうも見ていると単独行動が多い。潮がだいぶ満ちてきて,干潟もなくなりつつあるが,必ず採餌にこちらにやってくるはずだと待っていると,ほどなくやってきて,どんどん近づいてきた。シギチの写真を撮る時は,行動を予測して,先回りし,離れた場所で無関心を装い,じっとやってくるのを待つのが一番だ。しかし,今回は被写体が小さいし,距離が以前のように近くないのでまともな写真は撮れなかった。しかも進行方向から体の左側しか主に撮影できなかった。しかし,ヨロネンの特徴はよく観察できた。感謝!
オオメダイチドリ幼羽だが,鳥の海や蒲生だとチゴガニなど食べているのをよく見かけるが,ここは泥の中から餌を探している。どのシギチもそうだが,かなり歩きにくそうだ。南側の小さな水たまりでキリアイやトウネンとしばらく採餌していたがそのうち,1羽ですたすた乾いた浚渫土砂の上を歩いて,50mほど離れた別の水たまりに行った。どうも単独行動が好きなようだ。ヨロネン同様,同じ種類がいないせいだろうか。そのうち,他のシギチもやってきたのだが。
【写真】
  
■ヨーロッパトウネン夏羽
  
■ヨーロッパトウネン夏羽
  
■ヨーロッパトウネン夏羽
  
■オオメダイチドリ幼羽
  
■体重が軽いシギチにとっても,干潟はかなりぬかるんでいた。渡るべきか飛ぶべきかそれが問題・・・ということで飛んだオオメダイチドリ。
  
■泥地での採餌はキリアイにとっては少し苦手なようだ。先端が下に曲がった嘴を顔を斜めにして横から泥の中に差し込んで採餌していた。
  
■トウネンも夏羽がまだ優勢な個体もいれば,肩羽から冬羽が夏羽を覆うように生えてきている個体も多かった。


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2010年8月8日(日)石巻雲雀地区 写真Part2

2010年08月12日 | 石巻雲雀地区
■2010/8/8(日)
【場所】石巻雲雀地区
【写真】Part2
  
■ダイゼン成鳥夏羽(♀?)/オバシギ幼羽
  
■トウネン夏羽/ムナグロ夏羽/ムナグロ夏羽とオバシギ夏羽
  
■オバシギ幼羽,嘴の細かいギザギザが見える/トウネン夏羽
  
■採餌するダイゼン夏羽/トウネン夏羽とヨロネン夏羽
  
■メダイチドリ夏羽から冬羽/トウネン夏羽,夏羽から冬羽/シロチドリ幼羽
  
■キリアイ幼羽・トウネン夏羽/オオメダイチドリ幼羽,トウネン夏羽/キリアイ,トウネン,オオメダイチドリ混群


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2010年8月1日(日)石巻雲雀地区

2010年08月10日 | 石巻雲雀地区
■2010/8/1(日)10:42-12:21【天気】曇り時々晴れ
【場所】石巻雲雀地区
【種名】ミサゴ,トビ,コチドリ1,シロチドリ成1幼1,メダイチドリ夏羽35+,トウネン10+,ミユビシギ夏羽2,キアシシギ1,ハクセキレイ,オオセグロカモメ,ウミネコ,ヒバリ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(8科15種)
【メモ】久しぶりに石巻に来た。8月に入り,シギチの成鳥夏羽後期(夏羽がかなり擦れて,さらに冬羽が少しずつ生えてくるころ)が見られる頃となった。お盆を過ぎると幼羽がどんどんやってきて成鳥はあまり見られなくなるので,今がチャンスだ。広い餌場を巡り,メダイ同士が闘争していたり,強いメダイがシロチを追ったり,なかなかおもしろかったが種類は今ひとつだった。
【写真】
  
■浚渫作業の鉄塔下を飛ぶミサゴ/ミユビシギ夏羽後期。鳥の海の堤防上でハマシギやオオソリなんかと一緒にいるとあまり大きくは見えないが,ここではけっこう中型くらいに見える。
  
■右足に足輪をしたメダイチドリ夏羽後期
  
■干潟の餌場を巡ってのメダイチドリの対立の連続写真。トウネンもかなり狭いエリアで強いトウネンが餌場にやってきた他のトウネンを追い払う場面をよく見かける。
  
■最初に仕掛けたのは額の黒線がはっきりしている方。飛び上がって威嚇し,睨み合って,また飛び上がって威嚇の繰り返し。
  
■写真2枚目。一方もやられっぱなしではなく挑んでいく。それに対し,飛んで威嚇する。
  
■2枚目でまた睨み合い。そしてまた攻撃。
  
■今度は攻守交代。黒ラインなしのメダイチドリが攻撃に出る。ここで黒ライン側は,屈辱のスリップダウン。上からの攻撃にバランスを崩し,泥に足を取られて泥に埋まる。
  
■泥にまみれ,怒り心頭か,すぐに立ち上がって相手を攻撃。相手はちょっと及び腰。あるいはダウンを取って余裕か。
  
■形勢逆転。威嚇する黒ラインメダイに,背中を見せて逃げる。
  
■争いをやめて,互いに目をそらす。どっちが結局勝ったのか。広い餌場には他のメダイもいなくなっていた。/トウネン


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2010年8月1日(日)蕪栗沼周辺田圃

2010年08月01日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2010/8/1(日)14:30-15:30【天気】曇り
【場所】蕪栗沼周辺田圃
【種名】ゴイサギ,ササゴイ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,トビ,キジ,ケリ11,カワセミ,ヒバリ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,セッカ,ホオアカ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(15科22種)
【メモ】午前中は石巻でシギチを見て,午後は実家に行くついでにケリの様子を見に蕪栗沼周辺田圃を回った。草地の休耕田とその脇に水が張った休耕田があり,そこにケリの成鳥と幼鳥(と言っても若鳥の段階)が計11羽いて羽を休めていた。水辺のケリは,盛んに垂直に飛び上がって水しぶきを上げていた。その後,東側の繁殖地を回ったが1羽も見ることはできなかった。ホオアカがあちこちで鳴く蕪栗沼はちょっとだけ見て,西側と北側のケリの繁殖地は時間の関係で行かなかった。用水池ではアオサギ,ゴイサギ,ササゴイ,カワセミがいた。ササゴイはゴイサギと比べるとかなり小さいし,カワセミは当たり前だがもっと小粒だ。3m四方くらいのところに4種一緒に止まっていた。今年もケリは繁殖に成功したようで,めでたいことである。ただ,全部で11羽ということだとけっしてめでたい話ではないが。
【写真】
  
■虹彩が赤いのが成鳥,黒っぽいのが幼鳥
  
■飛び上がっている個体は成鳥。その奥の個体は幼鳥。畦に並んでいる3羽は虹彩が赤く成鳥だが,真ん中の個体は黒いベルトが不明瞭。
   
■ケリ成鳥の飛翔/キジ/水路に並ぶカルガモ

※フィールドノートの蕪栗沼・白鳥地区で見ると,ケリ関係の記事が時系列で表示されます。


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