私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2003年3月23日(日)岩井崎

2003年03月23日 | 南三陸漁港
■2003/3/23(日)11:00-13:00【天気】晴れ
【場所】岩井崎,御伊勢浜,大谷漁港
【種名】コクガン18,ワシカモメ成鳥
【備考】岩井崎の潮干狩り会場にコクガンを見に行った。たまたまNHKの夕方のニュースを見ていたら,潮干狩りに興じる親子のバックに陽炎に揺らめいてコクガンの群れが映っていた。もうすぐ4月になるのにまだいるのかと思い,また潮干狩り会場にいるというのは何ともすごいというか,すばらしいというかそういう感じがした。11:00に着いて、そこへ行ってみると,ニュースの通り,赤,黄色,白,黒といったカラフルな上着でたくさんの家族が潮干狩りをやっている。その傍らで人を全く気にせず,海草を食べながら泳いでいる黒白パターンの鳥の群れがいた。コクガンだ。最初防潮堤の上から数えたら18羽いて、カメラを取りに戻ったら8羽と10羽の群れに分かれ、そのうち10羽がアサリ採りをしている家族の方へやってきた。ちっちゃい赤のコートを着た子どもが「おとうさんアサリ5つ採った!」と話しているすぐそばをコクガンが泳いでいるのだ。思わず唖然としてしまった。これが身近な自然でなくて何だろう!こんなに身近に-何しろしゃがむとコクガンの喫水と同じ高さになるのだ-見たのは初めてだ。写真も当然,かなり低い位置から撮影している。1時間ほど見てから別の浜に移動したら、今度はワシカモメがやはり海草を採っている人のすぐそばでくるくる回りながら海草を食べていた。それから近くの海草だらけの岩場でゆっくり羽を休めていた。

【写真】
  
  
■コクガンの群れ


Copyright(C)2005 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.