私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2021年9月22日(水)石巻雲雀野埋立地

2021年09月22日 | 石巻雲雀地区

■2021年9月22日(水)10:25-13:02【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500mm
【場所】石巻雲雀野埋立地
【種名】カルガモ,コガモ,カワウ,ムナグロS-W1・幼羽-W1,幼羽27,ハジロコチドリ幼羽1,コチドリ幼羽2,チュウシャクシギ幼羽2,アカアシシギ幼羽1,コアオアシシギ幼羽2,アオアシシギ幼羽1,キアシシギ幼羽1,トウネン幼羽5,アカエリヒレアシシギS-W1,ウミネコ,オオセグロカモメ,ミサゴ3,トビ,ノスリ1,ハシボソガラス,ヒバリ,ノビタキ♀1,イソヒヨドリ幼羽1,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ幼鳥,ホオジロ幼鳥(14科26種)
【メモ】まだ,シギチはいるのかと石巻に行ったら,やっぱりまだいた。最初に海側西池に行くと,アカアシシギが飛んできた。トウネンも1,2羽とやってきて,結局5羽になった。他にはいなかったので,海側東池に行くと,コアオアシシギ2羽が採餌していた。常連のアカエリがいない。いなくなったのかと思いきや,あとで登場。池の東端のミニ干潟に行くと,コチドリがいたので,一応撮影しておくかと思い撮影したら,これはあとで見て分かったがハジロコチドリ幼鳥だった。
 このフィールドの昔からの常連でヨロネンは今年は多いな,ジミネン(オジロトウネンのこと,地味で控えめでなかなか見つからないので)も,オオメダイも見たし,あとはアメウズとハジコチか(ちなみにウズラシギとセイタカシギはいたのに見逃している。),と思いながら,歩いていたが,まさか最初に撮影したコチドリがハジロとは思わなかった。先入観があると見え方が違ってしまう。それから,運動のために土手を上って埋め立てが終わって水のなくなったひび割れた元池を見ると,見慣れた風景でムナグロの群れがほぼ一列に並んで採餌していた。こうなるとカウントはしやすい。中にS-Wの個体1羽と冬羽に移行中の幼羽1羽,その他は幼羽で27羽がいた。そのうち群れが飛びだって,一周して海側西池の方に飛んでいった。中央の東側池の前でチュウシャクシギが2羽,埋め立てが進み,餌がないのか秋はシギチがほとんど寄りつかない池にはコガモがいたくらいだった。そこから下って道の両側の小さい池を見たが,今日は何もいなかった。そこから戻り,中央西池で泳いでいるコアオアシシギを見て,車に戻り,帰宅することにした。帰りにミサゴ2羽がいたところに行ってみると,1羽になっていた。見たところ3羽とも成鳥だった(幼鳥は羽縁が白い)。そこで,10分ほど車を走らせ,S氏に電話するとハジコチがいるという話で,戻り,ハジコチをきちんと観察して撮影したというわけ。感謝!
【写真】
  
魚が跳ねてびっくりのアカアシシギ/あったかい黒い土嚢でくつろぐトウネン/コアオアシシギ
  
コチドリだが,いつも一応全個体撮影ということで撮影して後で見たらハジコチ幼羽だったというわけ/すごいトウネンだった/例年の風景
  
カウントしたら全部で29羽。
  
飛翔するムナグロの群れ。全部で29羽。蒲生でも例年こうした群れが砂浜で休息し,干潟で採餌するのが見られる。
  
嘴が長いように見えるがチュウシャクシギが2羽いた/ミサゴ
  
こっちにもミサゴがいる。計3羽。/コアオアシシギが泳いでは飛び,また泳いでいた。/ハジコチとコチドリ
  
これはコチドリ/毎回見る風景だが撮影した。/トウネン
  
ハジコチとトウネン/飛翔するハジコチとトウネン/ハジロの部分がまだ面積が少ない
  
ハジロコチドリ幼羽        トウネン
 
最後は再びコアオアシシギ2羽。先ほど泳いでいた2羽。ここで観察終了。


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2021年9月19日(日)大沼・赤沼

2021年09月19日 | 大沼・赤沼

■2021年9月19日(日)11:53-12:22【天気】晴れ(台風一過)【機材】EOSR5+RF100-500mm
【場所】大沼・赤沼,周辺田圃
【種名】マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ親2・子3、成鳥2、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、バン、オオバン、ジシギSP1、トウネン幼羽6、ヨーロッパトウネン幼羽1、ミサゴ、トビ、ハシボソガラス、ヒバリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(13科25種)
【メモ】近場の大沼・赤沼に行ってみた。水がだいぶ抜けていてもう少し抜けると、1日か2日、晴れていれば水草の緑と水面の青空のコントラストで、とてもきれいな風景になる。赤沼近くの田んぼでチュウサギとダイサギが採餌していてドジョウを食べていた。沼にはカモが一通りいるが、ヒドリガモはまだ見えなかった。赤沼の水路に、ここで繁殖したカンムリカイツブリの親子が日向ぼっこという感じでくつろいでいた。いつもの幼鳥1羽が親にくっついて、もう2羽は親から追い立てられるということはなかった。大沼に行くとトウネンらしいシギが7羽ほどいて、その中の1羽がヨロネンらしかったが、双眼鏡でははっきりせず、写真を撮りまくった。6羽がほぼ団体行動をしていたのに対し、1羽だけ、こっちの方に採餌しながら歩いてきたので、これは違う種かなと思ったわけ。田んぼは一通り回ったが、ノビタキは見つけられず、ジシギが1羽かなり遠くを飛んで行ったが、無視した(笑い)。
【写真】
  
ドジョウを捕まえたチュウサギ/赤沼の様子/バンの若鳥
  
カンムリカイツブリ
  
奥のシギはトウネンだが、羽衣が変だった。水浴びをして後で整えていたようだった。
  
トウネン/ヨーロッパトウネンと群れ全体。7羽いる。
  
ヨーロッパトウネン
  
ヨーロッパトウネン/トウネン/ヨーロッパトウネン


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2021年9月17日(金)石巻雲雀野埋め立て地

2021年09月17日 | 石巻雲雀地区

■2021年9月17日(金)10:07-11:22【天気】曇り【機材】EOSR5+RF100-500mm
【場所】石巻雲雀野埋め立て地
【種名】カルガモ,コガモ,カワウ,バン幼鳥1,コチドリ夏羽1・幼羽3,タシギ2,アカアシシギ幼羽1,コアオアシシギ幼羽2,アオアシシギ幼羽2,タカブシギ幼羽2,キアシシギ幼羽2・夏羽1,トウネン幼羽17,ハマシギ幼羽1,エリマキシギ♂幼羽1,アカエリヒレアシシギ夏から冬1,ウミネコ,オオセグロカモメ,ミサゴ3,トビ,ノスリ6,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ホオジロ(13科27種) +キツネ1頭
【メモ】今年は1年間仕事をせず,毎日鳥見ということで,秋の石巻にシギチが「0です」(もう古いが)になるまで,通うことにした。今日は,誰も来ておらず,帰りにHH氏に会って,しばらく話をしていた。さて,最初に東の池を見ると,コガモとキアシシギ,それにコアオアシシギが2羽いた。西の池はエリマキシギや,すぐ出ては逃げるタシギやトウネン,アカアシシギやアオアシシギも飛んでいる(写真判定)。ということで,もうすぐ9月も下旬になるのに,まだまだいる。トウネンは東+西それから土手を上がって,東,西,その下の小池,さらに,ミサゴが水浴びをしている北側の大きな池にもいた。キツネは土手を上がって,今年はほとんどシギチのいない東の池の干上がったところにいて,こっちを見ていた。それから,目の前のハクセキレイに眼をつけられていた(笑い)。
【写真】
  
見えにくいがコガモ18,キアシシギ1,コアオアシシギ2,アカエリヒレアシシギ1がいる。/コアオアシシギ・ハマシギ・キアシシギ全部幼羽
  
キアシシギとエリマキシギ♂/採餌するエリマキシギ/エリマキシギとハマシギ。キアシとハマシギとの大きさの比較から,エリマキシギは♂。
  
キツネ      ハクセキレイとにらめっこ トウネン幼羽


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2021年9月17日(金)吉田川・鳴瀬川合流点付近

2021年09月17日 | 奥松島・野蒜

■2021年9月17日(金)12:23:27~12:23:35(8秒間)【天気】晴り【機材】EOSR5+RF100-500mm
【場所】吉田川・鳴瀬川合流点付近
【種名】ミサゴ成鳥♀(1科1種)
【メモ】石巻の帰り、鳴瀬川河口に寄ってみたが、まったく何もいなかった。その帰り、吉田川と鳴瀬川の合流地点でふと川の方を見ると、ミサゴがいた。予想にたがわず、ホバリングを始め、ダイビングした。大きなボラお腹部と喉のあたりを掴んで浮上したが、飛び上がる途中で、腹部の方の右足を離してしまい、水中に体が沈み、それでも何とか引き上げようとしたが、水中ではボラの方が強いようで、引き込まれて危うく溺れそうになるところを何とか浮上したもの。ちょっと魚が大きかったのと、ホールドがうまくいかなかったのが敗因か。水面から飛び立って、ちょっと行ったところで、体をブルブルさせて、水気を取り、もうあきらめたかと思ったら、また、やってきたが、その後のお付き合い(撮影)はしないで、帰宅した。
【写真】
  
ホバリングから狙いを定めてダイビング。
  
大きなボラを掴んで浮上した。
  
しかし、右足が外れてしまう。
  
危うく溺れそうになったが、魚を離して浮上。


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2021年9月9日(金)蒲生干潟

2021年09月09日 | 蒲生海岸

■2021年9月9日(金)12:00-12:44【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500mm
【場所】蒲生干潟、七北田川河口、養魚池
【種名】カイツブリ、カルガモ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオアシシギ幼羽1、キアシシギ幼羽4、オバシギ幼羽1、トウネン幼羽3、(エリマキシギ幼羽1)、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ(8科17種)
【メモ】石巻にセイタカシギを見に行ったが空振りで、ヨロネン3羽目を見たが、早く帰ってきたので蒲生に寄って見た。またしても、オオソリ・チュウシャクの姿はなく、今年の秋の渡りはどうなっているのか、心配だ。鳥の海もまったくいない。蒲生ではあまり見ないが、今年はソリハシシギが石巻、鳥の海で多く観察され、おそらく長逗留している。大型カモメ類は9月下旬から入ってくるので楽しみだ。2019年の10月6日に初めてタイミルセグロカモメの夏羽を見ることができた。大型カモメもたくさんいると稀なのが中に入っているので面白い。ちなみにタイミルセグロカモメの第1回冬羽はオオセグロカモメやセグロカモメと全然違うので、いればすぐわかる。秋から冬はいよいよガンとカモメのシーズンだ。
【写真】
  
ずっと昔の橋桁  キアシシギ幼鳥。白い部分は1枚1枚の羽毛の一部
  
ウミネコ、オオセグロカモメ、セグロカモメ1羽/一瞬ヨロネン?よく見るとトウネン
  
同じ個体     オバシギ幼羽  トウネン幼羽。図鑑通り体がほとんど平行
  
アオアシシギ幼羽 ダイサギとコサギが採餌。よく見る風景。ミユビシギがいない。


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2021年8月28日(土)・9月6日(月)蕪栗沼・白鳥地区

2021年09月06日 | 蕪栗沼・白鳥地区

■2021年8月28日(土)・9月6日(月)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500mm
【場所】蕪栗沼・白鳥地区、周辺田んぼ
【種名】ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、バン、オオバン、コアオアシシギ幼羽8、タカブシギ幼羽2、トウネン幼羽14、トビ、ノスリ、モズ、オナガ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒバリ、ツバメ、ショウドウツバメ、ウグイス、セッカ、ムクドリ、コサメビタキ、スズメ、カワラヒワ、ホオアカ(17科33種)
【メモ】蕪栗沼にシギチの飛来状況を見に行った。8月28日は、トウネン幼羽14にタカブシギ幼羽2が沼の干潟部分で採餌していた。9月6日はトウネンやタカブシギの姿はなく、コアオアシシギ幼羽8羽が干潟ではなく、主に奥のアシの前の浅い場所と干潟近くコガモがたくさんいる場所を集団で行ったり来たりしながら、採餌していた。渡りの途中のコサメビタキは、9月6日に1羽白鳥地区。枝のてっぺんにいたところをツバメがちょっかいをかけて、逃げてしまった。ホオアカはお気に入りの場所で囀っていた。妙に毛羽立っていると思ったら、足環が付いていたので、ここで標識されたようだ。9月6日にもまだ囀っていた。とにかく、今年はどこへ行ってもシギチが少ない!ようだ。
【写真】
<8/28>
  
ホオアカ♂夏羽 標識個体     トウネン14・タカブシギ2幼羽の群れ  
  
タカブの1羽は泥のためか茶色になっていた。/夏草が茂る。/帰りは違う場所で鳴いていた。
  
オナガ      コサメビタキ  カワラヒワ幼鳥
<9/7>
  
カルガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ
  
コアオアシシギ幼羽8羽の群れ


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2021年9月5日(日)鳥の海

2021年09月05日 | 鳥の海

■2021年9月5日(日)12:13-13:22【天気】曇り【機材】EOSR5+RF100-500mm
【場所】鳥の海(干潟、海岸)、周辺田んぼ
【種名】カルガモ、オナガガモ3、スズガモ2、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、シロチドリ夏から冬羽2・ヒナから幼羽3,メダイチドリ夏羽から冬羽♂1、オオメダイチドリ幼羽1、ダイシャクシギ幼羽1、ソリハシシギ夏羽5・幼羽2、トウネン幼羽1、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒバリ(10科22種)
【メモ】午前中八木山で所用を済ませ、ここまできて、このまま帰宅するのも・・・と思い、三神峯公園にトケンが来る頃だという話を聞いたのを思い出し、公園に行ったが、日曜日の昼前ということもあり、ヒヨドリ以外は人が多すぎという感じだった。さらにここまで来て空港西側休耕田に行かない手はないと思い、山を下りて、長町からバイパス経由で、休耕田に行ったがジシギ1羽が飛んだくらいで何もいなかった。ここまで来て帰るわけにもいかないので、鳥の海に東部道路経由で行き、黄色い家の前の干潟を見るとトウネンとソリハシシギの群れはいたが、肝心のオオソリなどの姿は見えず、もう、今シーズンはオオソリは蒲生で2羽(+チュウシャク1)見た以外は終わりかと落胆していると、ダイシャクシギの幼羽がいると教えられ、とりあえず干潟を歩いてみたが、1羽のシギチもいなかった。ならば、海岸のミユビシギかと思い、防波堤を歩いて行くと、遠く1羽海上を飛んでいるのが見え、ミユビシギだとはわかったが、波打ち際には1羽もいない。ついにがっかりして、とぼとぼ歩いて行くと、砂浜の方から声がした。シロチかなと思い、仕方なく双眼鏡で見ると、太ったオオメダイの横にかわいいシロチの幼羽がおり、よく見るとメダイやシロチの成鳥、幼鳥もいた。オオメダイは、石巻でたまたま飛んできた1羽を見て以来、2個体目で、同一個体かもしれない。ちょっと気をよくして潮が満ちてきた干潟を見ると、オナガガモ3羽がいた。黄色い家の前の干潟に行くとダイシャクシギの幼羽と、最初のトウネンとソリハシシギの群れ、それにオオセグロカモメの幼羽がいた。
 オオソリを見たくて行ったのだが、結局、この時期いるはずのチュウシャクやオオソリの群れはおらず、しかも1羽もいないという異常事態の秋の渡りとなった。この後、オオソリ、チュウシャクの群れは見られるのだろうか、見ることができないなら、大学野鳥の会で鳥を見始めた昭和51年から、初めてのこととなる。
【写真】
  
ミユビシギ幼羽       ノスリとハシブトガラス
  
まるで親子のようなオオメダイ幼羽とシロチ幼羽(というかヒナから幼羽)
  
オオメダイとシロチ オオメダイとメダイ メダイとシロチ
  
メダイチドリ♂  メダイとオオセグロカモメ オオセグロカモメの成鳥夏羽だが、尾羽を含めほとんど擦り切れているが、初列風切の内側は、フレッシュな感じに見える。
  
ハマニガナ。茎は苦いです。 ダイシャクシギ幼羽
  
チゴガニを捕まえてくわえて、
  
飲み込むまで、0.02秒だった。8コマ撮影。
  
トウネンとソリハシシギの群れ オオセグロカモメ幼羽 トウネン幼羽とソリハシシギ夏羽
  
夏羽と幼羽    幼羽      ダイシャクシギとオオセグロカモメ


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