私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

2018年、2022年と見に行き、2023年は巣が崩れてしまったらしく、今年は隣の岩で抱卵中だった。

2018年5月29日(火)広瀬川経ヶ峰

2018年05月29日 | 青葉山・広瀬川
■2018/5/29(火)13:15-14:35【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】500Ⅱ
【場所】経ヶ峰
【種名】ハヤブサ成鳥♂♀,幼鳥3(1科1種)他にカワアイサ♀,ガビチョウ,カワウなど
【メモ】今シーズンは4回ほど行ったが,きちんと観察・撮影したのは今回が唯一で,幼鳥の羽数確認が目的だった。最終的に巣立ちとその後は見ていない。例年だと巣立ちまで約1週間くらいなので,♂♀親とも餌はやらず,巣立ちのしかたを幼鳥たちに教えている感じだった。♀は大きさがハシボソガラスくらいあって止まっている♂♀を比較するとかなり,堂々としている。また,飛翔時は頭から胸がつながっている感じで,正三角形に見えるが,♂は首があるかないかくらいで,やや細く見える。巣に入る時も場所が違い,大きさの関係からか,♀は向かって左から,♂は右から入り,飛び出すときも同じだ。ただし,まだヒナの頃は左側で♂が持ってきた獲物を受け取って,かみ砕いて分け与えていることが多い。
ちなみに以前巣の向かって左側にあったスズメバチの巣はかなり前に落ちてしまって,今は右側にある。幼鳥が巣立ちの練習で使っていた両サイドの棚(渡り廊下みたいな感じの)はだいぶ崩れてしまっている。
幼鳥の記録はとりあえず,2005年から震災の年も含めて現在まで取ってある。震災の年の崖に佇む不安げな♀の姿が今でも印象に残っている。
【写真】
  
■♂♀の比較。かなり大きさも印象も違う。2枚目は途中カットしてくっつけたもの/♀の飛翔
  
■♀/幼鳥たち。成長は1羽が先行していたが残りの2羽も追いついてきている。
  
■巣穴に向かう♀。かなり堂々としている。/大きく口を開けて餌を待つ幼鳥。/向かって左の広い開口部にランディングして,そこから飛び出していった。これを何度も繰り返す。餌を与えられない幼鳥は,巣の中のちょっと赤く肉がかろうじてついている骨をつついたりしている。
  
■♀の飛翔/大きく巣穴の入口で羽ばたき,垂直に下りる♂。/おとうさん,餌は~!と必死の子どもたち。
  
■しかし,餌はなく巣穴から飛び降りる♂を「餌くれ」「すごい」と思っているか思わないかは分からないが見ている幼鳥。どちらかと言うと餌くれだろう。
  
■巣穴全景/カワアイサ/カワウ


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2018年5月22日(火)金華山沖

2018年05月22日 | 金華山沖・仙台湾
■2018/5/22(火)6:10-8:15【天気】晴れ 【レンズ】100-400Ⅱ
【場所】鮎川港~金華山沖(GPS波浪計付近)
【種名】オオハム,コアホウドリ1,クロアシアホウドリ2,オオミズナギドリ10+,ハイイロミズナギドリ3+,ヒメウ,ウミウ,ウミネコ,オオセグロカモメ(5科9種)
【メモ】金華山沖に魚がいないので海鳥もいないという日だった。この時期にここまで海鳥がいない日も初めてだった。かろうじて,アホウドリ2種がでたが,個体数も種類数も少なく,ウミネコの数さえ少なかった。ウミスズメとウトウがいないのだから,魚もいないということだろう。6月にもう一度海の条件(波高,風速,風向)がよければ行くつもりだ。
【写真】
  
■オオハム/コアホウドリ/GPS波浪計とウミネコ
  
■さんふらわあと金華山/オオミズナギドリ/クロアシアホウドリ
  
  
■クロアシアホウドリ/ハイイロミズナギドリ


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2018年5月22日(火)蒲生干潟

2018年05月22日 | 蒲生海岸
■2018/5/22(火)10:29-11:07【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】蒲生干潟
【種名】ササゴイ1,メダイチドリ3,チュウシャクシギ1,キアシシギ18,トウネン11,サルハマシギ夏羽1,オオセグロカモメ成鳥1,ミサゴ1(5科8種)
【メモ】金華山沖の海鳥の出が同時期にしてはほとんどいないに等しかったので,帰りに蒲生に立ち寄った。シギチの数は激減しており,奥の干潟で,キアシシギ1羽の近くで採餌していたシギを遠くから発見し,近くに来たらサルハマシギだった。水深の比較的深いところで採餌していたが,そのうち泳いで,津波の時に取り残された金属片の上に乗った。わざわざ近くのお立ち台に立ってくれたが,足先が隠れる状態だったので,トリミングして掲載した。順光の晴れた日に見たので,とてもきれいだった。その後河口に行ってササゴイが小魚を捕るのをじっと座って待っていると,まさに小魚だったが2回ほど捕ってくれた。それから時間なので戻ると,やたら背筋を伸ばして速く走るトウネンがいて,ヨロネン?と思い,たくさん写真を撮りまくったが,結局,喉も赤く,夏羽になりきれていないトウネンだった。ちなみに,左の肩羽が油爆した感じで損傷していた。
【写真】
  
  
■サルハマシギ夏羽とトウネンのまだ完全でない夏羽
  
■ササゴイ
  
■ヨロネンと間違えてたくさん撮影したトウネン


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2018年5月17日(木)蒲生干潟

2018年05月17日 | 蒲生海岸
■2018/5/17(木)17:12-18:15【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】蒲生海岸
【種名】カワウ,ダイゼン1,メダイチドリ8,オオソリハシシギ1,チュウシャクシギ1,キアシシギ48+,トウネン84+,サルハマシギ1,ハマシギ113+,オオヨシキリ(4科10種)
【メモ】天気がよかったので,仕事帰りにサルハマシギを見に蒲生に行った。干潟に下りたときには既に5時を過ぎていたが,十分観察できる明るさで,しかも,目の前に最近鳥の海でも見たことがないくらいの数のハマシギ,トウネン,キアシシギがいた。総数は300を越えていたと思う。最近の蒲生干潟は,干潟が干上がる状態が続いていただけにうれしい限りだった。トウネンを1羽1羽観察したあと,サルハマを探したが見つからなかった。いったん,導流堤の方に歩いてオオソリとチュウシャクシギが2羽で採餌しているのを見たり,キアシシギの小群を見たりして,奥の干潟の方に戻る途中,メダイとトウネンの群れが飛んできた。続いて,ハマシギの群れが飛んできた。飛んできた群れはカウントのために必ず撮影しているが,後で写真を見たら,ハマシギの群れの中に腰が白い個体がいた。よく見れば確かにサルハマシギだった。実物は確認できなかったが,確かにいたという証拠にはなった。
【写真】
  
■肩羽は夏羽に近いが,雨覆いや三列風切りはまだ夏羽になっていない。/この個体はさらに夏羽になっていない/これはかなり夏羽
  
■2枚目までの個体はかなり夏羽/トウネンとハマシギの飛翔
  
■キアシシギ夏羽
  
■一緒に行動していたチュウシャクシギとオオソリハシシギ成鳥夏羽♀
  
  
■ハマシギとキアシシギ
  
■サルハマシギを探してみましょう。キアシシギもいます。
  
■ミサゴ/オオヨシキリ/アカテガニ


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2018年5月16日(水)鳥の海

2018年05月16日 | 鳥の海
■2018/5/16(水)15:25-17:30【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】カルガモ,チュウダイサギ,ダイゼン,オオソリハシシギ,チュウシャクシギ,ホウロクシギ1,キアシシギ,キョウジョシギ,ウミネコ,コアジサシ2(5科10種)
【メモ】午後から閑をもらって(というか前日仕事が11時頃までかかったので),鳥の海にやってきた。しかし,満潮の時間が迫っていて,あまりゆっくりも見られなかったが,潮が満ちて,止まるところがなく右往左往しているシギチの群れを見るのもまたおもしろかった。トウネンやメダイ,ハマシギの姿はなく,きっと蒲生へ行っているかもしれないと思った。砂浜から戻る途中,コアジサシが2羽干潟の方に海から飛んでいった。防波堤に止まるシギチの群れが壮観だった。これで,とりあえず春の渡りの鳥の海のシギチ観察は終わりとした。
【写真】
  
■オオソリ,ホウロク,チュウシャクシギだが,キアシとキョウジョ♀もいた。
  
■キアシとキョウジョシギがいる/ハマエンドウとコウボウムギ
  
■ダイゼン冬から夏羽/潮が満ち,シギたちはテトラポッドなどに止まっている。大半は水路の防波堤に移動している。
  
■時間が過ぎて,温度が下がり,空気が少しクリアになったので,同じ場所で撮影したが,ピントが合うようになってきた。ヘリが近くを飛んで,みんな逃げて行ってしまった。もう少しじっくり見たかったが。
  
■ハマボウフウ/ハマニンニク/???
  
■夕暮れ時,干潟の周辺の畑や牧草地で採餌するチュウシャクシギ/ウミネコ成鳥/防波堤で休むシギチ。ホウロクシギもいる。


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2018年5月5日(土)鳥の海

2018年05月05日 | 鳥の海
■2018/5/5(土)8:55-10:25【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】ヨシガモ3ペア+,ヒドリガモ,カルガモ,コガモ,スズガモ,キジバト,カワウ,チュウダイサギ,コサギ,ダイゼン4,メダイチドリ6,オオソリハシシギ13(コシジロらしき個体1含む),チュウシャクシギ35+,ホウロクシギ1,キアシシギ6,イソシギ1,ウミネコ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,カワセミ,モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ツバメ,ヒヨドリ,オオヨシキリ,セッカ,ムクドリ,スズメ,ハクセキレイ,ホオアカ(20科33種)
【メモ】5月1日から5日になって,シギチの種類と個体数に変化が出るはずと思って出かけた。ヨシガモがまだ残っていて,シギチで言えばキアシシギがやっと見られるようになった。オオソリを見ているのはコシジロを探しているからで,今回,それらしきのが1羽いたが,近くで撮影していないので何とも言えない。白い部分の出方は,一緒にいるチュウシャクシギの背から腰のパターンと同じなので,他の12羽のオオソリハシシギのパターンとは違うので間違いはないと思う。今日の鳥は何といってもヒヨドリの渡りだった。4月頃からたびたび見るが,今日のヒヨドリは見事だった。いつもはたいてい,南から北へ渡っていくが,今日は干潟を東から西に向かい,途中で曲がって南西方向に飛び,周回堤防を越えていく姿も見事だった。
【写真】
  
■ヨシガモ,ヒドリガモ,コガモ,カルガモ/チュウシャクシギ/カルガモ,アオアシシギ夏羽,キアシシギ夏羽
  
■チドリ2種シギ3種いる/キアシシギ夏羽/チュウダイサギ
  
■オオソリハシシギ成鳥夏羽♂と♀
  
■ヒヨドリの渡り
  
■オオソリハシシギの群れの中にコシジロらしき個体が1羽


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2018年4月21日(土)鳥の海

2018年05月02日 | 鳥の海
■2018/4/21(土)7:15-9:38【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】キジ,ヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,スズガモ,ホオジロガモ,ウミアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,チュウダイサギ,コサギ,オオバン,ダイゼン冬羽2,コチドリ4,シロチドリ8,メダイチドリ35,オオソリハシシギ♂3♀7,チュウシャクシギ29,ホウロクシギ1,アオアシシギ2,キョウジョシギ♂夏羽1,オバシギ夏羽2,ミユビシギ4,ハマシギ25,ウミネコ,オオセグロカモメ,ウミスズメ,トビ,カワセミ1,モズ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ツバメ,ヒヨドリ,ウグイス,セッカ,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ホオジロ,ホオアカ,アオジ,オオジュリン(25科55種)シギチ総数123 今後増えていくだろう!
【メモ】今日は朝からゆとりをもっていろいろ見たので55亜種・種と50種を突破した。小鳥類ではホオジロ科の3種が元気よく鳴いていたのが印象に残った。潮が満潮から引き始めだったので,最初に閘門から除くとホウロクシギ1羽とチュウシャクシギの群れが堤防下の少し遠くの方にいたが,向こうからオオソリの群れがやって来て,一緒にすぐ近くの干潟におりたので,全羽数種類(ハマシギ,キョウジョシギ,メダイチドリグループを除く)を観察することができた。アオアシシギは写真には1羽しか写っていないが,別の時間帯に2羽いたので2とした。そこでしばらく見ていると,そこから飛び立ち,ぐるぐる干潟を回って,何と自分が見ている堤防のすぐ近くの堤防に次々にランディングした。近すぎたのでちょっと後ずさり,そのまま正面からだと一部しか移らないので,さらに道路端に遠ざかり,撮影したがかかなり壮観だった。一度また全数飛び,ちょっと離れたところにまた止まったので,遠くから撮影して終わり,いったんフラミンゴに頼まれたホッキ飯弁当を買いに行ったが,さすがに8時ではできておらず,注文だけして,海岸の方の干潟に行き,防潮堤からドローンを飛ばして(あとでより大きなエンジン付きの人が乗っているものも飛んでいたが)撮影し,水路を分ける防波堤の上を行くと,水路側にたくさんのハマシギやチュウシャクシギが採餌していた。それから干潟に戻ると,ハマシギ,メダイグループにキョウジョシギが1羽混じった群れが採餌していた。おかげで海岸には行かず(たぶんいないと思い),ここで終了とした。防潮堤の上から海を見たときにはウミスズメやウミアイサの姿がちらほら見えた。帰りにホッキ飯弁当を買って帰った。
【写真】
  
■チュウシャクシギ,オオソリハシシギ,オバシギ,アオアシシギの群れ/コシジロはいない
  
■中央がオバシギ2羽/堤防にランディング/すぐ近くの堤防に集まってきた。
  
■オオソリハシシギの飛翔とランディング
  
■オオソリ夏羽♂のランディング続き/オバシギ夏羽
  
■チュウシャクシギのランディングと群れ
  
■潮が引き始め,オオソリとチュウシャクは蛭島の干潟に移動して採餌/海岸側干潟近くのメダイとハマシギの群れ
  
■キョウジョシギ夏羽♂も群れに混じっていた/飛んですぐ近くの干潟で採餌を始めた。


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2018年4月29日(日)・5月1日(火)田谷地沼他

2018年05月01日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2018/4/29(日)・5月1日(火)【天気】晴れ 【レンズ】16-35Ⅲ,100-400Ⅱ 500Ⅱ
【場所】田谷地沼・原,周辺
【種名】キジ,ヒドリガモ,カルガモ,キンクロハジロ,カイツブリ,キジバト,アオバト2,カワウ,トビ,ノスリ,コゲラ,アオゲラ,サンショウクイ,モズ,カケス,ヤマガラ,シジュウカラ,ヒバリ,ツバメ,ヒヨドリ,ウグイス,センダイムシクイ,ゴジュウカラ,ムクドリ,コムクドリ,クロツグミ,ツグミ,ノビタキ2,キビタキ,オオルリ,スズメ,キセキレイ,アトリ,カワラヒワ,ホオジロ,カシラダカ,ノジコ,アオジ(22科51種)
【メモ】4月は忙しく鳥をあまり見れなかったが,やっと開放され,田谷地沼に日の出を見ながらやって来た。沼に下りる道ですぐにキビタキ,サンショウクイ,クロツグミ,コサメビタキを見て,さい先がいいと思い,サンショウクイは見れるだけ見て,木道を歩き始めた。またキビタキが出て,コサメビタキ,アオゲラがいるが,きちんとは見れない。とりあえず,沼を一周し,北側のキビタキ・オオルリポイントに行くと2種がすぐ近くに出た。オオルリに狙いを定めて撮影したが,ピントがだめでがっかりした。それから上田谷地に行き,ノジコを撮影して,原にノビタキを見に行った。いつもの2カ所目のポイントに2羽メスがいたが,車から降りて撮影しようとしたとき,後ろからバイクがすごい勢いで駆け抜け,ノビタキは芝生畑を向こうの方に飛んで行ってしまった。帰りはいつもの「もんま」に寄っておしゃべりをし,名物のがんづきを買って帰ってきた。5月1日は昼頃行ったので,あまりいなかった。ここから蕪栗沼,蒲生,鳥の海と回った。
【写真】
  
■震災の年から3年間,放射能に悩まされながら加美町と仙台を毎日往復した,その通勤途中にある印象的な風景/加美町の宮崎・小野田地区の四季折々の自然の美しさは「山紫水明の里」の名にふさわしい。
  
■鳥もさることながらこうした環境がすばらしい。
  
■勤務していたときは,かなりの回数土日も仕事で行っていたので,朝と帰りには田谷地沼や原,キタイ沼方面や白沼・長沼方面にも行っていた。特に道路を整備すれば,長沼・白沼はかなりの観光名所になると思うのだが。途中の小さな湖沼群もすばらしい。ルート的にはやはり上田谷地ルートが一番すばらしい風景だ。途中船形登山口のルートに入ると前山も目の前にある。
  
■6時前からの観察・撮影で太陽光線が斜めになっている。キビタキ♂,ゴジュウカラ,サンショウクイ
  
■オオルリは50枚以上撮影し,かなりいいのもあったのに,ピントが合っていたのはこの1枚のみ。どうもオオルリは昔から撮影が苦手だ。/コサメビタキ
  
■近すぎてサービスがよかったのがサンショウクイ。今回は何回も近くで観察できた。去年はクロツグミがたくさんいてびっくりしたが,今回は日陰逆光ものしか撮れなかった。
  
■葉の陰からじっとこちらを見ているサンショウクイ/空もののキビタキ。背中が撮りたかったのだが。
  
■巣材にする蜘蛛の巣の糸を嘴で絡め取るコサメビタキ/ノジコ♂
  
■ノジコ♂/今回のお気に入りの写真。写真展には間に合わなかったので,プリントし,額に入れて同僚にあげたら,とてもかわいいと喜んでくれた。


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2018年5月1日(火)蕪栗沼・白鳥地区

2018年05月01日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2018/5/1(火)13:52-14:23【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】100-400Ⅱ 500Ⅱ
【場所】蕪栗沼,白鳥地区
【種名】コブハクチョウ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,ハシビロガモ,オナガガモ,コガモ,キンクロハジロ,カワウ,アオサギ,チュウダイサギ,ヒバリ,オオヨシキリ,セッカ,ホオジロ,ホオアカ,オオジュリン(6科17種)
【メモ】田谷地沼から,古川を通って蕪栗沼にやってきた。途中,田舎庵でラーメンを食べようと思ったが,休みで残念だった。白鳥地区の土手を上がってみると,すぐ近くにホオアカ♂がいてしきりにテリトリーソングを歌っていた。足輪があったので,ここで最近バンディングされたものか,あるいは違うところかわからないが,部分的に識別できるくらいには撮影できた。それからシギチを探しに蕪栗沼に行ったが干潟状になってコンディションは最高にもかかわらず,午後で熱かったせいか,1羽の鳥もいなかった。もどって,もう一度白鳥地区を見ると,年齢の異なるコブハクチョウ成鳥3羽がいた。最後に別のホオアカ♂を見て終わりにし,蒲生海岸へと向かった。
【写真】
  
■バンディングの足輪が付いたホオアカ♂S 部分的には読めるが・・。
  
■近くにやって来たが,あいにく向きが逆で足輪が読めず。
  
■オオアラセイトウの花(大紫羅欄花)/アオサギとチュウダイサギ
  
■まだカモ類は残っている/コブハクチョウ成鳥
  
■違う場所のホオアカ♂成鳥


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2018年5月1日(火)鳥の海

2018年05月01日 | 鳥の海
■2018/5/1(火)4:33-5:41【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】ヨシガモ,ヒドリガモ,カルガモ,コガモ,スズガモ,キジバト,カワウ,アオサギ,チュウダイサギ,コサギ,ダイゼン4,コチドリ2,シロチドリ4,メダイチドリ41,オオソリハシシギ13,チュウシャクシギ106,ホウロクシギ1,ミユビシギ2,トウネン8,ハマシギ56,ウミネコ,オオセグロカモメ,コアジサシ2,アジサシSP1,トビ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ツバメ,ヒヨドリ,セッカ,ムクドリ,スズメ,ハクセキレイ,ホオジロ,ホオアカ,アオジ(17科37種)
【メモ】
さて,蕪栗沼から蒲生に行くと,干潟はほとんど干上がっている状態で,カルガモやカワウさえいない。落胆して鳥の海に向かう。日はまだ落ちる気配がなかったので,まあ,何とか見えるだろうと思い,東部道路を走った。現地に着くとやや夕暮れ時の気配が漂い,遠くに見える水路の防波堤にはチュウシャクシギの大群とオオソリハシシギ,一番右端にホウロクシギ1が止まっていた。満潮前の干潟のほんの少しのところにシギチが集まっているのが見えた。たいていここから砂地にはメダイが集まっているので注意しながらゆっくり近づくと,逆光の渚にはチュウシャクシギ,オオソリハシシギ数羽とダイゼンが4羽いた。砂浜から石ころが多いハマヒルガオ,コウボウムギ,コウボウシバが繁茂しているところにかけて,メダイやトウネン,ミユビシギがいたが,その中に2羽,ちょっと違和感を覚えるトウネンタイプのシギがいたが,一方はまるで冬羽風で,一方は夏羽だった。ヨロネンの可能性があると思い,まずは写真をたくさん撮っておいた。これが夏羽だけだったら,あまり混乱もしないのだが,一つ分からないのがいると,とたんに既存の知識体系が崩れてしまう。そのうち,砂浜から群れが飛び立ち,こんなにいたのかと思うほどの群れが防潮堤を越えて海岸の砂浜の方に飛んでいった。逆光の中,蛭島に群れるウミネコの大群をバックに防波堤に群れるチュウシャクシギの群れを撮影した後,防潮堤を上り,上からシギの群れの場所を確認して遠回りに砂浜から群れに近づいた。そこで,やっと先ほどのヨロネンらしいシギを2つ見つけてじっくり観察し,あとはメダイやハマシギの大群を見て終わりにした。最後に,夕暮れの防波堤を歩き,遠くからチュウシャクシギなどの群れを双眼鏡で見て,帰ろうとしたところ,頭上でコアジサシの鳴き声がしたので,見上げると3羽ほどいたので逆光だったが,証拠写真に1個体撮影し,帰宅した後に見たら,あまりに翼が長く,いろいろ考えた末,この時期,鳥の海に来るのは,クロハラアジサシ,アジサシ,コアジサシの3種なので,翼の長さと全体のフォルムから見てたぶんアジサシに近いかなと結論づけた。昼間だったらすぐ分かったのだけれど。
 結局,この怪しげなシギを識別するのに25日を要し,いったんアップしたが,怪しくなったので削除し,写真をお送りし,またまた,いろいろ教えていただいて識別していただいたところ全部トウネン(ヨロネンでもヒレアシでもない)ということでした。この時期スタンダードな羽衣のトウネンを頭に入れていると,他のものが別種に見えてしまう。特徴を一つ一つ見ればトウネンと動かしがたいのだが,迷うとこうなってしまう。やはりそういうときは,お聞きするのが一番だと改めて思った。いつもながら適切なご指摘に感謝です。
【写真】
  
■ダイゼンとチュウシャクシギのシルエット/ダイゼン4羽/トウネン夏羽4,ミユビシギ夏羽2で,ミユビシギに隠れて1羽いた。
  
■トウネン夏羽とは明らかに立ち姿が違う。しかも夏羽ではないので,何だかよく分からない・・・が結局トウネン。
  
■かわいい感じで足が華奢な感じ。/ミユビシギ夏羽。以前は大群が見られたのだが。/右手に移動して,次に出たのがこれ。手前はトウネン夏羽だが,奥の夏羽のシギは?これもトウネン。
  
■ほとんどメダイチドリ。海岸に飛んでいった。/ムナグロならぬワキグロ(腋羽)のダイゼン/水路防波堤上のチュウシャクシギの群れ。オオソリとホウロクシギもいた。
  
■感動的な光景/ここから海岸。夏羽のシギが走ってきた。ヨロネン風だが,喉が白くなく,あとで蒲生でトウネンの群れを見たら,このパターンのものもいた/頭の丸いミユビシギ夏羽
  
■先ほどの夏羽でないシギ。結局トウネン。これで羽軸の黒が大きく,水かきがあればすごかったのだが。トウネン。
  
■ほとんどハマシギ/走るハマシギ/ハマシギとメダイ。
  
■これはトウネン夏羽/左からメダイ,トウネン,メダイ,トウネン/トウネン夏羽
  
■トウネン/あきらかにコアジサシより大きく翼が長かった/夕暮れのスズガモ。3日ほどパソコンの壁紙にしておいた。


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