Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

「シリア攻撃、米国民の57%が支持」というニュース・FOXニュースビデオに寄せられたコメント

2017年04月11日 | メディア・広告業界

読売新聞
シリア攻撃、米国民の57%が支持…CBS調査
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6236240
 

「〇〇国民の××%が支持」というのは、本当は、「回答者の××%が支持」に過ぎないのですよね。
(その回答者が選ばれた人だったり、数字が盛ってあったり・・ということも、あるでしょうね、きっと。) 

こちら、個人がFOXニュースをYoutubeにアップしたものですが、コメント欄が笑えます。
(追記:最初この動画は個人名だったと思うんですが、今日(13日)観たら、変わっています。)

(Fox newsのサイトでは、関連記事に寄せられているコメントは、トランプのシリア空爆を支持するものがほとんどですが、こちらは・・・) 

Syrian chemical weapons attack survivor praises Trump
https://www.youtube.com/watch?v=TsnHDyUNTBE

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トルコ・エルドアン大統領の野望

2017年04月10日 | 人物

「シリア政府が北西部で化学兵器を使ったことにし、米国と協力体制をとることでメリットがあるのはトルコ(エルドアン大統領)」と何本か私は書いてきましたば、4月16日の国民投票なども、動機になり得そう。 

AFPBB(2017年4月10日)
大統領の権限拡大に抗議、国民投票控え トルコ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170410-00010007-afpbbnewsv-int 

【4月10日 AFP】トルコの首都アンカラ(Ankara)で9日、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領の権限を拡大する憲法改正の国民投票に先立ち、大勢の人々が改憲への反対を訴え抗議デモを行った。国民投票は4月16日に行われる。 

参考: 

BBC (2015年11月27日)
トルコ記者2人がスパイ罪で起訴 「トルコ情報部が武器をイスラム過激派に」報道で
http://www.bbc.com/japanese/34941111
 

トルコ政府の情報部がシリアのイスラム武装勢力に武器を提供したという記事を掲載したトルコ日刊紙ジュムフリエト(共和国)の高名な編集局長と記者が、スパイ罪で起訴された。 

ジュムフリエト紙のジャン・ドゥンダル編集局長とアンカラ支局のエルデム・ギュル支局長は、有罪となれば終身刑を受ける恐れがある。2人とも罪状を否認している。

同紙は、トルコの情報部「国家情報機構(MIT)」のトラックが、イスラム主義のシリア反政府勢力に武器を運んだと報道した。同紙は記事と共に、トラックを停車させたトルコ警察が武器や弾薬の入った箱を荷台に発見した様子という映像を公表している。 

(後略) 

中東Today
NO4270 『エルドアンのオスマン帝国の夢活性化』
 [2016年10月01日(Sat)]
http://blog.canpan.info/jig/archive/5988

NO4270 『エルドアンのオスマン帝国の夢活性化』
 [2016年10月01日(Sat)]
http://blog.canpan.info/jig/archive/3765

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CNNがシリアのニュースに使った画像の少女は“crisis actress ”?

2017年04月10日 | メディア・広告業界

米国のシリア空爆-「正義」の名の元の殺戮=「テロ行為」
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/a008e610815f0e938d7bdd43d5f9ddc5

 のなかに、 

「ナイラ証言」と違って、毒ガスで苦しんでいる人は本物であるのでしょうが、それをわざわざ晒すように映す。少し前、救済される少女(同じ子供で同じ洋服で別のところで救助されている)の画像が、使い回しされていたことも指摘されていましたね。 

と書きましたが、CNNが使った写真をどうぞ。 

Snopes com. (2016.12.25)
Three Times a Shady
A variation on the 'crisis actor' conspiracy theory holds that CNN used photographs of the same girl to represent three different refugee crises.
http://www.snopes.com/cnn-same-refugee-girl/

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シリア空爆-今回の化学兵器使用疑惑からISを除外したのはなぜ?西側諸国とトルコがしていること

2017年04月09日 | 戦争・紛争

今回、シリア政府がイドリブ県で化学兵器を使ったとされていますが、過去のニュースを。 

ニューズウィーク(2016年8月24日)
シリア内戦、政府軍が化学兵器、ISISはマスタードガスを使用か
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/isis-76.php
 

国連と化学兵器禁止機関(OPCW)の合同調査によると、シリア内戦で政府軍が化学兵器の一種である塩素ガスを少なくとも2回使用した。過激派組織「イスラム国」(IS)によるマスタードガス使用も判明したという。ロイターが極秘の調査報告書を入手した。 

 国連安全保障理事会が昨年、全会一致で設置を決定したこの調査チームは、1年にわたり、シリアの7つの地域で行われた9回の攻撃を軸に調査をしてきた。 

 その結果、2014年4月と15年3月、北西部イドリブ県で政府軍のヘリコプターが投下した装置から、塩素ガスが放出されたと結論づけるに足りる情報を得たという。 

 イスラム国については、15年8月にトルコ国境に近い北部マレアでマスタードガスを使用したことを示す十分な証拠があったという。 

(後略) 

New York Times (2016.11.21)
ISIS Used Chemical Arms at Least 52 Times in Syria and Iraq, Report Says
https://www.nytimes.com/2016/11/21/world/middleeast/isis-chemical-weapons-syria-iraq-mosul.html?_r=0 

化学兵器は、シリア政府軍だけでなく、ISも使っています。

そして、昨年8月の(今回と同じ)イドリブ県での化学兵器使用は、「トルコ軍がやった」という人達もいたようでしたが、これは調査さえされなかったでしょう。
 
(時間をかけて調査したといっても、「〜に結論できる情報を得た」「十分な証拠があったという」だけで片付けられちゃうわけですが、)今回はなぜ早急にシリア政府軍のしわざとされ、ただちに空爆をされたのでしょうか? 

いずれにせよ、シリア政府軍だろうと、ISだろうと、米軍だろうと、ロシア軍だろうと、そして、トルコ軍だろうと…罪なき民間人を殺していることに変わりがない-こうしてシリアの人達は家を破壊され、家族も殺され、難民となっていく。 (そして彼らは欧米の問題に)

「テロの撲滅」と言いながら、皆がテロリスト。 

さて、そのなかでトルコ。
トルコの民間人殺害など、ほとんどニュースにもなりません。 

(イラクが米国の都合により、「悪者」にされたり(イランの敵)いうことで「味方」にされたりしていましたが、西側がアサド政権を転覆させたとき、今度はトルコがイラクと同じ目にあったりするかもしれませんね。) 

オマケです。 

時事通信(2016年12月26日)
トルコ、米軍などに空爆要請=シリア北部、IS制圧戦
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122600700&g=int 

【エルサレム時事】トルコ大統領府報道官は26日、トルコが継続中のシリア北部での軍事作戦で、米軍主導の有志連合に対し「空爆支援に関し任務を果たすべきだ」と訴えた。ロイター通信が伝えた。トルコ軍やトルコが支援するシリア反体制派は、過激派組織「イスラム国」(IS)が支配する町バーブの制圧戦を続けているが、支援を要請した形だ。

 報道官は26日、北部アレッポ近郊のバーブに対する制圧戦でIS200人以上を殺害したと発表。一方、地元メディアによれば、ISの反撃でトルコ軍の死者数も少なくない。 

22日から23日にかけてトルコ軍によるとされる空爆で市民88人以上が死亡。トルコ軍は26日、バーブからの避難民をISが攻撃し、少なくとも30人が死亡したと主張した。悲惨な状況を米軍の空爆で終わらせたいトルコが焦りを募らせている可能性がある。 

ニューズウィーク(2017年4月6日)
区切りを終えたトルコのシリア介入
「ユーフラテス盾の作戦」終了
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7342_2.php 

関連: 

米国のシリア空爆とトルコのエルドアン大統領
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/a3d935dfb8979b9aedb68fd0be74c7d8

米国のリビア空爆-how to make refugees
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/ea4017135cfc22b6fb003f356aaf2d62 

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米国のシリア空爆とトルコのエルドアン大統領

2017年04月08日 | 戦争・紛争

AFP=時事(2017年4月8日)
アサド大統領は化学兵器使用を命じていない? イランの可能性も 識者ら
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170408-00000031-jij_afp-int
  

抜粋:

ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は4日の「恐ろしい化学兵器攻撃」にシリア政府が「直接関わっている」と述べた。同攻撃では子ども27人を含む少なくとも86人が死亡した。

 しかし、アサド政権がなぜ化学兵器攻撃を命じたのか、そしてアサド大統領にどれほど近い人物らが関与したのかは不明なままだ。 

やはりアメリカは、事実がわからないことを口実にして、シリアを爆撃したわけですね。 

この記事では、アサド大統領が直接関与しない場合において、主犯の可能性として、シリアの軍部やイランの名が挙がっています。

当然、イスラエルもサウディも、CIAも、でてきません。そしてトルコも。

今回の化学兵器使用に関しては、私はトルコが大きく関係しているのではないかと思っています。

まず、「シリアはサリンを使ったのではないか」と一番最初に騒いだのがトルコの保健省。  

TBS(2017年4月7日)
「サリン使われたとみられる」トルコ保健省が発表
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170407-00000016-jnn-int  

 シリア北部で起きた化学兵器によるとみられる攻撃について、被害者が搬送されたトルコの保健省は、遺体を解剖した結果、「猛毒サリンが使われたとみられる」と発表しました。

 シリア北部イドリブ県での化学兵器によるとみられる攻撃の被害者のうち30人以上が国境を接するトルコに搬送され治療を受けていますが、これまでにそのうち3人が死亡したということです。トルコの保健省は6日、亡くなった3人の遺体の解剖結果などから、被害者らは猛毒サリンにさらされたとみられると発表しました。解剖にはWHOなど国際機関の担当者が立ち会ったということです。  

(後略)  

シリアのアサド大統領が毒ガスで人を殺してメリットがないのに対し、トルコが受ける恩恵はいくつか。 

まず①に、トルコはISと闘いながら、ISと闘っているクルド勢力に対しても攻撃しています。
(今回化学兵器で攻撃された地区はシリア北西部イドリブ県で、クルド人も多く住んでいるようです。)  

ニューズウィーク(2016年9月5日)
トルコのシリア越境攻撃――クルドをめぐる米国との確執
http://www.newsweekjapan.jp/kawakami/2016/09/post-21_2.php
  

抜粋: 

トルコ軍のシリア越境作戦は「ユーフラテスの盾」作戦と名付けられている。トルコは作戦の狙いとして、ISだけではなく、クルド人勢力の排除も上げている。作戦ではクルド人勢力の拠点があるジャラブルス南方を空爆し、40人の民間人が死んだ。トルコは国境地帯からISを排除した後、クルド人勢力が動いて8月中旬にISを排除したマンビジに向けて動くのではないかと見られている。 

そして、シリア政府と敵対するトルコにとっては、②シリア政府を悪者にして米国に爆撃してもらう、③米国との関係修復できる(というか、トランプにシリア空爆のきっかけを与えてあげられる)、ということもあって、一石三鳥にも。  

産経新聞(2017年1月16日)
トルコ大統領、対米修復狙う 米次期政権発足の「追い風」期待、対クルド支援は見直し促す
http://www.sankei.com/world/news/170116/wor1701160020-n1.html
  

まあ、これは穿ちすぎだとしても、西側諸国は、いつも「自分達に都合の悪い憶測は無視」するのは、確かなようです。  

(米国のイラク攻撃の理由が『大量破壊兵器』でしたが、これは真実ではありませんでした。しかし、米国は責任を取らないのも反省もしない、各国もそれを非難しない、だから同じようなことは延々と続く・・・)  

関連:  

米国のシリア空爆-「正義」の名の元の殺戮=「テロ行為」
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/a008e610815f0e938d7bdd43d5f9ddc5
  

東京新聞『奇々怪々『クルドの石油』 』by 木村太郎・ ISの石油を買うイスラエル、そして・・・
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/16f826b131be0f3c5e8feb824bf8ee90

※次回に続く

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「今日本で起こっていること」と「私たちにできること」

2017年04月08日 | 友人・知人

以下は、私の知人の知人が書いたものですが、転載許可をもらったので、そのまま転載させていただきます。 (アンダーラインは私が加えたものです。)

「・・・政官財メディアによる「透明性」や「説明責任」が不十分で、市民・研究機関・NPOsなどが調査して初めて知り得たというケースが、今の日本には少なくありません。農薬・GMO・種子法廃止・ワクチンなどの件は、ほんの一部です。国民一人一人がこの実態を認識し、自ら情報収集を心掛けると共に、政官財などへ透明性や説明責任を果たすよう求める必要があります。

 例えば、残留農薬基準値の数値に関する情報源(公的機関などの発表データ)の明確化が求められます。農薬には毒性があり人体や生態系へダメージをもたらしますが、日本に於ける1ヘクタール当たりの農薬使用量は世界最多です。 

この背景には、政府や主務官庁に向けられた米国政府(モンサントなどによるロビー活動を反映して)や国内農薬メーカー(住友化学など)からの圧力があります。政官の交渉努力不足もあります。 

長年にわたる残留農薬基準値緩和要求を反映して、2010年には、日本の残留農薬基準はEUの3~300倍、米国の2~25倍にまで緩和されましたが、それ以降も、米国政府から「もっと残留農薬基準値を緩和せよ」という要求書が届き、2015年には、1000倍や2000倍へと緩和される野菜まで出てきました。 

しかし、その後も更なる緩和を求める要求書が米国から送り付けられ、キリがありません。 

遺伝子組み換え食品の安全審査に関しましても、今後新種のGMOが開発された場合、フリーパス同然の簡易チェックで済まされるようになってしまいました。「遺伝子組み換えか否かの商品表示を禁止しろ」という要求さえ長年に渡って届いています(表示すると米国GMOメーカーの売上が下がるからという理由で)。 

海外では、ビル・ゲイツがワクチン接種と遺伝子組み換え食品市場の拡大を求めて積極的に動いているのは周知の事実ですが、それが彼の投資ポートフォリオ(ファンドでの運用資金の大半を医薬品メーカーと食品メーカーの株式に投資)の成績にも影響しているようです。 

また、国際保健機構(WHO)への寄付金額で、世界で最も多いのが米国、次に多いのがビル&メリンダ・ゲイツ財団となっています。2010・2011年度予算・運営費約45億ドルのうち、約20%が加盟国194ヶ国から、残りの80%が財団・投資銀行・多国籍企業・NGOsからの寄付で成り立っており、日本などで子宮頸がんワクチンなどを販売しているグラクソ・スミスクライン社はじめ多くの医薬品メーカーも名を連ねています。 

Noblesse oblige(ノブレス・オブリージ)やCSR(企業の社会的責任)を忘れてしまったのか、WHOへ圧力をかけている寄付団体がいる状況を受けて、世界中の医師たち(米国のハーバード大・スタンフォード大・ジョーンズホプキンス大の医師をはじめ、世界中の多くの医師たち)は、WHOに対し、利益相反を問題視し改善を求めています。知識人の責任を果たそうとするこれら医師たちの健全性は貴重です。 

市民・研究機関・NPOsには、豊富な財力はないかも知れませんが、少なくとも言論という意思表示の方法と力はあります。また、政治家の政治生命を左右する「選挙権」も持っています。文化度が低く目先のカネや権力にしか興味の無い単細胞的な人に伴う危険性に対しては、しかるべき対処が必要です。 

過去の例ですが、明治政府の神社合祀・森林伐採の行為は、中長期のビジョンに欠け、目先のカネ目当ての政策と疑われても仕方のないものでした(今や世界遺産となっている熊野古道も含め多くの地域での森林伐採の推進を図った。当時巨木は高値で売れたため。一部の神社との癒着あり。)。 

その政策に対し、生態系を守るべく、言論による強い反対運動を続けたのは、在野の知識人・南方熊楠(彼の学問体系は博物学、民俗学、人類学、植物学、生態学など様々な分野に及ぶ。生涯で『ネイチャー』誌に51本の論文が掲載されており、これは現在に至るまで単著としては歴代の最高記録であるとされている。7か国語に堪能。)であり、熊楠の訴えの背景にある学問的理由も含めきちんと理解出来る教養を持ち政策変更に努力した官僚・柳田國男(後に民俗学者・作家)がいました。彼らは政権中枢の薩長出身者とは無縁でしたが、言論によって国を動かしました。 

つまり、昔も今も、知性・教養・品性・倫理観をもった善き人たちが、言論によって、俗人の言動を戒めることが時に可能であることを物語っています。諦めれば、状況が更に悪くなることはあっても、良くなることはないでしょう。厳しい社会情勢にある今、私たちは試されているように思われます。 」

注1:

筆者から「現在のWHO寄付金のランキング1位アメリカ、2位イギリス、3位ビル&メリンダ・ゲーツ財団。」と連絡を受けました。そのほか、「文中に出てくるデータは現在と変わっている可能性がある」ともおしゃっています。

注2:

末尾の下線部には「知性、教養、品性、倫理観」とありますが、「本当の「知性」「教養」は、学歴や職業、知識の豊富さだけで身に付くものではないと私は思います。 

「(内面の)知性」と「(真の)教養」は「品性」と「倫理観」のどちらが欠けていても成り立たない-これは、10年間このブログを書くために様々な人をWatchしてきた私の結論です。

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"What the science is, is complete"-J.D.アブラムソン氏と村中璃子氏の対比

2017年04月08日 | 人物

前回のブログ

“Overdosed America”と著者のジョン・D.アブラムソン氏をご存じですか?
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/d24842f633669f6525fa6306d142a6cf 

の末尾で、

コレステロール低下薬で大論争 「効果は薄い」と非難する声上がるhttps://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/3047/  

を紹介しました。 

リンクから読んでいただければわかりますが、これはスタチンというコレステロール値低下薬の過大評価を疑う医師達のことが書かれているものです。 

この薬について、村中璃子氏がどういう評価をしているのか気になって、検索してみたところ、ありました。 

Wedge Infinity
トランス脂肪酸を撲滅しても心筋梗塞は減らない
米国トランス脂肪酸騒動の裏側(中篇)
村中璃子
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5143 

抜粋: 

 東京大学のグループが昨年、JAMAという一流医学雑誌に発表した論文によれば、アメリカで「スタチン」という、悪玉コレステロールを下げる薬を飲んでいた人の1日当たりのカロリー摂取量は12年間で約190kcal、脂質摂取量も1 日あたり約10g 増加しているというものです。スタチンは世界でも日本でも最もよく飲まれている、非常によく効く薬です。飲んでいれば悪玉コレステロールが上がりにくいため、肝心の食生活には無頓着になり、逆に不摂生になってしまったのでしょう。スタチンを飲んでいなかった人の脂肪摂取量は増加していませんでした。

 彼女は、「スタチンは非常によく利くけど、飲む人がそれで安心して食生活に無頓着になるから、スタチンを飲んでも効果がなかったばかりか、悪化したのだ」と言っているように私には受け取れます。 

普通、医師はスタチンを出すと同時に食事についても指導しているはず。もちろん、医師の言いつけを守らない人もいるかとは思いますが、それは(少なくとも日本では)少数派ではないでしょうか? 

そういえば村中氏、以前、DNA検査ビジネスについてのインタビューに、 

「例えば、肺がんになりにくいと判定を受けたので禁煙をやめる人や、背景に別の病気があるのに太りにくいと診断された結果、治療が遅れる人、暴飲暴食で症状を悪化させる人が出てこないともかぎらない」 

池田修一教授の仮説に村中氏が熱くなる理由-遺伝子検査とワクチン
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/2053e4424923fc4d38a8803ca6eb82af/
) 

とコメントしていましたが、このときも“少数派だろう人”のことを取り上げて反対理由に使っていました。 

まあ、DNA検査ビジネスでのコメントでこの論法を使うのはよいとしても、スタチンについてのコメントで同じ論法を使う彼女について、 

(東京大学の論文から、米国の多くの医学者たちが村中氏と同じ結論を出したのでしょうか?だとしたら、「アメリカの病院は薬を与えて食事の指導をしない」ということを認めているのでしょうか?) 

「科学的」というには違和感があるのですが・・。。 

だいたい科学的というのは、アブラムソン氏のように、
“what the science is, is incomplete(科学は未完成)”と言う人ほど科学的といえるのではないでしょうか?

アブラムソン氏のような人達は、わざわざ村中氏およびお仲間たちのように、「自分は科学的」というアピールすることはないことでしょう。

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“Overdosed America”と著者のジョン・D.アブラムソン氏をご存じですか?

2017年04月07日 | 福祉・医療

ハーバードメディカルスクールのジョン・D・アブラムソン氏をご存じですか?
(CDCに、Jon.S.Abramsonという人もいますからおまちがえなきように。) 

John David Abramson
https://www.hcp.med.harvard.edu/faculty/affiliated/john-david-abramson-md 

John Abramson MD, MS, has served as a family physician for 22 years. He was twice voted “best doctor” in his area by readers of the local newspapers and three times selected by his peers as one of a handful of best family practitioners in Massachusetts. He has been on the faculty at Harvard Medical School for 16 years, where he has taught primary care and currently teaches health care policy. He currently consults as an expert in litigation involving the pharmaceutical industry and has served as an unpaid consultant to the FBI and Department of Justice. Dr. Abramson has appeared on more than 65 national television shows, including two appearances on the Today Show, and more recently on the Dr. Oz Show. He was written op-ed pieces in the New York Times LA Times and others. He is the author of the national best-selling book Overdo$ed America. 

Dr John Abramson MD MS author of Overdo$ed America.
https://www.youtube.com/watch?v=F2GcHqE8wjs 

Amazon
Overdosed America: The Broken Promise of American Medicine
https://www.amazon.com/Overdosed-America-Promise-American-Medicine/dp/0061344761 

Sience News Online
Pushing Drugs
How medical marketing influences doctors and patients
http://www.phschool.com/science/science_news/articles/pushing_drugs.html 

製薬業界に盾をつくと失脚させられたり、不審死を遂げる人もいますが、彼には頑張ってほしいですね。監視されて身動きが取れないようですが・・。

Vaccine Impact
Many Doctors Vaccinate Out of Fear
https://vaccineimpact.com/2016/many-doctors-vaccinate-out-of-fear/ 

アブラムソン氏の言葉: 

I would have to take the coward’s way out. I can’t talk on that issue. The pharmaceutical industry watches everything I do, and if I take a stand that I can’t defend… But the bottom line is that I think, what the science is, is incomplete. There is no question about it. And the politics of it, as the way it’s done, as a legal matter, and the inability of people who are injured by vaccines to sue for compensation, preventing plaintiffs’ lawyers from getting to the scientific data, it’s big problems. And, uh, that’s really call I can say. Because again, everything I say in public, uh, is well read. So I apologize. 

オマケ:

コレステロール低下薬で大論争 「効果は薄い」と非難する声上がるhttps://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/3047/ 

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米国のシリア空爆-「正義」の名の元の殺戮=「テロ行為」

2017年04月07日 | 戦争・紛争

シリア政府が毒ガスを使ったかどうか証拠がないまま、米国がシリアを攻撃。 

Al-Jazeera (2017.4.7)
US launches cruise missiles on Syrian air base
Fifty-nine Tomahawk cruise missiles launched at Syria after suspected chemical attack in Idlib province, Pentagon says
http://www.aljazeera.com/news/2017/04/us-missiles-syria-170407013424492.html

 (米国は、被害者が苦しむ様子を映像で流し続けているようですが、実はまたヒル&ノウルトンの仕事ではないかと想像してしまいます。

「捏造」という言葉を使う人達・ヒル・アンド・ノウルトンとナイラ証言とHPVワクチン
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/89fdfff3b5d12f1d0a3fb07c1097df20

 「ナイラ証言」と違って、毒ガスで苦しんでいる人は本物であるのでしょうが、それをわざわざ晒すように映す。少し前、救済される少女(同じ子供で同じ洋服で別のところで救助されている)の画像が、使い回しされていたことも指摘されていましたね。) 

米国こそが、先月300人ほどのシリアやイラクの民間人を殺しているのですが、それはどうなったんでしょう? 

普通に考えれば、シリア政府が今が毒ガスである村を襲ってメリットがありますか?

それに対し、原油の値段は上がるし、目障りなものを攻撃してくれて、イスラエル、サウディアラビア、石油メジャーはほくそ笑む。 (トルコも、エルドアン大統領はそうか。)

武器商人たちもですけどね。 

ところで、昨日書いたブログで、ゴルゴ13について「国際テロリストではないの?」と言った友人との話の続きはこうでした。

国際的テロリストのゴルゴ13を安全対策マニュアルに使う外務省のセンスhttp://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/ad1c8bb04fef24daa0f95d37959e2891 ) 

私「非合法な殺人を何百回と繰り返しているという意味では立派なテロリストではないの?」って そうですね。外務省に直接突っ込めないのが残念。

しかしまあ、そう考えると、人間じゃないけど、戦闘もののヒーロー、たぶん巻き込みで人を死なせているのだろうから、巻き添えくった人達にしてみれば、今の中東における欧米みたいなものね。」 

友人「戦闘もの、とはそれこそエヴァとか? 
まあ、エヴァの場合は使徒が来ると人間は地下に逃げていることになっていると思うけど、その他の累次作品で普通に街中で戦っていると絶対逃げ遅れた市民が巻き添えになっていそうかも。」 

シリアの人達は、地下鉄に逃げ込めません。

「自称正義のヒーローが関係ない人を殺している」ことに対し、私たちは鈍感すぎやしませんか?(70年代は世界中で無関係な人の死に対して反対の声をあげていましたよね。)
スクリーンや漫画、ゲームによって、人はで無関係な人の被害に鈍感になった、ということもあるかもしれないですね。

参考:

シリア・イラク空爆で300人近く死亡-「テロに屈しない」という言葉の虚しさ
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/c/24cd6e4110767c3807dcd9130be934c7
 

"Who's bombing who in my country?" by Syrian people
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/c/24cd6e4110767c3807dcd9130be934c7 

『安全地帯』にいる人にとってのシリア空爆
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/6a149c24a79b3a031a8862d602612e71

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国際的テロリストのゴルゴ13を安全対策マニュアルに使う外務省のセンス

2017年04月06日 | 国際・政治

「見かけは大人の漫画脳の子供たち」が率いる国日本?それとも4S政策の一環?http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/1e17a71f8f53a3ce47caf02e566d0b34 

で外務省が安全対策マニュアルに、ゴルゴ13を使ったことの批判を書きましたが、この主人公に関しては、私の友人などは、 

「彼は確かに話の上ではヒーローではあるかも知れないけど、非合法な殺人を何百回と繰り返しているという意味では立派なテロリストではないの?」 

と言っていたので、笑ってしまいました。 

これと同じことを言って、民進党の小西議員が批判していたのですね。 

Buzznews
外務省の「ゴルゴ13」起用を民進党・小西ひろゆき議員が批判「テロリスト指南役にするのは不見識」
http://www.buzznews.jp/?p=2107172 

小西氏の批判は、 

「ゴルゴ13は単なるダーティーヒーローではなく国際的テロリスト。テロリストをテロ対策指南役に抜擢する馬鹿な政府がどこにある。外務省は不見識極まりない。(定食屋での単行本の読者としても) 」 

それに対しての反論はこんなものがあるようです。 

「テロリストだからこそ指南役にふさわしいという面もあるのでは」
「ハッカー対策にハッカー雇うの知らないのか」
「コミック相手にマジになっちゃう民進党議員」
「二次元相手にムキにならなくても」
「与党や政府批判しかしないのは不快です」
「また返り血を浴びせてしまうの?」
「買ってないのかよマンガくらい買って読めよ」 

外務省のレベルも、反論者と同じレベルですかね。

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NHKで“妊婦に打つ三種混合Tdapワクチン”を地味に宣伝追記-ワクチンと小頭症

2017年04月06日 | 福祉・医療

前回、 

NHKで“妊婦に打つ三種混合Tdapワクチン”を地味に宣伝
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/80d1a1f8d0cf1537dce90357c656c684

を書きましたが、追記です。 

Tdapとブラジルの小頭症との関連は多くの保健機関は否定していますが、それでも、「妊婦へのワクチン接種が小頭症とは絶対関係ない」とは言いきれないのではないか、と思います。 

Natural News (2017年1月19日)
Government document confirms vaccine link to microcephaly
http://www.naturalnews.com/2017-01-19-government-document-confirms-vaccine-link-to-microcephaly.html 

The adverse event-deniers who insist that vaccines are 100 percent safe and never cause any problems in children clearly missed a little-known 1991 study published by the United States Government. This paper reveals a clear link between the popular Tdap vaccine for tetanus, diphtheria, and pertussis (whooping cough), and microcephaly, a neurological birth defect that in recent years authorities have been erroneously blaming on the Zika virus.

 The National Center for Biotechnology Information (NCBI) offered up clear evidence at the time showing that the combination jab can cause not only brain damage in young children, but also heart problems, meningitis, and epilepsy. Epidemiological evidence from human case studies showed that within weeks or even days of getting the Tdap shot, children developed infantile spasms and other common symptoms of microcephaly directly related to the vaccine.

続きはリンクからどうぞ。

追記:
日本では、1981年からDTapワクチン(成分ワクチン)を使用、米国は90年代までDTP(不活性化ワクチン)を使用していたようなので、日本は安全なワクチンを早めに使っていたようです。

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NHKで“妊婦に打つ三種混合Tdapワクチン”を地味に宣伝

2017年04月05日 | 福祉・医療

NHKのニュースで、百日咳に罹った赤ちゃんを写し、百日咳の予防接種の重要性を訴えていましたが、案の定最後の方で、 

「欧米では妊婦さんに打つワクチンもあります」 

とTdapの宣伝紹介も。 

Tdapは新しいワクチンですが、このワクチンをブラジルの小頭症と結びつける人達もいます。 

ジカ熱、小頭症そしてTdapワクチン
http://www.geocities.co.jp/bancodesrt/special/zika2016.html
 

私は、この小頭症とTdapの関係について、 

グラクソ・スミスクラインのTdap(2014年終わりから接種)と『小頭症』の因果関係調査は?
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/9fe58a0904d1977c33065458a7b7574d 

「Tdapは一部で問題視されているワクチンであるようですが、既にアメリカ、イギリス、フランスでも妊婦に接種(強制ではない)していてもこれほど爆発的に小頭症がでているわけではないので、私は今回のブラジルの原因がTdapである可能性は低いと思っています。(でも、調査はすべきだと思います。)」 

と書きました。 

ということで、Tdapと小頭症の関係には懐疑的ですが(ただし、「Tdapプラス栄養失調」から「TdapプラスGMモスキートもしくはピリプロキシフェン殺虫剤」というものまで、、プラスαではありえなくないかも、って思います。)、子宮頸がんがんワクチン接種後に異常をきたした少女たちがグラクソスミスクライン(および輸入ワクチン推進派達)にどんなふうに扱われたのかを知っているので、私はNHKがTdapを紹介したことに嫌悪感を持ちました。

皆さん、今後妊婦へのTdapワクチンを国が推奨するようになっても、よーく考えてから受けるか受けないかを決めましょう。
(本当にそうなったとしたら、産婦人科によっては、ほぼ強制的に妊婦にワクチン接種をさせるようなところもでてくるかもしれません。子供を産む病院を選ぶ前に病院に確認をした方がよいと思います。)

※次回に続く

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子供の行動に悩むお母様へ-奥村隆氏「息子と僕のアスペルガー物語」

2017年04月05日 | 福祉・医療

我が家の息子は、小さい頃から立ったまま何かを見ているときに、足を動かしていたり(多分、高校生くらいまでやっていた)、どこかに飛んで行って迷子になること(これは悪ふざけの部分もありました)が多かったです。 

この話はおそらく一度書いていると思いますが、もう一度- 

幼稚園に入園して間もなくのこと、息子を連れて駅の近くまで自転車で用事を済ませに来たとき、自転車を止めている間に走り出して、向かいのおもちゃ屋さんに飛んで行ってしまいました。 

大荷物も自転車に乗せていたし、自転車を止めた目の前のお店であったので油断して息子に「ここで待っているから、すぐ戻ってきなさい!」と声をかけただけにしてしまいましたが、息子は5分以上戻ってきませんでした。それで荷物を籠から出してお店に迎えに行くと、息子の姿はありませんでした。 

そんなに大きなお店ではないのに、お店の人もわからないという-付近を探しても息子は見つからず、青くなって派出所に迷子の届け出。 

警官の一人が、「息子さん、親を見つけられない時には泣きますか?」と訊いたので、「いいえ、泣きません」と答えると、警官はため息をついて、
「泣かない子だと、周囲も迷子と気が付かないから、見つけ出すのに時間がかかるかもしれません」
と言いました。 

結果、本署からも応援隊が来て警察官が息子探し。

そして砂を噛んでいるような感じで待っていた私の元に息子が見つかった連絡が入ってきたのは、それから20分後。 

息子が見つかったのは、自転車置いた場所の商店街ではなくて、そこから100メートル以上離れているであろう駅ビルでした。 

警察官の方と息子の話を総合すると、息子はおもちゃ屋さんから自転車のところにいると私がいなかったので(おそらく、私がおもちゃ屋さんに行ったのと入れ違いになった)、私が「駅ビルに行く用事がある」というのを聴いていたのを思い出し、「お母さんは駅ビルにいるだろう」と駅ビルの移動、ということだったらしいです。 

駅ビルに1人でいた息子を見つけた“おばちゃんたち”が「ママはどこ?」と息子に訊き、息子が「お母さんがいない」と答えると、その方たちが駅ビルのサービスカウンターまで連れて行ってくれたとのこと。 

サービスカウンターでは迷子の館内放送。しかし、駅ビルにいない私は当然それを聴くこともありませんでした。 

そしてサービスカウンターのお姉さんに、息子は自宅の電話番号を告げ(私は息子が自宅の電話番号を知っているとは思いませんでした。)、お姉さんに自宅に電話をしてもらいましたが、我が家は核家族であり、夫は会社。当然家は留守。 

警察官に連れられて戻ってきた息子は、青い顔をしていたものの、私と再会できて安心して泣くということもなく、「サービスセンターのお姉さんがこれくれた」と小さな声で、おもちゃを貰ったことを私に報告しました。 

この事件に懲りたのか、迷子になることは減りましたが、息子の発想や、することには、時々「普通の子供とは違う」と違和感を持つことがありました。 

たとえば、 

幼稚園では毎年1つ子供の絵をプリントする陶器を作ってくれましたが、プリント元となる絵は紙を横にして描かなければならないのに、息子だけ縦描き(大体紙は細長いのだから縦描くという発想はふつうはしない)にしてしまいました。 

先生が新しい紙を息子に渡して、「もう一度書こうね」と言ったら、大変シンプルなウルトラマンの絵を落書き程度に描いて終わらせてしまう-先生は、「〇ちゃんへそ曲げちゃったようで・・本当に最初の描いた絵はたくさん描いてすてきだったんですよ・・・。」と、先生は無念そうに話してくれました。 

ウルトラマンと言えば、幼稚園入園前でしたが、ママ友に誘われてお絵かき教室の体験に行ったとき、生きているウサギがその日の課題。体験幼児も一緒になってウサギを描いていましたが、息子1人、ウサギを前にしてウルトラマンの絵を描いてしまいました。 

そのほか、小学校1年の時は、学校で自分の色鉛筆を机から落としてしまったとき、周りのお友達が拾い集めてくれているのに、本人は椅子に座ったままだったとか(後で先生にこの話を聴いて、息子に何でそんなことをしたかと訊いたら、「皆がしてくれているから自分はしなくてよいと思った」)、ソロバン塾で初めて賞状をもらったとき、これを長い辺側をクルクル丸めてビニールに入れて帰ってきたり(息子は、「皆がどう巻いていたのか知らない。賞状を入れるビニールの幅が長かったから、それに合わせた。」)。 

中学の頃も、志望校(公立)をお友達と同じところに決め、そのお友達が直前に私立に変更したら、親に相談なく先生に変更を申請。
これは、担任の先生が「お母様は、〇君が志望校を変えたのご存じですか?」と電話をかけてきて発覚。先生は、「親が知らないで志望校の変更を申請してきたケースは初めてです!」と驚いていました。 

こういう困った点もあれば、まだ片言の頃から自動車の種類や電機メーカーのロゴを判別したり(1歳2か月前後には、例えば外を日産のマーチが走っていると指さしてそう言い、HITACHIのロゴを見て、「ヒタチ」と言う。)、誰が教えたわけでもないのに、小学校低学年のころには相撲や野球を見てスコアを記録したりしていたり、計算が早い(やがて「好きでもない」という数学がずばぬけてよかったとか。)といった、親としてはうれしい面も。 

しかし、だから余計、「息子には若干アスペルガーの気があるのかもしれない(友人は多いですし、私以外にはいつも素直で穏やかに接しています。人とのその付き合い方をみると「受動型アスペルガー」に一番近いかも)」と思ってきました。 

大きくなるにつれてこの傾向は気にならなくなりましたが、会話をしていると、今でも時々でてきます。 

昨日友人だか何かと食事をしてきた息子に会話として何げなく、
「今日は何を食べてきたの?」
と訊くと、

「いろいろ」
「いろいろって何よ?」
「枝豆とか」
「なんだ、居酒屋に飲みにいったの。別に「何を食べてきたの」っていうのは、『メニュー』を訊いているわけではないんだけどね」

というような会話に。 

アスペルガーとかADHD、これは軽度も含めれば10人に一人と言われていますし、子供の頃に限っては、特に男の子の親で自分の子供を「アスペルガーではないか?」「ADHDではないか?」と思う親も多いのではないかと思います。 

でも、私を含めて「それは子供の個性」と思って、大半は息子を病院に連れて行って調べることはないでしょうし、逆に認めたがらない人の方が多そうです。 

でも、ちょうど最近見つけたこのシリーズを読んでいて、あまりに理解不能なことをすることがある息子を、「わざと怒らせようとしているのでは?」「なんで普通の子と同じことをしてくれないのだ」と思って叱り(いや、感情に任せて怒る)、悩むことが多かった私は、「実はもっと真剣にアスペルガーなりの勉強をして、対処すればよかったのかな」と思ったりしました。 

ご自分のお子さんだけでなく、自分自身が「他の人と違う」と悩んでいる人にも、これはお薦めです。 

奥村隆「息子と僕のアスペルガー物語」【第1回】時間に細かすぎる親子
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33846

(2回目以降は本文ラストのページからどうぞ。
会員登録なしでも9回目くらいまで読めます。) 

※奥村氏ご本人と息子さんがアスペルガーだと書いて有り、たまたまお二人とも今もなお母親の胎内にいたときの記憶があるそうです。
息子は今は覚えていないと思いますが、2歳の頃、「お腹の中で泳いでいたんだよ」と言いました。

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「見かけは大人の漫画脳の子供たち」が率いる国日本?それとも4S政策の一環?

2017年04月04日 | 国際・政治

ハフィントンポスト
「ゴルゴ13」に外務大臣からオファー? 海外の日本人に安全対策を指南
http://www.huffingtonpost.jp/2017/03/28/golgo-13_n_15673322.html
 

人気漫画「ゴルゴ13」の主人公デューク東郷に、驚きの依頼が舞い込んできた。外務大臣から協力要請があり、海外に住む日本人に向けて安全対策を指南するというものだ。 

外務省は3月22日から、中堅・中小企業向けの安全対策マニュアルをホームページ上で順次掲載している。依頼を受けたデューク東郷が、テロへの備えや有事の対応について解説するという漫画形式のマニュアルだ。 

週1回更新し、「ゴルゴ13」にちなんで13回連載。連載が終わる6月に単行本として発行する。 

(後略) 

日本政府は、S4政策(3SのScreen, Sports, SexプラスSub-clutureとした私の造語)を日本国民に行っているのか、それとも単に、国の中枢を脳味噌が事もに乗っ取られているのかのどちらかじゃないですか、ね。

(この外務省の安全対策に、国際舞台で活躍する成熟した大人の友人達がブーイングです。 )

再びヒトラーの予言を: 

「(将来、)肉体が大人で感情が幼児のようなグループと、肉体はまだ青春期にまでいかないのに、思考と感情が大人を超えるグループが現れる」  

「未来社会には、そういう『永遠の未成年者集団』が現われる一方で、幼いときから大人の思考と感情を持った人間たちも現われるのだ。」  

「限りなく心が豊かになっていく精神の貴族、精神の新しい中産階級が現われる半面、支配者が笑えと言えば笑い、戦えといえば戦う『無知の大衆』『新しい奴隷』も増えていく。」 

東京新聞のエイプリールフール広告-「永遠の子供」増殖中
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/d1724f2ddda55acfed09a7abf530550d
 

「永遠の未成年集団」増殖中
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/e18741c0f307dce3647719d10c0b30e6 

4月6日追記:

外国人の友人の一人は、『ゴルゴ13』がどういう漫画なのかを調べ、「日本人が海外で銃を持つことを奨励しているのではないか?」とさえ思ったようです。

『ゴルゴ13』の作者のさいとうたかを氏は、外務省を含む、国際畑の人たちとの話を元に漫画を描いていたと思いますので、単に外務省がゴルゴ13を使ったのは頼みやすかったからだとは思います。

でも、私の友人が考えたことも、まあ、あるといえばあるのですね。

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西武鉄道のマナーポスターと70&80年代の営団地下鉄のマナーポスター

2017年04月04日 | 芸術・本・映画・TV・音楽

アメリカのティムさんが、 

「マナーポスター :西武鉄道Webサイト
https://www.seiburailway.jp/ fan/manner/ 

We have similar ads on the subway in NYC.  Of course I enjoy the anime ones in Japan, but I thought this one is also quite clever!」 

と書いてきたので、 

「確かに、西武は洗練されたポスターを作ったようね。
80年代の地下鉄のマナーポスターのものにも、似たようなテイストのマナーポスターがあったわ。 

http://dailynewsagency.com/ 2011/09/18/tokyo-subway- manner-posters-1976-1982/」 

と、70年代、80年代の営団地下鉄(現東京メトロ)のマナーポスターを紹介しているリンクを送り返しました。

(上のリンクには載っていませんが、私は、バッキンガム宮殿の衛兵がガムを踏んだ足を持ち上げている絵があった、「罰金ガム(バッキンバムに引っ掛けている)」というポスターのが好きでした。)

今どきは胸が大きいロリコンアニメの女の子のポスターが当たり前になっているので、西武鉄道のようなポスターの登場はうれしいですね。 

皆様も、西武鉄道のもの、7、80年代のもの、リンクからご覧ください。 

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