ハフィントンポスト
「セルフレジ」がコンビニ全店に カゴに入れたままの商品、瞬時に会計
http://www.huffingtonpost.jp/2017/04/18/self-check-out_n_16069406.html
商品の入ったカゴを置くだけで、瞬時に会計ができる。そんな最先端なサービスが、コンビニ業界で導入される見通しとなった。
共同ニュースによると、セブンイレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、ニューデイズの大手5社は、消費者が自分で会計する「セルフレジ」の普及を目指す。経済産業省と一体となり、2025年までに国内全店舗に導入するという。
(後略)
以前、コンビニの話から、セルフレジのAmazon Goの話を、スウェーデンの友人や、他の海外の友人としました。
コンビニオーナーが語る実体・海外の友人の24時間・365日営業に対する意見-2
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/588c075897d0593554e717da1c65da2f
この時はスウェーデンやアメリカのセルフレジについて話をしていたので、日本においてのセルフサービスレジも紹介しました。
「ええ、日本でもセルフレジは普及していますよ。
https://matome.naver.jp/odai/2142508577407483601
コンビニでも、ローソンにおいているところがあるみたいです。
スーパーマーケットなどでセルフレジをおいているところは、せいぜい一つか二つかと思うけど、今はユニクロのファーストリテイリング社のGUの店舗のように、すべてがセルフレジのところもあるみたいです。
(機械は面白いけど、私はこんなお店では買い物はしたくないですね。)
gu Japanese Fast Fashion Self-Casher
https://www.youtube.com/watch?v=bH70CPSgQV0
ティム、あなたが送ってくれた記事のリンクをありがとう。
米国のスーパーマーケットでオールドスタイルを顧客の為に貫こうとしているところがあるのは興味深いですね。
(Daily News
Albertsons, Vons getting rid of most self-checkout lanes at Southern California stores
http://www.dailynews.com/business/20161129/albertsons-vons-getting-rid-of-most-self-checkout-lanes-at-southern-california-stores)
まあ、アマゾンGoが本格稼働するのもよし、たとえコンビニのような小さなお店にセルフレジを置くのも良いかと思いますが、24時間営業をする場合、商品の補充があるし、それに加えてコンビニの場合は各種サービスがあるので、やはり夜間も人が必要になってしまうと思います。
だから、セルフレジを置くことで解決…というわけにはならないと思うんですよね。」
と書きました。
今回のこのニュースを読んで私が感じたのは、
「コンビニチェーンの上層部は、一体どこを見ているのだろう。
それにしても、こんなに多くの店舗があるコンビ二がセルフレジを置いて24時間稼働させたら、また莫大な電気使用量になるな」
ということでした。
私はコンビニで働いたことがないですが、コンビニオーナーや、コンビニでパートをした友人がいます。彼女たちと話によると、従業員が嫌がる仕事は、レジではなく、トイレ掃除や、面倒な機械操作の仕事、アマゾンや宅配便、振り込みや税金の支払いや雑用のようです。
つまり、コンビニのセルフレジ導入は、従業員にとっては「好ましい仕事(もしくは苦にならない仕事)を減らされ、嫌な仕事はそのまま残る」ということにもなり得るのではないかと。
もちろんコンビニオーナーにしてみれば、人件費が減る、ローテーションが少しは楽になるとか、セルフレジでのメリットはあるでしょう。
でも、夜中や早朝にセルフレジだけでお店を任せることができない限り、夜間には誰かいなければならない-そうなると、夜間や早朝の従業員が減って、万引きや強盗も増える、ってこともあるのではないでしょうか。その責任は、各コンビニ店のオーナーに?
いずれにしても、経産省もコンビニチェーンも、現場の苦しみがわかるなら、セルフレジの導入ではなく、『24時間・365日営業』の見直しを。
(「セルフレジ導入で現場の負担を軽くする工夫をした」なんて、流石に言わないでしょうが、何か、「してやっている」的な雰囲気を感じます。)
経産省もコンビニチェーンも、血が通った人間が動かしているのかと、思えなくなったりします。