Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

平和な独立国家を目指すなら

2015年09月20日 | 国際・政治

前から何度も書いているように、私は平和主義者で、反戦で、憲法9条支持者です。 

しかし、戦争大好きで国民や多くの国から嫌われ者になっている米国と同盟を結んでいること、軍需産業とハネムーンの安倍政権が続く限り、憲法9条だけで国を守れなくなっているのが現状なのだと、考えが最近揺らいでいます。 

アメリカ人のティムさんと、数週間前にこんな話をしました。 

私:
「日本はね、独立国なんかじゃない。米国の属国よ。」

ティムさん:
「僕もそれは同意するね。
しかし、米国が軍事費の税金を注ぎ込むことも、他国に干渉することも大反対な僕だけど、日本が米国の安全保障を頼っている限りは、米国の言いなりになるしかない、って思うんだ。No Free Lunchってことだよね。」 

私:
「私は日本にはフィンランドやノルウェーのような国をめざしてもらいたいと思っている。日本はノルウェーの様に資源もないし、この二つの国とは違うところが多いけど、例えば彼らが(好き嫌いではなくして)ロシアとも共存してきたり、独立性を失わないところなどを見習ってほしい。

そうなると、日本も防衛のために徴兵制度を設けなくてはいけなくなるでしょう。でも、それには①実質米国主導の世界の紛争には中立を貫き、派兵要請精に応じない。②徴兵制度があっても、拒否者が福祉サービスや消防隊に振り替えられること、等、条件をつけることで対応するとか。

もちろん、こういうことは「憲法は私の解釈」なんて言う人間たちが決めることではない。徴兵制度に取られる可能性が出てくる世代(スウェーデンは2010年に徴兵制度がなくなりましたが、対象は19歳〜47歳男性だった模様。少子化だと対象年齢上限は高くなるでしょうし、男性に限らずになるでしょうね。)の意見をしっかり取り入れての話。」 

と答えました。 

米国は同盟の小国(子飼い)には手出しはしませんが、自分の言う事を聞かない政権はCIAなどを使って転覆をたくらんだり、いろいろ言って爆弾などを落とします。

そういう意味では、戦後の「日米安全保障条約」は、戦後米国が日本を攻撃しないという約束をしたものだったのかもしれません。 

現在は、日本がたとえ米国から独立したところで、米国が日本を攻撃することは、国際社会上よほどのことがない限りできないでしょう。 (イスラム国を米国が日本に送り込んだりしたら別?)

もういい加減、「米国だけが頼り」という政府や官僚たちの洗脳から国民は解き放されてもよいのではないでしょうか? 

もちろん、米国の起こした戦争で潤ってきていた日本、軍需でなくたってなんでも米国に従っていた方が経済面で生き残れると思っているのかもしれません。
しかし、もうそんな時代でもないのでは、と思います。 

以下は、ティムさんが大きく同意しそうなコラムですが、ご参考まで。 

ハフィントンポスト(2015年9月19日)
安倍内閣は残念ながらもうすぐ失速しそう
http://www.huffingtonpost.jp/hiroshi-onishi/abe-regime_b_8162104.html?utm_hp_ref=japan

憲法9条-この中で大切なのは、「非戦の誓い」ということ。
先に述べたように、私はこの護憲派ですが、(現政権とは関係なしに)別のアプローチでその精神を守る道も同時に考えなければならない、と思います。

(まあ、このファシスト政権(日本会議政権)を日本から追い出すのが先ですね。)

追記:

ダウンタウンの松本人志が、安保法案に関し、「日本が自立するための法案なら賛成なんですよ。ただ、アメリカに言われて泣く泣くやるようなものなら反対なんです。」と9月20日放映のフジテレビの番組で言ったそうですね。

彼、そして同じようなことを言う人達の「自立」ってなんでしょうね。

また、「お母さんに言われて宿題をしたわけではないんだよ。僕大人でしょ!」って言っている小学生低学年と同じレベルに思えてしまいます。

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