イギリスで14年ぶり労働党政権が確実、スターマー党首が首相就任の見通し…解散前から議席倍増へ(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
【ロンドン=蒔田一彦】英下院(定数650)の総選挙は4日午後10時(日本時間5日午前6時)に投票が締め切られ、開票が進んだ。英BBCなどの推計によると、最大野党・労働党が6割を超える410議席を獲得すると予想され、14年ぶりの政権交代が確実となった。キア・スターマー党首は5日、首相に就く見通し。与党・保守党は推計131議席にとどまり、歴史的な惨敗となりそうだ。
労働党の党首、スターマーは、実は保守党と実は変わらず、「トニー・ブレア時代」に戻っただけのような気がします(世界経済フォーラム組)。
彼はひょっとしたらイギリスをEUに戻す動きを見せるかもしれません。
イギリスがEUから離脱したことにはメリット、デメリットがあるので「正解」はないにせよ、ジェレミー・コービン(労働党はEU残留派であったのですが、コービン自身の本音は離脱派と言われています。)を追い出した形となっているキア・スターマー・・・
サー・キア・ロドニー・スターマー(英: Sir Keir Rodney Starmer、KCB、1962年9月2日 - )はイギリスの政治家、弁護士。第22代イギリス労働党党首。
(中略)
2019年イギリス総選挙で労働党が大敗すると、コービンが労働党党首を辞任。スターマーは後任を決める党首選挙に立候補し1990年代以降民営化されていたイギリスの鉄道やロイヤルメール、水道の再国有化や反労働組合法の撤回など、コービン党首時代の主要政策を踏襲する10の公約を掲げた。党首選挙ではコービンの後任と目されていたレベッカ・ロング=ベイリー下院議員らを大差で破り、党首に就任した。
党首就任後
党首就任後に行った影の内閣の人事では、元労働党党首であるエド・ミリバンドを影のエネルギー・気候大臣に、レイチェル・リーヴスを影の財務大臣に任命した。
同国内で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、保守党政権とも建設的に協力すると表明し、ユダヤ人社会に対しては労働党内に広がっていた反ユダヤ主義を謝罪した[4]。
党首就任間もない頃は、労働党の支持率低迷に苦しみ、2021年5月には長年労働党の牙城だったイングランド北部ハートリプールの下院補選で、保守党に敗北した。この結果を受けてスターマーは方針を転換し、大学無償化やエネルギー・水道の国有化といった従来の公約を破棄した。この動きは党内左派から「裏切り」と批判されたが、トニー・ブレア元首相は「労働党を大幅にセンターの位置に戻した。その結果、彼とそのチームへの人々の安心感が増した」と評価した[5]。
(中略)
2024年の総選挙でスターマーは、同選挙は「変化の機会」だと述べ、有権者が労働党に投票すべき3つの理由を挙げた。第一に「混乱を止めるため」、第二に「変化の時だから」、そして第三に労働党には「準備が整っており、費用も資金も十分に用意された、英国再建の長期計画」があるからだとした。6月13日、労働党はマニフェストを発表し、経済成長、計画システム改革、インフラ、いわゆる「クリーンエネルギー」、医療、教育、育児、労働者の権利強化に焦点を当てた。
政策・主張
スターマーの政治的態度は不明瞭で「定義しにくい」と評されることがある。当初、自ら「社会主義者」と称し、コービン党首時代の政策の踏襲を掲げたことから、「穏健左派」(Soft Left)と見られていた[8]。しかし、その後は産業政策を軟化、金融業界を取り込む姿勢に転換し、トニー・ブレア元首相が掲げた親ビジネスの中道路線へ労働党を回帰させた。[9]。2023年の影の内閣改造で、ほとんどのアナリストは、スターマーが党内で右派に移行し、穏健左派の人々を降格し、ブレア派に置き換えたと結論付けた。
(中略)
ロシアのウクライナ侵攻前、スターマーはNATO事務総長イェンス・ストルテンベルグと会談し、労働党前党首のジェレミー・コービンがNATOを批判するのは「間違い」であり、労働党のNATOへの関与は「揺るぎない」ものだと述べた。さらに、「イギリスは団結しよう...ボリス・ジョンソン政権とどんな困難に直面しても、ロシアの侵略に関しては我々は団結する」と付け加えた。スターマーはロシアに対する「広範かつ強力な」経済制裁を求めた。[13]また、ガーディアン紙の論説で戦争反対連合を批判し、同連合のメンバーは「平和を訴える善意の声ではなく」むしろ「良く言っても世間知らず、最悪の場合、民主主義を直接脅かすロシアのプーチン大統領のような権威主義的指導者を積極的に支援している」と書いた。
2023年2月、スターマーはウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談し、ロシアのウクライナ侵攻中に同国を支援することを約束し、首相に就任してもウクライナ戦争に関するイギリスの立場は変わらないと述べた。[14]また、プーチン氏を含むロシアの指導者らが人道に対する罪でハーグで裁かれるよう求めた。スターマー氏は、プーチン氏が国際刑事裁判所で起訴された後、プーチン氏に対する逮捕状が発行されたことを支持した。
(後略)
参考:
Jeremy Corbyn wins Islington North as independent candidate (youtube.com)
Official Jeremy Corbyn Channel - YouTube
EU加盟国としてイギリス最後のメッセージ by ナイジェル・ファラージ - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
SDGsピコ太郎動画や‟クールジャパン”-世界連邦運動とも無縁ではない‟ワールドメイト”という新興宗教団体 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)