Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

アイスランド火山噴火の影響~欧州より

2010年04月21日 | 旅行

ルクセンブルクの知人が、欧州のニュースを毎日ブログで紹介しています。

http://archive.mag2.com/0000196508/index.html

以下が、本日の航空機関係のものです。

英国では、新たな火山灰の影響で、20日も空港閉鎖されていますが、大陸のフランス、ドイツなど主要国では、19日夜から20日朝にかけて、次々に空港が再開し、航空機の運行が始まっています。当面は、各国ともに海外に取り残された自国観光客の帰国が優先されるため、日本から欧州への旅行客は、後回しにされる可能性があります。パリの空港では、19日になって空港で寝泊りしている旅行客に対して、臨時の宿泊所が提供されるようになりました。

しかし、運行停止で損失が拡大した航空会社の圧力で再開した面があり、安全面では疑問が残ります。実際、NATO空軍機は火山灰で汚染されており、軍用機の運用も原則運行中止になっています。

ドイツに住むペンフレンド、ビルギットさんは、ホテルで働いていますが、先週は飛行機のキャンセルで舞い戻ってきた客などの対応に追われて気が狂いそうだったといいます。

「空は晴れ渡り、匂いも何もないので火山が噴火して飛行機が飛ばないというのはピンとこないけど・・・。飛行機のいくつかは飛ぶのを決めたようだけど、飛行場には相変わらず家に帰れない人でごった返し。自然災害はあっという間に人々の通常の生活も経済も変えてしまう。」とつぶやき、イギリス政府が軍用艦をスペインやイタリアに出し、本国人救出に乗り出した話をしたあと、「ところで、あなたはパリに来るのは難しいのではないの?噴火はまた激しくなったって新聞に書いてあったけど、情報は確実に入っているの?」と訊いてきました。

昨日は友人Tと、「もしパリで足止めになったら、どうやって帰ってこよう。マルタ経由?ブルガリアの友人を頼って飛行機がありそうなところまで探しに行くなんて、無茶?」なんて冗談で話をしていましたが、どうしましょうか、本当に。

日本が欧州まで国民を迎えに来るなどということは天地がひっくり返ってもないでしょうが、これを機に、日本からシベリア鉄道を通って列車でいけるような国際プロジェクトのイニシアチブでも取ってくれると良いのですけどね。ベトナムやアメリカで新幹線を売り込むのと同時に。

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空港足止め外国人に宿泊ボランティアを

2010年04月21日 | 

現在、アイスランドの火山の噴火で欧州便が軒並み欠航です。私達がパリに向かう予定は一週間後ですが、運よく搭乗予定便が運航されても、それまで日本から出国できない本国人を優先して、自分達が別便に振り返られる可能性もあるでしょう。

また、パリから帰ってくる時点の火山の噴火具合や風向きによっては、今度は自分達がパリで『取り残し難民』となる可能性もあります。そして、もっと恐ろしいのは、航空会社が専門家の反対を押し切って飛行機を運行させてしまうケース。もともと飛行機が怖いのに、安全性に不安を感じながら12時間以上過ごすのは私には拷問。

ま、そうはいっても、ゴールデンウィークでも絡ませないと休みが取れない夫も楽しみにしている旅行です。航空券もホテルもキャンセルするのにはもう2,3日様子を見ようと思ってはいます。

さて、こうして悩んでいるのも案外ストレスなのですが、現在成田空港で足止めになっている外国人旅行客、欧州の飛行場で足止めになっている日本人旅行客、彼らのストレスはいかほどのものか。

ホテルの満室、本人の経済的理由で空港宿泊を余儀なくされている成田空港や関西空港の外国人。現在は寝袋やハンバーガーが配られたりしてはいますが、まる3日くらいほおっておかれた彼ら。

ニュースを見たり、話を聞いたりした人からは、「自分の家が成田空港に近ければ、1,2人くらいなら泊められるのに」という声もチラホラ出ていました。(私も、1人くらいなら受け入れられますが、自宅が成田空港から遠すぎです。)

ベルリンに昔住んでいたドイツの知人から聞いた話ですが、ベルリンの壁崩壊の時はとても寒い日だったようで、「ホテルが満室です。東から来た人達の宿泊に協力を」とテレビやラジオが市民に呼びかけをしたそうです。当時はまだ若かった知人夫妻もドレスデンから来たという老夫婦を自宅に泊めたといいます。

日本の政府も、「空港や市はなんとかしなさい」と他人事のように、しかも大幅に遅れて通達するのではなくて、テレビを通じて「成田空港で寝泊りしている外国人を受け入れられる宿泊ボランティアはいませんか?」と周辺の市民に声をかけても良かったのではないかと思います。

もちろん、外国人を受け入れるに当っては、「女性が良い」「英語ができる人が良い」「できればフランス人が良い」「高齢者が良い」という受入れ側の希望がでてくるでしょうし、受入れ側の宿泊可能日数もまちまちなので、うまくコーディネートする必要もありますし、中には怪しい人もいないわけではないので、何かあった時の保証も必要です。

(そして自腹で高いお金を払ってホテルに泊まっている外国人達の不満にも対処しなければならないでしょう。)

それでも、それで困っている外国人にも喜んでもらえ、そして周辺の住民にとっては何よりの異文化交流、国際親善にもなったことでしょう。

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