Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

使いたくなるパッケージツアー

2010年04月04日 | 旅行

前回書いたように、私の海外旅行は19832月の終わりに始まりました。この年は狂ったように海外旅行に行きまくり、8月にフィリピンのセブ島、年末年始にシンガポール、スリランカ、モルディブ。そしてそれから妊娠するまで年1回ペースで旅行をし、一時中断し、5年前から再開。

旅行は、若い頃はほとんど航空券とホテルだけがセットになったフリーのツアーを利用していました。しかし、ここ5年間はインターネットで航空券とホテルを予約する個人旅行。安い航空券(直行便)を探したり、列車の時刻表を調べたり、ホテルをあれこれ選ぶのは案外楽しいものです。

まあこれは、安い航空券を個人でも気軽に買えるようになったからできることです(これが航空会社や旅行社の経営を圧迫してしまったのでしょう。)。

旅行会社の安いツアーを利用する場合、直前まで飛行機やホテルが決まらない、というデメリットに加え、飛行機も乗り継ぎ便を利用、ホテルもとんでもない場所にあるものをあてがわれる、という恐れもありますが、個人手配の場合はすべてなし。行きたい場所だけ、行きたい時に、滞在時間も自由。

ただし、個人旅行のデメリットは、何かトラブルがあった時すべて自分で対処しなければならないこと。そして飛行場からホテルまでは自力で移動しなければならないし、観光名所をたくさん回りたい時は割り高になるということです。

観光名所を回る周遊型パッケージツアーのほとんどは、ツアー人数も多く、日程もハードです。

「人数が多くなるのは仕方がないとしても、せめてもっとゆったりとした日程を組めば、もっと利用する人も増えるのではないか。毎日宿泊地が違って、移動の時間も長いという旅行だと、まるで写真を撮る為だけみたいな旅行になってしまうのではないか。」と思うのは私だけではないと思います。

また、行先もあまりにワンパターン。

以前、欧州に住んでいる日本人の知人が、欧州旅行で日本人ツアーが訪れるところが偏りすぎていることに対して勿体ながっていました。またドイツ旅行のときに飛行機で出合ったベルリンに住むドイツ人は、「日本人はドイツに来てもロマンチック街道にほとんど言ってしまう。たとえば、ドレスデンやマイセンなど、東の方にも良い所がたくさんあるのに。」といって、飛行機の中で、東部ドイツの素晴らしさを私に聞かせてくれました(そのお陰で私達は友人になりました。)

現在の退職者はともかく、これからはバブルの頃に海外旅行をたくさん経験した世代が定年になりつつあります。また、団体旅行が嫌いな個人主義も増えていると思います。

ユニクロ商法ではありませんが、『シンプルでありながら期間(サイズ)、行先(種類)に富んだパッケージツアー』がそろそろできても良い頃かと思います。

(新しい『日本人観光客向けの名所』を作るという意味ではなく、多様性をもつということ。)

オマケ:個人的に好きな場所-フランスのアルザス、ロレーヌ地方。米国のカーメル、モントレー。大都市近郊の小さな町や村。予算に余裕があれば、古城ホテル。

コメント
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