4月30日、5月1, 3, 4日に河口湖ステラシアターで開催された「MISIA CANDLE NIGHT 2022 PEACE OF MIND」を振り返ります。
5月4日のライヴ終了後、東名のうんざりする渋滞を走り抜け、日が変わってまもなく自宅に帰着した私、早々にこのライヴのことを書くつもりだったのですが、5日に渡辺裕之さんの訃報を耳にして愕然とし、6日夜には「MISIAのオールナイトニッポンGOLD」でMISIAのコメントを聞いてますます「心の平和=Peace of Mind」を乱されて、8日には帰省ドライブの準備&早寝して、9日には2時半起きで約600kmのロングドライブして…、と、なかなか落ち着いて振り返りを書き始めることができませんでした。
でもようやくその気になりましたので、ボチボチと…。
初日のことをチラリと書いたこちらの記事もご参照くださいませ。
私が参加したのは初日と、3日目 & 最終日の3公演でした。
開催中の「MISIA星空のライヴ ACROSS THE UNIVERSE」の間を縫うように開催された今回の「MISIA CANDLE NIGHT」、「星空のライヴ」の札幌公演から2週間も空けずというスケジュールでしたから、「星空のライヴ」がベースになっているのだろうなと思っていたところ、4名のゲストが登場したことを別とすれば、バンド&コーラスは、「星空のライヴ」のメンバーからホーン隊とkbが1人が抜けてストリングスが加わるという微少な変更にとどまっていました。
でも、セットリストは、久しぶりに聴く曲や、ライヴ初披露の曲、さらには初めて耳にする新曲、そして「MISIA CANDLE NIGHT」ではお約束の曲と、「MISIA CANLDE NIGHT 2022」ならではのものだったと思います。
とりわけ、当代一流のギタリスト、村治佳織さんと沖仁さんが加わっての「ドラマ(アニメ)主題歌 4曲」が良かったぁ~。
河口湖ステラシアターという会場にもピッタリのギターの響きでした
「恋は終わらないずっと」は、ドラマ「はつ恋」のエンドロール(田貫湖からの富士山の眺め)を思い出しました。
オリジナルではMISIAがコーラスで参加した矢野顕子さんの「音楽はおくりもの」は、はるばるニューヨークから清水ミチコさんに「降りてきた」矢野顕子さんとのデュエット。
そういえば、2016年の春日大社での「世界遺産劇場 Misia Candle Night」の時にも(記事)、ミチコさんに「降りてきた」ユーミンと「雨の街を」をデュエットしてましたっけ…
初披露された新曲「希望のうた」は、矢野顕子さんがMISIAのために書き下ろした曲だそうで、「音楽はおくりもの」が縁となった曲提供なのでしょう。
でも、「音楽はおくりもの」の矢野さんとMISIAの共演は、矢野さんがこの曲を書き上げたところ、矢野顕子史上最ムズの曲で、「MISIAが歌ってくれないかな?」とTweetしたことがきっかけだったはずなのに、この「希望のうた」は、歌うとなったら「音楽はおくりもの」より格段に難しそうで、矢野さんはMISIAへの提供を前提に作った曲なのかなと思いました。
それにしても、「歌を歌おう」(さだまさし)、「Higher Love」(藤井風)、そしてこの「希望のうた」(矢野顕子)と、才能にあふれたシンガーソングライターから素晴らしい曲を続けざまに提供されるMISIA、シンガーソングライターの感性を刺激するシンガーだということなんだろな…
もう一人のゲスト、加藤登紀子さんは、2月24日以降の「MISIA星空のライヴ」で、MISIAが登紀子さんの訳詞で「花はどこへ行った」を歌い続けていることから必然的なご登場でした。
登紀子さんがMISIAのライヴに出演されるのは、2019年7月の「Misia Candle Night Reiwa」の最終日 @いわき市三崎公園野外音楽堂 以来のこと(記事)。
このときは「時には昔の話を」を1曲だけデュエットしましたが、今回は、「百万本のバラ」(feat. 村治佳織 or 沖仁)と「花はどこへ行った」の2曲でした。
「百万本のバラ」は、「MISIA星空のラジオ」のスタジオライヴで、真琴つばささんとのデュエットを聴いたことがありましたが、MISIAがライヴで歌ったのはこれが初めてだと思います。
登紀子さんの歌声はかなり低いのですが、MISIAも負けず劣らず低い声を出せるんですな
最終日の5月4日のライヴは、WOWOWで生中継されて、私も予約録画しました。そして、さっそく5日に録画を視て反芻したあと、BDにダビングして、別邸に持って帰り、そして、再度鑑賞いたしました。
別邸の大スクリーンでみると、私の姿もしっかりと確認できました
マスクをしていたからすぐ判る
この日の私の座席は、1階席の最も下手(しもて)側の最前列でして、この日、物理的にステージに一番近い席でした(アリーナ席は前方の数列が撤去されてカメラエリアになっていた)。1歩前に踏み出せばステージの端っこに触れられるほど っつうか、終演後にタッチしてきました
録画を視ると、ところどころ、カメラがステージ上の動きに反応しきれていないところが散見されました。←生中継ならでは
当日は10台以上のカメラが入っていましたので、それぞれのテイクを再編集して、BD / DVD化されることを願っております。
ところで、3公演目が行われた5月3日に、俳優の渡辺裕之さんが亡くなられたことが、5月5日に発表されました。
今回のライヴには、「星空のライヴ ACROSS THE UNIVERSE」と同様、渡辺さんのお嬢さん、渡辺磨裕美さんがコーラスで出演されていましたが、MISIAが語ったところによると、磨裕美さんを含めて、ライヴ出演者には渡辺さんの訃報は伏せられていたとか。
おそらく、お母様の原日出子さんほかご家族の意向でこういう対応にしたのだろうなと想像しています。
実は、5月3日のライヴでは、冒頭の数曲の間、いつもはニコニコの磨裕美さんの表情が固く、どうしたんだろうと思っていたのですが、渡辺裕之さんの件とは関係なさそうです。
渡辺裕之さんのご冥福をお祈りすると共に、磨裕美さんが5月31日の「星空のライヴ ACROSS THE UNIVERSE」高知公演から、元気にステージに立たれることを願っています。
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