三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

キネマ旬報2008年ベストテン特集号

2009年02月12日 | 映画

キネマ旬報のベストテン特集号を買う。
『青い鳥』が日本映画20位とは低すぎる。
どうしてベストテンに入っていないだろうか、見ていない人が多いのではと思ってしまった。
ベストテン選考委員ははたして一年間に何本映画を見ているのだろうか。
封切り本数は、日本映画が418本、外国映画は388本。
全部の映画を見るのはいくら何でも無理。
見ていない映画は採点表を×にしたらどうだろう。
×だらけになったら格好悪いけど。

日本映画は62人によって119本、外国映画は63人によって158本が選ばれている。
そのうち1人しか投票していない作品は、日本映画は46本、外国映画は58本、つまり三分の一は1人しか選んでいないことになる。

選んだ作品のうち何本ベストテンに入っているかというと、日本映画は品田、新藤、轟の三氏の7本、外国映画は稲田、金澤、黒田、品田、芝山、高崎、轟、森直人の八氏の6本が最高。
品田、轟両氏の好みはきわめてオーソドックスということになる。
キネ旬編集部はどちらも7本、スクリーン誌のベストテンもキネ旬ベストテンと7本が一緒。
何人かで選んだ作品と、何十人で選んだ作品は似たり寄ったりになるということか。
逆に1本もベストテンに入っていないのは、日本映画は浦崎、野村、渡部の三氏、外国映画は秋本、山田、渡辺、渡部の四氏で、1本だけベストテンに入っている人が11人もいる。
これらの人の好みが特別に変わっているわけではない。
ちなみに、観客が私一人だった『ハロウィン』は102位、『劇場版メジャー』は選外だった。

キネマ旬報ベストテン特集号が何十冊かあるので、古いものは処分しようと古本屋に電話していくらで引き取るか聞いてみた。
そしたら、10円か20円だと言う。
売れないので100円ぐらいの値段をつけるしかないそうだ。
30年前には神田の古本屋で3千円ぐらいしてたのに。
トホホでした。

コメント
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