三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

パソコンの買い換え

2008年06月25日 | 日記

パソコンが突然シャットダウンするようになり、こりゃやばいというので、完全に壊れてしまう前に新しいパソコンを買っておくことにした。
早めに買っておけば、設定やソフトのインストールがあたふたせずに余裕を持ってできる、頭いい、むふふ、のつもりだった。
ところが、結局はあたふたが長引いただけだった。

フォントをインストールしようとしても「フォント」の「ファイル」が表示されていない。
VistaはXPとはプロバイダとの接続の仕方がちがってて、ネットへの接続をどうやってしたらいいかわからない。
ATOKのユーザー辞書を入力できない。
で、そうしたもろもろの難問の解決法をネットで検索して調べないといけない。

なーんだ、というのがあれば、いくらやってもうまくいかないのもある。
お気に入りやメールのインポートがそれで、Outlook ExpressがWindowsメールに変わっていて、いくらやってもフォルダの中にファイルが見つからず一苦労。
筆まめはイラストがいまだにインストールできない。

おまけにプリンタをパソコンにつなごうと思ったら、パソコンにピンのコネクタ(正式にはどういう名前なのだろうか)がついていない。
パソコンを買った某電気店に行くと、「今のパソコンはUSBコネクタになっているので、USBプリンタコンバータケーブルでつながないといけない。しかしケーブルがプリンタと対応しているかどうかわからない。対応してないとそのプリンタは使えない」と言う。
げげっと思ったが、とりあえずコンバータケーブルを買い、プリンタドライバをダウンロードして印刷を試みるも、悲しいかな印刷できない。
ケーブルが私のプリンタと対応していないことがわかった。
というわけで、まだ使えるプリンタを捨てて新しいのを買わなければいけないはめになったわけです。
仕方ないので、新しいプリンタを買って、ついでに古いのを処分してもらうために、またまた某電気店に出かけることになった。
ところが、今度応対した店員は「USBケーブルでつなげば使えますよ」と教えてくれた。
ということでプリンタを買い換えなくてすんだ。
めでたしめでたし。
それにしても、プリンタ(LBP1620)はすごく重くて、我が家から某電気店、そして再び我が家に持って帰るのはしんどかったし、とにかく時間の無駄。


キーボードもキーの配置が違うので使いにくいし、新製品が出ると「より便利に、より快適に」と宣伝するが、オジサンにとって「より不便に、より不快に」にしかならない。
次にパソコンを買い換えるころは、パソコンは今よりさらに日進月歩しているだろうし、私はといえば日退月衰なわけで、どうなることやらと気が重い。


で、快適便利が生み出す無駄について。
某先生のお話の中に、地球上で飢え死にする人は3秒に1人、日本の自給率は39パーセントだが、食糧のうち3分の1が捨てられている、ということがあった。
年間2400万人の人が餓死しているとどこかで読んだ記憶があり、3秒に1人だと約1000万人である。
どうなのだろうか、ネットで確認してみた。

国連世界食糧計画に、
「飢えを原因として毎日、5歳未満の子ども18000人を含む、25000人が命を落としています」
「6秒に1人、子どもが飢えのために命を落としています」

ということである。
1日25000人ということは、年間約900万人ということになる。
ネットワーク『地球村』には、
「飢餓が原因で1日に4~5万人(1年間に1500万人以上)の人が亡くなっており」
とある。

では、日本ではどれだけの食糧が捨てられているのだろうか。
ネットワーク『地球村』によると、
「日本の食品の約7割は、世界から輸入したものです。私たちは年間5800万トンの食糧を輸入しながら、その3分の1(1940万トン)を捨てています。
食糧の廃棄率では世界一の消費大国アメリカを上回り、廃棄量は世界の食料援助総量740万トンをはるかに上回り、3000万人分(途上国の5000万人分)の年間食料に匹敵しています。
日本の食品廃棄の実に半分以上にあたる1000万トンが家庭から捨てられています」

ということは、日本で捨てられている食糧が有効に使われるなら、餓死する人はいなくなるわけである。
もっとも、その食糧をどのようにして飢えている人たちのところまで届けるかとか、いろんな問題があるだろうから、そう簡単にはいかないのはわかるが、それにしてももったいない話である。

で、驚いたことに日本でも餓死者が少なからずいるのである。
しんぶん赤旗
「厚生労働省の直近の調査で、2005年には82人(男性70人、女性12人)が餓死していました。04年には、71人(男性57人、女性14人)、03年には97人(男性77人、女性20人)となっています。
 厚労省によると、調査は死亡診断書に「餓死」と記されたものを集計したもの。餓死状態で発見されたさい、死亡診断者に別の病名がつけられる場合もあり、実態はさらに多いとみられ、「厚労省調査の数字は氷山の一角」と研究者は指摘します」

日本では食べるものがなくて困っている人はいない、なんてことを言ったりするが、それは大間違いだとは。

食糧にかぎらず、我々はさまざまな無駄遣いをすることによって便利で快適な生活をしているのだが、それは多くの人が苦しみ、死んでいく上に成り立っているわけで、恥じるしかない。

     
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コメント (11)
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