オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

今日聴いたCD 2月8日

2012年02月08日 13時29分34秒 | 今日、聴いたCD
①橋本國彦   交響曲第2番、三つの和讃 湯浅卓雄指揮芸大フィルハーモニア、福島明也(バリトン)(2011年録音 NAXOS盤)
②芥川也寸志  交響三章 湯浅卓雄指揮ニュージーランド交響楽団 (2002年録音 NAXOS盤)
③ディーリアス 「レクイエム」「牧歌ー私はかつて人の多い都市を通った」「夜明け前の歌」「別れの歌」メレディス・デイヴィス指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団その他(EMI盤)
④橋本國彦   交響曲第1番 沼尻竜典指揮東京都交響楽団(2001年録音 NAXOS盤)

昨晩は大失敗をしてしまった。
仕事から帰宅後、フィギュアスケートの全米選手権のエキシビションの録画を見たのだが、当日、BSでスターズオンアイスの放送があったことをすっかり忘れていた。気がついた時、後の祭りだった。残念!無念!

全米選手権のエキシビションの録画を見終えたあと、グラズノフのバレエ「ライモンダ」のDVDを見る。
皆様既にニュース等で御存知だと思いますが高校2年生の菅井円加さんがスイスのローザンヌ国際バレエコンクールで見事、優勝しました。
ニュースでチラッと本選の映像を見ました。その時の音楽が「ライモンダ」でした。グラズノフの音楽が好きな私は嬉しくたまりませんでした。
聴くところによると、菅井円加さんはイギリスのバーミンガム・ロイヤル・バレエ団への留学を希望しているらしい。
このバレエ団は吉田都さんが在籍していたバレエ団。
クラシックバレエも大好きな私にとって、また新しい才能の登場に、今後の楽しみが増えました。
近い将来、ステージで菅井円加さんが演ずる「ライモンダ」を見たいものです。

前置きが長くなりました。
NAXOSの名物シリーズに「日本作曲家選輯」があります。私は、このシリーズは1枚も欠かさず購入しています。日本人作曲家の作品と言うと、どうしても現代音楽と思われてしまいますが、このシリーズは山田耕作から武満徹まで、さまざまな音楽が網羅されていて、けっして難解ではなく、逆に心にしみる作品や面白い作品も多く、一度聴いたら癖になるシリーズです。
その中で、このシリーズの最初の頃、発売されたCDで橋本國彦の交響曲第1番があり、初めて聴いた時、戦前に我が国で既に、こんなに規模が大きく、そしてメロディーに満ちた交響曲があったのか!と驚きました。
交響曲第1番は1940年「皇紀2600年奉祝曲」として書かれていた作品。
橋本國彦は戦前、現在の東京芸術大学の前身である東京音楽学校の教授を務めていた人物で、戦前の日本の音楽界の中心的存在の人物と言ってよいでしょう。
1945年、日本は敗戦。翌年、橋本は戦争中の活動の責任を取る形で教授職を辞することになる。
交響曲第1番の解説書に、戦後、新憲法制定を祝う祝賀会の為に書かれた交響曲第2番と親鸞聖人のテキストに作曲にした独唱とオケのための作品「三つの和讃」があり、ぜひ聴いてみたいと思っていましたが、やっと耳にすることが出来ました。
交響曲は1947年、「三つの和讃」は1948年の作品。そして橋本國彦は1949年、癌のため、この世を去る。44歳の若さだった。
さて、今回のCDは橋本が母校であり、礎を作った東京芸術大学の教授たちが中心になって録音、デザイン、解説まで全てに渡って制作された作りに作ったCDである。消耗品のようになったCDの中で、まさに手作りのCD。私にとって、また大切なCDが増えました。
交響曲第2番は第1楽章冒頭でいきなり、何か希望に満ちた心のこもったメロディに、しんみりさせられた。心にしみるメロディである。戦後の混乱の中で、この作品はどのような雰囲気で初演されたのか思いを馳せるものがあります。
また「三つの和讃」では作曲者は親鸞の言葉に何の救いを求め、心の平安を見ようとしたのか?
これからも、じっくりと聴きこんで行きたいCDです。
このあと、橋本國彦が教授時代の弟子だった芥川也寸志の作品を聴く。

そして、しばらく頓挫していたディーリアス全集の中から14枚目のCDを聴く。
「レクイエム」は期待が高すぎたのか、ややガッカリ。日を改めて聴くことにしましょう。
それよりも「夜明け前の歌」「別れの歌」が素晴らしかった。よく分からないがディーリアスの代表作といって良いでしょう。

さてさて、これからCSのJスポーツ4で全米選手権のアイスダンスの放送。
アイスダンスにハマっている私。