オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

今日聴いたCD,2月10日

2012年02月10日 15時00分35秒 | 今日、聴いたCD
①モーツァルト 交響曲第25番ト短調、交響曲第29番イ長調、交響曲第35番ニ長調「ハフナー」
 ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団(1953年、1956年ニューヨークでのライブ録音 )
②橋本國彦  交響曲第2番 湯浅卓雄指揮芸大フィルハーモニア(2002年録音 NAXOS盤)
③ヨハン・シュトラウス2世 ワルツ「朝の新聞」「美しき青きドナウ」「シトロンの花咲くころ」「皇帝円舞曲」 ウィリー・ボスコフスキー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(デッカ盤)

数日前、私のCD棚が、あまりにもゴチャゴチャなので整理をしました。その時、ワルター指揮によるモーツァルトのライブ録音のCDを発見?すっかり忘れていたようだ。
私はワルターのニューヨーク・フィルとのモーツァルトの録音が大好きである。常識的な聴き手の皆様は晩年のコロンビア交響楽団との録音が大好きのようですが、私は、やっぱり、ニューヨーク・フィルとの録音。演奏の覇気、響きが違う。やっぱり私は世間様から外れた聴き手なのでしょう。
さて今日、聴いた録音では交響曲第25番が素晴らしかった。ト短調と言えば第40番が超有名ですが、こちらのト短調は厳しい音楽。もっと多くの方に知って欲しい作品。
ワルターの手にかかると第1楽章は、この若きモーツァルトの作品から慟哭が聴こえそうである。まだ第3楽章の中間部でのトリオの旋律の歌い方は、ワルターしか出来ない。全曲通じて流れる厳しさの中で唯一、明るさを感じました。
「ハフナー」は、もう少し録音状態が良ければと思った。第1楽章の冒頭は、もっと凄かったに違いない。

ワルターのモーツァルトのあと、また橋本國彦の交響曲第2番を聴く。
第1楽章のメロディが心にしみます。

今週の火曜から木曜の深夜、3回にわたってNHK・BSでBSアーカイブスとして「ハプスブルク帝国」の放送がありました。残念ながら1回目の放送は気がつくのが遅く見落としてしまった。私が見たのは第2回「女帝マリア・テレジア」と第3回「美しき青きドナウ」である。
数年前に放送されたとのことですが、私は、この番組のことを知りませんでした。
オーストリアと言うと音楽の都「ウィーン」のイメージが強いのですが、大オーストリア帝国の歴史、そして民族の独立の歴史を知る上で、素晴らしい番組でした。またシェーンブルン宮殿の内部の凄さには感嘆するものがありました。
また共和国となった現在でも女帝マリア・テレジアの考え、姿勢を今でも受け継いでいるオーストリアの様子に心が動かされものがありました。
そしてハイドン、ベートーヴェン、ヨハン・シュトラウス、マーラーといった作曲家が何故、ウィーンにいたか分かるような気がしました。
マリア・テレジアの言葉「私はサリエリよりハイドンの音楽の方が作品が斬新で好きです」と言う言葉が、たいへん印象に残りました。
私はまだ、ヨーロッパへは一度も行ったことがありません。ローマ、ミュンヘン、ヘルシンキなど訪ねて見たい場所は多々ありますが、もしヨーロッパ行のチャンスがあれば、やはりウィーンはぜひ訪ねてみたい。おそらく私の見果てぬ夢だと思いますが。
と、いう事で今日はウィンナーワルツを何曲か聴きました。
「美しき青きドナウ」は合唱版の方で聴きました。オーストリアの歴史を思いながら聴くのも、また一興だと思います。

今、CSのフジテレビONEで昨年暮の「メダリスト・オン・アイス」をノーカットで放送しています。
大忙しである。
スティファン・ランビエールはヴェルディの歌劇「リゴレット」の音楽での演技。
有名な「女心の歌」はプラシド・ドミンゴの歌唱だな。
それにしても、このオペラの第1幕の冒頭の音楽を氷上で表現するとは!
さすがである。



2012年全米選手権、アイスダンス

2012年02月10日 09時41分31秒 | 私はアイスダンスが大好き!
いよいよフィギュアスケートの四大陸選手権が開幕しますが、私自身、まだ全米選手権の余韻が大きく残っていて困った状態である。
まだ、アシュリー・ワーグナーやアリッサ・シズニー、そしてメリル・デイビス&チャーリー・ホワイト、シブタニ兄妹が、今も頭の中で舞っている。
そして欧州選手権の女子シングルのフリーの録画を、まだ見ていない。早く見なくては。
そして早急に気分を入れ替えて四大陸選手権モードにしなくてはいけません。

それにしてもCSのJ SPORTS様様である。
地上波やBSで放送されない海外のスケーターたちの素晴らしい演技を見ることが出来るのだから!そして美しい映像で!
別料金が発生するオプション番組ですが真のフィギュアスケートファンにとっては、絶対に欠くことの出来ない番組。
地上波の放送のように芸能人が出てきたり、やたらと競技会以外の映像が流れたりしないシンプルな番組構成なので安心して見ることが出来ます。

一昨日、全米選手権のアイスダンスの放送を見る。
それにしてもアイスダンスは見ていて本当に楽しい。
スケーティングの技術の競い合いも大きな見どころですが、やはりワルツ、ラテン、タンゴなど様々な音楽、そして他の競技にはない独特な華やかさに、ハマってしまいます。

さて全米選手権のアイスダンス。
やはりメリル・デイビス&チャーリー・ホワイトとマイア・シブタニ&アレックス・シブタニの2組が群を抜いている。
昨年の世界選手権での1位と3位のカップルなので当然と言えば当然なのかもしれませんが・・・。
シブタニ兄妹はショートダンスのプログラムを変更していた。昨年のGPファイナルでは、今一つ得点が伸びなかったので、世界選手権を見据えての変更でしょう。演技の流れが良くなったように見えます。
それにしても兄貴のアレックスを見ていてスコット・モイアと雰囲気が似て来たように感じるたのは私の思い過ぎかな?
フリーダンスの「グレン・ミラーメドレー」は、やはりご機嫌である。
昔の良きアメリカの音楽で演技させたらシブタニ兄妹の右にでる者はないですね。

そして優勝のメリル・デイビス&チャーリー・ホワイト。
やはりフリーダンスのヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」序曲での演技が圧巻。本当に凄い!人間は氷の上で、ここまで演技が出来るのか!
GPシリーズでも素晴らしい演技を見せてくれましたが、さらに磨きがかかりました。
3月の世界選手権では、どこまで高い境地になるのか、恐ろしくなるくらいである。
カナダのテッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアとのたいへんなレベルでの競い合いが、たいへん楽しみです。
解説の藤森美恵子さんも、とにかく最高の演技を、じっくりと見て下さいとばかり「こうもり」の演技中、一切解説なし。
見ている私も演技とヨハン・シュトラウスの音楽に酔うばかりである。
GPファイナルの放送では、解説のK氏が、演技中、やたらとゴチャゴチャ言っていて、聞き苦しかった事と正反対でした。
それにしても、この「こうもり」のプログラム。
今シーズンのフィギュアスケートの全種目の中で私のベストワンのプログラムかもしれません。