オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

2012年、四大陸選手権・女子シングルSP

2012年02月11日 22時18分03秒 | 2011-2012年シーズン
四大陸選手権の放送。
午前のCSのJスポーツ4での生中継の録画を見る。
私はフジテレビのフィギュアスケート放送が大嫌いである。
知ったかぶりのタレントとフィギュアスケートに無知な女子アナ。新聞のテレビ欄を見ただけで嫌になってくる。
私は全選手の演技を見ましたが、地上波では、どこまで放送してくれたのだろうか?
キャロライン・ジャンやアグネス・ザワツキーは、きちんと紹介してくれたのでしょうか?
我が家はスカパ!と契約していて本当に良かった!

前の方のグループではタイ、フィリピン、プエトリコなど、あまり見る事の出来ない国の選手の演技を見ることが出来て面白かった。
南アフリカの選手は美人だった。母親のコーチも美人だった。

SP1位と2位は全日本選手権と全米選手権の優勝者。やはり当然か。
アシュリー・ワーグナー、やはり良かった。全米選手権の好調が続いているようだ。
キャロライン・ジャンも良かった。やはり彼女の笑顔を見ると何故かホッとします。
私の期待の星、アグネス・ザワツキーは最初のジャンプでの転倒が痛かった。それにしても、まだ17歳。凄い色気あふれる演技。おじさんはメロメロです。
今井遥さん。んー。とにかく、明日のフリーは今シーズン最後の演技。悔いのない演技を期待したいです。
村上佳菜子さん。体調不良で心配しましたが、さすがでした。明日のフリー、期待大です。
そして浅田真央さん。衣装が変わりました。私は新しい衣装の方が好きです。トリプルアクセルへの挑戦。完璧ではありませんでしたが、真央さんの前向きな姿勢に何か嬉しさを感じました。来月の世界選手権に向けて、いい滑り出しになったと思います。

明日はフリー。
当然、Jスポーツ4の生中継を録画します。
今日の深夜はパリ・オペラ座バレエの「コッペリア」、明日の早朝はNHK交響楽団のバルトークの歌劇「青ひげ公の城」そして四大陸選手権の女子シングルのフリー。
録画予約、フル回転。大忙しです。






今日聴いたCD,2月10日

2012年02月10日 15時00分35秒 | 今日、聴いたCD
①モーツァルト 交響曲第25番ト短調、交響曲第29番イ長調、交響曲第35番ニ長調「ハフナー」
 ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団(1953年、1956年ニューヨークでのライブ録音 )
②橋本國彦  交響曲第2番 湯浅卓雄指揮芸大フィルハーモニア(2002年録音 NAXOS盤)
③ヨハン・シュトラウス2世 ワルツ「朝の新聞」「美しき青きドナウ」「シトロンの花咲くころ」「皇帝円舞曲」 ウィリー・ボスコフスキー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(デッカ盤)

数日前、私のCD棚が、あまりにもゴチャゴチャなので整理をしました。その時、ワルター指揮によるモーツァルトのライブ録音のCDを発見?すっかり忘れていたようだ。
私はワルターのニューヨーク・フィルとのモーツァルトの録音が大好きである。常識的な聴き手の皆様は晩年のコロンビア交響楽団との録音が大好きのようですが、私は、やっぱり、ニューヨーク・フィルとの録音。演奏の覇気、響きが違う。やっぱり私は世間様から外れた聴き手なのでしょう。
さて今日、聴いた録音では交響曲第25番が素晴らしかった。ト短調と言えば第40番が超有名ですが、こちらのト短調は厳しい音楽。もっと多くの方に知って欲しい作品。
ワルターの手にかかると第1楽章は、この若きモーツァルトの作品から慟哭が聴こえそうである。まだ第3楽章の中間部でのトリオの旋律の歌い方は、ワルターしか出来ない。全曲通じて流れる厳しさの中で唯一、明るさを感じました。
「ハフナー」は、もう少し録音状態が良ければと思った。第1楽章の冒頭は、もっと凄かったに違いない。

ワルターのモーツァルトのあと、また橋本國彦の交響曲第2番を聴く。
第1楽章のメロディが心にしみます。

今週の火曜から木曜の深夜、3回にわたってNHK・BSでBSアーカイブスとして「ハプスブルク帝国」の放送がありました。残念ながら1回目の放送は気がつくのが遅く見落としてしまった。私が見たのは第2回「女帝マリア・テレジア」と第3回「美しき青きドナウ」である。
数年前に放送されたとのことですが、私は、この番組のことを知りませんでした。
オーストリアと言うと音楽の都「ウィーン」のイメージが強いのですが、大オーストリア帝国の歴史、そして民族の独立の歴史を知る上で、素晴らしい番組でした。またシェーンブルン宮殿の内部の凄さには感嘆するものがありました。
また共和国となった現在でも女帝マリア・テレジアの考え、姿勢を今でも受け継いでいるオーストリアの様子に心が動かされものがありました。
そしてハイドン、ベートーヴェン、ヨハン・シュトラウス、マーラーといった作曲家が何故、ウィーンにいたか分かるような気がしました。
マリア・テレジアの言葉「私はサリエリよりハイドンの音楽の方が作品が斬新で好きです」と言う言葉が、たいへん印象に残りました。
私はまだ、ヨーロッパへは一度も行ったことがありません。ローマ、ミュンヘン、ヘルシンキなど訪ねて見たい場所は多々ありますが、もしヨーロッパ行のチャンスがあれば、やはりウィーンはぜひ訪ねてみたい。おそらく私の見果てぬ夢だと思いますが。
と、いう事で今日はウィンナーワルツを何曲か聴きました。
「美しき青きドナウ」は合唱版の方で聴きました。オーストリアの歴史を思いながら聴くのも、また一興だと思います。

今、CSのフジテレビONEで昨年暮の「メダリスト・オン・アイス」をノーカットで放送しています。
大忙しである。
スティファン・ランビエールはヴェルディの歌劇「リゴレット」の音楽での演技。
有名な「女心の歌」はプラシド・ドミンゴの歌唱だな。
それにしても、このオペラの第1幕の冒頭の音楽を氷上で表現するとは!
さすがである。



2012年全米選手権、アイスダンス

2012年02月10日 09時41分31秒 | 私はアイスダンスが大好き!
いよいよフィギュアスケートの四大陸選手権が開幕しますが、私自身、まだ全米選手権の余韻が大きく残っていて困った状態である。
まだ、アシュリー・ワーグナーやアリッサ・シズニー、そしてメリル・デイビス&チャーリー・ホワイト、シブタニ兄妹が、今も頭の中で舞っている。
そして欧州選手権の女子シングルのフリーの録画を、まだ見ていない。早く見なくては。
そして早急に気分を入れ替えて四大陸選手権モードにしなくてはいけません。

それにしてもCSのJ SPORTS様様である。
地上波やBSで放送されない海外のスケーターたちの素晴らしい演技を見ることが出来るのだから!そして美しい映像で!
別料金が発生するオプション番組ですが真のフィギュアスケートファンにとっては、絶対に欠くことの出来ない番組。
地上波の放送のように芸能人が出てきたり、やたらと競技会以外の映像が流れたりしないシンプルな番組構成なので安心して見ることが出来ます。

一昨日、全米選手権のアイスダンスの放送を見る。
それにしてもアイスダンスは見ていて本当に楽しい。
スケーティングの技術の競い合いも大きな見どころですが、やはりワルツ、ラテン、タンゴなど様々な音楽、そして他の競技にはない独特な華やかさに、ハマってしまいます。

さて全米選手権のアイスダンス。
やはりメリル・デイビス&チャーリー・ホワイトとマイア・シブタニ&アレックス・シブタニの2組が群を抜いている。
昨年の世界選手権での1位と3位のカップルなので当然と言えば当然なのかもしれませんが・・・。
シブタニ兄妹はショートダンスのプログラムを変更していた。昨年のGPファイナルでは、今一つ得点が伸びなかったので、世界選手権を見据えての変更でしょう。演技の流れが良くなったように見えます。
それにしても兄貴のアレックスを見ていてスコット・モイアと雰囲気が似て来たように感じるたのは私の思い過ぎかな?
フリーダンスの「グレン・ミラーメドレー」は、やはりご機嫌である。
昔の良きアメリカの音楽で演技させたらシブタニ兄妹の右にでる者はないですね。

そして優勝のメリル・デイビス&チャーリー・ホワイト。
やはりフリーダンスのヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」序曲での演技が圧巻。本当に凄い!人間は氷の上で、ここまで演技が出来るのか!
GPシリーズでも素晴らしい演技を見せてくれましたが、さらに磨きがかかりました。
3月の世界選手権では、どこまで高い境地になるのか、恐ろしくなるくらいである。
カナダのテッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアとのたいへんなレベルでの競い合いが、たいへん楽しみです。
解説の藤森美恵子さんも、とにかく最高の演技を、じっくりと見て下さいとばかり「こうもり」の演技中、一切解説なし。
見ている私も演技とヨハン・シュトラウスの音楽に酔うばかりである。
GPファイナルの放送では、解説のK氏が、演技中、やたらとゴチャゴチャ言っていて、聞き苦しかった事と正反対でした。
それにしても、この「こうもり」のプログラム。
今シーズンのフィギュアスケートの全種目の中で私のベストワンのプログラムかもしれません。




今日聴いたCD 2月8日

2012年02月08日 13時29分34秒 | 今日、聴いたCD
①橋本國彦   交響曲第2番、三つの和讃 湯浅卓雄指揮芸大フィルハーモニア、福島明也(バリトン)(2011年録音 NAXOS盤)
②芥川也寸志  交響三章 湯浅卓雄指揮ニュージーランド交響楽団 (2002年録音 NAXOS盤)
③ディーリアス 「レクイエム」「牧歌ー私はかつて人の多い都市を通った」「夜明け前の歌」「別れの歌」メレディス・デイヴィス指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団その他(EMI盤)
④橋本國彦   交響曲第1番 沼尻竜典指揮東京都交響楽団(2001年録音 NAXOS盤)

昨晩は大失敗をしてしまった。
仕事から帰宅後、フィギュアスケートの全米選手権のエキシビションの録画を見たのだが、当日、BSでスターズオンアイスの放送があったことをすっかり忘れていた。気がついた時、後の祭りだった。残念!無念!

全米選手権のエキシビションの録画を見終えたあと、グラズノフのバレエ「ライモンダ」のDVDを見る。
皆様既にニュース等で御存知だと思いますが高校2年生の菅井円加さんがスイスのローザンヌ国際バレエコンクールで見事、優勝しました。
ニュースでチラッと本選の映像を見ました。その時の音楽が「ライモンダ」でした。グラズノフの音楽が好きな私は嬉しくたまりませんでした。
聴くところによると、菅井円加さんはイギリスのバーミンガム・ロイヤル・バレエ団への留学を希望しているらしい。
このバレエ団は吉田都さんが在籍していたバレエ団。
クラシックバレエも大好きな私にとって、また新しい才能の登場に、今後の楽しみが増えました。
近い将来、ステージで菅井円加さんが演ずる「ライモンダ」を見たいものです。

前置きが長くなりました。
NAXOSの名物シリーズに「日本作曲家選輯」があります。私は、このシリーズは1枚も欠かさず購入しています。日本人作曲家の作品と言うと、どうしても現代音楽と思われてしまいますが、このシリーズは山田耕作から武満徹まで、さまざまな音楽が網羅されていて、けっして難解ではなく、逆に心にしみる作品や面白い作品も多く、一度聴いたら癖になるシリーズです。
その中で、このシリーズの最初の頃、発売されたCDで橋本國彦の交響曲第1番があり、初めて聴いた時、戦前に我が国で既に、こんなに規模が大きく、そしてメロディーに満ちた交響曲があったのか!と驚きました。
交響曲第1番は1940年「皇紀2600年奉祝曲」として書かれていた作品。
橋本國彦は戦前、現在の東京芸術大学の前身である東京音楽学校の教授を務めていた人物で、戦前の日本の音楽界の中心的存在の人物と言ってよいでしょう。
1945年、日本は敗戦。翌年、橋本は戦争中の活動の責任を取る形で教授職を辞することになる。
交響曲第1番の解説書に、戦後、新憲法制定を祝う祝賀会の為に書かれた交響曲第2番と親鸞聖人のテキストに作曲にした独唱とオケのための作品「三つの和讃」があり、ぜひ聴いてみたいと思っていましたが、やっと耳にすることが出来ました。
交響曲は1947年、「三つの和讃」は1948年の作品。そして橋本國彦は1949年、癌のため、この世を去る。44歳の若さだった。
さて、今回のCDは橋本が母校であり、礎を作った東京芸術大学の教授たちが中心になって録音、デザイン、解説まで全てに渡って制作された作りに作ったCDである。消耗品のようになったCDの中で、まさに手作りのCD。私にとって、また大切なCDが増えました。
交響曲第2番は第1楽章冒頭でいきなり、何か希望に満ちた心のこもったメロディに、しんみりさせられた。心にしみるメロディである。戦後の混乱の中で、この作品はどのような雰囲気で初演されたのか思いを馳せるものがあります。
また「三つの和讃」では作曲者は親鸞の言葉に何の救いを求め、心の平安を見ようとしたのか?
これからも、じっくりと聴きこんで行きたいCDです。
このあと、橋本國彦が教授時代の弟子だった芥川也寸志の作品を聴く。

そして、しばらく頓挫していたディーリアス全集の中から14枚目のCDを聴く。
「レクイエム」は期待が高すぎたのか、ややガッカリ。日を改めて聴くことにしましょう。
それよりも「夜明け前の歌」「別れの歌」が素晴らしかった。よく分からないがディーリアスの代表作といって良いでしょう。

さてさて、これからCSのJスポーツ4で全米選手権のアイスダンスの放送。
アイスダンスにハマっている私。




 

2012年全米選手権、エキシビション

2012年02月07日 22時46分58秒 | 2011-2012年シーズン
CS放送のJスポーツ4で放送された今年のフィギュアスケートの全米選手権・エキシビションの録画を見る。
楽しかった!
全日本選手権のエキシビション(メダリスト・オン・アイス)の様に、派手にショーアップされていないので、比べると、たいへん地味ですが何か落ち着いて見ることが出来る。何故だろう?
ノービスやジュニアの優勝者も登場して、その見事な演技にアメリカのフィギュアスケートの選手の厚さを強く感じました。
ペアのジュニアのペアの優勝者の女性はシニアのペアの優勝者ケイディー・デニーの妹さんという事で、びっくり。
キュートな美人で胸がドキドキしました。
今回の大発見!これからは要チェックである。
マイア・シブタニ&アレックス・シブタニ、アシュリー・ワーグナー、メリル・デイビス&チャーリー・ホワイト達の極上の演技に酔うばかり。
そして、やはり胸が一番、ときめいたのはアリッサ・シズニーである。
やっぱりアリッサ・シズニーである。
真っ白の衣装での演技。
映画「ムーンリバー」の音楽。
解説で「エレガント」と言う言葉が出ましたが、まさにピッタリの言葉である。
技術というものを超越してフィギュアスケートの持つ本当の美しさ、優雅さを強く感じさせてくれる素晴らしい演技。
昨年のグランプリ・ファイナルの頃のケガは、まだ完治していないので、四大陸選手権は出場しないで、十分に調整して世界選手権に全てを賭けるとの事。
世界選手権では極上の演技を期待しています。
シベリウスの「悲しきワルツ」で!





N響の「一千人の交響曲」

2012年02月05日 21時01分18秒 | NHK交響楽団
昨晩は決算棚卸の為、店で徹夜。一睡もしていない。
早く帰宅するつもりでしたが、何だかんだで店を出たのは夜の7時前だった。
眠いぞ!

帰宅してさっさと横になればいいのに、毎週日曜のお楽しみ、NHK・BSで早朝に放送されたNHK交響楽団の定期演奏会の放送の録画を見てしまう。
今日の放送は昨年12月の演奏会からマーラーの交響曲第8番「1千人の交響曲」である。
指揮はシャルル・デュトワ。合唱は東京混声合唱団、NHK東京児童合唱団。
私は、この作品を映像で見るのは初めてである。
あの広いNHKホールのステージ一杯に勢ぞろいしているオーケストラとコーラスの様子を見て、この作品の規模の大きさを実感する。
聴いていて、やはり我をを忘れる作品である。
デュトワの指揮も単なる音の洪水ではなく、じっくりとした演奏で良かった。第2部の最後の盛り上がりは、やはり凄いものを感じました。
この作品の第2部はゲーテの「ファウスト」第2部から終幕である。
マーラーは大規模なオケとコーラスを使って、「ファウスト」から我々に何を伝えようとしたのでしょうか。晩年にさしかかろうとしたマーラーは「ファウスト」の大詰めの場面から、何を見ようとしたのでしょうか。
愛と救済の世界だろうか。
私はソプラノによる「贖罪の女」の独唱が大好きである。
贖罪の女はグレートヒェンである。今や罪の女としてマリアに身を寄せ、ファウストの救済を願っている。

「御覧下さい。あらゆる地上の絆を、
 古い殻をかなぐり捨てて、
 霊気の衣の中から
 最初の若々しい力が現れる!
 この人を教え、導くことをお許し下さい。
 彼は新しい日をまぶしがっているのです」

この部分で私が一番好きな演奏はクーベリック指揮でのエデット・マティスの歌唱です。(ドイツグラモフォン盤)
多くの方々は、どうしても、この作品の規模の大きさに魅かれているのでしょう。
私はやはり「ファウスト」に対するマーラーの気持ちに思いを馳せてしまいます。

たいへん眠くなってきました。
今日はここまで。
もう寝ます。








今日聴いたCD 2月3日

2012年02月03日 13時15分00秒 | 今日、聴いたCD
①ワーグナー 楽劇「ニュールンベルクのマイスタージンガー」全曲。アルトゥーロ・トスカニーニ指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団(1937年ザルツブルク音楽祭でのライブ録音 MEMORIES REVERENCE盤)

今日も、たいへん寒い一日である。昨日の朝、出社して駐車場の清掃。横殴りの風も強く正に極寒状態。温度計は氷点下だった。
寒いぞ!
明日は店に泊まり込んでの決算棚卸。厳しく長い一日になりそうである。

今日は朝、起きてDVDでバレエ「白鳥の湖」の第4幕を見る。そして、そのあと、フィギュアスケートの全米選手権でのアシュリー・ワーグナーのフリーの演技を見る。
私のアメリカのスケーターで好きなスケーターは、やはりアリッサ・シズニーとレイチェル・フラットですが、今回のアシュリー・ワーグナーの演技にはノックアウト状態である。
まだまだ全米選手権の余韻が残っているようである。

そして、そのあとトスカニーニ指揮の「ニュールンベルクのマイスタージンガー」を一昨日は一部しか聴きませんでしたが、今日は一気に全曲を聴く。
私にとって、このオペラ、7組目の全曲録音である。
1937年のライブ録音なので一部、ノイズや音の飛び、バランスの悪さもあるが、気にしないで聴くことが出来た。
そして、聴き終わって、押さえきれない高揚感で一杯である。
素晴らしいワーグナーだった。
第2幕のザックスの歌う「にわとこが何とやわらかく」のでの渋さと表情豊かさ。また第2幕のフィナーレの一糸乱れぬアンサンブルの物凄さ!そして第3幕の歌合戦でヴァルターが歌う「朝はばら色に輝きて」の正に輝きに満ちた美しさ。
録音条件の悪さを乗り越えて、最高のワーグナーの聴けた喜びで胸が一杯である。
トスカニーニの録音ではイタリア物は良いが、ドイツ物はどうもと言うのが普通の見方らしい。
しかし私はどうしても、そういう見方に、どうしても納得出来なかった。
絶対に違う!と。
納得しなくて本当に良かった!トスカニーニのドイツ音楽の録音を追いかけて、こんな素晴らしいワーグナーの録音に巡り会えることができたのだから。変な偏見を持っていたら、このような素晴らしいワーグナーを聴くことは間違いなく出来なかった。
トスカニーニをバイロイト音楽祭に招いたジークフリート・ワーグナーは、本当に偉かった!
LPレコード時代のNBC交響楽団との録音の響きがない、音が固いといったイメージがいかに間違ったものなのか、今回の録音で改めてよく分かりました。
一般的常識からみると、このオペラのベストワンはカラヤン指揮のEMI盤でしょう。当然、私も持っています。録音当時のオールスターキャストと言っていい歌手の顔ぶれ、そしてドレスデンのオケの響き。私も、そうだと思います。
カラヤン盤を挙げれば、みんな納得のニコニコ。
そんな中で、トスカニーニの古い録音を聴いて喜んでいる私。常識的?な方から見ると最悪でしょう。しかし意味のない偏見で視野を狭くすることこそ私にとって最悪である。
気分が高揚しているせいか、何か感情的なコメントになってしまいました。
申し訳ございませんでした。











今日聴いたCD 2月1日

2012年02月01日 14時18分28秒 | 今日、聴いたCD
①ワーグナー 楽劇「ニュールンベルクのマイスタージンガー」より第1幕より前奏曲とフィナーレ、第3幕全曲。アルトゥーロ・トスカニーニ指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団(1937年ザルツブルク音楽祭でのライブ録音 MEMORIES REVERENCE盤)
②ブルックナー 交響曲第1番ハ短調(リンツ版) オイゲン・ヨッフム指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団(1965年録音 ドイツグラモフォン盤)

トスカニーニのワーグナーのオペラ全曲録音が手元に届きました。全曲を一気に聴きかったのですが、いろいろあり時間が足りないため、不本意ですが第1幕の一部と第3幕を聴く。
ハンス・ザックスはハンス・ヘルマン・ニッセン、エヴァはマリア・ライニングが歌っている。
1937年のライブ録音なので録音の悪さを覚悟して聴いてみましたが、一部、音のバランスが悪い所もありましたが、以外と聴きやすかった。
トスカニーニのワーグナーと言うとNBC交響楽団との管弦楽曲集のイメージが強いと思います。メリハリのある明快な演奏のイメージがありますが、今回のライブ録音は、そんなイメージを大きく変えるものがありました。
第3幕の前奏曲の演奏の落ち着きのある渋さには驚かされました。やはりオケがウィーンフィルであるのが大きい。ベーム指揮のバイロイト音楽祭でのライブ録音の方が、まだメリハリ感があり、明るさを感じます。
そして一糸乱れぬアンサンブル、音楽の流れが素晴らしい。素晴らしいワーグナーが鳴り響いている。歌手のレベルも高い。
私のCD棚のワーグナーのオペラのCDの場所に、また一つ、素晴らしい録音が加わりました。
これが本当のトスカニーニの姿かもしれない。我々はNBC響との録音のイメージが強すぎるのだ。
1937年のザルツブルク音楽祭にはトスカニーニの他にクナパーツブッシュ、ワルター、フルトヴェングラーが登場している。戦前のヨーロッパ音楽界の最後の輝きなのだろうか。この音楽祭の後、第2次世界大戦に突入しヨーロッパは地獄を見ることになる。そんな激動の時代の記録でもある。
今回はトスカニーニの新しい一面を発見出来て本当に嬉しかった。

久し振りにヨッフム指揮によるブルックナーの交響曲第1番を聴く。素晴らしい響きである。おそらく、この曲の最高の演奏だろう。
私はブルックナーの交響曲は大好きで最高峰の作品は8番と9番と思っていますが、いざ聴くとなると初期の作品のCDを選んでしまう。
1965年の録音。この頃のベルリン、イエス・キリスト教会でのベルリンフィルの録音は本当に素晴らしい。同じ頃の録音のベーム指揮のシューベルトの交響曲にも同じことが言えます。
どっしりといた素晴らしい響きである。残念ながら今のベルリンフィルからは、もう聴くことが出来ない響きである。

ディーリアス全集を聴くのが完全に中断している。おそらく今月末にはワーグナーの「ニーベルンクの指輪」全曲CDが届くはずなので、それまでに何とかしなくてはいけません。