オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

N響の「一千人の交響曲」

2012年02月05日 21時01分18秒 | NHK交響楽団
昨晩は決算棚卸の為、店で徹夜。一睡もしていない。
早く帰宅するつもりでしたが、何だかんだで店を出たのは夜の7時前だった。
眠いぞ!

帰宅してさっさと横になればいいのに、毎週日曜のお楽しみ、NHK・BSで早朝に放送されたNHK交響楽団の定期演奏会の放送の録画を見てしまう。
今日の放送は昨年12月の演奏会からマーラーの交響曲第8番「1千人の交響曲」である。
指揮はシャルル・デュトワ。合唱は東京混声合唱団、NHK東京児童合唱団。
私は、この作品を映像で見るのは初めてである。
あの広いNHKホールのステージ一杯に勢ぞろいしているオーケストラとコーラスの様子を見て、この作品の規模の大きさを実感する。
聴いていて、やはり我をを忘れる作品である。
デュトワの指揮も単なる音の洪水ではなく、じっくりとした演奏で良かった。第2部の最後の盛り上がりは、やはり凄いものを感じました。
この作品の第2部はゲーテの「ファウスト」第2部から終幕である。
マーラーは大規模なオケとコーラスを使って、「ファウスト」から我々に何を伝えようとしたのでしょうか。晩年にさしかかろうとしたマーラーは「ファウスト」の大詰めの場面から、何を見ようとしたのでしょうか。
愛と救済の世界だろうか。
私はソプラノによる「贖罪の女」の独唱が大好きである。
贖罪の女はグレートヒェンである。今や罪の女としてマリアに身を寄せ、ファウストの救済を願っている。

「御覧下さい。あらゆる地上の絆を、
 古い殻をかなぐり捨てて、
 霊気の衣の中から
 最初の若々しい力が現れる!
 この人を教え、導くことをお許し下さい。
 彼は新しい日をまぶしがっているのです」

この部分で私が一番好きな演奏はクーベリック指揮でのエデット・マティスの歌唱です。(ドイツグラモフォン盤)
多くの方々は、どうしても、この作品の規模の大きさに魅かれているのでしょう。
私はやはり「ファウスト」に対するマーラーの気持ちに思いを馳せてしまいます。

たいへん眠くなってきました。
今日はここまで。
もう寝ます。