水本爽涼 歳時記

日本の四季を織り交ぜて描くエッセイ、詩、作詞、創作台本、シナリオ、小説などの小部屋です。

疑問ユーモア短編集 (26)元号(げんごう)

2020年01月30日 00時00分00秒 | #小説

 いよいよ、2019年の5月、元号(げんごう)が変るという。元号が変ったからといって、縦が横になる訳ではないが、^^ 兎(と)に角(かく)変る訳だ。元号とは何? という疑問が、ふと湧くが、まあ、陛下が上皇になられ、新天皇がご即位されて、変る訳だ。^^ この改元という現象に敏感なのは我が国、日本人だけで、元号のない外国人からすれば、『へぇ~~そうなんだ…』くらいの気分ではあるまいか。^^
 とある大衆食堂である。二人の男が日替わり定食を食べながら話している。
「いよいよ、今年は5月に改元だなっ」
「ああ、4月に発表されるらしい」
「だな…」
「前回の小渕さんは、平成おじさん・・とか言われたから、今回も総理はホニャララおじさんとか言われるんだろうな、きっと」
「ははは…かもなっ! おいっ! 今日のメザシ定食、美(うま)いなっ!」
「ああ…」
 ホニャララおじさんと総理が呼ばれるかどうか? は疑問だが、どうも、元号が変ることで、新流行語が流行(はや)りそうな雰囲気がしないでもない。^^

                                完


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