水本爽涼 歳時記

日本の四季を織り交ぜて描くエッセイ、詩、作詞、創作台本、シナリオ、小説などの小部屋です。

雑念ユーモア短編集 (30)すること

2024年03月31日 00時00分00秒 | #小説

 日々することを考えず、根島は生きていた。というより、勤めのことで頭が一杯で、毎日が惰性のように流れていたのである。朝 6:00 起床→駅 7:20 発 居ノ電 乗車→8:20 会社ビルへ→17:30 退社→駅 17:50 居ノ電 乗車→駅 18:30→夕 帰宅→朝 6:00 起床 という惰性の日々だった。このサイクルの中で根島に浮かぶ雑念といえば、山積した仕事のアレコレ以外にはなかった。根島は疲れていた。ふと、気づけば根島は定年近くになっていた。ツレアイのことも考えられない流れるような時のサイクルに飲み込まれていたのである。
『しまった!!』
 根島はある日、仕事中の会社のデスクで、ふと、することに気づいたのである。
『大失態だっ!!』
 そう気づいた根島だったが、時すでに遅かった。
『しまった!!』
 明日が退社日だったのである。^^
 若い人々にアドバイスするとすれば、根島の人生を参考に、日々することに大いに雑念を湧かせ、一日一日を大切に暮らして下さい・・ということです。^^

                   完


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雑念ユーモア短編集 (29)壊(こわ)れる

2024年03月30日 00時00分00秒 | #小説

 深草は強い木枯らしで壊(こわ)れかけた古小屋を見ながら、しみじみと雑念を浮かべていた。
『3次元の物は脆(もろ)いなぁ~、すぐ壊れる…』
 深草の雑念によれば、次元が大きくなるにつれて壊れる頻度(ひんど)は高くなる・・となる。例えば、絵に描かれた2次元のお茶碗が割れることは、まず有り得ないが、実際のお茶碗[3次元]は、落とせば割れる確率が高い・・という発想である。そう考えれば、4、5次元…と進むに従って、壊れる頻度は高くなると深草は考えたのである。
『まあ、古い納屋だから仕方ないか…』
 心理のテンションが下がれば当然、結論はダウン[下降]する。深草もご多分に漏れなかった。夜になり、深草はまた、しみじみ考えた。
『シャワーだけになった風呂だって、コンプライアンスの強化により、排気塔が不完全で使えなくなったんだからな…。使えなくなったということは、壊れたことと同じじゃないか…。壊れていなくても使えなくなれば、壊れたことになるな…。ということは液化石油ガス取締法とか言ってたが、国が壊した・・ということになる。国は悪者なんだな…』
 深草の飛躍した雑念は、別の一件へと転化していった。
 深草さんの雑念は、壊れていなくても使えなくなれば、それは壊れたことと同等・・という結論らしいですよ。^^

                   完


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雑念ユーモア短編集 (28)先読み

2024年03月29日 00時00分00秒 | #小説

 いやいや、待て…と、下平は先読みをして雑念を膨(ふく)らませていた。
『今は晴れているが、食べてからだと…雲が多いから時雨(しぐれ)ることもある。今は冬場だからな…』
 先読みした通りに行動すれば、ハズレたとしても降られることもなく安全に違いなかった。
 これ以上の先読みは必要ないと判断し、下平は昼食をあとにして、外の作業を優先した。
 下平が外の作業を終えようとしたとき、それまでは雲が多いものの晴れていた空が俄かに薄墨色へと変化し、パラバラ・・と小雨が落ちてきた。時雨だしたのである。下平は先読みした自分を褒(ほ)めてやった。
 下平が家の中へと入り、昼食を食べ始めたとき、ザザァ~と本降りになった。下平は誰もいないのに、したり顔になりニンマリと哂(わら)った。
 出来ることは、あと回しにせず、やってしまった方がいいようです。こんな場合の先読みは雑念とは言わず、大いに湧かすべきでしょう。^^

                   完


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雑念ユーモア短編集 (27)麦踏み

2024年03月28日 00時00分00秒 | #小説

 橘(たちばな)悠(ひさし)は雑念を浮かべていた。
『そういや、あの頃は麦踏みをしていたなあ…』
 麦踏みとは稲の刈り入れのあと、秋に田畑をふたたび耕して麦を植え、その麦が冬の雪害でダメにならないよう、麦の茎を態(わざ)と踏みつけて伸ばさないようにする作業のことである。死語に近くなったこの言葉が悠の心にふと、浮かんだのである。
『そういや、この辺りも今や一毛作になったな…』
 二毛作とは一年に二度、田畑に作物を植えることを意味する。二度作る稲の場合だと二期作と呼ばれる。悠の家は非農家で悠自身も公務員だったから、農業の詳しい知識は分からなかったが、四季の移り行く田園風景を見ながら育っただけに、朧(おぼろ)げながらも最小限の理解はしていた。
『菜種の黄色い花畑…胡麻…休耕地にもレンゲの花が色鮮やかに咲いていたなぁ~』
 悠の雑念は益々、増幅していった。
『麦踏み…そういや、牛が尻を叩かれながら鋤いていたぞ…』
 耕運機がなかった時代の記憶が、鮮明に悠の心に甦(よみがえ)った。
『あの牛、今、どうしてるかな…』
 麦踏みの雑念が、有り得ない疑問を悠の心に浮かばせた。
 麦踏みという長閑(のどか)な風景の雑念は、有り得ない疑問を浮かばせるようです。^^

                   完


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雑念ユーモア短編集 (26)理想

2024年03月27日 00時00分00秒 | #小説

 日々を暮らしていれば、どうしても欲が出がちとなる。アアだったら…とか、コウだったら…といった理想を求める雑念が沸々と沸き出る訳だ。^^ 梢(こずえ)翠(みどり)もそんな若い女性の一人だった。
 晴れ渡ったとある春の朝、翠は目的もなく旅に出た。要するに行き当たりばったりの旅である。前日の夜、ふと、そう思った翠は、ベッドの横に最低限必要な物をバックに詰めて目覚ましをセットしておいた。いつもは寝坊する翠だったが、その朝はどういう訳かセットした時間の一時間ばかり前に自然と目覚めた。気持が昂(たかぶ)っていた・・ということもある。
『新幹線は、つまらないわ、各停にしようっと…』
 翠は思わなくてもいいのに、そう思った。各停とは各駅停車の普通列車である。予約もなく列車に飛び乗った翠の旅が始まった。翠の理想は景色がよく、のんびりと出来て美味しいものが鱈腹(たらふく)食べられ、暖(あった)かい温泉に浸かる…というものだった。理想はよかったが、目的がない旅だったから翠は駅ホームで思案に暮れることになった。
「どうされました?」
 ホームのベンチに数時間も動かず座り、思案に暮れる翠を見かねた駅員が声をかけた。
「この近くに景色がよく、のんびり出来、美味しいものが鱈腹食べられる温泉はありませんか?」
 駅員は翠の開けっ広(ぴろ)げな言葉に大笑いした。
「ははは…そんな都合のいい温泉はこの近くにはありません。…少し遠くですが蝦蟇口温泉という温泉がありますが…」
「そこへ行くには?」
「10:25発の急行・飛魚(とびうお)に乗って下さい。三番線から出ます…」
「有難うございました…」
 翠はベンチから立ち、駅員に一礼すると三番線に向かった。
 その後、蝦蟇口温泉に着いた翠は、理想通りとはいかなかったが、ほどほど満足して帰路に着いた。まずまず翠の理想は叶(かな)った・・ということになる。
 理想の雑念は、ほどほどがいいようですね。^^

                   完


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雑念ユーモア短編集 (25)宝物(たからもの)

2024年03月26日 00時00分00秒 | #小説

 誰にも大切にしているものはあるに違いない。要するに、自分にとっての宝物(たからもの)である。この宝物は自分だけの宝物だから、他人が、『そんな物が?…』と不思議に思おうと、本人にとっては宝物なのだ。
 楽原も子供の頃から宝物として大切に保管しているビー玉があった。子供の頃、ビー玉遊びで他の遊び仲間からせしめたビー玉が増えるにつれ、楽原にふと、ビー玉に魅了される雑念に取り憑かれるようになったのである。それ以来、楽原は新しいビー玉が増えるにつれ、ニンマリと哂(わら)うことが多くなった。
 さて、ビー玉が増えると保管場所を確保しなければならない。楽原は家から少し離れた家の所有地である雑木林の一角に穴を掘り、密かに収納するようになった。
『これは少し模様が違ういいビー玉だな…』
 大人になってからも楽原はガラス玉の中に模様が入ったビー玉が入手できるとニンマリと悦に入りながら密かに雑木林へ収納した。そんなマニアックな自分を湯船に浸かりながら遠目に見たとき、どこか狂人めいているな…と思ったりもした。
 あるとき、楽原が勤めから帰ると、雑木林の方から妙に音が聞こえてきた。祖父に聞くと、土地をとある不動産会社に売却したと言う。さらに問い詰めると、たぶん、雑木林を潰して建物か何かを建てるんだろう…と素っ気なく言い返された。楽原は慌てて雑木林へ一目散に走った。が、時遅しで、雑木林は跡形もなく消え去り、平地になっていたのである。楽原は平地に造成し終わったユンボに乗った建設作業員に訊(たず)ねた。
「この辺りにビー玉の箱が埋まっていませんでしたか?」
「さあ? 分かりません…」
 ショベルカーに乗った建設作業員は攣(つ)れなく言い返した。この瞬間、楽原が子供の頃から宝物に思っていた雑念は跡形もなく消滅した。これが人生か…と、楽原は自分だけの宝物なのに、人生の儚(はかな)さを重く感じたのである。
 宝物は有形無形を問わず、生きている間だけの物ですから、重く考えて雑念に飲み込まれないようにしましょう。^^

                   完


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雑念ユーモア短編集 (24)快晴

2024年03月25日 00時00分00秒 | #小説

 快晴の朝だとアレコレと雑念が湧く。というのも、アレもしたいコレもしたいと外の晴れ渡った外景を見ながら思うからだ。守藤もそんな一人の、しがない中年男だった。
『いやいやいや、アアしてからコウしよう。アアする方が簡単に済むから手間取らないから時間も取らない。コウする方は、どうもかなり手間取りそうだからな…』
 明日は快晴になると予報を知ったその前の夜、守藤は、どうなるか分からない先々のことを、アアでもないコウでもない…と、雑念を浮かべながら思い描いていた。所謂(いわゆる)、取らぬ狸の皮算用である。^^
 前夜、算段していたことを、さて実行に移すかっ! と守藤は朝食を済ませたあと動き始めた。ところが、である。算段していたことを、どうしても思い出せない。
『…ナニをしようと思っていたんだ?』
 守藤は考え始めた。時は瞬く間に過ぎ、たちまち昼近くになった。仕方がない、昼にしよう…インスタント・ラーメン袋を破った瞬間、守藤は思い出した。
「そうだっ! アアしてコウするんだった…」
 だが、アアしてコウするのはいいが、すでに昼近くになっている。守藤は快晴の空を眺(なが)めながら、今日は休息日にしよう…と、コトを延期することにした。
 明日が快晴の予報を知った場合、するコトは忘れずにメモ書きしておきましょう。^^

                   完


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雑念ユーモア短編集 (23)先手必勝!

2024年03月24日 00時00分00秒 | #小説

 ここは、なにがなんでも勝たないと…と、ラーメン店へ入れなかった宮崎は小市民的な雑念を巡らしていた。昨日は同じ会社の同僚、堀田に先を越され、美味(うま)いラーメン店に人数制限で入れなかったのだ。課が違うこともあり、昼食休憩のタイミングはそれぞれ違ったから、どちらが先に並ぶかは日によって異なった。宮崎は曜日別のラーメン店へ並ぶ人数の統計データを、こともあろうに課のシミュレーション・ソフトを駆使して解析していた。
『…と、いうことは、今日は水曜だから、コレくらいの人数か…。よしっ! 今日は課長に頼まれたファイル整理もないから店に入れる確率は高い。堀田に勝てるなっ!』
 宮崎はデスクに座り、自分の職分を熟(こな)しながらニンマリ哂顔(えがお)で、今か今か…と待っていた。
 やがて、正午を告げるチャイムが社屋に響き渡った。宮崎は先を争うように席を立とうとした。が、そのときである。
「宮崎君っ!! 悪いがこのファイル、至急、整理を頼むよっ!! 三日前、常務に言われてたんだが、うっかり、忘れていてねっ!!」
 少し離れた課長席に座る万年課長、豚尾の声が突然、賑(にぎ)やかに飛んできた。
「はい…」
 平社員の宮崎は、蚊が泣くような小声で応諾(おうだく)しなければならなかった。内心は、おいおいっ! 今かよっ! だが、そうとは口が裂けても言えない。
『もう、どうでもいいや…』
 諦(あきら)めた宮崎は先手必勝! の雑念を捨てることにした。たかだか、美味いラーメン一杯だけのことじゃないか…と割り切ったのである。すると妙なもので、気分は俄(にわ)かに楽になった。宮崎は会社近くのパン屋でパンを買い、社内の自販機で牛乳を買って昼食にした。
 先手必勝! などと勝ち負けの雑念を湧かさず、後手でもいいや…くらいの平常心で臨めば、コトは案外、スンナリと行くのかも知れませんね。^^

                   完


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雑念ユーモア短編集 (22)お金

2024年03月23日 00時00分00秒 | #小説

 お金とは生き物じみていて、欲しい貧乏人のところからは離れ、お金などどうでもいいような大富豪のところへ舞い込む・・といった性格を持つ得体が知れない存在だ。
 鶏冠(とさか)は年越しを前に、コケコッコォ~![クック ドゥ~ドゥ~ドゥ~!]と、お金の支払いに苦しむ貧乏人の一人であった。^^
『鶏冠さん、これが最後ですよっ! 次、寄せてもらったとき、半年分のお金、支払っていただかないと出ていってもらいますからねっ!』
 三日前、アパートの管理人に渋面(しぶづら)でそう言われた言葉が、鶏冠の脳裏を駆け巡っていた。いくら気長な人でも半年も待たされた日にゃ、渋面になるのも当然なのだが…。
 管理人が出て行ったあと、しばらくして鶏冠に雑念が湧いた。昨日(きのう)、ネット記事で読んだ記憶がふと、残り毛が少ない鶏冠の頭に甦(よみがえ)らなくてもいいのに甦ったからである。^^
『競馬で数億、馬券買ったヤツがいたな…』
 鶏冠の雑念は、『どうして数億もお金が賭けられる? + そんなギャンブル好きな人物に、どうしてそんなお金があるのか?』という二つの疑問が合わさったものだった。
『俺なら、馬券一枚、買うお金がありゃ、インスタント・ラーメンとタコ焼き買うがなぁ~』
 これが、ネット記事を読んだときの鶏冠の心境である。
 お金とは、時折り、妙な雑念を湧かせる生き物のようです。^^

                   完


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雑念ユーモア短編集 (21)失(な)くす

2024年03月22日 00時00分00秒 | #小説

 アレコレと必要のない雑念を湧かせたばっかりに、いつの間にか大事なものを失(な)くす・・ということがある。
 課長補佐の梅下はその日も用事を済ませ、勤める町役場へ向かおうとしていた。
「すみません。やむを得ぬ急用が出来ましたので、昼まで休ませて戴けないでしょうか?」
「んっ? ああ、いいよ。有給休暇の紙、書いといて…」
 町民の苦情処理をする、年間を通して暇(ひま)な雑務課ということもあり、課長兼係長の竹川は笑顔で快諾した。
『これで、ようやく完成した庭池に念願の鯉が泳ぐぞ…』
 庭池で錦鯉を飼い、橋の上から餌となる麩を撒く・・というのが梅下の念願だった。その念願が庭池の完成で現実のものとなった訳である。ただ、購入した錦鯉は高額のため、一匹だけだった。^^ それでも購入代金を支払って帰る梅下の気分はウキウキだった。腕を見れば、昼までにはまだ、二時間ばかりある。
『最近、オープンしたファミレスで食事をし、時間を潰そう…』
 梅下は、湧かさなくてもいい雑念を、ふと湧かせてしまったのである。これが、いけなかった。ウキウキ気分で庭池で泳ぐ鯉の姿を想像しながら歩くうちに、ショルダー鞄(かばん)のチャックを閉め忘れ、入れておいた財布を失くしてしまったのである。早い話、歩いているうちに落としていたのだ。田畑の畔道(あぜみち)を近道したのが災いし、どこで落としたか。見当もつかなかった。中にはほんの少しの硬貨と数枚の紙幣が入っているだけだったから、別にどうってこともなかったが、それでもファミレスでのツケが利くかどうか? は疑問だった。一限の客にはフツゥ~だとツケは利かない・・としたものだが、ここは田舎町である。竹川は都合よく考え、一度、行ったことのあるファミレスへと向かった。すると、どうだろう。
「あの…これ落とされました?」
 店へ入った途端、レジ前で梅川は店員に声をかけられた。
「えっ! ええ…」
 入口のレジ机の上に、なんと落とした自分の財布が置かれているではないか! 梅下は己(おの)が目を疑った。だが、何度見ても自分の財布で、中には少しの硬貨と数枚の紙幣が入っていた。マジックじゃない。紛(まぎ)れもなく自分の財布だ…と、寒疣(さむいぼ)を立てながら梅下は確信した。
「あの…これは、どちらが?」
「先ほど、鯉販売店の人が…」
 よくよく考えれば、財布の中には、貨幣の他に梅下の名刺が一枚、それに開店したファミレスの案内状が一枚、入っていたのである。
「なんだ、そういうことか…」
 梅下は畦道で失くしたと早合点したのだが、実は、錦鯉の代金を支払って店の応接セットから立ったとき、財布を落としていたのである。ゾォ~っと寒気がする怪談調の出来事の辻褄(つじつま)が合い、梅下はニンマリと含み笑いをして得心した。
 雑念で物を失くすと、いろいろな出来事が生まれる人の世ならではの、お話でした。^^

                   完


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