水本爽涼 歳時記

日本の四季を織り交ぜて描くエッセイ、詩、作詞、創作台本、シナリオ、小説などの小部屋です。

泣けるユーモア短編集-85- 劇的

2018年04月30日 00時00分00秒 | #小説

 現実なのに、まるでドラマか映画を観ているような予想外の結果となる状況を劇的・・と人は言う。ほとんどの場合、好結果での幕切れが多く、ぅぅぅ…と泣けるケースとなりやすい。
 とあるスタジアムで、決戦となるサッカーの試合が行われている。満席近い人々の熱気が場内に溢(あふ)れ、歓声は割れんばかりだ。相手チームに対し、ホロハリビッチが指揮するチームは前半が終わった段階で0-1という厳(きび)しい試合を余儀(よぎ)なくされていた。このままでは、空(むな)しい結果となる…と、サポーターの誰もが思っていた。
「ははは…大丈夫!! まあ、見ていなさいっ! 必ず勝つ!!!」
 そのとき、サポーターとしてスタジアムに陣取っていた一人が、大らかな悲観を微塵(みじん)ほども感じさせない声で言い切った。試合はその男の言ったとおり、後半終了直前とアディッショナル・タイムで2点を取り、チームは勝った。まさに、絵に描(か)いたような劇的な勝利だった。多くのファンが、ぅぅぅ…と泣いた。予言した男も、大泣きしていた。
 劇的は、やはり泣けるのである。

                               完


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泣けるユーモア短編集-84- 落ちぬ先の針金(ハリガネ)

2018年04月29日 00時00分00秒 | #小説

 転ばぬ先の杖(つえ)・・とは、よく使われる故事・諺(ことわざ)である。何事をするにも、前もって用心しておけば失敗を防(ふせ)ぐことが出来る・・とかの意味だ。
 日曜の朝、鋒先(ほこさき)が歯を磨(みが)いていると、ふと、壁にかけられた鏡の紐(ひも)が切れかかっていることに気づかされた。このままでは危うい! …と、瞬間、鋒先は思った。当然のことながら、フロアへ落ちれば割れ、ぅぅぅ…と泣けることになるのは必死(ひっし)だった。
「ははは…落ちぬ先の針金(ハリガネ)か、こりゃ」
 歯を磨き終えた鋒先は、意味不明な言葉を呟(つぶや)くと、細い針金を用意した。そして切れかかった紐の通っている穴に針金を通して結(ゆわ)わえた。
「これで、大丈夫。めでたしめでたし…。落ちぬ先の針金か。ははは…」
 鋒先は、また笑いながら独(ひと)りごちた。切れかかった紐と針金で吊(つ)るされた鏡。万一、紐が切れたとしても針金があるから大丈夫・・ということになる。
 世は受験シーズンに突入していた。鋒先も例外なく受験生の一人だった。担任の教師は、「この頭じゃ、A大は文句なく無理だからB大、いや、B大も今一な…C大にしときなさい」と、言いにくいことをズケズケと言った。鋒先は『こ、この野郎! 覚えてろっ! 目にものみ見せてやるっ!』と口走りそうになったが、思うにとどめた。よ~~く考えれば、落ちぬ先の針金か…とも思えからだ。鋒先はA大2部を針金にし、A大は落ちたが割れなかった。今は人事院に採用され、国家公務員3種職で働きながら2部に通っている。
 落ちぬ先の針金は、泣けることから人を救う。^^

                        完


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泣けるユーモア短編集-83- たちどころに

2018年04月28日 00時00分00秒 | #小説

 たちどころに・・という言葉がある。瞬(またた)く間(ま)に・・という意味だが、別の言い方だと、疾風(はやて)のように・・となる。孰(いず)れにしろ、変化(へんげ)が巧(たく)みな意味として、忍術やマジックなどの特異(とくい)な技(わざ)として多用されることが多い。まあ、例外もなくはないのだが…。
 とある新人歓迎会の一場面である。最初は正気(しょうき)を保っていた面々の様相(ようそう)も、次第にヘベレケ状態に変化しつつあった。
「おいっ! またアイツ、いないぜっ!」
「かなりピッチが早かったから、酔い潰(つぶ)れたんだろ…」
「ははは…そんなことあるかっ。ヤツがなんて呼ばれてるか、お前、知らないだろ?」
「ああ。俺は余り飲まないからなっ。なんて呼ばれてんだっ?」
「ミスターたちどころ、だっ!」
「たちどころ?」
「ああ、たちどころ。疾風のように早く消え去るからさ。それも飲むだけ飲み、食うだけ食ってだっ!」
「ははは…、そうなのか?」
「お蔭(かげ)でコッチは、泣けるのさっ!」
「支払いか。ははは…呼ばなきゃ、いいだろ?」
「飲み仲間は、なっ。だが、例会は、そうもいかんだろ?」
「ああ、それはそうだっ…」
「いつも見張ってんだが、ダメなんだな、コレがっ。今回もだ…」
「なるほど…」
 たちどころ・・で、人は泣けることもあるのだ。

                               完


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泣けるユーモア短編集-82- ボケナス

2018年04月27日 00時00分00秒 | #小説

 ボケナス・・とは人を罵倒(ばとう)する汚(きたな)い言葉だが、語源を紐解(ひもと)けば、外皮の色つやの褪(あ)せたナス。 ぼんやりした人を指(さ)す・・とある。まあ、ボケナス! などと怒られ、ぅぅぅ…と泣けるようなことにはなりたくないものだ。
 とある法律事務所である。所長と若手弁護士が言い争っている。
「なにを言っとるんだっ、君はっ!!」
「いえ! だからナニがコウなりましたから、アレはソウなったというようなことでして…」
「アレがソウだとっ! このボケナスがっ!! アレはナニにしなきゃいかんだろうがっ!!」
「はい…。しかし、コウなりましたから、如何(いかん)ともし難(がた)く…。で、ソウなりまして…」
「なにがソウだっ!! この、ボケナス!! ソウじゃダメじゃないかっ! いいかねっ! なにがなんでもアレはナニにしなきゃいかんのだっ!」
「なにがなんでもですかっ!?」
「ああっ!! なにがなんでもだっ!!」
「死んでもですかっ!!」
 互(たが)いに意固地(いこじ)となり、ついに口喧嘩(くちげんか)の様相(ようそう)を呈(てい)してきた。
「しっ、死んでもとは言ってないだろっ!」
「しかし、所長は、なにがなんでもと…」
「なにがなんでも・・は、言葉のアヤだよっ、君。ははは…」
 ボケナスは言葉のアヤで美味(おい)しいナスに生まれ変わるのだ。

                               完


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泣けるユーモア短編集-81- 決められない

2018年04月26日 00時00分00秒 | #小説

 決めたいときにはビシッ! と決めたいものだ。ところが溶岩(ようがん)はドロドロ熔(と)けて固まらない男で、ビシッ! と決められなかった。
 一人の男が、とある街路を歩いてきた。
「また、あんたか…」
 溶岩の名を口にするのも嫌なのか、いつも進路を妨害(ぼうがい)されている非難(ひなん)は、あんた・・呼ばわりをした。
「はあ、どうもすいません…。ただ、私は交通ルールを守っているだけなんですが…」
「そりゃそうだろうが…。歩道が左側にあるだろ?」
「でも、人は右です。ここは日本ですから。学校でそう教(おそ)わりました」
「…まあな。警察でも、そう言うだろうが…」
「どうなんでしょうね? こういう場合は?」
「そんなこと、俺が知るかっ!」
 溶岩に訊(き)かれた非難は、思わず熱くなった。
「ですよねぇ~。ずっと決められないんですよ、私」
 溶岩は泣けるような声で言った。
「悩(なや)むほどのことでもなかろうがっ! 警察で訊けよっ!」
「はあ…」
「実は俺も決められないんだ。今日の昼、蕎麦にするか、うどんにするか…」
 非難も泣けるような声で言った。
「そんなこと、私、知りませんよっ!」
 非難に訊かれた溶岩は、思わず熱くなった。
「悩(なや)むほどのことでもないでしょうよっ! 両方、食べなさいよっ!」
「ああ…」 
 決められないのは、実にもどかしいのである。

                               完


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泣けるユーモア短編集-80- ノルマ

2018年04月25日 00時00分00秒 | #小説

 ノルマ・・今の時代、この言葉もすでに日本語となりつつある外来語である。ノルマを達成する・・とかの意味で使われるが、要は、自分に課せられた仕事や持ち分の処理量を指(さ)す。ノルマを達成しないと、当然ながら支給額が減ったり、怒られたりして、ぅぅぅ…と泣けることになる。
 とある設計事務所である。
「そろそろ出来ましたか、打身(うちみ)さん?」
 所長の主任設計技師、捻挫(ねんざ)が、デスクから重そうに腰(こし)を上げた。
「はぁ~、一応、私のノルマですから、出来てはいるんですが…」
 打身は奥歯に物が挟(はさ)まったような言い方で暈(ぼか)した。
「出来てりゃいいんですよっ、出来てりゃ! 先方に見せりゃいいだけの話なんですから…」
 捻挫は、りゃ・・を多用して言った。
「それが今一、納得いかないんですよねぇ~、イメージがっ! 僕的にはっ!」
 打身は持論(じろん)を展開した。捻挫はイメージなんか、どうでもいいんだっ! ノルマ、ノルマ!… と思った。そこへ戻(もど)ってきたのが、外渉(がいしょう)で出ていた皹(ひび)である。
「いゃ~、参りましたよ、所長!」
「どうしました? 皹さん」
「どうしましたも、こうしましたもありません! キャンセルですっ!」
「ええぇ~~~!! そ、それじゃ、今月の目標ノルマが達成出来ないじゃないですかっ!」
「私にそんなこと言われても…」
「それは、そうなんですが…」
 捻挫は泣けるような顔で語尾を濁(にご)した。事務所の賃貸(ちんたい)料が捻挫の脳裏(のうり)を過(よ)ぎったのである。と、そのとき、打身が突拍子(とっぴょうし)もない嬌声(きょうせい)を発(はっ)した。
「あっ、ああぁ~~っ!! それOKです~~ぅ!」
「OKって、君(きみ)!」
 捻挫は訝(いぶか)しげに打身を窺(うかが)った。
「今の電話、気が変わったって伝えてくれって…」
「オオッ!! オオ、オオッ!」「ヨッシャ!!!」
 捻挫と打身は同時にサッカーでゴールしたようなガッツポーズをした。ひとまず、今月のノルマは達成された訳である。とりあえず、事務所の傷は癒(い)えた。そのとき、点(つ)けっぱなしの事務所のテレビがガナった。
『アディッショナル・タイム!! 出場を決める劇的なっ! サヨナラ・ゴォ~~~~ルッ!!』
 アナウンサーがマイクを引きちぎるような声で絶叫(ぜっきょう)した。三人の目が思わずテレビ画面に注(そそ)がれた。
「ノルマは達成されたか…」
 捻挫が悟(さと)った僧(そう)のような声でポツリと呟(つぶや)いた。
 まあ、ノルマとは、こんな感じで喜怒哀楽(きどあいらく)を与えるものなのである。^^

                               完


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泣けるユーモア短編集-79- 現役

2018年04月24日 00時00分00秒 | #小説

 現役といえば、今も活動している状態である。当然、その逆は、退役とかOBと呼ばれる存在だ。お金でも使われなくなった旧札(きゅうさつ)や硬貨は、すでに現役ではない。人なら現役でなくなっても、まあ監督とかコーチといったスタッフとして活躍する場もあるが、お金の場合はただの紙屑(かみくず)、金属屑でしかない。それがたとえ過去に¥10,000の価値があった札(さつ)だとしても・・単なるゴミなのである。まあせいぜい、古銭商に売買されたりはするのだろうが、それでも遣(や)り取りされる値段は骨董(こっとう)的価値でしかないだろう。と、なれば、現役である状況は、大いに値打ちがあるということになる。
 とある中央省庁である。明日付けをもって定年退官する部長の出顎(であご)が庁舎を挨拶回りしている。
「お疲れさまでした。いよいよ明日でお別れですなぁ、出顎さんっ!」
「いやぁ~どうも…。奥目(おくめ)さんには何かとお世話になりましたっ!」
 出顎は部長仲間の奥目に手を差し出し、笑顔で握手を求めた。二人は数年の年の違いこそあれ、古くからの飲み仲間として付き合ってきた間柄(あいだがら)だったのだ。
「ははは…私だって現役は、もう数年ですよ。その節(せつ)は、よろしくっ!」
 何をよろしく? なのかは知らないが、奥目は握手をしながら意味不明な言葉を吐(は)いた。
「分かりましたっ! その節は…」
 出顎にはそれが分かるのか、軽く応諾(おうだく)した。
 現役を一端(いったん)引く出顎だったが、すでに新しい現役復帰への舞台は用意されていた。その舞台への根回しを奥目は暗(あん)に言ったのだ。どこかで聞いたような話ではある。^^
 現役後、ただの人となり果てる人々にとって、ぅぅぅ…と泣ける羨(うらや)ましい現役話だ。

                               完

  ※ 旧札、旧硬貨は金融機関で現行通貨と換金すれば、価値は旧通貨と同じように使えますから悪しからず。^^



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泣けるユーモア短編集-78- 青春

2018年04月23日 00時00分00秒 | #小説

 青春はいい! 実にいいものだ。誰しも人生に一度だけ経験する貴重な時代である。これをおろそかにすると、一生を棒に振ることになる。楽しんで学び、そして汗して笑い、悩んで、泣いて・・と、激しく生きることが出来る時代なのだ。なんといっても、若いから体力が充実している・・というのが一番の強みだ。ところが、ここに糠星という、なんとも草の名のようにずぅ~~っと青春をやっている、なんともしぶとい男がいた。この男、泣けるようなドジな男だったが、ドジっても、またドジっても、めげずに青春を生き続ける男だった。要は、何事にも動じない鉄の男、いや、刃金(ハガネ)のような男だったのである。
「ははは…、そりゃ僕ですから失敗もしますよ、ははは…」
 糠星は失敗して当然! とでもいう顔で、軽く笑った。それを聞いた上司の芒(すすき)は、秋のような枯れた目つきで恨(うら)めしげに糠星を見つめた。芒にすれば、『こんな男に任(まか)せた俺が馬鹿だった!!』という泣けるような気分なのだ。そんな気持とは露ほども知らず、この春、還暦(かんれき)を迎えた糠星は、相変わらず青春をひた走っていた。会社の定年制が廃止され、糠星の青春は、まだまだ続くように社内の誰もが思っていた。
「まっ! 仕方ありません。次は頼みますよっ、糠星さん! 次はっ!!」
 芒は泣けるような諦(あきら)め声で、キッパリ! と弱く言い切った。内心は、『フンッ! 誰がお前なんかに頼むかっ!』である。そんな気持とは露ほども知らず、糠星は、やはり、青春を大らかにひた走っていた。
 青春とは・・自分は泣けず、他人が泣ける時代なのかも知れない。

                               完


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泣けるユーモア短編集-77- 内容

2018年04月22日 00時00分00秒 | #小説

 モノの内容は大事だ。美人やイケメンであろうと、人柄(ひとがら)という内容が伴(ともな)わないと、これはもう、野球の試合ではないが、アウトっ! と審判のように握った拳(こぶし)を上げ、声高(こわだか)に叫(さけ)ばねばならない。内容は、それほど大事だということだ。もちろん、外面(そとづら)、内面(うちづら)とも内容がいいに越したことはないのだが…。スポーツでも同じで、勝負に勝ち、内容で負けるということがある。むろん、勝つことは大事だが、内容が伴わない勝ち方は、観戦者に毛嫌いされてしまう。第一、自分自身に負けている訳だ。
 骨董好きの二人の会話である。
「ほうっ! なかなか、よさそうなモノを買ったなっ! 鹿馬草(かばくさ)君」
「いいでしょ! 掘り出し物でしてねっ! ははは…少し、値(ね)は張りましたがっ!」
 猪芋(いいも)に褒(ほ)められた鹿馬草は、機嫌のいい声で返した。猪芋は手に取ってそのモノを鑑定するように見た。
「… 待てよっ! 外見(そとみ)はいいが、こりゃ、内容が違うっ!」
「どういうことですっ!?」
 鹿馬草は訝(いぶか)しげに猪芋を窺(うかが)った。
「いゃ~、君には悪いんだが、本物はこんな内容じゃないんだ。コレは土産用の安物(やすもの)だよ」
「ええぇ~~~っ!!」
 鹿馬草は、ショボい泣けるような声で驚いた。
 内容が伴わないと、まあ、こういう話になる。だが、本人がいい内容…と思えば他人目(たにんめ)は関係なく、それが最高の内容だとも言える。

                               完


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泣けるユーモア短編集-76- 見返り

2018年04月21日 00時00分00秒 | #小説

 おおよそ、人は多かれ少なかれ物事をした見返りを求める。いや、私はそんなことはなく純粋に…などと思っている人でも、自分でも分からない深層心理の中には、そういった気分が隠れているのだ。だから100パーセント潔白な人はいない・・ということになる。もちろんその逆に100パーセント悪い人もいない・・と言える。
 とある会社の退社時である。
「頑張るじゃないか、川田(かわた)君!」
「これはこれは、飯久保(いいくぼ)さん! そんな訳じゃないんですが…」
「ははは…そんなことはないだろ、ボーナス前でっ!」
「分かります?」
「そりゃ、分かるさ。いつもは我先(われさき)にと退社する君がだよ?」
「ははは…バレましたか。いやぁ~、今回は多めに頂戴(ちょうだい)したいんですよっ! 実は、妻の買物で臨時の出費が…」
「で、頑張って見返りを・・かい?」
「はい、まあ…」
 半月後、社員達にボーナスが支給されたが、残念なことに川田のボーナスは、ぅぅぅ…と泣けるほどだった。それに比べ、日々、頑張り続けた飯久保には倍近くの額(がく)が支給された。
 見返りは、求めるものではない! という教訓だろう。

                               完


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