百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

えひめai-2!

2007-07-05 22:34:56 | 環境
昨年冬場に、『えひめai-2』づくりをおこなったが、そろそろ夏本番を前にして、『えひめai-2』づくりを本格的に再開した。
夏場と、冬場との違いは、温度管理がほとんど必要ではないと思われる点にある。
今回まず準備したのは、・納豆 8粒 ・ヨーグルト 160g ・糖蜜 160g ・ドライイースト 13g ・水 3.0ℓ つまり 酵母と納豆菌と乳酸菌に餌と温度(35~37℃)を与えて1週間管理するというのが、この『えひめai-2』の製造方法。この中で温度管理が一番厄介なのですが、夏場はこの管理がそんなに難しくない。あとは、発酵が進みPHが下がって酸っぱくなったら出来上がり!乞うご期待!!

梅雨の晴れ間

2007-07-04 21:37:42 | 季節
梅雨の晴れ間には、いろいろ作業がある。
ひとつは草刈りだが、一方でまだ定植をしていたりもする。
雨の日には、トマト達が光合成を少し活発にし易い様に、微生物に少し餌をやったりもする。
梅雨が明けると一気に夏がやってくる。寒暖の差がある日ならいいのだが、熱帯夜のような日(夜でも気温が下がらないと・・・)が続くと、人間も元気がなくなるようにトマト達も少々ぐったり・・・。
そんな夏のための対策として ・今年は換気扇をしっかり作動させる。また ・琵琶湖の藻を再度3t(この2月に3㌧敷き詰めた上に)ハウス(3aのハウスの中)の中に敷き詰め、全面表層マルチを徹底にしたい。夏場は気温の上昇にともない地表の温度も上がる、地下10㌢ほど掘ると比較的温度は一定しているが、地表付近に伸びる側根にはストレスがかかりやすく、根枯れになったりする。そうかといってたくさんの水のやりすぎも植物達にはまたストレスになる。おそらく、人間と同様に水分補給は必要なのだが、飲み過ぎは体力の消耗や病気の発生原因となるのだろう。
暑くない夏は、“夏”じゃないが、暑過ぎると人間にも植物にも辛い。日中はいいが、深夜はぐらい涼しく過ごしたいものだ。

しがじゃが!!

2007-07-03 22:12:08 | 料理
これが噂の『しがじゃが』!!
ほんのり塩味と海老豆味があったりして、先月27日に発売されたけど、もう売り切れ!!
だって材料は野洲のそれも上屋の堤さんのところの2.7ヘクタールで栽培されたジャガイモだけなのですから。
これは甲西のカルビー湖南株式会社が地元のジャガイモに拘ってやっと実現した企画。北海道産のトヨシロを昨年秋に播き、先月20日に収穫されたばかりのもの。
まさに地産地消で、どこの地域でもこんなおしゃれなことが出来れば、もっとわかりやすい“食”になるのでないかと思うのですが。
百姓としての課題は、ジャガイモ単作ではなく、ジャガイモの連作もしくはジャガイモ+水稲を可能にすること!!なかなか大きな課題だが、これが可能になればもっと様々な地域で普及すること間違いなし!!

民間稲作研究所

2007-07-02 20:52:52 | 農業
民間稲作研究所主催の『2007関西地区現地研修会』が中主町と高島市で開催された。私は、圃場の現地視察には間に合わなかったものの、初日のシンポジウムには参加させていただいた。
シンポジウムの中で、稲葉先生は・田植機の普及と農薬の使用量の増加の相関関係(病害虫の増加とも関連がありそう・・・)・日本と韓国の農薬の使用量は世界トップである事実をデータと共に提示し、早急に有機農業の普及を図っていく必要性を強調された(ジャンボタニシも外来種であるため、あまりお勧めできない)。
自らが有機の苗(4.5葉以上で草丈は15cm)を育て、“いのち育む有機稲作”の抑草技術は冬期湛水+深水管理+2回の代かき(草を練り込み)+浮き草の利用、そして大豆⇒小麦⇒お米の輪作のススメ、生物の多様性によって抑制される水稲害虫、農薬に頼らなくなると減少したカメムシ被害、省力・低コストで収量を落とさず品質の優れた有機米を栽培することを今後みんなで実証していきたいと熱く語られた。

弁理士の日

2007-07-01 22:20:24 | Weblog
6月も終わり、今日から7月!今年も早くも折り返し地点!!あと半年の中で何をしっかりしなければならないのかもう一度立ちどまって考えるベッ!!
弁理士の日にちなんで昨日、日清食品の法務部長の話を聴く機会に恵まれた(滋賀県弁理士会主催)。
あのチキンラーメンは販売されてはや49年(約半世紀に・・・)、いまではチキンラーメンとカップヌードルは世界中で三百億個が毎年生産・販売され、消費されているという。日清食品の二本柱はなんといってもチキンラーメンとカップヌードで、他にもたくさん商品はあるものの(新商品の開発も大変重要なのですが・・・とも話されていました)、売上のベースをこの二本柱が支えてくれ、守ってくれていると法務部長は話す。
チキンラーメンは昭和33年発売以来順調に売上を伸ばし、昭和46年カップヌードルの発売を迎える。このカップヌードルは最初こそ売上げは低迷したものの、あの『浅間山荘事件』で極寒の中、自衛隊員の方々の美味しそうに食べる姿が全国放送された結果、全国に周知されることとなり、その後は全国、全世界へ拡がった。
その結果、国内だけではなくアジア等でも、物真似されることも多くなり(国内での模倣は、タオルやお菓子のパッケージにも及ぶ)、ある意味ではそれほどの会社になったんだと自負したい気持ちにもなるが、ブランドを守るためには、社外で起こるどんな小さな些細なことでも真摯に常に見つめ直し、社内では手抜きやうっかりミスが起こらないように細心の注意を払っていると法務部長は少し困った表情で話された。
安藤会長は、今年の1月他界されたが、会長は生前、口酸っぱく『・工業化できないもの・一人歩きできない(いちいち説明が必要になってしまう)商品では、特許をとっても意味がない!!』と話されていたという。
※写真は関東地区だけで販売されている詰め替え可能なカップヌードル(所謂、エコ仕様)!!