百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

佐渡トキの田んぼを守る会

2007-07-12 22:45:25 | 農業
今日は、佐渡からお客様があった。佐渡トキの田んぼを守る会(斎藤真一郎会長)のメンバーとその関係者の方々が、コウノトリの豊岡を視察したあと、わざわざ滋賀のサン愛ブレンドを訪問して下さったのだ。
みなさんは熱心に、酵素分解で生おからを一日で水分率5%以内に乾燥させる手法やその方法で乾燥させた酵素オカラや酵素魚粉の効用について耳を傾けて、地元の有機農業資材をどう活かしていくのか、資材は安易に購入するではなく『百姓が自らつくる(旧来の手法)+現代科学を駆使する』等の技術の共有化を早急に図る必要性について、少しの時間ではあったが意見交換させていただいた。
地域地域で抱える課題はそれぞれ異なるが、同様にそれぞれの地域はそれぞれ別々の輝く地域資産を持っている。その事実に早く気づくべきではないかと最近思う。地域の持つ独自の資産をヒントに、地域の課題の解決手法を考えてみると、自ずと将来のあるべき姿がみえてくる。そのあるべき姿は、決して地域住民の期待を裏切るものではないはずで、おそらく総論賛成各論反対という議論は経なければならないと思われるが、その議論の先にはきっと明るい地域社会の未来が待っていると思うと、ワクワクしてくる。

ヒマラヤからの便り

2007-07-11 21:15:35 | 環境
先日、友人から便りが届いた。
海抜2,000mのマナリのアシュラムでヨガ行をして、4,000mのロータン峠でもヨガ行、3,000mでもキャンプをしてヨガ行・・・と毎日がなんとヨガ三昧!!!
マナリからの道のりは、がたがた道でジープに分乗するしか移動手段はなく、あまりのがたがたさにむち打ちになりそうな思いをしながら、パドマ・サンババが越えてチベットへ入ったというあのロータン峠を超え、あのダライラマが亡命時に通ったという道程を走る。なんとも夢のような旅路。
しかし、やはり3,000m、4,000mの世界では、なかなか身体が思うようには動かないらしい。プラーナヤーマ(ヨガ用語の1つで「調息」呼吸法のこと。)を続けないと、身体はコントロールを失い、行き過ぎてしまうという。
『インドに行くと人はカルマが噴出する。』といわれている。
それはおそらく、身体が精神で押さえ切れない時に起きる現象を表現しているのだろう。意識が如何に力を持ち、それらを理解し、掴み、悟る大切さを今更のように感じる。


自然の美しさ

2007-07-09 21:14:20 | 環境
「自然は何故、美しいのか?」という問いかけに、私は私なりに考えて「やっぱり自然(natural)だから。」???と答えた。「無駄がない、無理がない、そのまま、ありのまま・・・」⇒つまり「全体の中に調和がとれていて、多様性の中に全体の存在がある。」から『美しい』のだと問いかけた人はいう。
そう考えると、人間はなんと醜い・・・調和は取れそうで取れない(もしかして全くとる気がないのかも)、自然界の中に存在しているのに、まるで自らが創造した世界かのように自然界のことを勘違いし、調和を目指さず、多様性を理解していない。何かの過剰は、いずれ淘汰され、調和が保たれる、それが自然の法則。人間もそろそろ『足りるを知る』時代に向かうべきのだろうと思う。
※写真は漬け込み中の鮒寿司の模様

鮒寿司の漬け込み!

2007-07-08 22:52:06 | 料理
今日は昨年に引き続き、鮒寿司の漬け込みを行いました。準備したものは・塩漬けされたニゴロブナ(3キロ)・ご飯3升・焼酎・塩・たわし・団扇等です。
詳しくは昨年7月1日のプログをご参照くだされ。
今年の十二月には、また美味しい鮒寿司がいただけるのかと思うと、思っただけでも口の中に酸っぱいものが・・・あぁ楽しみ、タノシミ!!!

えひめai-2 !3日目

2007-07-07 20:27:20 | 環境
今日で3日目のえひめai-2は順調に発酵を続け、PHは 3.9になりました!!やった!やはり夏場の発酵は、日中は日向(ハウスの中)で、夜間は少し過熱しているステンレスの上(酵素乾燥装置の上)で充分発酵できることがわかりました!!

無農薬の大豆栽培のススメ

2007-07-06 23:57:26 | 農業
今、私達は、無農薬・無化学肥料の大豆栽培を進めている。大豆は、トウモロコシをはじめとした穀物相場の上昇と共に、市場での価格は上昇しているものの、その栽培については、なかなか真剣に考えている百姓は残念ながら少ない。
先日も、みんなで『大豆⇒小麦⇒水稲』の輪作にチャレンジしようと数軒の農家が集まってはみたけれど、なかなか・大豆栽培では窒素肥料は必要ではない、・除草剤を撒かずに中耕を適期にして土寄せで対応しよう、・マグネシウムとカルシウムの微量要素をどう加えていくかが鍵になると話しをしても
・やっぱり窒素肥料は入れないと育てる自信がない?とか・中耕を暑い時期にすることは難儀だ!! とか・取りあえず微量要素を入れればいいのよねぇ。というような程度の議論に終始してしまい・・・いっこうに前に進めない。
現在、消費者の方々が本当に望んでおられることは、海外で栽培された(遺伝子組み換えも含め)大豆ではなく、国内で栽培された(現状2%しかない)大豆であり、今や大豆を核とした日本食は逆に海外から注目されているのが実態である。そこでもう少し土づくりに努力をすると無農薬の大豆栽培が可能であり、化学肥料に頼らない大豆の栽培は、従来の根粒菌に活躍する場を与え、根粒菌はせっせと土中の窒素の固定化をはかり、窒素過剰でない土壌環境は虫達を呼び寄せないという好循環を招く。
無農薬大豆は、今や大豆加工業者(豆腐、味噌、醤油、他)から引っ張り凧であり、この農業を基盤にすれば、肥料の必要ない農業(全くとは言わないにしても)も可能になると私達は考えており、今、熱く、消費者の方々に望まれている大豆の栽培を出来れば全国各地で個々の百姓がネットワークを組む中で始めてみたいと思ってる。賛同していただける方、ご一報ください。