百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

減反政策

2013-10-25 23:11:12 | Weblog
減反政策は、戦後米の価格を維持するためにとられた、米の栽培を制限する政策を指す。
何故、こんな政策がとられたのか? それは、誰のためになのか?
・農家のためというのは、あくまでも建て前。そして広く国民のためでは決してなかった・・・。
→ということは、なくても農家は困らないはず!!
そんな政策が今、見直されようとしている。
それでは減反しなかった場合、本当に米価は下落するのか(現在も下がり続けているのに)?
・米価は昭和59,60年以来下がり続けており、生産量も17.3%(1995年~2002年)下落している。
→需要供給のバランス。誰にも止めることは出来ない!!
政策が見直されると困るヒト、喜ぶヒトはいるのか?
日本国民の主食という割には米価は高い。しかし飽食の時代に米離れは顕著になっている現状、これ以上米価を下げる必要はあるのか?
・今年の東京コメ相場は年初来下がり続けており、更に下がる様相を呈している。
→ポイントは価格が低下し、低下したことで日本国民の安定した主食となりえるか!!ということと、そのために農家は何を努力すべきか!!ということに尽きるのではないか。
米栽培の生産性を更に上げることは出来ないのか?
・加工用や外食産業用、飼料用としての多収が可能な品種改良等、生産性の向上は可能だと思われるが、論点が価格にのみ絞られた場合、こちらはすべて輸入に取って替わるだろう。
→日本人の心の故郷としての水田地帯、主食として安定した栽培と供給体制、こしひかり一辺倒から多品種への転換!!そして国として食をどう捉えるか、つまり国民と国の意思をどうもつかに尽きるのではないか。

びわ湖環境メッセ2013

2013-10-25 00:54:01 | Weblog
本日、びわ湖環境メッセに行く。
例年、時間をつくり、行くようにしているが、いつも様々な出会いや気付きがあるので何とも嬉しい限りである。
時代の隆盛や流行が少し自分なりではあるが、わかった気がしてくる。
いつの時代でも変わらずに支持されるもの、時代と共に変わらずにいられないもの、時代を意識的に変えようとしているもの、結局大切なのは時代の要請にどう答えられるかに尽きるのだが、一歩下がって俯瞰する冷静さと強い意思をもって突っ切る力の双方が必要になってくる。