百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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表層マルチとは、有機物質を土の表面に施肥、土自身を覆うことで保水性を保ち、土中の温度変化を和らげ、根を守る役割をする。
一般的には有機物は、土の中にすき込む方法が通常だが、その昔は機械もなく畑全体に有機物を鋤き込むことは困難で、落ち葉、雑草などを、主に稲藁や麦わらなどを表面に施用するのが中心だった。ワラは作物の株元のまわりに敷かれ、根を守る役目を果たし、雑草の防止効果もあった。
有機物を施肥することで、土の表面や表層はたいへん通気性が良くなり、こうした環境でふえる微生物が、作物の生育にとって害になることはあまりないといわれている。多くの微生物の活動によって有機物の分解は進み、作物の生育にとって有効な有機酸やアミノ酸、ビタミンなどを彼ら(彼女?)が日々育んでくれる。そして、土の保水性や排水性の鍵になる土の団粒化が進み、土がふかふかになる。追肥等は薄く全体に行うことで更に微生物を育み、微生物の分解してくれた物質(無機に限らず)を植物達は安心して食し続けることが出来ることになる。私は、表層マルチと不耕起栽培の組み合わせが最も私の目指す農業に適しているような気がしている。


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